JPH04134616A - 記録再生素子の位置検出方式 - Google Patents

記録再生素子の位置検出方式

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JPH04134616A
JPH04134616A JP25303490A JP25303490A JPH04134616A JP H04134616 A JPH04134616 A JP H04134616A JP 25303490 A JP25303490 A JP 25303490A JP 25303490 A JP25303490 A JP 25303490A JP H04134616 A JPH04134616 A JP H04134616A
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は記録再生素子の位置検出方式に関する。
【従来の技術】
磁気テープに回転磁気ヘッドを用いて情報信号の記録再
生を行なうようにした磁気記録再生装置・の代表例とし
てはビデオ・テープ・レコーダ(VTR)を挙げること
ができる。そして現在のVTRは開発されてから現在ま
での間の飛躍的な進歩によって画質や機能が大幅に向上
したものになっていることは周知のとおりであり、さら
にデジタル信号を記録の対象にするデジタルVTRにつ
いての開発が進められている現状にある。 一方、磁気テープに回転磁気ヘッドを用いて情報信号の
記録再生を行なうようにしたVTRはテレビジョン放送
番組内容の録画や、テレビジョンカメラで撮像した映像
信号の録画などのように。 連続的な画像の記録のために用いられるのが一般的であ
ったが、VTRにおける磁気テープが大きな記憶容量を
有していることに着目して、VTRを例えばデジタル情
報処理装置における記憶装置、その他の構成部材の一つ
として使用する等の試みもなされるようになった。 ところでVTRをデジタル情報処理装置における構成部
材として1例えば「コンピュータの外部補助記憶装置」
や、「コンピュータグラフィックスの画像を計算終了時
に順次に記録し、それを連続的に再生することにより動
画とする装置」などに使用する場合には、磁気テープに
対する情報信号の記録が、1本の記録跡(1トラツク)
〜数トラックを単位とするような記録態様でなされるこ
とがあるためしこ、VTRがデジタル情報処理装置の構
成部材として使用されるためには、前記のように例えば
1トラツク〜数トラツクを単位として行なわれる情報の
記録動作も高安定度、かつ高信頼性で実現されるように
することが必要とされる。 磁気テープに回転磁気ヘッドを用いて情報信号の記録再
生が行なわれるVTRにおいて、磁気テープにおける特
定なトラックに対して記録を行なったり、あるいは磁気
テープにおける特定なトラックの記録内容の書換えを行
なったりするような場合には、■プリロールにより記録
開始予定位置より前に磁気テープを巻戻しておき、記録
時に前記の巻戻された位置から磁気テープを早送りして
記録開始予定位置を所定のテープ送り速度で通過させ、
その記録開始予定位置から所定のトラック数の記録が行
なわれるようにする。■コントロールパルスとキャプス
タンモータの回転位置制御によって、記録が行なわれる
べき位置に磁気テープを停止させ、停止状態の磁気テー
プに回転磁気へラドによって記録を行なう、というよう
な2つの方法が従来から行なわれて来ている。 前記した、Dの方法は、VTRの編集機能におけるアセ
ランプリ記録・インサート記録のモードで実施されてい
る方法であるが、このDの方法では磁気テープに記録が
行なわれる度毎に、磁気テープの巻戻しと順方向への送
りとを繰返すことが必要であるために、テープ走行系の
メカニズムと磁気テープとに負担が掛かるから頻繁に記
録動作が行なわれるような場合には適していないし、ま
た、記録が行なわれるトラックの位置は、走行する磁気
テープと回転磁気ヘッドとの相対運動によって定まるの
で高い精度でトラックの位置を設定すること回置であり
、さらにプリロール等に時間が掛かるために記録時間間
隔を短縮できない等の諸点が問題になる。 また、前記した■の方法は前記した■の方法で必要とさ
れていたような巻戻し動作が不要な他に、記録動作が磁
気テープの停止している状態で行なわれるために、テー
プ走行系のメカニズムと磁気テープとに大きな負担を掛
けることもなく、さらに、高い精度でトラックの位置を
設定することも容易であるという利点が得られるが、記
録動作が停止している状態の磁気テープに対して回転磁
気ヘッドによって行なわれるために、磁気テープに記録
形成されるトラックパターンが、予め定められた走行速
度で走行する磁気テープに回転磁気ヘッドの回転軌跡と
対応して記録形成されるトラックパターンとは異なった
ものになるから、この■の方法によって情報信号が記録
された磁気テープを、予め定められた走行速度で走行さ
せた状態で再生した場合には回転磁気ヘッドによってト
ラックを正確に追跡できないし、またこの■の方法によ
って記録させたトラックと、予め定められた走行速度で
走行させた状態で磁気テープに記録形成させたトラック
とを同一の磁気テープに混在するような状態で記録して
使用することは困難である。 ■、■とじて既述した従来技術における問題点を解決す
るために、従来、例えば予め定められた走行速度で走行
する磁気テープに回転磁気ヘッドの回転軌跡と対応して
記録形成される情報信号の記録跡と同様な情報信号の記
録跡が、前記したテープ走行方向において間欠的に所定
の距雇ずつ移動した後に停止した状態の磁気テープに対
する回転磁気ヘッドの回転軌跡によって記録形成される
ように、前記した磁気テープにおけるテープ基準縁を基
準とする回転磁気ヘッドの絶対位置と対応して発生させ
た回転磁気ヘッドの位置信号に基づいて間欠記録動作時
における回転磁気ヘッドの回転軌跡を制御するアクチュ
エータを備えさせたVTRが提案されている。
【発明が解決しようとする881 ところで、前記のように磁気テープにおけるテープ基準
縁を基準とする回転磁気ヘッドの絶対位置と対応して発
生させた回転磁気ヘッドの位置信号に基づいて間欠記録
動作時における回転磁気ヘッドの回転軌跡を制御するア
クチュエータを備えて構成されているVTRにおいては
、回転磁気ヘッドの正確な位置を安定に検出することが
必要とされるが、従来、電歪物質を用いて構成した電気
−機械変換素子によるアクチュエータにおいて。 例えば特開昭52 117105号公報に記載の装置の
ように、回転ヘッドの動きの検出のために。 電歪物質を用いて構成した電気−機械変換素子に接着さ
せたストレインゲージによってアクチュエータの変位を
検出するようにしたものが知られている。 しかし、前記の既提案では検出されたアクチュエータの
変位を微分してアクチュエータの速度信号を発生し、そ
の速度信号を駆動回路にフィードバックさせることによ
りアクチュエータの自由振動を抑圧することはできても
、回転磁気ヘッドの位置を検出することはできなかった
。 すなわち、前記の公報に記載の装置のように電気−機械
変換素子を構成している電歪物質の反り量の検出を行な
うようにしたものでは、電歪物質の反り量がヒステリシ
ス特性を示すこと、及び電歪物質の反りの状態が温度の
変化によって変化する、等のために、電歪物質の反り量
によっては回転磁気ヘッドの位置を知ることができない
からである・ [課題を解決するための手段] 本発明は記録再生素子の位置の変化と対応してそれぞれ
の位置検出素子に生じる出力が互に相補的に変化するよ
うに設けられた同一入出力特性を有する2個の位置検出
素子と、前記した2個の位置検出素子からの出力信号の
差信号を得る手段とを備えてなる記録再生素子の位置検
出方式を提供する。 【作用1 同一の入出力特性を有する2個の位置検出素子が、それ
らからの出力信号が記録再生素子の変位と対応して互に
逆の変化態様を示す出力信号を出力し、それらの信号の
差分の信号が位置検出信号として用いられるようにする
。それにより、記録再生素子の位置決め精度が向上でき
、また、記録再生素子の定常位置ではドリフトを完全に
打消すことができ、さらにS/Hの良好な位置検出信号
を得ることができる。 【実施例】 以下、添付図面を参照して本発明の記録再生素子の位置
検出方式の具体的な内容について詳細に説明する。第1
図は本発明の記録再生素子の位置検出方式を適用した記
録再生素子の駆動装置の斜視図、第2図は第1図に示し
である記録再生素子の駆動装置の平面図と側面図と正面
図、第3図は位置検出回路の一例の回路図、第4図は本
発明の記録再生素子の位置検出方式における記録再生素
子の位置検出部の変形態様の側面図、第5図は本発明の
記録再生素子の位置検出方式における記録再生素子の位
置検出部の変形態様の斜視図である。 第1図及び第2図において1はベース部、la。 1bは部材取付用突起部、2は電気−機械変換素子とし
て使用される電歪物質のバイモルフであって、前記のバ
イモルフ2はそれの基部2aが、ベース部1の部材取付
用突起部1aの上面に載置された後に、それの上部に抑
え板3をのせて、前記の抑え板3とバイモルフ2とをね
じ4,5によって前記したベース部lの部材取付用突起
部1aに固着される。 前記したバイモルフ2の先端部2bには位置検出部の作
動板6が固着されている。前記した位置検出部の作動板
6の両端には突起部6a、6bが構成されている0位置
検出部の作動板6の突起部6a、6bは、第2図の(c
l)に示す一部の拡大平断面図で明らかなように、位置
検出部の作動板6の突起部6aは1位置検出素子として
用いられているフォトインタラプタ8における発光部2
9Aと受光部30Aとの間の光路中に突出している状態
になされており5また、前記の位置検出部の作動板6の
突起部6bは、位置検出素子として用いられているフォ
トインタラプタ9における発光部31Aと受光部32A
との間の光路中に突出している状態になされている。 位置検出素子として用いられている前記した2つのフォ
トインタラプタ8,9は、それぞれの発光部29A、3
1Aに設けられている発光素子(例えば発光ダイオード
)29.31と、前記した発光部29A、31Aに設け
られている発光素子29゜31から放射された光を受光
するために、受光部30A、32Aに設けられている受
光素子(例えばフォトトランジステタ)30.32など
によって構成されているが、前記した2個のフォトイン
タラプタ8,9としては、同一の入出力特性を示すもの
が使用されている。 そして、前記した2つのフォトインタラプタ8゜9にお
いて、それぞれの発光部29A、31Aに設けられてい
る発光素子(例えば発光ダイオード)29.31から放
射された光の内で、受光部30A、32Aにおける受光
素子(例えばフォトトランジステタ)30.32で受光
される受光量は、前記した発光部29A、31Aと受光
部30A、32Aとの間の光路中で、前記したバイモル
フ板2によって記録再生素子(例えば磁気ヘッド)7と
一体的に図中の矢印Y方向に変位するようになされてい
る位置検出部の作動板6の突起部6a、6bの変位の態
様に従って変化する。 第2図の(e)は前記した第2図の(d)におけるx−
X線位置における側断面図であって、前記した2つのフ
ォトインタラプタ8,9における受光部30A、32A
の受光素子30.32の配置の態様は、前記したバイモ
ルフ板2の変形によって記録再生素子(例えば磁気ヘッ
ド)7と一体的に図中の矢印Y方向に変位するようにな
されている位置検出部の作動板6の突起部6a、6bに
よる遮光作用により、受光素子30.32に対する入射
光量が相補的に変化する状態となされており、したがっ
て、前記した2つのフォトインタラプタ8゜9における
受光部30A、32Aの受光素子30゜32からの出力
信号は、記録再生素子(例えば磁気ヘッド)7と一体的
に図中の矢印Y方向に変位する位置検出部の作動板6の
突起部6a、6bの変位に応じて相補的に変化する状態
のものになっている。第2図の(e)に示されている受
光素子30.32における円形は光電変換部の受光面を
示している。 第3図は位置検出回路の一例の回路図であって、前記し
た2個のフォトインタラプタ8,9における一方のフォ
トインタラプタ8における発光素子29から放射された
光を受光する受光素子30からの出力電流によって抵抗
34に発生した電圧は。 抵抗38を介して第1の演算増幅器44における反転入
力端子に供給され、また、前記した2個のフォトインタ
ラプタ8,9における他方のフォトインタラプタ9にお
ける発光素子31から放射された光を受光する受光素子
32からの出力電流によって抵抗36に発生した電圧は
、抵抗37を介して第2の演算増幅器45における非反
転入力端子に供給される。 前記した第1の演算増幅器44は、それの出力端と前記
した反転入力端子との間に設けられた抵抗40と、非反
転入力端子と接地間に接続さ九た抵抗39と、前記した
反転入力端子とフォトインタラプタ8における受光素子
30の出力側との間に接続されている抵抗38と、前記
した非反転入力端子とフォトインタラプタ9における受
光素子32の出力側との間に接続されている抵抗37と
は、すべて同一の抵抗値Rとなされていることにより、
それの出力側に出力される電圧は非反転入力端子に入力
される電圧と1反転入力端子に入力される電圧との差の
電圧となされる。 それで、記録再生素子7が正規の位置にある状態におい
て、前記した2個のフォトインタラプタ8.9における
それぞれの受光素子30.32に入射される光量が等し
くなるように、予め前記した位置検出部の作動板6の突
起部6a、6bの位置をバイモルフ2と検出部の作動板
6とによって調節しておけば、記録再生素子7が正規の
位置にあるときには、2個のフォトインタラプタ8,9
における同一の入出力特性を有する受光素子30゜32
からの出力は同一となって、前記の第1の演算槽@@4
4からの出力は零となる。 記録再生素子7が正規の位置にある状態における2個の
フォトインタラプタ8,9の受光素子30.32の受光
面と位置検出部の作動板6の突起部6a、6bとの相対
的な配置態様を例示している第2図の(6)において、
一方のフォトインタラプタ8における受光素子30の受
光面は、それの上方の半分の部分が位置検出部の作動板
6の突起部6aによって遮光されており、また、他方の
フオドインタラプタ9における受光素子32の受光面は
、それの上方の半分の部分が位置検出部の作動板6の突
起部6bによって遮光されている状態になされているが
、前記した位置検出部の作動板6が図中の矢印Yの方向
に変位したときには前記した2個のフォトインタラプタ
8.9の受光素子30.32の受光面に対する入射光量
が、位置検出部の作動板6の突起部6a、6bによる遮
光作用により相補的に変化する。 例えば、記録再生素子7が正規の位置からずれたのに伴
って1位置検出部の作動板6が仮に第2図の(e)の図
示の位置から上方にΔYだけ変位したとすると、位置検
出部の作動板6の突起部6a。 6bも図中で上方にΔYだけ変位し、それにより前記し
た位置検呂部の作動板6の突起部6aの上方へのΔYの
変位と対応する分だけ受光素子30の受光面の受光面積
が増加し、また、位置検出部の作動板6の突起部6bの
上方へのΔYの変位と対応する分だけ受光素子32の受
光面の受光面積が減少する。 記録再生素子7が正規の位置からずれたのに伴って、位
置検出部の作動板6が仮に第2図の(e)の図示の位置
から下方にΔYだけ変位したとすると5位置検出部の作
動板6の突起部6a、6bも図中で下方にΔYだけ変位
し、それにより前記した位置検出部の作動板6の突起部
6aの下方へのΔYの変位と対応する分だけ受光素子3
0の受光面の受光面積が減少し、また1位置検出部の作
動板6の突起部6bの下方へのΔYの変位と対応する分
だけ受光素子32の受光面の受光面積が増加する。 前記のように記録再生素子7が正規の位置にある状態に
おいて、2個のフォトインタラプタ8゜9におけるそれ
ぞれの受光素子30.32に入射される光量が等しくな
るように1発光部と受光部との光路中において遮光作用
を行なう位置検出部の作動板6の突起部6a、6bの位
置を設定しておき、記録再生素子7の位置の正規の位置
からのずれの方向と大きさとに対応して変位する前記し
た位置検出部の作動板6の突起部6a、6bの位置の変
化によって、前記した2個のフォトインタラプタ8,9
におけるそれぞれの受光素子30゜32からの出力信号
が相補的に変化するようにされているから、記録再生素
子7が正規の位置にあるときの2個のフォトインタラプ
タ8.9における受光素子30.32からの出力信号は
1発光ダイオードの輝度やフォトトランジスタの暗電流
が温度の変化によって変動しても、常に等しい値の出力
信号が生じるような態様で変動しており、したがって前
記の第1の演算増幅器44からの出力信号は零となり、
また、前記した記録再生素子7の位置の正規の位置から
のずれの方向と大きさとに対応して変位する前記した位
置検出部の作動板6の突起部6a、6bの位置の変化に
よって、前記した2個の7オトインタラブタ8,9にお
けるそれぞれの受光素子30.32から出力された相補
的に変化する出力信号が与えられた前記の第1の演算増
幅器44からの出力信号は、それに入力された2つの入
力信号の差信号であるから、前記した記録再生素子7の
位置の正規の位置からのずれの大きさと対応して1個の
フォトトランジスタの出力信号に生じる信号の変化分の
2倍の信号変化分を有しているものになっているととも
に、2個のフォトインタラプタ8,9の受光素子30゜
32における晴電流分と対応する出力信号分が相殺され
て出力信号中には現われない。 すなわち1発光素子として発光ダイオードが用いられ、
また受光素子としてフォトトランジスタが用いられてい
るフォトインタラプタにおいて、発光ダイオードは温度
上昇によって発光輝度が低下し、またフォトトランジス
タは温度上昇によって暗電流が増加すること等は間知の
とおりであって、今、温度の上昇によりフォトトランジ
スタの暗電流が増加した場合について考えると、前記の
状態におけるフォトトランジスタの出力電流は入射光量
が変化していないのにも拘らずにフォトトランジスタへ
の入射光量と対応する本来の出力電流に暗電流の増加分
が重畳されている状態、すなわち本来の位置信号にノイ
ズが重畳してS/Nが劣化している状態の信号になるの
であるが1本発明の記録再生素子の位置検出方式が適用
されている記録再生素子の位置検出装置では、記録再生
素子の位置検出装置が使用されている付近の環境温度が
多少変化しても、その温度変化と対応して受光素子に生
じる暗電流の変化は、既述のように前記した第1の演算
増幅器44の動作によって打消されてそれの出力信号中
には現われないから、前記した第1の演算増幅器44か
らの出力信号を、そのまま良好なS/Nを有する位置検
出信号として使用することもできる。また、前記の回路
配置では暗電流分の打消し作用だけではなく、ランダム
性のノイズについても減算平均されて減少でき、前記し
た信号成分についての加算とにより単純に6dB以上の
S/N改善ができる。 しかし、記録再生素子の位置検出装置が使用されている
付近の環境温度が広範囲に変化した場合には、温度によ
る発光ダイオードの輝度変化やフォトダイオードに生じ
る光電流の温度変化が問題になるが、この場合でも前記
した第1の演算増幅器44からの出力信号を所定の温度
補償特性を有する温度補償回路によって補償してから出
力するようにすればよいのであり、第3図示の回路配置
において第1の演算増1i器44の出力側と出力端子4
7との間に設けられている回路が前記した温度補償回路
である。 第3図中に例示されている温度補償回路では、第1の演
算増幅器44の出力信号が抵抗41を介して非反転入力
端子に供給されている第2の演算増幅器45における出
力側に出力端子47を接続し、また、第2の演算増幅器
45における出力側と反転入力端子との間に抵抗43を
接続し、さらに前記した第2の演算増幅器45の反転入
力端子と接地との間に、抵抗42とフォトインタラプタ
8.9の近傍に設置することによってフォトインタラプ
タ8,9と同じ温度環境におかれているサーミスタ46
との直列接続回路とを設けた構成によって、記録再生素
子の位置検出装置が使用されている付近の環境温度が広
範囲に変化した場合に生じる発光ダイオードの輝度変化
やフォトダイオードの光電流の温度変化の問題を、温度
の変化と対応して回路の利得が所定の変化M*で変化す
るようにして解決できるようにしている。 箔4図及び第5図は位置検出部の他の構成例を説明する
ための図であって、第4図の(a)、(b)は反射型の
フォトインタラプタ13.14を用いて記録再生素子7
の位置検出が行なわれるようにされた場合の構成例であ
り、図において12は記録再生素子7の支持板である。 反射型のフォトインタラプタ13.14において、13
a、14aは発光部、13b、14bは受光部であって
、各フォトインタラプタ13,14において、それぞれ
の発光部13a、14aから放射された光は記録再生素
子7の支持板12によって反射された光は、対応する受
光部13b。 14bに入射される。 第4図の(a)に例示されている位置検出部の構′成例
は、記録再生素子7の支持板12の一方端部の表側と所
定の間隔を隔てて一方の反射型のフォトインタラプタ1
3を設置し、また、記録再生素子7の支持板12の他方
端部の裏側と所定の間隔を隔てて一方の反射型のフォト
インタラプタ14を設置した構成のもので、記録再生素
子7が図中の矢印Y方向に変位したときに、前記した2
個のフォトインタラプタ13.14からは相補的に変化
する出力信号が出力される。 第4図の(b)に例示されている位置検出部の構成例は
、記録再生素子7の支持板12の一方端部の表側に所定
の間隔を隔てて一方の反射型のフォトインタラプタ13
を設置するとともに、記録再生素子7の支持板12の前
記の端部の裏側に所定の間隔を隔てて他方の反射型のフ
ォトインタラプタ14を設置した構成のもので、記録再
生素子7が図中の矢印Y方向に変位したときに、前記し
た2個のフォトインタラプタ13.14からは相補的に
変化する出力信号が出力される。 また、第4図の(c)に例示されている位置検出部の構
成例は、位置検出素子としてフォトインタラプタではな
く、磁電変換素子を用いた場合の構成例であり、記録再
生素子7の支持板12の一方端部に永久磁石Mを設置し
ておき、記録再生素子7の支持板12の一方端部に設置
した前記した永久磁石Mの一方の磁極側と所定の間隔を
隔てて一方の磁電変換素子(例えばホール素子)15を
設置するとともに、記録再生素子7の支持板12の一方
端部に設置した前記の永久磁石Mの他方の磁極側と所定
の間隔を隔てて他方の磁電変換素子(例えばホール素子
)16を設置した構成のもので、記録再生素子7が図中
の矢印Y方向に変位したときに、前記した2個の磁電変
換素15.16からは相補的に変化する出力信号が出力
される。 次に第5図の(a)は位置検出素子として図中で上下に
配置されている2個の受光素子における受光面17.1
8と対向して設けた発光素子20との間に、記録再生素
子の支持板19を遮光体として設けた構成態様のもので
、記録再生素子の支持板19が図中の矢印26方向に変
位したときに、前記した2個の磁電変換l/415,1
6からは相補的に変化する出力信号が出力される。 第5図の(b)は21によって示す記録再生素子に2個
の受光素子22.23を取付けて、前記した2個の受光
素子22.23における受光面と対向して設けた発光素
子20との間に、固定的に遮光体24.25を個別に配
置した構成態様のもので、記録再生素子21が図中の矢
印Y方向に変位したときに、前記した2個の受光素子2
2.23からは相補的に変化する出力信号が出力される
。 [発明の効果] 以上、詳細に説明したところから明らかなように本発明
の記録再生素子の位置検出方式は、同一の入出力特性を
有する2個の位置検出素子が、それらからの出力信号が
記録再生素子の変位と対応して互に逆の変化態様を示す
出力信号を出力し、それらの信号の差分の信号が位置検
出信号として用いられるようにすしだことにより、簡単
な構成にも拘らず記録再生素子から安定に正確な変位信
号が得られ、また、記録再生素子の位置決め精度が向上
でき、さらに記録再生素子の定常位置ではドリフトを完
全に打消すことができ、さらにまた、信号成分のの加算
とランダムノイズ成分の減算平均とによりS/Nの良好
な位置検出信号を得ることができる他、外乱光等の外部
から混入するノイズが引算により打消すことができ、ま
た、簡籠な補償回路を付加することにより広範囲の温度
変化による信号の変化の補償も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の記録再生素子の位置検出方式を適用し
た記録再生素子の駆動装置の斜視図、第2図は第1図に
示しである記録再生素子の駆動装置の平面図と側面図と
正面図、第3図は位置検出回路の一例の回路図、第4図
は本発明の記録再生素子の位置検出方式における記録再
生素子の位置検出部の変形態様の側面図、第5図は本発
明の記録再生素子の位置検出方式における記録再生素子
の位置検出部の変形態様の斜視図である。 1はベース部、la、lbは部材取付用突起部、2・・
・電気−機械変換素子、3・・・抑え板、4,5・・・
ねじ、6・・・位置検出部の作動板、6a、6b・・・
位置検出部の作動板6の突起部、7・・・記録再生素子
。 8.9・・・フォトインタラプタ、12・・・記録再生
素子7の支持板、13.14・・・反射型のフォトイン
タラプタ、 13 a 、 14 a−発光部、13b
、14b・・・受光部、15.16・・・磁電変換素子
、17゜18・・受光面、19・・・記録再生素子の支
持板、29.31・・発光素子、30.32・・・受光
素子、29A、31A・・・フォトインタラプタの発光
部、30A、32A・・・フォトインタラプタ9におけ
る受光部、44・・・第1の演算増幅器、45・・・第
2の演算増幅器、47・・・出力端子、46・・・サー
ミスタ、M・・・永久磁石、 ん Vcc 手続補正書 (自 平成2年特許願第253034号 2、発明の名称 記録再生素子の位置検出方式 5、補正命令の日付 自  発 6、補正の対象 発) 7、補正の内容 (1)明細書第24頁第6行「からは相補・・ ・が出
力される。」を次のように補正する。 「からは相補的に変化する出力信号が出力される。 本発明の記録再生素子の位置検出方式では、前記のよう
に2個の位置検出素子から出力される相補的に変化する
出力信号の差信号を得るようにしているために1例えば
バイモルフ板2等のねじれ振動による変位分も良好に打
消されるのであり、広帯域制御により電気−機械変換素
子が複雑な振動モードで振動して、記録再生素子の駆動
装置にねじれ振動が生じたとしても記録再生素子の正確
な位置を容易に検出することができる。 この点について、第2図に示されている記録再生素子の
駆動装置を例にとって具体的に説明すると次のとおりで
ある6すなわち、第2図に示されている記録再生素子の
駆動装置において、電気−機械変換素子として使用され
るバイモルフ板2がねじれ振動を起こしたときには、バ
イモルフ板2の先端部2bに取付けである位置検出部の
作動板6の両端の突起部6a、6bは、それの一方のも
の6a(または6b)がベース部1の方に近付くように
変位したときに、それの他方のもの6b(または6a)
がベース部1から遠ざかるような変位態様で変位する。 位置検出用のフォトインタラプタが1個だけの場合には
、バイモルフ板2のねじれ振動によってバイモルフ板2
の先端部2bに取付けである位置検出部の作動板6が前
記のような変位態様で変位すると、フォトインタラプタ
の出力信号中に生じるねじれ振動による変位分の信号の
存在によって位置検出の精度が低下してしまうことにな
るが、本発明の記録再生素子の位置検出方式では、バイ
モルフ板2のねじれ振動に際してバイモルフ板2の先端
部2bに取付けである位置検出部の作動板6の両端の突
起部6a、6bが互に逆向きに変位したときには、前記
の突起部6a、6bの変位とそれぞれ対応する信号を発
生する2個のフォトインタラプタ8,9からは、ねじれ
と対応する信号成分が同相の信号として出力されること
になるので、2個のフォトインタラプタ8,9からの出
力信号の差信号を得るようにしている本発明の記録再生
素子の位置検出方式では、ねじれと対応する信号成分が
打消されて出力信号中には現われず、したがって、記録
再生素子の正確な位置を検出することができるのである
。」 (2)明細書第25頁第4行「による信号・・・ ・・
・できる。」を次のように補正する。 「による信号の変化の補償も容易にできる他、記録再生
素子を中心として位置検出素子を配置することにより、
ねじれ振動による変位分が良好に打消されるために、広
帯域制御により電気・−機械変換素子が複雑な振動モー
ドで振動することによって、記録再生素子の駆動装置に
ねじれ振動が生じても、記録再生素子の正確な位置が容
易に検出できる。」 1、事件の表示 平成2年特許願第253034号 2、発明の名称 記録再生素子の位置検出方式 3、補正をする者 4、代理人 5、補正命令の日付 自 発 6、補正の対象 (1)明細書の発明の詳細な説明の欄 (3)添付図面(第2図) 7、補正の内容 (1)明細書第11頁第2行「ステツ」を「スタ」に補
正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 記録再生素子の位置の変化と対応してそれぞれの位置検
    出素子に生じる出力が互に相補的に変化するように設け
    られた同一入出力特性を有する2個の位置検出素子と、
    前記した2個の位置検出素子からの出力信号の差信号を
    得る手段とを備えてなる記録再生素子の位置検出方式
JP2253034A 1990-09-21 1990-09-21 記録再生素子の位置検出方式 Expired - Fee Related JPH087855B2 (ja)

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US08/200,863 US5448540A (en) 1990-09-21 1994-02-22 Device for detecting the position of a recording/reproducing element

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55125532A (en) * 1979-03-16 1980-09-27 Sony Corp Magnetic recorder/reproducer
JPS58190839U (ja) * 1982-06-15 1983-12-19 赤井電機株式会社 テ−プ走行装置
JPS59191126A (ja) * 1983-04-14 1984-10-30 Victor Co Of Japan Ltd ビデオヘツドの位置制御装置

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