JP2558542Y2 - 車両用室外熱交換器 - Google Patents

車両用室外熱交換器

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JP2558542Y2
JP2558542Y2 JP1991049114U JP4911491U JP2558542Y2 JP 2558542 Y2 JP2558542 Y2 JP 2558542Y2 JP 1991049114 U JP1991049114 U JP 1991049114U JP 4911491 U JP4911491 U JP 4911491U JP 2558542 Y2 JP2558542 Y2 JP 2558542Y2
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JP
Japan
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vehicle
heat exchanger
outdoor heat
heat exchange
flat tube
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JP1991049114U
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JPH04138566U (ja
Inventor
寿浩 竹内
一 扇谷
寛 山川
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、チューブの内部流体と
外部を流れる空気との間で熱交換を行う熱交換器に関
し、特に車両の空調装置に於けるコンデンサに用いるの
に適した熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば車両の空調装置に用い
られる熱交換器としてのコンデンサに於て、断面が前後
に長い長円状をなす偏平チューブを蛇行させてパネル状
としたものがあり、実開昭64−42739号公報には
その一例が開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記したような車両用
空調装置のコンデンサは、通常車両の前端面に設けられ
ることから、走行時のチッピング(飛石)などにより偏
平チューブの前面部が変形したり、その表面に傷がつ
き、そこから腐食することが考えられる。
【0004】そこで、比較的外乱の影響を受け難い場所
にコンデンサを設けることも考えられるが、コンデンサ
の熱交換の性能が低下する問題がある。
【0005】上述したような従来技術の問題点に鑑み、
本考案の主な目的は、熱交換能力が低下することなく、
また装置全体が大型化、重量化することなく耐久性が向
上した車両用室外熱交換器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的は本考案に
よれば、熱交換用チューブ内を流れる内部流体と外部を
流れる空気との間で熱交換を行う車両用室外熱交換器で
あって、当該熱交換器は車両の前端面に配置され、前記
熱交換用チューブは、外部空気の流れる方向に対する前
面部分が他の部分よりも厚肉となっていることを特徴と
する車両用室外熱交換器を提供することにより達成され
る。
【0007】
【作用】上述の構成によれば、熱交換用チューブの外部
空気の流れる方向に対する前面部分のみを厚肉とするこ
とで、車両走行時のチッピングの際の衝撃発生時にもチ
ューブの前面部分が変形し難く、また傷による腐食が進
行し難くなる。
【0008】
【実施例】以下に添付の図面を参照して本考案を特定の
実施例について詳細に説明する。
【0009】図1は本考案が適用された車両用空調装置
の構成を示す斜視図であり、図2は図1の構成を簡略化
して示すブロック図である。当該車両に於けるエンジン
ルーム1内の前端面には、コンデンサ2が設けられ、そ
の冷媒ガス出口がレシーバタンク3に接続されている。
レシーバタンク3の冷媒ガス出口はエクスパンションバ
ルブ4に接続されている。このエクスパンションバルブ
4は室内気との熱交換用エバポレータ5に接続され、該
エバポレータ5はコンプレッサ6に接続され、更にコン
プレッサ6の冷媒ガス出口がコンデンサ2の冷媒ガス入
口に接続され、各部間を冷媒ガスが循環するようになっ
ている。
【0010】図3に良く示すように、コンデンサ2は車
両の前後方向に直交する方向(本実施例では左右方向)
に延在する直管部8bと、左右の折返し部8aにて折返
して蛇行することにより全体としてパネル状をなす偏平
チューブ8と、この偏平チューブ8の多数の左右折返し
部8aを挟持する1対のフレーム9と、偏平チューブ8
の直管部8b同士の間に介在する波板状フィン10とを
有している。
【0011】図4に良く示すように、偏平チューブ8の
内部には冷媒ガスを通すための管路8cが隔成され、更
にこの管路8cはリブを兼ねる複数の仕切板により複数
の部屋に区画されている。また、偏平チューブ8の外壁
12は、その前面部分12aが、側面部分12b、12
c及び後面部分12dに比較して厚肉(t1>t2)と
なっている。従って、当該車両の走行時にチッピングが
発生しても、その衝撃に対する影響が少なく、また傷が
生じてもその部分から内部へ腐食が進行し難くなってい
る。
【0012】一方、コンデンサ2に於て偏平チューブ8
の折返し部8aを保持するフレーム9は概ねコの字状断
面をなし、当該車両の上下方向に延在している。図5に
良く示すように、このフレーム9には、該フレーム9の
延在する方向即ち上下方向に沿って複数の溝部9aが設
けられている。この溝部9aによりフレーム9の偏平チ
ューブ8を挟持する部分にて偏平チューブ8とフレーム
9との間に隙間が郭成され、土砂や水が溜ることを防止
している。また、同時に溝部9aにより上記偏平チュー
ブ8とフレーム9との接触面積が小さくなっている。従
って、偏平チューブ8とフレーム9とが互いに異なる材
質であっても電食が発生し難くなる。
【0013】コンプレッサ6はスクロール型コンプレッ
サからなる。即ち図示されていないが、渦巻状の仕切板
が立設された固定スクロール体と、同じく渦巻状の仕切
板が立設され、かつ固定スクロール体とやや偏心する可
動スクロール体とを有し、両スクロール体の底面と仕切
板とにより圧縮室が郭成されている。そして、エバポレ
ータ5からの冷媒ガスを外周側の吸入口から圧縮室に吸
入し、可動スクロール体を所定の軸を中心に回転するこ
となく円運動させることにより圧縮室にて冷媒ガスを徐
々に圧縮し、中央の吐出口からコンデンサ2に向けて吐
出するようになっている。
【0014】上述したような構成の空調装置に於て、ま
ず、コンデンサ2にて外気と熱交換された冷媒ガスは液
化し、レシーバタンク3を介してエクスパンションバル
ブ4にて流量が制御され、エバポレータ5にて室内気と
熱交換して気化する。この気化した冷媒ガスがコンプレ
ッサ6にて圧縮され、再びコンデンサ2にて冷却される
ようになる。
【0015】
【考案の効果】上述の説明により明らかなように、本考
案による車両用室外熱交換器によれば、外部を流れる空
気と熱交換用チューブ内を流れる内部流体との間で熱交
換を行うべく車両前端面に配置された熱交換器に於い
て、熱交換用チューブの外部空気の流れる方向に対する
前面部分のみを厚肉とすることで、車両走行時のチッピ
ングの際の衝撃発生時にもチューブの前面部分に対する
影響が少なく、また傷による腐食が進行し難くなること
から飛石等の外乱に対する耐久性が向上し、従って耐腐
食性も向上する。更に前面部分のみを厚肉とすることで
全体を厚肉とする場合に比較して重量化することもな
い。以上のことから本考案の効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用された車両の空調装置の構成を示
す斜視図である。
【図2】図1の空調装置を模式的に示すブロック図であ
る。
【図3】図1のコンデンサのみを示す部分正面図であ
る。
【図4】図3のIV-IV線について見た断面図である。
【図5】a部は図3のV-V線について見た断面図、b部
はa部のb-b線について見た断面図である。
【符号の説明】
1 エンジンルーム 2 コンデンサ 3 レシーバタンク 4 エクスパンションバルブ 5 エバポレータ 6 コンプレッサ 8 偏平チューブ 8a 折返し部 8b 直管部 8c 管路 9 フレーム 9a 溝部 10 フィン 12 外壁 12a 前面部分 12b、12c 側面部分 12d 後面部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山川 寛 宮城県角田市佐倉字宮谷地3番地 株式 会社 ザオーテック内 (56)参考文献 特開 平4−105734(JP,A) 実開 平1−144674(JP,U) 実開 昭61−181969(JP,U) 実開 昭49−142666(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換用チューブ内を流れる内部流
    体と外部を流れる空気との間で熱交換を行う車両用室外
    熱交換器であって、当該熱交換器は車両の前端面に配置され、 前記熱交換用チューブは、 外部空気の流れる方向に対す
    る前面部分が他の部分よりも厚肉となっていることを特
    徴とする車両用室外熱交換器。
JP1991049114U 1991-05-30 1991-05-30 車両用室外熱交換器 Expired - Lifetime JP2558542Y2 (ja)

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JP1991049114U JP2558542Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 車両用室外熱交換器

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Publications (2)

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JPH04138566U JPH04138566U (ja) 1992-12-25
JP2558542Y2 true JP2558542Y2 (ja) 1997-12-24

Family

ID=31927343

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007093144A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Denso Corp 熱交換用チューブおよび熱交換器

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