JPH0413820Y2 - - Google Patents

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JPH0413820Y2
JPH0413820Y2 JP8557585U JP8557585U JPH0413820Y2 JP H0413820 Y2 JPH0413820 Y2 JP H0413820Y2 JP 8557585 U JP8557585 U JP 8557585U JP 8557585 U JP8557585 U JP 8557585U JP H0413820 Y2 JPH0413820 Y2 JP H0413820Y2
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JP
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upper plate
plate part
cassette half
front wall
guide roller
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JP8557585U
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JPS61203488U (ja
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、ビデオ用カセツト、特にβ規格のビ
デオカセツトを構成するカセツトハーフに関する
ものである。
「従来の技術」 ビデオ用カセツトは、磁気テープと、磁気テー
プが巻き回される2個のリールと、リールを収容
するカセツトケース等からなるものである。そし
て、このビデオ用カセツトのカセツトケースは、
一般に射出成形法で成形された二つのカセツトハ
ーフ、即ちトツプ側カセツトハーフとボトム側カ
セツトハーフとを組み合わすことにより形成され
ている。
第3図は、β規格ビデオ用カセツトに用いられ
ている従来のトツプ側カセツトハーフを示すもの
である。このカセツトハーフは、略長方形状の上
板部1に、前方壁部2,2、傾斜壁部3,3およ
びガイドローラ支持板部4,4等が設けられてな
るものである。
前方壁部2は、上板部1の前端部分1aの中央
部に上板部1の下面1bから垂下するように設け
られたものである。この前方壁部2は、上板部1
の前方に向かつてハ字状に広がるように設けられ
ており、その前端2aは上板部1の前端1cより
も前方にある。
上記傾斜壁部3は、上板部1の前端1cの側部
1dから前方に向かつて漸次下降するように設け
られたものである。この傾斜壁部3の上板部1中
央側(以下、中央側と記す)の端部3aは、上記
前方壁部2の上端2bに連設されている。そし
て、この傾斜壁部3と前方壁部2の内面2cとは
交わつて稜線5を形成している。
上記ガイドローラ支持板部4は、ガイドローラ
支持ピン4aが立設された部分である。ガイドロ
ーラ支持ピン4aには、第3図中二点鎖線で示す
ように、このトツプ側カセツトハーフがボトム側
カセツトハーフ6と組み合わされケースとされた
とき、ガイドローラ7が組み付けられる。このガ
イドローラ支持板部4は、上記傾斜壁部3の前端
3cに連設され、上記上板部1と平行に設けられ
ている。また、このガイドローラ支持板部4の中
央側の端部4bは上記前方壁部2の上端2bに連
設されている。そして、このガイドローラ支持板
部4の端面4cは、前方壁部2の内面2cとほぼ
平行面となつている。
通常、この種のカセツトハーフにあつては、ガ
イドローラ支持板部4の端面4cが、前方壁部2
の内面2cよりも若干奥まつて設けられており、
ガイドローラ支持板部4の端面4cと前方壁部2
の内面2cとの間には段部8が形成される。
この段部8は、トツプ側カセツトハーフを成形
するための一対の金型の寸法公差を吸収するため
に必要なものである。すなわち、段部8は、これ
らの金型の寸法公差を原因としてガイドローラ支
持板部4の端面4cが前方壁部2の内面2cから
突出しないように、予めガイドローラ支持板部4
の端面4bを前方壁部2の内面2cから所定量だ
け奥まつて設けるようにしたために形成されるも
のである。
従来のカセツトハーフにあつては、この段部8
が傾斜壁部3の前端3cからほぼ垂直に下降する
垂下面8aと、前方壁部2の上端2bの端面の一
部とにより形成されていた。
「考案が解決しようとする問題点」 通常、この種のカセツトハーフを射出成形法で
生産する場合、パーテイングラインは、上板部1
の下面1bおよびガイドローラ支持板部4の下面
4eで取られ、また、下面1b,4e間は、前方
壁部2の内面2cと傾斜壁部3とがなす稜線5に
沿つて取られる。
従来のカセツトハーフにあつては、ガイドロー
ラ支持板部4の端部4bと前方壁部2の内面2c
との間に垂下面8aを有する段部8が設けられて
いるため、稜線5が、上板部1の前端1cから傾
斜壁部3の前端3cまで斜め前方に向かつて漸次
直線状に下降(図中5a)した後、屈曲し、ほぼ
垂直に下降(図中5b)するように形成されてい
る。なお、このように、稜線5を、直線状に下降
した後屈曲してほぼ垂直に下降するように形成し
たのは、トツプ側カセツトハーフを成形する金型
においてこの稜線5に対応する部分の金型形状を
簡単に加工することができるからである。
このため、第4図に示すように、このカセツト
ハーフの成形に用いる金型においては、前方壁部
2,2に挟まれた空間2dをなす部分の分割面A
に、急激に立ち上がる面(以下立上り面と称す)
A1が形成されたものとなる。この立上り面A1
では、固定側金型9と可動側金型10とがほぼ90
度に近い角度で食い切ることとなるので、型材の
消耗が極端に激しい。特に、この立上り面A1が
成す固定側金型9の角部9aは鋭い角度で形成さ
れることとなるので、集中して応力が加わる。こ
のため、この角部9aは損傷を受ける危険が大き
い箇所となる。
このように、従来のカセツトハーフにあつて
は、射出成形法で生産する際に用いる金型が傷み
易いものとなるので、射出成形法で生産すると金
型故障のためバリやカリジのある不良品が多量に
生産されたり、金型故障により生産が中断して予
定生産量を達成出来ない等の事故が起き易い不満
があつた。
「考案の目的」 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
故障の少ない簡易な構造の金型で成形できる、生
産性の高いカセツトハーフを提供することを目的
とする。
「問題点を解決するための手段」 本考案のカセツトハーフにおいては、第1図の
実施例に示すように、前方壁部2の内面2cと傾
斜壁部3とが交わつてなす稜線11を、上板部1
の前端1cからガイドローラ支持板部4の中央側
の端面4cの下辺4dの高さ位置まで、斜め前方
に向かつて漸次直線状に下降するように形成する
ことによつて上記問題の解決を図つた。
「作用」 このような構造のカセツトハーフにあつては、
パーテイングラインが、直線状に形成された稜線
11に沿つて決定される。よつて、このカセツト
ハーフの成形に用いる金型の分割面Bは、カセツ
トハーフの前方壁部2に挟まれた空間2dの部分
にあつても、急激に立ち上がることのないものと
なり、固定側金型9と可動側金型10とはより平
面に近い状態で合わさることとなる。
この結果、分割面Bにおける型材の消耗が緩和
され、金型の損傷、故障が防止される。
「実施例」 以下、図面を参照して本考案のカセツトハーフ
を詳しく説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、上記
従来例と同一構成部分には、同一符号を付して説
明を簡略化する。
本考案のカセツトハーフと従来のものとは、稜
線の形状が異なる。
従来のカセツトハーフにおいて稜線5は、第3
図に示すように、上板部1の前端1cから傾斜壁
部3の前端3cまで斜め前方に向かつて漸次直線
状に下降(図中5a)した後、垂直に下降(図中
5b)するものである。
これに対して、本考案のカセツトハーフの稜線
11は、前方壁部2の内面2cと傾斜壁部3aの
上面3bとがなす稜線11aが、そのままガイド
ローラ支持板部4の端面4cの下辺4dの高さ位
置まで延長されている。これにより、稜線11は
上板部1の前端1cからガイドローラ支持板部4
の下辺4dの高さ位置まで斜め前方に向かつて漸
次直線状に下降するように形成される。
また、この例のカセツトハーフにあつては、ガ
イドローラ支持板部4の端面4cと前方壁部2の
内面2cとの間に形成される段部8が、傾斜壁部
3の上面3bと一体の面をなす傾斜面8bと、前
方壁部2の上端2bの端面の一部とにより形成さ
れている。
また、ガイドローラ支持板部4の端面の下辺4
dと稜線11の下方の部分は、前方壁部2として
一体に形成されている。
次に、本考案のカセツトハーフの成形に用いる
金型について、第2図を参照して説明する。(第
2図は、カセツトハーフの前方壁部2,2間の空
間2dを形成する金型を第1図中の−に沿つ
て切断したときの断面図を示す。) 本考案のカセツトハーフでは、前方壁部2の内
面2cと傾斜壁部3とがなす稜線11が、直線状
に形成されているので、このカセツトハーフの成
形に用いる金型は、その分割面Bが、前方壁部
2,2に挟まれた空間2dの部分において、急激
に立ち上がることなく、緩い角度で屈曲するのみ
となる。
これによつて、金型の固定側金型9と可動側金型
10は、型閉時、ほぼ平面に近い状態で重なり合
わさることになり、分割面Bにおける型材の消耗
が緩和される。また、分割面Bが成す固定側金型
9の角部9bは角度の大きなものになるので、こ
の角度9bには応力が集中し難く、損傷を受け難
い。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案のカセツトハーフ
は、前方壁部の内面と傾斜壁部が交わる部分に形
成される稜線が、上板部の前端からガイドローラ
支持板部の端面の下辺の高さ位置まで、斜め前方
に向かつて漸次直線状に下降するように形成され
たものであるのでこのカセツトハーフの成形に用
いる金型は、カセツトハーフの前方壁部に挟まれ
た空間の部分の分割面の屈曲が緩やかなものにな
り、分割面における型材の消耗が少なく、損傷・
故障の少ない金型となる。
このように、本考案のカセツトハーフは、故障
等の少ない金型で生産できるので、バリやカリジ
のない良品が歩留り良く生産されるとともに、安
定して生産される、生産性に優れたものになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のカセツトハーフの一実施例を
示す平面図、第2図は同実施例のカセツトハーフ
の成形に用いられる金型を第1図中の−に沿
つて切断した断面図、第3図は従来のカセツトハ
ーフを示す平面図、第4図は同従来例のカセツト
ハーフの成形に用いられる金型を第3図中の−
に沿つて切断した断面図である。 1……上板部、1a……前端部分、1b……下
面、1c……前端、1d……側部、2……前方壁
部、2a……前端、2b……上端、2c……内
面、3……傾斜壁部、3a……端部、3c……前
端、4……ガイドローラ支持板部、4b……端
部、4c……端面、11……稜線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 略長方形状の上板部と、 この上板部の前端部分の中央部に上板部の下面
    から垂下するように設けられ、かつ前方に向かつ
    てハ字状に広がり、かつ上板部の前端よりも前方
    に伸出する前方壁部と、 上記上板部の前端の両側部に前方に向かつて漸
    次下降するように設けられ、かつ上板部中央側の
    端部が上記前方壁部の上端に連設されてなる傾斜
    壁部と、 この傾斜壁部の前端に上記上板部と平行に延び
    るように設けられ、かつ上板部中央側の端部が上
    記前方壁部の上端に連設され、かつ上板部中央側
    の端面が前方壁部の内面とほぼ平行面をなすガイ
    ドローラ支持板部とを具備するビデオカセツトの
    カセツトハーフにおいて、 上記前方壁部の内面と上記傾斜壁部とが交わる
    部分に形成される稜線が、上記上板部の前端から
    上記ガイドローラ支持板部の上板部中央側の端面
    の下辺の高さ位置まで、斜め前方に向かつて漸次
    直線状に下降するように形成されたことを特徴と
    するカセツトハーフ。
JP8557585U 1985-06-06 1985-06-06 Expired JPH0413820Y2 (ja)

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JPS61203488U JPS61203488U (ja) 1986-12-20
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