JP2514629Y2 - 記録再生素子の位置検出装置 - Google Patents

記録再生素子の位置検出装置

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JP2514629Y2
JP2514629Y2 JP6093491U JP6093491U JP2514629Y2 JP 2514629 Y2 JP2514629 Y2 JP 2514629Y2 JP 6093491 U JP6093491 U JP 6093491U JP 6093491 U JP6093491 U JP 6093491U JP 2514629 Y2 JP2514629 Y2 JP 2514629Y2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は記録再生素子の位置検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録再生素子として回転磁気ヘッドを用
いて磁気テープに連続的な画像を記録できるようにした
ビデオ・テープ・レコーダ(VTR)は、磁気テープが大
きな記憶容量を有していることを利用して、例えばデジ
タル情報処理装置における記憶装置、その他の構成部材
の一つとして使用する等の試みもなされるようになった
が、VTRをデジタル情報処理装置の構成部材、例えば
「コンピュータの外部補助記憶装置」や、「コンピュー
タグラフィックスの画像を計算終了時に順次に記録し、
それを連続的に再生することにより動画とする装置」な
どに使用する場合には、磁気テープに対する情報信号の
記録が、1本の記録跡(1トラック)〜数トラックを単
位とするような記録態様でなされることがあり、そのよ
うな場合にはVTRに対して、例えば1トラック〜数ト
ラックを単位として行なわれる情報の記録動作も高安定
度、かつ高信頼性で実現できるような機能を備えさせる
ことが必要とされる。
【0003】そして、磁気テープに回転磁気ヘッドを用
いて情報信号の記録再生が行なわれるVTRにおいて、
磁気テープにおける特定なトラックに対して記録を行な
ったり、あるいは磁気テープにおける特定なトラックに
記録されている記録内容の書換えを行なったりするよう
な場合に、従来、例えば予め定められた走行速度で走行
する磁気テープに回転磁気ヘッドの回転軌跡と対応して
記録形成される情報信号の記録跡と同様な情報信号の記
録跡が、前記したテープ走行方向において間欠的に所定
の距離ずつ移動した後に停止した状態の磁気テープに対
する回転磁気ヘッドの回転軌跡によって記録形成される
ように、前記した磁気テープにおけるテープ基準縁を基
準とする回転磁気ヘッドの絶対位置と対応して発生させ
た回転磁気ヘッドの位置信号に基づいて間欠記録動作時
における回転磁気ヘッドの回転軌跡を制御するアクチュ
エータを備えさせたVTRも提案されている。
【0004】図4はボイスコイルモータによって磁気ヘ
ッド17を駆動変位させるようにしたVTRの磁気ヘッ
ドの駆動装置における磁気ヘッド17の位置検出を、磁
気ヘッドの駆動装置の可動部に取付けられている遮光用
部材18が発光ダイオード19からフォトダイオード2
0までの光路中で変位させることによって行なうように
した従来装置を示したもので、図4の(a)において1
3はベース部、14はセンサ固定台であり、前記のベー
ス部13に固着されている弾性支持部16には、磁気ヘ
ッドの保持部材15が連結固着されている。前記した磁
気ヘッドの保持部材15の先端部には磁気ヘッド17が
取付けられており、また、それの上面側には遮光用部材
18が固着されており、さらにそれの下面側には可動コ
イル24が固着されている。
【0005】前記した磁気ヘッドの保持部材15の下面
側に取付けられている可動コイル24は、前記したベー
ス部13に固着されている有底円筒状のヨーク21の内
周面と、前記したヨーク21の空間部内にヨーク21と
同心的に配置されて固着されている永久磁石22とセン
ターポール23との外周面との間に形成されている磁気
空隙中に位置するようになされていて、前記した可動コ
イル24に電流を供給したときに、前記の可動コイル2
4に流れる電流と前記した磁気空隙中の磁束とによって
生じる電磁気力により、磁気ヘッドの保持部材15が図
中で上下方向に駆動変位されることによって磁気ヘッド
の保持部材15に固着されている磁気ヘッド17と遮光
用部材18とが図中で上下方向に駆動変位されることに
なる。そして、前記した磁気ヘッドの保持部材15に固
着されている遮光用部材18は、センサ固定台14に取
付けられている発光ダイオード19とフォトダイオード
20との間の光路中に挿入されているから、フォトダイ
オード20からの出力信号は、前記した磁気ヘッドの保
持部材15に固着されている磁気ヘッド17の位置の変
化と同様に変化している遮光用部材18の位置と対応し
て変化している状態のものになっており、したがって、
前記したフォトダイオード20の出力信号によって磁気
ヘッド17の位置を検出することができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図4に示さ
れている従来装置では使用環境温度が変化して、センサ
固定台14に取付けられている発光ダイオード19とフ
ォトダイオード20との取付け部材(発光ダイオード1
9とフォトダイオード20との固定及び保護用のケー
ス)が、温度変化による膨張または収縮によって図4の
(b)中に示されている矢印Zの方向で伸縮すると、前
記したセンサ固定台14に取付けられている発光ダイオ
ード19とフォトダイオード20との取付け部材の矢印
Zの方向での伸縮は、発光ダイオード19からフォトダ
イオード20への光路中に挿入されている遮光用部材1
8の光路中における位置を相対的に変化させることにな
り、磁気ヘッド17の位置の検出結果に誤りを生じさせ
る。ところで、再生モード時における閉ループのトラッ
キング制御動作においては前記のように磁気ヘッド17
の位置の検出結果に誤りが生じていても問題は生じない
が、記録モード時における磁気ヘッド17の位置の検出
結果の誤りは重大な問題となる。そして、センサ固定台
14に取付けられている発光ダイオード19とフォトダ
イオード20との取付け部材(発光ダイオード19とフ
ォトダイオード20との固定及び保護用のケース)は、
通常、熱膨張係数の大きな合成樹脂製のものが使用され
ているために、前記した使用環境温度の変化によって生
じる磁気ヘッド17の位置の検出結果の誤りは無視でき
ない大きさとなるために、記録モード時に磁気ヘッドの
位置検出を行ないながら記録動作を行なう磁気記録再生
装置においては、前記した使用環境温度の変化によって
生じる磁気ヘッド17の位置の検出結果の誤りは重大な
問題になり、それの解決策が求められた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は記録再生素子の
駆動装置の可動部に取付けられている遮光用部材が発光
素子から受光素子までの光路中で変位したときに遮光用
部材の位置検出用縁部の変位量と対応して、記録再生素
子の位置と対応する信号が発生されるようにした記録再
生素子の位置検出装置において、前記した発光素子と受
光素子とが設けられている構成部材の加熱,冷却による
膨張,収縮の変位の方向が、記録再生素子が基準の位置
にある状態における前記した遮光用部材の位置検出用縁
部の延在する方向となされるように、装置の固定部に対
する前記した発光素子と受光素子とが設けられている構
成部材の固着位置を設定してなる記録再生素子の位置検
出装置を提供する。
【0008】
【作用】発光素子と受光素子とが設けられている構成部
材の加熱,冷却による膨張,収縮の変位の方向が、記録
再生素子が基準の位置にある状態における前記した遮光
用部材の位置検出用縁部の延在する方向となされるよう
に、装置の固定部に対する前記した発光素子と受光素子
とが設けられている構成部材の固着位置を設定したこと
により、使用環境温度が変化しても発光素子から受光素
子に与えられる光量が変化しないから、使用環境温度の
変化によっても記録再生素子の位置の検出結果には誤り
が生じない。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本考案の記録再生
素子の位置検出装置の具体的な内容を詳細に説明する。
図1及び図2は本考案の位置検出装置の実施例を示す図
であり、また、図3は本考案の位置検出装置の構成原理
及び動作原理を説明する図である。まず、図1は本考案
の位置検出装置の一実施例を説明するための図であっ
て、図1の(a)は平面図、図1の(b)は側面図、図
1の(c)は正面図、図1の(d)は一部の拡大平断面
図、図1の(e)は一部の断面図である。図1において
1はベース部、1a,1bは部材取付用突起部、2は電
気ー機械変換素子として使用される電歪物質のバイモル
フであって、前記のバイモルフ2はそれの基部2aが、
ベース部1の部材取付用突起部1aの上面に載置された
後に、それの上部に抑え板3をのせ、前記の抑え板3と
バイモルフ2とをねじ4,5により前記したベース部1
の部材取付用突起部1aに固着される。前記したバイモ
ルフ2の先端部2bには位置検出部の作動板6が固着さ
れており、前記の位置検出部の作動板6の両端には突起
部6a,6bが構成されている。
【0010】位置検出部の作動板6の突起部6a,6b
は、図1の(d)に示す一部の拡大平断面図で明らかなよ
うに、位置検出部の作動板6の突起部6aは、位置検出
素子として用いられているフォトインタラプタ8におけ
る発光部8Aと受光部8Bとの間の光路中に突出してい
る状態になされており、また、前記の位置検出部の作動
板6の突起部6bは、位置検出素子として用いられてい
るフォトインタラプタ9における発光部9Aと受光部9
Bとの間の光路中に突出している状態になされている。
位置検出素子として用いられている前記した2つのフォ
トインタラプタ8,9は、それぞれの発光部8A,9A
に設けられている発光素子(例えば発光ダイオード)8
L,9Lと、前記した発光部8A,9Aに設けられてい
る発光素子8L,9Lから放射された光を受光するため
に、受光部8B,9Bに設けられている受光素子(例えば
フォトトランジスタ)8P,9Pなどによって構成されて
いるが、前記した2個のフォトインタラプタ8,9とし
ては、同一の入出力特性を示すものが使用されている。
【0011】そして、前記した2つのフォトインタラプ
タ8,9において、それぞれの発光部8A,9Aに設け
られている発光素子(例えば発光ダイオード)8L,9L
から放射された光の内で、受光部8B,9Bにおける受
光素子(例えばフォトトランジスタ)8P,9Pで受光さ
れる受光量は、前記した発光部8A,9Aと受光部8
B,9Bとの間の光路中で、前記したバイモルフ板2に
よって記録再生素子(例えば磁気ヘッド)7と一体的に図
中の矢印Y方向に変位するようになされている位置検出
部の作動板6の突起部6a,6bの変位の態様に従って
変化する。図1の(e)は前記した図1の(d)におけるX
−X線位置における側断面図であって、図1の(e)に示
されている受光素子8P,9Pにおける四角形は光電変
換部の受光面を示している。前記した2つのフォトイン
タラプタ8,9における受光部8B,9Bの受光素子8
P,9Pの配置の態様は、前記したバイモルフ板2の変
形によって記録再生素子(例えば磁気ヘッド)7と一体的
に図中の矢印Y方向に変位するようになされている位置
検出部の作動板6の突起部6a,6bによる遮光作用に
より、受光素子8P,9Pに対する入射光量が相補的に
変化する状態となされている。
【0012】したがって、前記した2つのフォトインタ
ラプタ8,9における受光部8B,9Bの受光素子8
P,9Pからの出力信号は、記録再生素子(例えば磁気
ヘッド)7と一体的に図中の矢印Y方向に変位する位置
検出部の作動板6の突起部6a,6bの変位に応じて相
補的に変化する状態のものになる。それで記録再生素子
7が正規の位置にある状態において、前記した2個のフ
ォトインタラプタ8,9におけるそれぞれの受光素子8
P,9Pに入射される光量が等しくなるように、予め前
記した位置検出部の作動板6の突起部6a,6bの位置
をバイモルフ2と検出部の作動板6とによって調節して
おけば、記録再生素子7が正規の位置にあるときには、
2個のフォトインタラプタ8,9における同一の入出力
特性を有する受光素子8P,9Pからの出力は同一とな
るから、前記した2つの受光素子8P,9Pからの出力
信号が差動増幅器を介して取出されるようになされてい
ると、この状態における差動増幅器からの出力は零とな
る。
【0013】記録再生素子7が正規の位置にある状態に
おいて前記した2個のフォトインタラプタ8,9の受光
素子8P,9Pの受光面と位置検出部の作動板6の突起
部6a,6bとの相対的な配置態様を例示している図1
の(e)において、一方のフォトインタラプタ8における
受光素子8Pの受光面は、それの上方の半分の部分が位
置検出部の作動板6の突起部6aによって遮光されてお
り、また、他方のフォトインタラプタ9における受光素
子9Pの受光面は、それの上方の半分の部分が位置検出
部の作動板6の突起部6bによって遮光されている状態
になされているが、前記した位置検出部の作動板6が図
中の矢印Yの方向に変位したときには前記した2個のフ
ォトインタラプタ8,9の受光素子8P,9Pの受光面
に対する入射光量が、位置検出部の作動板6の突起部6
a,6bによる遮光作用により相補的に変化する。例え
ば、記録再生素子7が正規の位置からずれたのに伴っ
て、位置検出部の作動板6が仮に図1の(e)の図示の位
置から上方にΔYだけ変位したとすると、位置検出部の
作動板6の突起部6a,6bも図中で上方にΔYだけ変
位し、それにより前記した位置検出部の作動板6の突起
部6aの上方へのΔYの変位と対応する分だけ受光素子
8Pの受光面の被照射面積が増加し、また、位置検出部
の作動板6の突起部6bの上方へのΔYの変位と対応す
る分だけ受光素子9Pの受光面の被照射面積が減少す
る。記録再生素子7が正規の位置からずれたのに伴っ
て、位置検出部の作動板6が仮に図1の(e)の図示の位
置から下方にΔYだけ変位したとすると、位置検出部の
作動板6の突起部6a,6bも図中で下方にΔYだけ変
位し、それにより前記した位置検出部の作動板6の突起
部6aの下方へのΔYの変位と対応する分だけ受光素子
8Pの受光面の被照射面積が減少し、また、位置検出部
の作動板6の突起部6bの下方へのΔYの変位と対応す
る分だけ受光素子9Pの受光面の被照射面積が増加す
る。
【0014】前記のように記録再生素子7が正規の位置
にある状態において、2個のフォトインタラプタ8,9
におけるそれぞれの受光素子8P,9Pに入射される光
量が等しくなるように、発光部と受光部との光路中にお
いて遮光作用を行なう位置検出部の作動板6の突起部6
a,6bの位置を設定しておき、記録再生素子7の位置
の正規の位置からのずれの方向と大きさとに対応して変
位する前記した位置検出部の作動板6の突起部6a,6
bの位置の変化によって、前記した2個のフォトインタ
ラプタ8,9におけるそれぞれの受光素子8P,9Pか
らの出力信号が相補的に変化するようにされているか
ら、記録再生素子7が正規の位置にあるときの2個のフ
ォトインタラプタ8,9における受光素子8P,9Pか
らの出力信号は、発光ダイオードの輝度やフォトトラン
ジスタの暗電流が温度の変化によって変動しても、常に
等しい値の出力信号が生じるような態様で変動してお
り、したがって前記の差動増幅器からの出力信号は零と
なる。それで、前記した記録再生素子7の位置の正規の
位置からのずれの方向と大きさとに対応して変位する前
記した位置検出部の作動板6の突起部6a,6bの位置
の変化によって、前記した2個のフォトインタラプタ
8,9におけるそれぞれの受光素子8P,9Pから出力
された相補的に変化する出力信号が与えられた前記の差
動増幅器からの出力信号は、それに入力された2つの入
力信号の差信号であるから、前記した記録再生素子7の
位置の正規の位置からのずれの大きさと対応して1個の
フォトトランジスタの出力信号に生じる信号の変化分の
2倍の信号変化分を有しているものになっているととも
に、2個のフォトインタラプタ8,9の受光素子8P,
9Pにおける暗電流分と対応する出力信号分が相殺され
て出力信号中には現われない。
【0015】さて、本考案の記録再生素子の位置検出装
置の一実施例を示している図1において、記録再生素子
の駆動装置の可動部として用いられているバイモルフ2
の先端部2bに固着されている位置検出部の作動板6に
は記録再生素子7が取付けられているとともに、前記の
位置検出部の作動板6の両端に設けられている突起部6
a,6bは、2個のフォトインタラプタ8,9における
それぞれの発光素子8L,9Lと受光素子8P,9Pと
の間の光路中に挿入される遮光用部材として機能してい
る。そして、前記した発光素子8Lと受光素子8Pとが
設けられているフォトインタラプタ8と、発光素子9L
と受光素子9Pとが設けられているフォトインタラプタ
9とは、それぞれ使用環境温度により加熱,冷却される
ことにより、それのケースが膨張,収縮するが、図1に
示す本考案の記録再生素子の位置検出装置の一実施例に
おいては、前記のように使用環境温度により加熱,冷却
されることによってケースが膨張,収縮して変位する方
向が、記録再生素子7が基準の位置にある状態における
前記した遮光用部材、すなわち記録再生素子の駆動装置
の可動部として用いられているバイモルフ2の先端部2
bに固着されている位置検出部の作動板6の両端に設け
られている突起部6a,6bにおける位置検出用縁部の
延在する方向となされるように、フォトインタラプタ8
は取付けねじ10によってベース部1に固着されてお
り、また、フォトインタラプタ9は取付けねじ11によ
ってベース部1に固着されている。
【0016】図3の(a)は前記した図1に示す本考案
の記録再生素子の位置検出装置の一実施例のものが、使
用環境温度によって加熱,冷却されることにより、フォ
トインタラプタ9のケースが膨張,収縮して変位する方
向が、記録再生素子7が基準の位置にある状態における
遮光用部材、すなわち位置検出部の作動板6の両端に設
けられている突起部6a,6bの位置検出用縁部の延在
する方向となされるように、ねじ10によってベース部
1に固着させたフォトインタラプタ8と、付けねじ11
によってベース部1に固着させたフォトインタラプタ9
とにおけるケースが、使用環境温度での加熱,冷却によ
って膨張,収縮する方向を矢印Zで示している図であ
り、この図3の(a)に10,11によって示されている
位置でフォトインタラプタ8,9とベース部1とがねじ
10またはねじ11によって固着されることにより、使
用環境温度によってフォトインタラプタ8,9のケース
が加熱,冷却されることによりフォトインタラプタ9の
ケースが膨張,収縮して変位しても、磁気ヘッド7の位
置検出に使用される発光素子及び受光素子の取付け部分
のケースの膨張,収縮による変位の方向は図3の(a)
における矢印Zdの方向であるために、図1に示されて
いる本考案の記録再生素子の位置検出装置では、使用環
境温度によってケースが加熱,冷却してフォトインタラ
プタ9のケースが膨張,収縮して変位しても、前記した
ケースの膨張,収縮による変位が磁気ヘッドの位置の検
出結果に影響を与えることがない。
【0017】図2は本考案の記録再生素子の位置検出装
置の他の実施例を示している図であって、この図2に示
す記録再生素子の位置検出装置ではフォトインタラプタ
8,9を固着するためのねじ10,11の固着方向が、
図1を参照して既述した本考案の記録再生素子の位置検
出装置の実施例の場合におけるねじ10,11による固
着方向に対して90度だけ異なっている。なお、図2に
示されている実施例の記録再生素子の位置検出装置にお
いては、フォトインタラプタ8,9を直接にベース部1
に対して固着することなく、ベース部1に取付けられた
部材12A,12Bに対してフォトインタラプタ8,9
を固着するように構成されている点も図1について説明
した記録再生素子の位置検出装置と異なっているが、こ
の相違点は特別な意味を持たない構成上の違いである。
図2に示されている記録再生素子の位置検出装置におけ
る磁気ヘッド7の位置検出動作も、図1について既述し
た記録再生素子の位置検出装置における磁気ヘッド7の
位置検出動作と全く同一であるから、それの詳細な説明
は省略する。
【0018】そして、図2に示す本考案の記録再生素子
の位置検出装置の実施例においても使用環境温度により
加熱,冷却されることによってケースが膨張,収縮して
変位する方向は、図1を参照して既述した本考案の記録
再生素子の位置検出装置の実施例の場合と同様に、記録
再生素子7が基準の位置にある状態における前記した遮
光用部材、すなわち記録再生素子の駆動装置の可動部と
して用いられているバイモルフ2の先端部2bに固着さ
れている位置検出部の作動板6の両端に設けられている
突起部6a,6bにおける位置検出用縁部の延在する方
向となされるように、フォトインタラプタ8は取付けね
じ10によってベース部1に固着させており、また、フ
ォトインタラプタ9は取付けねじ11によってベース部
1に固着させている。
【0019】図3の(b)は図2に示す本考案の記録再
生素子の位置検出装置の実施例のものが、使用環境温度
によって加熱,冷却されることにより、フォトインタラ
プタ9のケースが膨張,収縮して変位する方向が、記録
再生素子7が基準の位置にある状態における遮光用部
材、すなわち位置検出部の作動板6の両端に設けられて
いる突起部6a,6bの位置検出用縁部の延在する方向
となされるように、ねじ10によってベース部1に固着
させたフォトインタラプタ8と、付けねじ11によって
ベース部1に固着させたフォトインタラプタ9とにおけ
るケースが、使用環境温度での加熱,冷却によって膨
張,収縮する方向を矢印Zで示している図であり、この
図3の(b)に10,11によって示されている位置でフ
ォトインタラプタ8,9とベース部1とがねじ10また
はねじ11によって固着されることにより、使用環境温
度によってフォトインタラプタ8,9のケースが加熱,
冷却されることによりフォトインタラプタ9のケースが
膨張,収縮して変位しても、磁気ヘッド7の位置検出に
使用される発光素子及び受光素子の取付け部分のケース
の膨張,収縮による変位の方向は図3の(b)における
矢印Zdの方向であるために、図1に示されている本考
案の記録再生素子の位置検出装置では、使用環境温度に
よってケースが加熱,冷却してフォトインタラプタ9の
ケースが膨張,収縮して変位しても、前記したケースの
膨張,収縮による変位が磁気ヘッドの位置の検出結果に
影響を与えることがない。
【0020】
【考案の効果】以上、詳細に説明したところから明らか
なように本考案の記録再生素子の位置検出装置は、発光
素子と受光素子とが設けられている構成部材の加熱,冷
却による膨張,収縮の変位の方向が、記録再生素子が基
準の位置にある状態における前記した遮光用部材の位置
検出用縁部の延在する方向となされるように、装置の固
定部に対する前記した発光素子と受光素子とが設けられ
ている構成部材の固着位置を設定したことにより、使用
環境温度が変化しても発光素子から受光素子に与えられ
る光量が変化しないから、使用環境温度の変化によって
も記録再生素子の位置の検出結果には誤りが生じないの
であり、本考案によれば既述した従来の問題点はすべて
良好に解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の記録再生素子の位置検出装置の一実施
例を示す図である。
【図2】本考案の記録再生素子の位置検出装置の他の実
施例を示す図である。
【図3】本考案の記録再生素子の位置検出装置の構成原
理及び動作原理を説明するための図である。
【図4図】記録再生素子の位置検出装置の従来例を示す
図である。
【符号の説明】
1,13…ベース部、1a,1b…部材取付用突起部、
2…電気ー機械変換素子として使用される電歪物質のバ
イモルフ、3…抑え板、6…作動板、7…記録再生素子
(例えば磁気ヘッド)、8,9…フォトインタラプタ、8
A,9A…発光部、8B,9B…受光部、6a,6b…
位置検出部の作動板6の突起部、8L,9L…発光素
子、8P,9P…受光素子、10,11…取付けねじ、
14…センサ固定台、15…磁気ヘッドの保持部材、1
6…弾性支持部、17…磁気ヘッド、18…遮光用部
材、19…発光ダイオード、20…フォトダイオード、
21…ヨーク、22…永久磁石、23…センターポー
ル、24…可動コイル、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録再生素子の駆動装置の可動部に取付
    けられている遮光用部材が発光素子から受光素子までの
    光路中で変位したときに遮光用部材の位置検出用縁部の
    変位量と対応して、記録再生素子の位置と対応する信号
    が発生されるようにした記録再生素子の位置検出装置に
    おいて、前記した発光素子と受光素子とが設けられてい
    る構成部材の加熱,冷却による膨張,収縮の変位の方向
    が、記録再生素子が基準の位置にある状態における前記
    した遮光用部材の位置検出用縁部の延在する方向となさ
    れるように、装置の固定部に対する前記した発光素子と
    受光素子とが設けられている構成部材の固着位置を設定
    してなる記録再生素子の位置検出装置。
JP6093491U 1990-09-21 1991-07-08 記録再生素子の位置検出装置 Expired - Lifetime JP2514629Y2 (ja)

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JP6093491U JP2514629Y2 (ja) 1991-07-08 1991-07-08 記録再生素子の位置検出装置
US08/200,863 US5448540A (en) 1990-09-21 1994-02-22 Device for detecting the position of a recording/reproducing element

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