JPH04136544A - 回転体のバランス調整法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は１回転体の回転時不釣合の除去に関するもので
ある。

（従来の技術） 従来、回転体のバランス調整方法としては、第５図に示
すように回転体１の表面に溝５を彫り、釣合試験機等に
よりアンバランス位置確認後、溝５の内側壁に、適量の
粘土質エポキシ系接着剤６を付着していた。

（発明が解決しようとする課題） 前記従来のバランス調整法では、粘土質エポキシ系接着
剤６が硬化する前に高速回転（１１００００ｒｐを超え
るように）させると、遠心力により溝５の外側壁に押し
つけられ、ついては、外側壁をのりこえ、飛び散ってし
まい、完全なバランス調整をするためには粘土質エポキ
シ接着剤６が硬化するまで待つ必要があり、短時間での
調整は難しいものであった。

（課題に解決するための手段） 本発明は、前記問題点を解決するためになされたもので
、実施例に対応する第１図〜第４図で説明すると、回転
体１に銅箔３（またはハンダメッキ）を設けた円板状の
基板２を取付け、上記銅箔３上にハンダ４を溶着するこ
とで回転体１のバランスを調整するようにしたもので、
更に上記銅箔３はその周上が放射状に等分割されている
ように形成したものである。

（作用） 本発明によれば、回転体１に銅箔部またはハンダメッキ
部を設けた円板状の基板２を取付け、銅箔３上にハンダ
４をつけることにより、回転体１のアンバランスを調整
でき、バランスウェイトとしてハンダ４を用いているの
で、すぐに硬化し。

更に比重も綱並であり、小量でもアンバランス量として
は適当で、回転体１のバランス調整を迅速に行うことが
できる。更に、銅箔３を放射状に等分割することにより
、アンバランス位置に正確にウェイトを載せることがで
きる。

（実施例） 以下５本発明を図により説明する。

第１図は本発明の第１の実施例を説明する図であって、
■は回転体、２は基板、３は銅箔である。

基板２を円板１に固着した状態を第２図に示す。

今、第２図の状態でバランス調整を行うとする。

まず、円板１上に釣合試験機より出力される不釣合位置
の位相を合わせるように基準点ａ　（０°になるところ
）を設ける。

釣合試験機上で、円板１を回転させると、不釣合位置と
量が示される。そこで不釣合位置を基準点ａと回転方向
を考慮して円板ｌ上で探し、不釣合位置の箇所に第３図
で示すようにハンダ４を基板２の銅箔３につける。ハン
ダ４は既知の通り温度が低くなると硬化するので、ハン
ダ付着後、高速回転動作しても遠心力で飛び散ることも
なく迅速にバランス調整を行うことができる。

次に本発明の第２の実施例を第４図で説明する。

第４図に示すように、銅箔３のパターンを、等分割で放
射状に設けることにより、アンバランスのある正確な位
置にハンダ４を溶着でき、精度の向上がはかれる。

尚、上述では銅箔３にハンダ４をつけることを例に述べ
たが、銅箔に替えてハンダメッキ部でもよい。

（発明の効果） 以上、詳細に説明したように本発明によれば、回転体に
銅箔部またはハンダメッキ部を設けた円板状の基板を取
付け、上記銅箔上にハンダをつけることにより回転体の
バランスを調整するようにしたものであるので高速回転
物のバランス調整を迅速に行うことができる。また、銅
箔を等分割で放射状に設けることで、より精度良いバラ
ンス調整を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の一実施例を示し、第１図は構
成斜視図、第２図は組立斜視図、第３図はハンダ溶着拡
大図、第４図は本発明の第２の実施例を示す斜視図であ
る。第５図は従来のバランス調整を示す斜視図である。 １・・・・・・回転体 ２・・・・・・基板 ３・・・・・・銅箔 ４・・・・・・ハンダ ａ−・・・・・基準点 第１図 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転体に鋼箔部またはハンダメッキ部を設けた円
   板状の基板を取付け、上記鋼箔部またはハンダメッキ部
   上にハンダを溶着することで回転体のバランスを調整す
   ることを特徴とする回転体のバランス調整法。
2. （２）上記銅箔部はその周上が放射状に等分割されてい
   ることを特徴とする請求項１記載の回転体のバランス調
   整法。