JPH04134714U - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

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JPH04134714U
JPH04134714U JP4280791U JP4280791U JPH04134714U JP H04134714 U JPH04134714 U JP H04134714U JP 4280791 U JP4280791 U JP 4280791U JP 4280791 U JP4280791 U JP 4280791U JP H04134714 U JPH04134714 U JP H04134714U
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JP
Japan
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core material
door trim
flange
upper member
automobile door
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Application number
JP4280791U
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English (en)
Inventor
義則 石塚
Original Assignee
河西工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アッパーメンバーとロアメンバーとからなる自
動車用ドアトリムにおいて、端末部分の合せを美麗に行
ない、合せ部の変形を可及的に防止して美観を向上させ
ることを目的とする。 【構成】ロアメンバー30の端末部において、ロア部芯
材31にフランジ34を一体に設けるとともに、アッパ
ーメンバー20の端末部にアッパー部芯材21裏面に係
止用爪24を突設し、フランジ34の側縁34aを係止
用爪24に係合させることにより、アッパー部芯材21
の変形を規制する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、分割されたアッパーメンバーとロアメンバーとを組み付けて構成 される自動車用ドアトリムに係り、特に、アッパーメンバーとロアメンバーとの 合せ部における美観を向上させた自動車用ドアトリムに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、自動車の室内には各種内装部品が装着されており、これら内装 部品の構成は、繊維板,樹脂板等を所要形状に成形してなり、保形性と車体パネ ルへの取付剛性を備えた芯材と、芯材の表面側に貼着され、装飾性並びにクッシ ョン性を付与する表皮材との積層構造体からなるものが一般的である。
【0003】 図7は、内装部品の代表例としてのドアトリム1を示すものであり、最近では 、商品価値を高めるために、アッパーメンバー2とロアメンバー3との分割体を 組み付けることにより構成し、アッパー部分とロア部分とにおける外観にバリエ ーションを与え、意匠性を高めるようにしている。
【0004】 すなわち、図8に示すように、アッパーメンバー2は、射出成形体からなるア ッパー部芯材2aの表面をクロス等のアッパー部表皮材2bにより被覆して構成 され、かつ、ロアメンバー3は、繊維板,複合樹脂板等を所要形状にプレス成形 してなるロア部芯材3aの表面を同様にPVCシート等のロア部表皮材3bによ り被覆して構成されている。
【0005】 そして、アッパーメンバー2とロアメンバー3との接合は、アッパー部芯材2 a裏面に突設形成した取付用ボス4と、ロア部芯材3aに設けた取付孔5とを一 致させて、ビス6を介してアッパーメンバー2とロアメンバー3とを接合固定し ている。
【0006】 更に、アッパーメンバー2とロアメンバー3との合せ部の端末部2c,3cに おいては、図9に示すように、ドアパネル7との間にスキを生じないように、ド アパネル7と密着した状態でアッパーメンバー2およびロアメンバー3の端縁同 士を突き合せ、アッパー部表皮材2bとロア部表皮材3bとがほぼ同一表面をな すようにドアトリム1の端末処理が行なわれているのが実情である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来では、アッパーメンバー2の側縁端末部2cとロアメンバー 3の側縁端末部3cとを突き合せ、アッパー部表皮材2bとロア部表皮材3bと が面一状態となるように設定されているが、取付用ボス4は端末近くに設定する ことができないため、アッパー部芯材2aおよびロア部芯材3aの側縁端末2c ,3cはフリー状態であり、特にアッパー部芯材2aは熱収縮による変形が生じ やすく、よって、端末部においてアッパーメンバー2とロアメンバー3との間の 合せを体裁よく行うことができず、著しい美観の低下を招くという不具合が指摘 されている。
【0008】 更に、アッパーメンバー2およびロアメンバー3の取付誤差等によっても両者 の合せを体裁よく行うことができず、このように、分割メンバー2,3から構成 されるドアトリム1において、端末部分における合せを体裁よく行うための対策 が急務とされていた。
【0009】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、アッパーメンバーとロアメンバーとからなる自動車用ドアトリムにおい て、端末部分におけるアッパーメンバーおよびロアメンバーの接合を体裁よく行 ない、意匠性を著しく高めた自動車用ドアトリムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、アッパー部芯材表面にアッパー部表皮 材を被覆してなるアッパーメンバーと、ロア部芯材表面にドア部表皮材を被覆し てなるロアメンバーとから構成され、アッパー部芯材裏面の取付用ボスに対して ロア部芯材に開設された取付孔を通じてビスを締着することにより、両メンバー を接合してなる自動車用ドアトリムにおいて、 前記アッパーメンバーとロアメンバーとの合せ部における端末部には、ロア部 芯材にアッパー部芯材を支持するフランジが一体に設けられているとともに、こ のフランジの側縁部と係合する鉤状の係止用爪がアッパー部芯材裏面に突設され ていることを特徴とする。
【0011】
【作用】
以上の構成から明らかなように、アッパーメンバーの端末部は、ロア部芯材に 設けたフランジに支持されており、かつこのフランジがアッパー部芯材の係止用 爪により係合されているため、熱収縮等により、アッパーメンバーの端末部分が 室内方向に変形する力が働いても、アッパー部芯材と一体形成した係止用爪がロ ア部芯材に設けたフランジと係合しているため、この変形が未然に防止できる。
【0012】 更に、アッパーメンバーの端末部が車体パネル方向に変形する力が作用しても 、ロア部芯材に設けたフランジによりこの変形が食い止められる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案による自動車用ドアトリムの実施例について、添付図面を参照し ながら詳細に説明する。
【0014】 図1は本考案による自動車用ドアトリムを示す全体斜視図、図2は本考案によ る自動車用ドアトリムを構成するアッパーメンバーおよびロアメンバーの接合構 造を示す要部斜視図、図3は同自動車用ドアトリムの縦断面図、図4は同自動車 用ドアトリムの横断面図、図5は同自動車用ドアトリムの側縁端末部における合 せ部の構成を示す断面図、図6は本考案による自動車用ドアトリムの別実施例を 示す斜視図である。
【0015】 図1,図2において、本考案による自動車用ドアトリム10は、アッパーメン バー20とロアメンバー30とから大略構成されており、更に、アッパーメンバ ー20は合成樹脂の射出成形体からなるアッパー部芯材21と、このアッパー部 芯材21の表面に貼着されるクロス等の裏面にポリウレタンフォーム等のクッシ ョン材を積層一体化したアッパー部表皮材22とから構成されており、一方、ロ アメンバー30は、ポリプロピレン複合樹脂を所要形状にコールドプレス成形し てなるロア部芯材31の表面にスキン層と発泡層との積層体からなるPVC樹脂 スラッシュ成形表皮材等のロア部表皮材32を被覆一体化して構成されている。
【0016】 そして、アッパー部表皮材22とロア部表皮材32との外観、手触り感等を相 異させることにより、製品外観にバリエーションをもたせ、商品価値を高めてい る。
【0017】 また、アッパーメンバー20とロアメンバー30との接合は、図2に示すよう に、アッパー部芯材21の裏面に一体形成した取付用ボス23と、この取付用ボ ス23に対応する箇所のロア部芯材31に設けた取付孔33とを一致させて、ビ ス40を取付孔33側から締着固定することにより、アッパーメンバー20とロ アメンバー30との強固な接合を図っている。
【0018】 ところで、本考案の特徴は、ドアトリム10の端末部50における合せ構造に ある。
【0019】 すなわち、端末部50において、ロア部芯材31にはフランジ34が一体に形 成されており、このフランジ34の側縁34のを係合する係止用爪24がアッパ ー部芯材21裏面に鉤状に形成されている。
【0020】 そして、ビス40によりロアメンバー30の取付孔33とアッパーメンバー2 0の取付用ボス23との間を締着すれば、このビス40の締着作業に応じて、図 4に示すように、ロアメンバー30に設けたフランジ34の側縁34aがアッパ ーメンバー20に設けた係止用爪24に係合することになる。
【0021】 従って、自動車用ドアトリム10の端末部50の構成は、図5に示すように、 アッパー部表皮材22の表面とロア部表皮材32の表面とが同一平面をなすよう に取付けられるが、特に、熱収縮が生じやすいアッパー部芯材21に熱収縮が生 じても、アッパー部芯材21に設けた係止用爪24がロア部芯材31のフランジ 34の側縁34aと係合しているため、アッパー部芯材21が室内側に向けて反 ることがなく、また、ロアメンバー30のフランジ34がアッパーメンバー20 の端末部を支持しているため、ドアパネル側に反ることもなく、従来生じていた アッパーメンバー20端末部における変形は可及的に防止できる。
【0022】 更に、アッパーメンバー20およびロアメンバー30の双方の取付誤差により 両メンバー20,30の端末部50における合わせにバラツキがある場合でも、 本考案のようにロアメンバー30に設けたフランジ34をアッパーメンバー20 に設けた係止用爪24で係止することにより取付誤差を吸収し、図5に示すよう にアッパーメンバー20の表面位置とロアメンバー30の表面位置とを常に面一 状態に維持することができ、極めて体裁のよい端末処理が行える。
【0023】 次いで、図6は本考案による自動車用ドアトリムの別実施例を示すもので、こ の実施例によれば、ロア部芯材31に一体形成するフランジ34の側縁34aを 凹凸形状に設定し、凹部35内にアッパーメンバー20に形成した係止用爪24 を嵌合させることにより、アッパーメンバー20とロアメンバー30との端末部 50の適切な合わせを、上下方向に沿っても行い、アッパーメンバー20の下端 縁とロアメンバー30の上端縁との間に隙間が生じることを未然に防止するとい う付随的な効果がある。
【0024】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案による自動車用ドアトリムは、以下に記載する格別 の作用効果を有する。
【0025】 (1)本考案は、ロア部芯材にフランジを一体に設け、このフランジの側縁を アッパー部芯材に形成した係止用爪により係合するという構成であり、特に、熱 収縮が生じやすいアッパー部芯材の変形に対して、例えば、室内側に向く変形は 、フランジと係止用爪との係合作用により防止するとともに、ドアパネル側に向 く変形は、ロアメンバーに設けたフランジにより食い止めることができる。
【0026】 したがって、ドアトリムの側縁端末部において、アッパーメンバーとロアメン バーとを常時同一表面に設定でき、美麗な外観を長期に亘り維持できるという効 果を有する。
【0027】 (2)本考案は、アッパーメンバーおよびロアメンバーの取付誤差により、ア ッパーメンバー、並びにロアメンバーの端末部において、その合せ部に段差が生 じる場合でも、アッパーメンバー端末部とロアメンバー端末部との間で、フラン ジに係止用爪を係合させることにより、アッパーメンバー端末部とロアメンバー 端末部との表面を同一平面に設定でき、外観意匠性が向上するという効果を有す る。
【0028】 (3)本考案の一態様によれば、ロアメンバーに形成するフランジの側縁を凹 凸状に設定して、フランジの凹部にアッパーメンバーの係止用爪を嵌合させると いう構成であるため、アッパーメンバー端末部とロアメンバー端末部との表面合 せと同時に、アッパーメンバーの下端縁とロアメンバーの上端縁との合せも同時 に適切に行え、両メンバー間に隙間が生じることがなく、美麗な接合外観が得ら れるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す自動車用ドアトリム
の全体斜視図。
【図2】図1に示す自動車用ドアトリムを構成するアッ
パーメンバーとロアメンバーとの接合構造を示す斜視
図。
【図3】図1中III −III 線断面図。
【図4】図1中IV−IV線断面図。
【図5】図1中V−V線断面図。
【図6】本考案による自動車用ドアトリムの第2実施例
を示すものでアッパーメンバーとロアメンバーとの接合
関係を示す斜視図。
【図7】従来の分割タイプの自動車用ドアトリムの構成
を示す斜視図。
【図8】従来の分割タイプの自動車用ドアトリムの接合
構造を示す断面図。
【図9】従来の分割タイプの自動車用ドアトリムの合せ
部の構成を示す断面図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 20 アッパーメンバー 21 アッパー部芯材 22 アッパー部表皮材 23 取付用ボス 24 係止用爪 30 ロアメンバー 31 ロア部芯材 32 ロア部表皮材 33 取付孔 34 フランジ 35 凹部 40 ビス 50 端末部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アッパー部芯材(21)表面にアッパー部
    表皮材(22)を被覆してなるアッパーメンバー(2
    0)と、ロア部芯材(31)表面にロア部表皮材(3
    2)を被覆してなるロアメンバー(30)とから構成さ
    れ、アッパー部芯材(21)裏面の取付用ボス(23)
    に対してロア部芯材(31)に開設された取付孔(3
    3)を通じてビス(40)を締着することにより、両メ
    ンバー(20,30)を接合してなる自動車用ドアトリ
    ムにおいて、前記アッパーメンバー(20)とロアメン
    バー(30)との合せ部における端末部(50)には、
    ロア部芯材(31)にアッパー部芯材(21)を支持す
    るフランジ(34)が一体に設けられているとともに、
    このフランジ(34)の側縁部と係合する鉤状の係止用
    爪(24)がアッパー部芯材(21)裏面に突設されて
    いることを特徴とする自動車用ドアトリム。
JP4280791U 1991-06-07 1991-06-07 自動車用ドアトリム Pending JPH04134714U (ja)

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JP4280791U JPH04134714U (ja) 1991-06-07 1991-06-07 自動車用ドアトリム

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JPH04134714U true JPH04134714U (ja) 1992-12-15

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ID=31923238

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016022844A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 トヨタ紡織株式会社 サイドトリム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58123379A (ja) * 1982-01-13 1983-07-22 Mitsubishi Electric Corp インバ−タ回路
JPS5946435A (ja) * 1982-09-09 1984-03-15 Daiwa Danchi Kk 省エネルギ−住宅構造

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970414