JPH04136019U - コンバインの原動部 - Google Patents

コンバインの原動部

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JPH04136019U
JPH04136019U JP4219591U JP4219591U JPH04136019U JP H04136019 U JPH04136019 U JP H04136019U JP 4219591 U JP4219591 U JP 4219591U JP 4219591 U JP4219591 U JP 4219591U JP H04136019 U JPH04136019 U JP H04136019U
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JP
Japan
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room
radiator
engine
engine room
ventilation fan
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JP4219591U
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勝美 福元
章一 仲谷
正義 荒木
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株式会社クボタ
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Publication date
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  • Harvester Elements (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 原動部の積層配置構造を踏襲しながらも、支
障なくエンジンルーム内の温度を低下させオーバーヒー
トを防止させる。 【構成】 エンジンルーム4をラジエータルーム5の上
に積んだ積層構造を持つコンバインの原動部において、
エンジンルーム4に設けた換気ファン7を、検出手段に
より実際にコンバイン作業が行われているときにのみ駆
動させる。検出手段を走行、刈取、脱穀の各クラッチか
ら構成し、それらのクラッチスイッチと換気ファン7の
モータ8を制御装置に接続することで、検出手段の作動
時にのみ換気ファン7を駆動させる連係手段を構成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンバインにおける原動部の専有床面積を小さく抑えたものに係り 、詳しくは、脱穀装置の横側部で、かつ、運転部と1番物処理装置との前後間に 、エンジンを内装したエンジンルームと、ラジエータ及びラジエータ冷却ファン を内装したラジエータルームとを、このラジエータルームが上側に位置する状態 で積層配置してあるコンバインの原動部に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のコンバインは、先に本出願人が出願した実願平2−830号で示され たもののようにラジエータルーム内にマフラーを配置したものが提案されている 。つまり、熱くなるエンジンルームの上にラジエータルームを配置すると、エン ジンルームの熱的条件がより厳しくなることから、ラジエータ冷却ファンによる 換気作用が生じているラジエータルーム内に高温になるマフラーを置くことで、 エンジンルーム内の温度上昇を抑制してエンジンのオーバーヒート防止に役立た せるとともに、ラジエータの冷却に支障を与えることなくマフラーの冷却効率も 改善させる意図によってレイアウトされたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記技術では依然としてエンジンルーム内が所期する温度より も熱くなるのでさらに改善する余地があった。 本考案の目的は、前記積層配置構造を踏襲しながらも、支障なくエンジンルー ム内の温度を低下させることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的のために本考案は、冒頭に記載したコンバインの原動部において、エ ンジンルームに、これの内部を換気可能な換気ファンを設けるとともに、実際に コンバイン作業が行われていることを検出する検出手段を設け、この検出手段が 検出作動しているときにのみ換気ファンを駆動するように連係する連係手段を備 えてあることを特徴構成とする。
【0005】
【作用】
エンジンが熱的に厳しくなるのは出力が大となるとき、すなわちエンジン負荷 が大きくなるときである。コンバインでは刈取ながらの脱穀作業、つまりコンバ イン作業においてエンジン負荷が大になり、刈取も脱穀も行わない移動走行時や 刈取が一時的に中断される枕地での旋回走行時等ではエンジン負荷が小になる。 そして、エンジンルーム内の熱的条件が厳しくなるのは、実際にコンバイン作 業が行われている負荷が大となる場合であり、そのときだけ熱的条件の対策を施 すようにすればオーバーヒートを起こさないことが確認された。 従って、実際にコンバイン作業が行われている場合にのみエンジンルームの換 気を行う換気ファンを駆動するようにすれば、エンジンルーム内が所期する温度 よりも熱くなる不具合を防止できるとともに、必要なときだけ換気ファンを駆動 するから動力のロスがない。また、枕地でのスイッチバックターンでは、刈取に よって切れ藁や塵埃が多量に発生している雰囲気中にエンジンルームが位置する ことがあるが、そのときには換気ファンが停止しているので、該換気ファンが目 詰まりしたりエンジンルームに塵埃が入るといった不都合が起き難くくなって好 都合である。
【0006】
【考案の効果】
その結果、必要なときだけエンジンルームの冷却作用を生じさせる工夫により 、余分な動力を使わずに燃費向上の点から好ましく、かつ、換気ファンやエンジ ンルーム内での不具合が起き難い状態で、エンジンルームの温度を所定の値に抑 えることができる原動部を実現し得た。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図3、図4に全桿投入型のコンバインが示され、1は運転部、2は脱穀装置、 3はグレンタンク(1番物処理装置の一例)であり、運転部1とグレンタンク3 との間で脱穀装置2の右側となる位置に、原動部Aが配置されている。
【0008】 図1、図3に示すように、原動部Aはエンジンルーム4の上にラジエータルー ム5を積層した2階建て構造を呈している。 エンジンルーム4にはエンジンEが内装され、その右側面には打ち抜き穴18 による濾過構造のエンジンカバー6に囲繞された状態の換気ファン7を装備して ある。電動モータ8で駆動される換気ファン7は、外冷気をエンジンルーム4内 に取り込むとともに、その換気排風を左側面部位に設けたガイド板9によって、 脱穀装置2と原動部Aとの狭い排出空間Sを通して排気する構造である。 ラジエータルーム5には、ラジエータ10とラジエータ冷却ファン11、マフ ラー12、及びオイルタンク13が内装されているが、仕切り14によってマフ ラー室15とタンク室16とが各別に仕切られている。冷却ファン11はラジエ ータ10の機体内方側に配置されエンジンEに連動連結してあり、ラジエータル ーム5の右側面には外気吸い込み用の防塵処理を施してある。冷却ファン11の 排風は、左側面を通って前記排出空間Sに出され、換気排風と共に機体上方に向 けて排出される。 エンジンルーム4とラジエータルーム5との仕切り壁17は、空気の流通を許 容する網材17aから構成してあり、エンジンルーム4内の熱気がラジエータル ーム5に及んで行くことを可能にしてある。
【0009】 本コンバインでは、実際にコンバイン作業が行われていることを検出する検出 手段Bを設けてあり、この検出手段Bが検出作動しているときにのみ前記換気フ ァン7を駆動するように連係する連係手段Cを備えてある。 すなわち、図2に示すように、脱穀クラッチ19、刈取クラッチ20、及び走 行クラッチ21夫々にクラッチの入りで作動する検出スイッチ22,23,24 を備え、これら検出スイッチ22,23,24、電動モータ8、及び電源25を 制御装置26に接続する。しかして、検出スイッチ22,23,24が全て作動 しているときにのみ、電動モータ8に通電して駆動するように、かつ、全検出ス イッチ22,23,24のうちのどれか一個が、または2個が、あるいは3個全 てが切りのときには電動モータ8への通電が無くなるように制御されるのである 。つまり、検出スイッチ22,23,24によって検出手段Bが、制御装置26 によって連係手段Cが夫々構成されているのである。
【0010】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記す が、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】原動部の構造を示す断面背面図
【図2】換気ファンの制御手段を示す回路図
【図3】コンバインの平面図
【図4】コンバインの側面図
【符号の説明】
1 運転部 2 脱穀装置 3 1番物処理装置 4 エンジンルーム 5 ラジエータルーム 7 換気ファン 10 ラジエータ 11 冷却ファン B 検出手段 C 連係手段 E エンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01P 7/04 N 9246−3G

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀装置(2)の横側部で、かつ、運転
    部(1)と1番物処理装置(3)との前後間に、エンジ
    ン(E)を内装したエンジンルーム(4)と、ラジエー
    タ(10)及びラジエータ冷却ファン(11)を内装し
    たラジエータルーム(5)とを、このラジエータルーム
    (5)が上側に位置する状態で積層配置してあるコンバ
    インの原動部であって、前記エンジンルーム(4)に、
    これの内部を換気可能な換気ファン(7)を設けるとと
    もに、実際にコンバイン作業が行われていることを検出
    する検出手段(B)を設け、この検出手段(B)が検出
    作動しているときにのみ前記換気ファン(7)を駆動す
    るように連係する連係手段(C)を備えてあるコンバイ
    ンの原動部。
JP4219591U 1991-06-06 1991-06-06 コンバインの原動部 Expired - Lifetime JP2537706Y2 (ja)

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JPH04136019U true JPH04136019U (ja) 1992-12-17
JP2537706Y2 JP2537706Y2 (ja) 1997-06-04

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020162517A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 井関農機株式会社 コンバイン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020162517A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 井関農機株式会社 コンバイン

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JP2537706Y2 (ja) 1997-06-04

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