JPH0413474Y2 - - Google Patents

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JPH0413474Y2
JPH0413474Y2 JP5544287U JP5544287U JPH0413474Y2 JP H0413474 Y2 JPH0413474 Y2 JP H0413474Y2 JP 5544287 U JP5544287 U JP 5544287U JP 5544287 U JP5544287 U JP 5544287U JP H0413474 Y2 JPH0413474 Y2 JP H0413474Y2
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JP
Japan
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fork
gasket
stress
wall thickness
connecting part
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JP5544287U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、各種容器や機器類の耐圧静止箇所の
シールに使用される自己増圧型ガスケツトの改良
に関する。
〔従来の技術〕
従来からこの種ガスケツトの一例として、第2
図の断面形状を示すごとく環状を呈する当該ガス
ケツトの外径縁または内径縁に連結部1を備え、
該連結部1の軸方向両端から内径方向または外径
方向に2本のフオーク部2を一体的に延設し、該
フオーク部2の先端に環状のシール面4を有する
リツプ部3を一体成形して全体に軸方向にシンメ
トリーな形状になるものが知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記ガスケツトは、連結部1が
フオーク部2よりも大幅に厚肉に形成されている
ことから、相手フランジに対する締め代と、内側
から作用する密封対象流体の圧力による変形動作
は、内側面が肉圧を先端側に向けて漸減させるテ
ーパ状に形成されたフオーク部2の可撓性にのみ
依存されている。このため当該ガスケツトを200
〜400Kgf/cm2程度の高圧の条件の下で使用する
と、このフオーク部2の略中央に同図グラフに示
すような応力の集中を生じ、該中央部分が局部的
に塑性変形し弾性復元力が失なわれてシール作用
に悪影響を及ぼす問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は以上の点に鑑み、応力の集中を防止し
て耐久シール性能を向上させることを目的とする
もので、この目的を達成するため、連結部を、前
記フオーク部の基部の肉厚と同一の均一な肉厚と
し、かつ軸方向に対称な断面U字形に湾曲した形
状としたものである。
公知のようにこの種ガスケツトは上記の弾性復
元力の外に流体圧力を利用してリツプ部のシール
面を相手材に押し付けるもので、当該ガスケツト
に生じる応力を均一に分散させるためにはこの双
方にもとづく応力をトータルとして考察する必要
がある。本願考案者はこの点に留意しつつ様々な
条件の下で応力解析を繰り返し、その結果として
上記形状構成を要旨とする本考案を案出するに至
つた。
〔作用〕
本考案は、連結部が、肉厚の均一な断面U字形
であることによつて適当な可撓性を有するため、
相手フランジに対する締め代及び密封対象流体の
圧力によつてフオーク部に生じる応力が、連結部
の変形作用によつて分散され、したがつて部分的
な応力集中を緩和できるものである。
〔実施例〕
第1図に断面形状を示すように軸方向に対称な
断面U字形に成形された連結部1の端部に内径方
向または外径方向に延びるフオーク部2が一体成
形され、該フオーク部2の先端に環状のシール面
4を有するリツプ部3が連続成形されている。連
結部1は全体にわたつてその肉厚Wを均一に設定
されている。フオーク部2の基端近傍からリツプ
部3へかけて流体圧力を受ける受圧面5はテーパ
状に成形され、該部の厚さは先端へ向けて漸減す
るように構成されている。
上記構成のガスケツトはその形状にもとづき連
結部1からリツプ部3へかけてその全体を撓める
ように動作し、同図グラフに示すように内部に発
生する応力を分散させ局部的な塑性変形を防止す
る。
これは、連結部1を断面U字形として適当な可
撓性を与えたことによつて、相手フランジに対す
る締め代及び密封流体の圧力Pによるフオーク部
2の応力を分散させたことに加え、連結部1の肉
厚Wを、フオーク部2の、厚肉側である基部2b
の肉厚と同一としたことによつて、逆にこの連結
部1に応力が集中することがないからである。
すなわち、例えばフオーク部2の全体が連結部
1と同一かつ均一の肉厚である場合は、連結部1
に大きな曲げ応力δが生じることは避けられない
が、本考案はフオーク部2の内側受圧面5が、肉
圧を先端2a側に向けて漸減させるテーパ状であ
ることを前提としているため、フオーク部2の可
撓性によつて、前記連結部1の曲げ応力δの緩和
といつた新たな作用が得られ、したがつて、連結
部1とフオーク部2の可撓性の相互作用によつ
て、応力分布を均一化させることができるもので
ある。
〔考案の効果〕
本考案の自己増圧型ガスケツトは以上説明した
ように、締め代及び流体圧力により生じる応力
が、連結部とフオーク部の可撓性の相互作用によ
つて、ほぼ均一に分布し、局部的な塑性変形を防
止して弾性復元力を長期間にわたつて持続するよ
うに構成したもので、これに伴ない耐圧性と耐久
シール性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るガスケツトの断
面図と応力発生分布を示すグラフ、第2図は従来
例に係るガスケツトの断面図と応力発生分布を示
すグラフである。 1……連結部、2……フオーク部、3……リツ
プ部、4……シール面、5……受圧面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連結部と、この連結部の両端から径方向に延び
    る一対のフオーク部と、このフオーク部の先端の
    軸方向外側の面に突出形成されたシール部からな
    り、前記フオーク部の互いに対向する内側受圧面
    がフオーク部の肉圧を先端側に向けて漸減するテ
    ーパ状に形成された自己増圧型ガスケツトにおい
    て、前記連結部を、前記フオーク部の基部の肉厚
    と同一の均一な肉厚とし、かつ軸方向に対称な断
    面U字形に湾曲した形状としたことを特徴とする
    自己増圧型ガスケツト。
JP5544287U 1987-04-14 1987-04-14 Expired JPH0413474Y2 (ja)

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JP5544287U JPH0413474Y2 (ja) 1987-04-14 1987-04-14

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JP5544287U JPH0413474Y2 (ja) 1987-04-14 1987-04-14

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JPS63162166U JPS63162166U (ja) 1988-10-24
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