JPH0343374Y2 - - Google Patents

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JPH0343374Y2
JPH0343374Y2 JP1985124542U JP12454285U JPH0343374Y2 JP H0343374 Y2 JPH0343374 Y2 JP H0343374Y2 JP 1985124542 U JP1985124542 U JP 1985124542U JP 12454285 U JP12454285 U JP 12454285U JP H0343374 Y2 JPH0343374 Y2 JP H0343374Y2
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JP
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radiator
engine
fan
air
intake duct
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はエンジンと、該エンジンの冷却液を
循環させるラジエータと、このラジエータに向け
て送風するフアンとを備えたコンバインにおける
エンジン冷却構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、コンバインにおけるエンジン冷却構造と
しては、外面に網状体を張設した吸気箱を、その
内面の開口部のところでラジエータに密接させ
て、該ラジエータの塵埃による閉塞を防止するよ
う構成するのが一般的となつている。この場合第
7図に示す如く、回転するフアンaが網状体bを
通して空気を吸込み、ラジエータcを通り抜けた
あとの空気をエンジンdへ供給する形式となつて
いる。この例ではエンジンdの上に運転席eが設
けられている。
従つて、コンバイン運転中にその各部から発生
する浮藁、つまり脱落した「はかま」や葉、ある
いは脱穀部から吹出してくる細かい塵埃、などは
上記網状体bで過されるからラジエータcの小
孔を閉塞させることはない。この構成は、エンジ
ンd及びその付帯機器をできる限りコンパクトに
まとめると共に、ラジエータの閉塞も防止する、
という要請を満足させるものである。
しかし、コンバイン運転中の上記塵埃は主とし
てエンジン配設個所の高さで発生し、これより高
い所で発生したものも自重で降下し、これより低
い所で発生したもののうち軽量のものは舞い上が
るという傾向があるから、結局、エンジン周辺域
の塵埃量は常に高水準にある。その結果、エンジ
ンとほぼ同じ高さにある上記網状体は急速に閉塞
するから、そのまま運転をつづけるとラジエータ
への冷気供給が減りエンジンの過熱を来たす。従
つて、網状体は頻繁に掃除せざるを得ないことに
なる。この掃除のために運転者は作業を中断せね
ばならず、穀物収穫作業の能率がその分だけ低下
する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従つて本考案の課題は、ラジエータのフアンへ
給気するための吸気ダクト、特にその外面に張設
したフイルター、の所へ到達する塵埃の量をでき
る限り少くするよう構成されたコンバイン用のエ
ンジン冷却構造を創出することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記課題を達成するべく、この考案においては
冒頭に記したコンバインにおいて、 上記ラジエータと、上記エンジンで駆動される
フアンとが箱体の中に収納され、 この箱体のエンジンより上部には、少なくとも
機体横外側部にフイルター付きの吸気口を備えた
吸気ダクトが連通接続され、 上記箱体のラジエータに対向する機体横外側面
には排風多孔板が取付けられていて、上記フアン
からの風が上記吸気口の下方において機体横外側
方に向けて上記箱体から吹出すよう構成されてい
る。
〔作用〕
上記構成によれば、ラジエータとこれに空気を
吹付けるフアンとが箱体の中に収納されているか
ら、この箱体内へ取入れられた清浄な空気のみが
ラジエータへ吹付けられる。
そして、さらに重要なことは、上記箱体よりも
高い所に配置された吸気ダクトから外気が吸込ま
れることにある。即ち、その高さではコンバイン
各部から発生する塵埃の量が、ラジエータ等を収
納した低位置の箱体の個所に比して少ないので上
記吸気ダクトのフイルター、例えば網状体、への
塵埃の付着進行は前述の従来技術の場合に比べ緩
慢である。
本考案のエンジン冷却構造が奏出する上記以上
に有利な作用は次の通りである。
即ち、上記吸気ダクトの下方で、ラジエータの
フアンが横外方に向けて冷却風を吹出すから、こ
の横向き空気流がその上方の吸気ダクトのための
エヤーカーテンとして作用することである。コン
バインの下部から上方へ塵埃が舞い上がつてきて
も該エヤーカーテン状の横向き空気流によつて遮
断され、それよりも上方への上昇は抑制される。
つまり、このようにして吸気ダクト近傍域の空気
はさらに一層清浄に保たれるから、吸気ダクトの
フイルターへの塵埃付着速度は遅くなり、フイル
ターの清掃処理を行うことなく長時間の連続運転
がう可能となる。
〔考案の効果〕
以上によつて明らかな通り、本考案のエンジン
冷却構造を備えたコンバインは、ラジエータ用の
外気取入口の掃除のための運転中断を要すること
はなく長時間順調にコンバイン運転を続けること
ができ、収穫作業の能率向上がもたらされる。
そして、本考案のエンジン冷却構造は、吸気ダ
クトをラジエータ及びフアンよりも上方に配置
し、且つこれらラジエータ及びフアンを箱体に収
納すると共に、該フアンの回転方向を通常のもの
とは逆にするというだけの比較的簡単な改造で実
現できるからコンバインの製作や運転性に悪影響
を及ぼすおよれはない。
〔実施例〕
この例では、第4図に示すように刈取部Aの後
方に脱穀部Bと選別部Cとがこの順に配置されて
いる。一般的に引起装置1と切断装置2(第2
図)と搬送装置3とからなる刈取部Aの側方には
原動・操縦ブロツクDが並置されている。該ブロ
ツクDは前方に操縦盤4、後方に運転席5を備
え、該席下方にエンジン6が搭載されている。
この考案の特徴は既述の通り、ラジエータへの
外気供給系統にあるので、以下第1〜3図につい
てその詳細を説明する。
エンジン6により駆動されるフアン7はその外
方に対向設置されたラジエータ8へ送風するべく
上記フアン7と共に箱体9の中に収納されてい
る。箱体9の上部、即ち塵埃が比較的少い高い位
置には、機体横外側面並びに機体前面にフイルタ
ー付きの吸気口10a,10bを備えた吸気ダク
ト10が連通接続され、この場合のフイルターは
網状体11とされている。網状体11で過され
つつ矢印Sの如く吸入された外気は吸気ダクト1
0から箱体9へ導かれ、フアン7の背面、つまり
エンジン6に対向している側、へ供給される。フ
アン7がラジエータ8へ吹付けた清浄外気はこの
ラジエータ8の小孔を通抜けつつ、該ラジエータ
内を流れているエンジン冷却液を冷却したあと、
箱体9外面の排風多孔板12から外方へ矢印Rの
如く流出する。排風多孔板12の孔は手の指が誤
つて入らない程度の大きさとされる。
この例では吸気ダクト10が運転席5背後の空
間を利用して配置され、嵩だかとならないよう配
慮されている。
矢印Tの如くコンバイン下部域から浮遊上昇し
てくる塵埃は、排風多孔板12からの矢印Rの如
き空気流によつてそれ以上の上昇を阻止され、矢
印Uの如く外方へそらされる。従つて矢印Sのよ
うに吸引される外気の中に塵埃が混入することは
極めて少くなる。
〔別実施例〕 第5図の例では箱体9が前の例よりも大きく
され仕切壁13によつて第1室14aと第2室
14bとに区画されている。ラジエータ8とフ
アン7とが第1室14aに収納され、網状体1
1をフイルターとした吸気ダクト10からの空
気は前例同様に全量がフアン7の背面側へ供給
される。エンジン6は第2室14bに収納され
ているから騒音及び熱気の外部放散が抑制され
る。
第6図の例では、第5図の場合と異なり吸気
ダクト10からの空気は該ダクトへ連通接続の
第2室14bへ先ず流入し、エンジン6を空冷
したあと仕切壁13に開設の通風口15を通つ
て第1室14aへ流入する。そしてフアン7に
よつてラジエータ8を通り外方へ流出させられ
る点は前2例と同じである。この例では、エン
ジン6の騒音放散の抑制に加えて、冷外気によ
るエンジン空冷も行われるから、フアン7の送
風方向へ通常のものと逆であることによる弊害
も解消されている。
この例では吸気ダクト10のフイルターが網状
体ではなく、多孔の薄鋼板で形成されている。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るコンバインのエンジン冷却
構造の実施例を示し、第1図は要部の縦断面図、
第2図は同じく側面図、第3図は同じく斜視図、
第4図は全体平面図、第5〜6図は別実施例の要
部縦断面図、第7図は従来例の要部縦断面図であ
る。 6……エンジン、7……フアン、8……ラジエ
ータ、9……箱体、10……吸気ダクト、10a
……吸気口、11……網状体、12……排風多孔
板、13……仕切壁、14a……第1室、14b
……第2室、15……通風口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジン6と、該エンジン6の冷却液を循環さ
    せるラジエータ8と、このラジエータ8に向けて
    送風するフアン7とを備えたコンバインにおい
    て、 上記ラジエータ8と、上記エンジン6で駆動さ
    れるフアン7とが箱体9の中に収納され、 この箱体9のエンジン6より上部には、少なく
    とも機体横外側部にフイルター付きの吸気口10
    aを備えた吸気ダクト10が連通接続され、 上記箱体9のラジエータ8に対向する機体横外
    側面には排風多孔板12が取付けられていて、上
    記フアン7からの風が上記吸気口10aの下方に
    おいて機体横外側方に向けて上記箱体9から吹出
    すよう構成されていることを特徴とするコンバイ
    ンのエンジン冷却構造。
JP1985124542U 1985-08-12 1985-08-12 Expired JPH0343374Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985124542U JPH0343374Y2 (ja) 1985-08-12 1985-08-12

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JP1985124542U JPH0343374Y2 (ja) 1985-08-12 1985-08-12

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Publication Number Publication Date
JPS6231724U JPS6231724U (ja) 1987-02-25
JPH0343374Y2 true JPH0343374Y2 (ja) 1991-09-11

Family

ID=31016650

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JP1985124542U Expired JPH0343374Y2 (ja) 1985-08-12 1985-08-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0635870Y2 (ja) * 1988-08-30 1994-09-21 株式会社クボタ 作業車のボンネット構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5726018Y2 (ja) * 1976-06-12 1982-06-07
JPS6040832Y2 (ja) * 1979-04-28 1985-12-10 ヤンマー農機株式会社 コンバインのエンジン部における吸入筒構造

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JPS6231724U (ja) 1987-02-25

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