JPH04116385A - 屈曲型熱交換器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、例えばルーム・クーラ、カー・エアコン等
の空調用熱交換器として使用される屈曲型熱交換器に関
するものである。

従来の技術 従来、例えばルーム・クーラ用コンデンザとしては、幅
の大きい拡管タイプのコンデンサか使用されていた。し
かし、現在は、高性能、コンパクト化か強く請求され、
例えば一対のヘッダと、両ヘッダ同志の間に渡された並
列状の偏平管と、隣り合う偏平管同志の間に介在された
コルゲート・フィンとよりなる高性能型コンデンサか使
用されている。

発明か解決しようとする課題 しかし、従来の高性能型コンデンサは、平らな面状のも
のであるため、これをルー１、・クラの箱形ケーシング
内に収めると、コンデンサはケーシングの一側面を占め
るだけて、他の有効な側面はあいたま＼となり、ケーン
ング内の有効スペースか無駄になるという問題かあった
。

そしてケーシングの一側面にのみコンデンサを配置した
だけでは、熱交換性能か足りない場合か生じ、そこで、
サイズの大きなコンデンサを使用して、熱交換性能のア
ップを図るものとすると、今度はルーム・クーラのコン
パクト化を果たし得ないという問題かあった。

この発明の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、ル
ーム・クーラ等のケーシング内の有効スペースを充分に
利用することができて、ルーム・クーラ等の熱交換器の
性能アップ、およびコンパクト化を果たし得る屈曲型熱
交換器を提供しようとするにある。

課題を解決するための手段 この発明は、上記の目的を達成するために、一対のヘッ
ダと、両ヘッダ同志の間に渡された並列状の偏平管と、
隣り合う偏平管同志の間に介在されたフィンとよりなる
熱交換器が平面よりみて略り形もしくは略コ形に折り曲
げられており、各偏重管の屈曲部の曲率半径Ｒが、偏平
管の幅をＡ　（Ａ＝　１０−２０ｍｍ）として、３．５
Ａ≦Ｒ≦１０Ａの範囲のものとなされている、屈曲型熱
交換器を要旨としている。

」二重において、各偏平管の屈曲部の曲率半径Ｒか３．
５Ａ未満てあれば、折り曲げのさい、偏平管内側の流体
通路か寒がれたり、偏平管に割れが生したり、あるいは
また偏平管やフィン表面の塗装か剥かれたり、フィンに
配列の乱れか生じたりするため、好ましくない。

また各偏平管の屈曲部の曲率半径Ｒが１．　ＯＡを越え
ると、ルーム・クーラ等のケーシングのコーナ一部の内
面と、偏平管屈曲部との間隔が広くあきすき、いわゆる
デッドスペースが大きくなるため、ケーシング内の有効
スペースを充分に利用することかできず、偏重管の幅を
Ａ、　＝１０〜２０ｍｍの薄幅のコンデンサを使用する
メリットかなくなるので、好ましくない。

作　　　　　用 上記屈曲型熱交換器は、甲面よりみて略り形もしくは略
コ形に折り曲げられているがら、これをルーム・クーラ
等のケーシングの２側面ないし３側面の内側に配置する
ことにより、ケーシング内の有効スペースを充分に利用
することかでき、しかも各偏平管の屈曲部の曲率半径Ｒ
ｆＪ＜、偏平管の幅をＡ　（Ａ、＝　１０−２０Ｉ１ｍ
）として、３．５Ａ≦Ｒ≦１ＯＡの範囲のものとなされ
ているから、折り曲げのさい、偏平管内側の流体通路か
基かれたり、偏平管に割れが生じたり、フィンに配列の
乱れが生じたり、あるいは偏平管やフィン表面の塗装が
剥かれたりすることなく、すぐれた性能を長期間持続す
ることかできるとともに、外観かきれいで、耐久性にず
くれている。

しかもルーム・クーラ等のケーシングのコナ一部の内面
と、偏平管屈曲部との間のデッドスペースを最少限にと
どめることができて、ルム・クーラ等熱交換器の性能ア
ップ、およびコンパクト化を果たし得るものである。

実　　施　　例 つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明
する。

図面は、この発明をルーム・クーラ用コンデンサに適用
した場合を示すものである。

この発明の第１実施例を示す第１図〜第３図において、
この発明によるルーム・クーラ用アルミニウム製コンデ
ンサ（１）は、左右一対のヘッダ（４）（５）と、両ヘ
ッダ（４）（５）同志の間に渡されたアルミニウム中空
押出型利製の並列状偏平管（２）と、隣り合う偏平管（
２）（２）同志の間に介在されたアルミニウム・プレー
ジングシート製コルゲート・フィン（３）とよりなるも
のである。

そして、この実施例１のコンデンサ（ＩＡ）は、ルーム
・クーラのケーシング（１０）の例えば前面と一側面の
内側に配置するため、平面よりみて略し形に折り曲げら
れている。

ここて、偏平管（２）の幅Ａは１６１′ｌ１ｍであり、
これに対して、各偏平管＜２）の屈曲部（Ｉ２）の曲率
半径Ｒを５．ＯＡ、すなわち８０ｍｍとした。

なお、各偏平管（２）の屈曲部（１２）の曲率半径Ｒは
、偏平管（２）の幅をＡ　（Ａ−コＯ−２０−２Ｏとし
た場合、３．５Ａ≦Ｒ≦１０Ａの範囲のものであれば良
い。

」二重コンデンザ（ＩＡ）によれば、これが平面よりみ
て略し形に折り曲げられているから、これをルーム・ク
ーラのケーシング（１０）内の、例えば前面およびこれ
に隣り合う一側面の内側に配置することにより、ケーシ
ング（１０）内の有効スベースを充分に利用することか
できる。

しかも、各偏平管（２）の幅Ａと、偏平管（２）の屈曲
部０２）の曲率半径Ｒとが、所定の範囲内のものとなさ
れているから、偏平管（２）の折り曲げのさい、偏平管
（２）内側の流体通路か寒がれたり、偏平管（２）に割
れか生じたり、コルゲト・フィン（３）に配列の乱れか
生したすせず、すくれた性能を長期間持続することがで
きるとともに、偏平管（２）やコルケート・フィン（３
）の表面の塗装か剥がれたりすることもない。

そのうえ、ルーム・クーラのケーシング（１０）のコー
ナ一部内面と、偏平管屈曲部（１２）との間のデッドス
ペースを最少限に止どめることかできて、ルーム・クー
ラ等熱交換器の性能アップとコンパクト化を果たし得る
ものである。

また、この実施例においては、第３図に示すように、コ
ルゲート・フィン（３）の幅（１）は、偏平管（２）の
幅（Ｗ　）よりも小さいもの、すなわち（ｗ＞１となさ
れており、コルゲーＩ・・フィン（３）の両側縁部（８
ａ）　（３ｂ）か偏平管（２）の両側縁部（２ａ）　（
２ｂ）よりそれぞれ内に位置せしめられていて、すべて
の偏平管（２）が、Ｌ形に屈曲ぜしめられている。

従ってコンデンリー（ＩＡ）は、これの並列状偏平管（
２）の屈曲のさい、受台（折曲げ用治具）（図示略）は
偏平管（２）の側縁部（２ａ）にのみ当たり、コルゲー
ト・フィン（３）の側縁部（３ａ）には当たらないので
、コルゲート・フィン（３）の該側縁部（３ａ）がつふ
れるようなことがなく、また偏平管（２）の曲げ抵抗が
非常に小さく、作業性かきわめて良好である。

さらに屈曲のさい、コルゲート・フィン（３）の側縁部
（３ａ）が礎形しないので、コルゲート・フィン（３）
に塗布されている塗膜がフィン側縁部（３ａ）において
剥れるような心配がない。

なお、図示の偏平管（２）は３つの流体通路を有するア
ルミニウム中空押出型祠よりなるものであって、偏平管
（２）の側縁部（２ｂ）は、断面円弧状を有しており、
各コルゲート・フィン（３）の両側縁部（３ａ）（３ｂ
）は、各円弧の両端部まで位置せしめられている。

このように偏平管（２）の側縁部（２ｂ）は、断面略円
弧状を有しているため、各偏平管（２）の側縁部（２ａ
）と受台との接触部分は、断面において一点となる。従
って偏平管（２）の曲げ抵抗が非常に小さく、作業性が
きわめて良好であり、コンデンサ（ＩＡ）の製造を能率
良く行なうことかできる。

また屈曲のさい、コルゲート・フィン（３）の側縁部（
３ａ）か変形しないため、該フィン（３）に塗布されて
いる塗膜かフィン側縁部（３ａ）において剥れるような
心配かないし、偏平管（２）の側縁部（２ａ）と受台と
の接触部分は断面において１点となるため、偏平管り２
）側に塗布されている塗膜か剥れるような心配もない。

また、ろうイ＝ｊげにより、コルゲート・フィン（３）
の両側縁部（３ａ）　（３ｂ）の上下端部か偏平管（２
）の表面に確実に接合されるため、接合強度か非常に大
きいものである。

なお、左右側ヘッダ（４）（５）の内部には、仕切壁（
６）が左右交互に食い違い状に配置されていて、入口バ
イブ（７）から導入された冷媒かコンデンサ（ＩＡ）内
を全体としていわば蛇行状に流れて、出ロパイブク８）
より排出せられるようになされている。

第４図と第５図は、この発明の第２実施例を示すもので
ある。ここで、上記第１実施例の場合と異なる点は、コ
ンデンサ（ＩＢ）が、平面よりみて略コ形に屈曲せしめ
られている点にある。

この略コ形のコンデンサ（ＩＢ）によれば、これをルー
ム・クーラのケーシング（１０）内の、例えば前面およ
びこれに隣り合う左右両側面の内側こ配置することによ
り、ケーシング（１０）内の有効スペースを充分に利用
することかできるものである。

また、この第２実施例においても、各偏平管（２）の幅
Ａと、偏平管（２〉の屈曲部（１２）の曲率半径Ｒとが
、上記第１実施例の場合と同様に、所定の範囲内のもの
となされているから、偏平管（２）の折り曲げのさい、
偏平管（２）内側の流体通路が塞がれたり、偏平管（２
〉に割れが生じたり、コルゲート・フィン（３）に配列
の乱れが生じたすせず、すくれた性能を長期間持続する
ことかできるものである。

なお、この第２実施例のその他の点は、上記第１実施例
の場合と同様であるので、図面において同一のものには
同一の符号を付した。

なお、上記実施例では、偏平管（２）はアルミニウム中
空押出型拐製であるが、これはアルミニウム電縫管等よ
りなるものであっても良い。

偏平管（２）か電縫管よりなる場合には、これにインナ
ーフィンを挿入して、屈曲部における管のつぶれを防雨
するのが望ましい。

また実施例では、この発明による屈曲型熱交換器を、ル
ーム・クーラ用コンデンザに適用した場合を示したが、
この発明は、その他の熱交換器にも全く同様に適用し得
るものである。

発明の効果 この発明は、上述のように、一対のヘッダと、画ヘッダ
同志の間に渡された並列状の偏平管と、隣り合う偏平管
同志の間に介在されたコルツノ゛ト・フィンとよりなる
熱交換器が甲面よりみて略り形もしくは略コ形に折り曲
げられているから、この熱交換器をルーム・クーラ等の
ケーシングの２側面ないし３側面の内側に配置すること
により、ケーンング内の有効スペースを充分に利用する
ことができる。

しかも、この発明による熱交換器は、各偏平管の屈曲部
の曲率半径Ｒが、偏平管の幅をＡ（Ａ＝　１０−２０ｍ
ｍ）として、３．５Ａ≦Ｒ≦１０Ａの範囲のものとなさ
れているから、偏平管の折り曲げのきい、偏平管内側の
流体通路が塞がれたり、偏平管に割れが生したり、フィ
ンに配列の乱れが生じたり、あるいは偏平管やフィン表
面の塗装が、？ｌＩがれたりすることなく、すくれた性
能を長期間持続することができるとともに、外観かきれ
いで、耐久性にすぐれている。

しかもルーム・クーラ等のケーシングのコナ一部の内面
と、偏平管屈曲部との間のデッドスペースを最少限にと
どめることかできて、ルム・クーラ等熱交換器の性能ア
ップ、およびコンパクト化を果たし得るという効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の２つの実施例を示すもので、第１図は
第１実施例の本発明品の概略斜視図、第２図は偏平管屈
曲部の拡大側面図、第３図は本発明品の要部拡大部分省
略断面図、第４図は第２実施例の本発明品の概略斜視図
である。 （１）・・ルーム・クーラ用コンデンザ（熱交換器）　
、（１，Ａ）・略り形コンデンサ、（１，１７）・・・
略コ形コンデンザ、（２）　　偏平管、（２ａ）　（２
ｂ）・偏平管の側縁部、（３）・コルゲート・フィン、
（３ａ）　（３ｂ）・フィンの側縁部、（４）（５）　
　ヘッダ、（１２）・偏平管屈曲部、Ａ　偏平管の幅、
Ｒ・偏平管の曲率半径。 以　　上 １′３

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一対のヘッダ（４）（５）と、両ヘッダ（４）（５）同
   志の間に渡された並列状の偏平管（２）と、隣り合う偏
   平管（２）（２）同志の間に介在されたフィン（３）と
   よりなる熱交換器（１）が平面よりみて略Ｌ形もしくは
   略コ形に折り曲げられており、各偏平管（２）の屈曲部
   （１２）の曲率半径Ｒが、偏平管（２）の幅をＡ（Ａ＝
   １０〜２０ｍｍ）として、３．５Ａ≦Ｒ≦１０Ａの範囲
   のものとなされている、屈曲型熱交換器。