JPH0710811U - 記録再生素子の位置検出装置 - Google Patents
記録再生素子の位置検出装置Info
- Publication number
- JPH0710811U JPH0710811U JP6093491U JP6093491U JPH0710811U JP H0710811 U JPH0710811 U JP H0710811U JP 6093491 U JP6093491 U JP 6093491U JP 6093491 U JP6093491 U JP 6093491U JP H0710811 U JPH0710811 U JP H0710811U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- light
- position detecting
- reproducing element
- light emitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用環境温度による加熱,冷却によりフォト
インタラプタ9のケースが膨張,収縮して変位しても磁
気ヘッドの位置の検出結果に影響のない記録再生素子の
位置検出装置を得る。 【構成】 記録再生素子の駆動装置の可動部に取付けら
れている遮光用部材を発光素子から受光素子までの光路
中で変位させる。前記した発光素子と受光素子とが設け
られている構成部材の加熱,冷却による膨張,収縮の変
位の方向が、記録再生素子が基準の位置にある状態にお
ける前記した遮光用部材の位置検出用縁部の延在する方
向となされるように、装置の固定部に対する前記した発
光素子と受光素子とが設けられている構成部材の固着位
置を設定する。
インタラプタ9のケースが膨張,収縮して変位しても磁
気ヘッドの位置の検出結果に影響のない記録再生素子の
位置検出装置を得る。 【構成】 記録再生素子の駆動装置の可動部に取付けら
れている遮光用部材を発光素子から受光素子までの光路
中で変位させる。前記した発光素子と受光素子とが設け
られている構成部材の加熱,冷却による膨張,収縮の変
位の方向が、記録再生素子が基準の位置にある状態にお
ける前記した遮光用部材の位置検出用縁部の延在する方
向となされるように、装置の固定部に対する前記した発
光素子と受光素子とが設けられている構成部材の固着位
置を設定する。
Description
【0001】
本考案は記録再生素子の位置検出装置に関する。
【0002】
記録再生素子として回転磁気ヘッドを用いて磁気テープに連続的な画像を記録 できるようにしたビデオ・テープ・レコーダ(VTR)は、磁気テープが大きな記 憶容量を有していることを利用して、例えばデジタル情報処理装置における記憶 装置、その他の構成部材の一つとして使用する等の試みもなされるようになった が、VTRをデジタル情報処理装置の構成部材、例えば「コンピュータの外部補 助記憶装置」や、「コンピュータグラフィックスの画像を計算終了時に順次に記 録し、それを連続的に再生することにより動画とする装置」などに使用する場合 には、磁気テープに対する情報信号の記録が、1本の記録跡(1トラック)〜数 トラックを単位とするような記録態様でなされることがあり、そのような場合に はVTRに対して、例えば1トラック〜数トラックを単位として行なわれる情報 の記録動作も高安定度、かつ高信頼性で実現できるような機能を備えさせること が必要とされる。
【0003】 そして、磁気テープに回転磁気ヘッドを用いて情報信号の記録再生が行なわれ るVTRにおいて、磁気テープにおける特定なトラックに対して記録を行なった り、あるいは磁気テープにおける特定なトラックに記録されている記録内容の書 換えを行なったりするような場合に、従来、例えば予め定められた走行速度で走 行する磁気テープに回転磁気ヘッドの回転軌跡と対応して記録形成される情報信 号の記録跡と同様な情報信号の記録跡が、前記したテープ走行方向において間欠 的に所定の距離ずつ移動した後に停止した状態の磁気テープに対する回転磁気ヘ ッドの回転軌跡によって記録形成されるように、前記した磁気テープにおけるテ ープ基準縁を基準とする回転磁気ヘッドの絶対位置と対応して発生させた回転磁 気ヘッドの位置信号に基づいて間欠記録動作時における回転磁気ヘッドの回転軌 跡を制御するアクチュエータを備えさせたVTRも提案されている。
【0004】 図4はボイスコイルモータによって磁気ヘッド17を駆動変位させるようにし たVTRの磁気ヘッドの駆動装置における磁気ヘッド17の位置検出を、磁気ヘ ッドの駆動装置の可動部に取付けられている遮光用部材18が発光ダイオード1 9からフォトダイオード20までの光路中で変位させることによって行なうよう にした従来装置を示したもので、図4の(a)において13はベース部、14は センサ固定台であり、前記のベース部13に固着されている弾性支持部16には 、磁気ヘッドの保持部材15が連結固着されている。前記した磁気ヘッドの保持 部材15の先端部には磁気ヘッド17が取付けられており、また、それの上面側 には遮光用部材18が固着されており、さらにそれの下面側には可動コイル24 が固着されている。
【0005】 前記した磁気ヘッドの保持部材15の下面側に取付けられている可動コイル2 4は、前記したベース部13に固着されている有底円筒状のヨーク21の内周面 と、前記したヨーク21の空間部内にヨーク21と同心的に配置されて固着され ている永久磁石22とセンターポール23との外周面との間に形成されている磁 気空隙中に位置するようになされていて、前記した可動コイル24に電流を供給 したときに、前記の可動コイル24に流れる電流と前記した磁気空隙中の磁束と によって生じる電磁気力により、磁気ヘッドの保持部材15が図中で上下方向に 駆動変位されることによって磁気ヘッドの保持部材15に固着されている磁気ヘ ッド17と遮光用部材18とが図中で上下方向に駆動変位されることになる。 そして、前記した磁気ヘッドの保持部材15に固着されている遮光用部材18 は、センサ固定台14に取付けられている発光ダイオード19とフォトダイオー ド20との間の光路中に挿入されているから、フォトダイオード20からの出力 信号は、前記した磁気ヘッドの保持部材15に固着されている磁気ヘッド17の 位置の変化と同様に変化している遮光用部材18の位置と対応して変化している 状態のものになっており、したがって、前記したフォトダイオード20の出力信 号によって磁気ヘッド17の位置を検出することができる。
【0006】
ところが、図4に示されている従来装置では使用環境温度が変化して、センサ 固定台14に取付けられている発光ダイオード19とフォトダイオード20との 取付け部材(発光ダイオード19とフォトダイオード20との固定及び保護用の ケース)が、温度変化による膨張または収縮によって図4の(b)中に示されて いる矢印Zの方向で伸縮すると、前記したセンサ固定台14に取付けられている 発光ダイオード19とフォトダイオード20との取付け部材の矢印Zの方向での 伸縮は、発光ダイオード19からフォトダイオード20への光路中に挿入されて いる遮光用部材18の光路中における位置を相対的に変化させることになり、磁 気ヘッド17の位置の検出結果に誤りを生じさせる。 ところで、再生モード時における閉ループのトラッキング制御動作においては 前記のように磁気ヘッド17の位置の検出結果に誤りが生じていても問題は生じ ないが、記録モード時における磁気ヘッド17の位置の検出結果の誤りは重大な 問題となる。そして、センサ固定台14に取付けられている発光ダイオード19 とフォトダイオード20との取付け部材(発光ダイオード19とフォトダイオー ド20との固定及び保護用のケース)は、通常、熱膨張係数の大きな合成樹脂製 のものが使用されているために、前記した使用環境温度の変化によって生じる磁 気ヘッド17の位置の検出結果の誤りは無視できない大きさとなるために、記録 モード時に磁気ヘッドの位置検出を行ないながら記録動作を行なう磁気記録再生 装置においては、前記した使用環境温度の変化によって生じる磁気ヘッド17の 位置の検出結果の誤りは重大な問題になり、それの解決策が求められた。
【0007】
本考案は記録再生素子の駆動装置の可動部に取付けられている遮光用部材が発 光素子から受光素子までの光路中で変位したときに遮光用部材の位置検出用縁部 の変位量と対応して、記録再生素子の位置と対応する信号が発生されるようにし た記録再生素子の位置検出装置において、前記した発光素子と受光素子とが設け られている構成部材の加熱,冷却による膨張,収縮の変位の方向が、記録再生素 子が基準の位置にある状態における前記した遮光用部材の位置検出用縁部の延在 する方向となされるように、装置の固定部に対する前記した発光素子と受光素子 とが設けられている構成部材の固着位置を設定してなる記録再生素子の位置検出 装置を提供する。
【0008】
発光素子と受光素子とが設けられている構成部材の加熱,冷却による膨張,収 縮の変位の方向が、記録再生素子が基準の位置にある状態における前記した遮光 用部材の位置検出用縁部の延在する方向となされるように、装置の固定部に対す る前記した発光素子と受光素子とが設けられている構成部材の固着位置を設定し たことにより、使用環境温度が変化しても発光素子から受光素子に与えられる光 量が変化しないから、使用環境温度の変化によっても記録再生素子の位置の検出 結果には誤りが生じない。
【0009】
以下、添付図面を参照して本考案の記録再生素子の位置検出装置の具体的な内 容を詳細に説明する。図1及び図2は本考案の位置検出装置の実施例を示す図で あり、また、図3は本考案の位置検出装置の構成原理及び動作原理を説明する図 である。まず、図1は本考案の位置検出装置の一実施例を説明するための図であ って、図1の(a)は平面図、図1の(b)は側面図、図1の(c)は正面図、 図1の(d)は一部の拡大平断面図、図1の(e)は一部の断面図である。 図1において1はベース部、1a,1bは部材取付用突起部、2は電気ー機械 変換素子として使用される電歪物質のバイモルフであって、前記のバイモルフ2 はそれの基部2aが、ベース部1の部材取付用突起部1aの上面に載置された後 に、それの上部に抑え板3をのせ、前記の抑え板3とバイモルフ2とをねじ4, 5により前記したベース部1の部材取付用突起部1aに固着される。前記したバ イモルフ2の先端部2bには位置検出部の作動板6が固着されており、前記の位 置検出部の作動板6の両端には突起部6a,6bが構成されている。
【0010】 位置検出部の作動板6の突起部6a,6bは、図1の(d)に示す一部の拡大平 断面図で明らかなように、位置検出部の作動板6の突起部6aは、位置検出素子 として用いられているフォトインタラプタ8における発光部8Aと受光部8Bと の間の光路中に突出している状態になされており、また、前記の位置検出部の作 動板6の突起部6bは、位置検出素子として用いられているフォトインタラプタ 9における発光部9Aと受光部9Bとの間の光路中に突出している状態になされ ている。 位置検出素子として用いられている前記した2つのフォトインタラプタ8,9 は、それぞれの発光部8A,9Aに設けられている発光素子(例えば発光ダイオー ド)8L,9Lと、前記した発光部8A,9Aに設けられている発光素子8L,9 Lから放射された光を受光するために、受光部8B,9Bに設けられている受光 素子(例えばフォトトランジスタ)8P,9Pなどによって構成されているが、前 記した2個のフォトインタラプタ8,9としては、同一の入出力特性を示すもの が使用されている。
【0011】 そして、前記した2つのフォトインタラプタ8,9において、それぞれの発光 部8A,9Aに設けられている発光素子(例えば発光ダイオード)8L,9Lから放 射された光の内で、受光部8B,9Bにおける受光素子(例えばフォトトランジ スタ)8P,9Pで受光される受光量は、前記した発光部8A,9Aと受光部8B ,9Bとの間の光路中で、前記したバイモルフ板2によって記録再生素子(例え ば磁気ヘッド)7と一体的に図中の矢印Y方向に変位するようになされている位 置検出部の作動板6の突起部6a,6bの変位の態様に従って変化する。 図1の(e)は前記した図1の(d)におけるX−X線位置における側断面図であ って、図1の(e)に示されている受光素子8P,9Pにおける四角形は光電変換 部の受光面を示している。前記した2つのフォトインタラプタ8,9における受 光部8B,9Bの受光素子8P,9Pの配置の態様は、前記したバイモルフ板2 の変形によって記録再生素子(例えば磁気ヘッド)7と一体的に図中の矢印Y方向 に変位するようになされている位置検出部の作動板6の突起部6a,6bによる 遮光作用により、受光素子8P,9Pに対する入射光量が相補的に変化する状態 となされている。
【0012】 したがって、前記した2つのフォトインタラプタ8,9における受光部8B, 9Bの受光素子8P,9Pからの出力信号は、記録再生素子(例えば磁気ヘッド) 7と一体的に図中の矢印Y方向に変位する位置検出部の作動板6の突起部6a, 6bの変位に応じて相補的に変化する状態のものになる。 それで記録再生素子7が正規の位置にある状態において、前記した2個のフォ トインタラプタ8,9におけるそれぞれの受光素子8P,9Pに入射される光量 が等しくなるように、予め前記した位置検出部の作動板6の突起部6a,6bの 位置をバイモルフ2と検出部の作動板6とによって調節しておけば、記録再生素 子7が正規の位置にあるときには、2個のフォトインタラプタ8,9における同 一の入出力特性を有する受光素子8P,9Pからの出力は同一となるから、前記 した2つの受光素子8P,9Pからの出力信号が差動増幅器を介して取出される ようになされていると、この状態における差動増幅器からの出力は零となる。
【0013】 記録再生素子7が正規の位置にある状態において前記した2個のフォトインタ ラプタ8,9の受光素子8P,9Pの受光面と位置検出部の作動板6の突起部6 a,6bとの相対的な配置態様を例示している図1の(e)において、一方のフォ トインタラプタ8における受光素子8Pの受光面は、それの上方の半分の部分が 位置検出部の作動板6の突起部6aによって遮光されており、また、他方のフォ トインタラプタ9における受光素子9Pの受光面は、それの上方の半分の部分が 位置検出部の作動板6の突起部6bによって遮光されている状態になされている が、前記した位置検出部の作動板6が図中の矢印Yの方向に変位したときには前 記した2個のフォトインタラプタ8,9の受光素子8P,9Pの受光面に対する 入射光量が、位置検出部の作動板6の突起部6a,6bによる遮光作用により相 補的に変化する。 例えば、記録再生素子7が正規の位置からずれたのに伴って、位置検出部の作 動板6が仮に図1の(e)の図示の位置から上方にΔYだけ変位したとすると、位 置検出部の作動板6の突起部6a,6bも図中で上方にΔYだけ変位し、それに より前記した位置検出部の作動板6の突起部6aの上方へのΔYの変位と対応す る分だけ受光素子8Pの受光面の被照射面積が増加し、また、位置検出部の作動 板6の突起部6bの上方へのΔYの変位と対応する分だけ受光素子9Pの受光面 の被照射面積が減少する。記録再生素子7が正規の位置からずれたのに伴って、 位置検出部の作動板6が仮に図1の(e)の図示の位置から下方にΔYだけ変位し たとすると、位置検出部の作動板6の突起部6a,6bも図中で下方にΔYだけ 変位し、それにより前記した位置検出部の作動板6の突起部6aの下方へのΔY の変位と対応する分だけ受光素子8Pの受光面の被照射面積が減少し、また、位 置検出部の作動板6の突起部6bの下方へのΔYの変位と対応する分だけ受光素 子9Pの受光面の被照射面積が増加する。
【0014】 前記のように記録再生素子7が正規の位置にある状態において、2個のフォト インタラプタ8,9におけるそれぞれの受光素子8P,9Pに入射される光量が 等しくなるように、発光部と受光部との光路中において遮光作用を行なう位置検 出部の作動板6の突起部6a,6bの位置を設定しておき、記録再生素子7の位 置の正規の位置からのずれの方向と大きさとに対応して変位する前記した位置検 出部の作動板6の突起部6a,6bの位置の変化によって、前記した2個のフォ トインタラプタ8,9におけるそれぞれの受光素子8P,9Pからの出力信号が 相補的に変化するようにされているから、記録再生素子7が正規の位置にあると きの2個のフォトインタラプタ8,9における受光素子8P,9Pからの出力信 号は、発光ダイオードの輝度やフォトトランジスタの暗電流が温度の変化によっ て変動しても、常に等しい値の出力信号が生じるような態様で変動しており、し たがって前記の差動増幅器からの出力信号は零となる。 それで、前記した記録再生素子7の位置の正規の位置からのずれの方向と大き さとに対応して変位する前記した位置検出部の作動板6の突起部6a,6bの位 置の変化によって、前記した2個のフォトインタラプタ8,9におけるそれぞれ の受光素子8P,9Pから出力された相補的に変化する出力信号が与えられた前 記の差動増幅器からの出力信号は、それに入力された2つの入力信号の差信号で あるから、前記した記録再生素子7の位置の正規の位置からのずれの大きさと対 応して1個のフォトトランジスタの出力信号に生じる信号の変化分の2倍の信号 変化分を有しているものになっているとともに、2個のフォトインタラプタ8, 9の受光素子8P,9Pにおける暗電流分と対応する出力信号分が相殺されて出 力信号中には現われない。
【0015】 さて、本考案の記録再生素子の位置検出装置の一実施例を示している図1にお いて、記録再生素子の駆動装置の可動部として用いられているバイモルフ2の先 端部2bに固着されている位置検出部の作動板6には記録再生素子7が取付けら れているとともに、前記の位置検出部の作動板6の両端に設けられている突起部 6a,6bは、2個のフォトインタラプタ8,9におけるそれぞれの発光素子8 L,9Lと受光素子8P,9Pとの間の光路中に挿入される遮光用部材として機 能している。 そして、前記した発光素子8Lと受光素子8Pとが設けられているフォトイン タラプタ8と、発光素子9Lと受光素子9Pとが設けられているフォトインタラ プタ9とは、それぞれ使用環境温度により加熱,冷却されることにより、それの ケースが膨張,収縮するが、図1に示す本考案の記録再生素子の位置検出装置の 一実施例においては、前記のように使用環境温度により加熱,冷却されることに よってケースが膨張,収縮して変位する方向が、記録再生素子7が基準の位置に ある状態における前記した遮光用部材、すなわち記録再生素子の駆動装置の可動 部として用いられているバイモルフ2の先端部2bに固着されている位置検出部 の作動板6の両端に設けられている突起部6a,6bにおける位置検出用縁部の 延在する方向となされるように、フォトインタラプタ8は取付けねじ10によっ てベース部1に固着されており、また、フォトインタラプタ9は取付けねじ11 によってベース部1に固着されている。
【0016】 図3の(a)は前記した図1に示す本考案の記録再生素子の位置検出装置の一 実施例のものが、使用環境温度によって加熱,冷却されることにより、フォトイ ンタラプタ9のケースが膨張,収縮して変位する方向が、記録再生素子7が基準 の位置にある状態における遮光用部材、すなわち位置検出部の作動板6の両端に 設けられている突起部6a,6bの位置検出用縁部の延在する方向となされるよ うに、ねじ10によってベース部1に固着させたフォトインタラプタ8と、付け ねじ11によってベース部1に固着させたフォトインタラプタ9とにおけるケー スが、使用環境温度での加熱,冷却によって膨張,収縮する方向を矢印Zで示し ている図であり、この図3の(a)に10,11によって示されている位置でフォ トインタラプタ8,9とベース部1とがねじ10またはねじ11によって固着さ れることにより、使用環境温度によってフォトインタラプタ8,9のケースが加 熱,冷却されることによりフォトインタラプタ9のケースが膨張,収縮して変位 しても、磁気ヘッド7の位置検出に使用される発光素子及び受光素子の取付け部 分のケースの膨張,収縮による変位の方向は図3の(a)における矢印Zdの方 向であるために、図1に示されている本考案の記録再生素子の位置検出装置では 、使用環境温度によってケースが加熱,冷却してフォトインタラプタ9のケース が膨張,収縮して変位しても、前記したケースの膨張,収縮による変位が磁気ヘ ッドの位置の検出結果に影響を与えることがない。
【0017】 図2は本考案の記録再生素子の位置検出装置の他の実施例を示している図であ って、この図2に示す記録再生素子の位置検出装置ではフォトインタラプタ8, 9を固着するためのねじ10,11の固着方向が、図1を参照して既述した本考 案の記録再生素子の位置検出装置の実施例の場合におけるねじ10,11による 固着方向に対して90度だけ異なっている。なお、図2に示されている実施例の 記録再生素子の位置検出装置においては、フォトインタラプタ8,9を直接にベ ース部1に対して固着することなく、ベース部1に取付けられた部材12A,1 2Bに対してフォトインタラプタ8,9を固着するように構成されている点も図 1について説明した記録再生素子の位置検出装置と異なっているが、この相違点 は特別な意味を持たない構成上の違いである。 図2に示されている記録再生素子の位置検出装置における磁気ヘッド7の位置 検出動作も、図1について既述した記録再生素子の位置検出装置における磁気ヘ ッド7の位置検出動作と全く同一であるから、それの詳細な説明は省略する。
【0018】 そして、図2に示す本考案の記録再生素子の位置検出装置の実施例においても 使用環境温度により加熱,冷却されることによってケースが膨張,収縮して変位 する方向は、図1を参照して既述した本考案の記録再生素子の位置検出装置の実 施例の場合と同様に、記録再生素子7が基準の位置にある状態における前記した 遮光用部材、すなわち記録再生素子の駆動装置の可動部として用いられているバ イモルフ2の先端部2bに固着されている位置検出部の作動板6の両端に設けら れている突起部6a,6bにおける位置検出用縁部の延在する方向となされるよ うに、フォトインタラプタ8は取付けねじ10によってベース部1に固着させて おり、また、フォトインタラプタ9は取付けねじ11によってベース部1に固着 させている。
【0019】 図3の(b)は図2に示す本考案の記録再生素子の位置検出装置の実施例のも のが、使用環境温度によって加熱,冷却されることにより、フォトインタラプタ 9のケースが膨張,収縮して変位する方向が、記録再生素子7が基準の位置にあ る状態における遮光用部材、すなわち位置検出部の作動板6の両端に設けられて いる突起部6a,6bの位置検出用縁部の延在する方向となされるように、ねじ 10によってベース部1に固着させたフォトインタラプタ8と、付けねじ11に よってベース部1に固着させたフォトインタラプタ9とにおけるケースが、使用 環境温度での加熱,冷却によって膨張,収縮する方向を矢印Zで示している図で あり、この図3の(b)に10,11によって示されている位置でフォトインタラ プタ8,9とベース部1とがねじ10またはねじ11によって固着されることに より、使用環境温度によってフォトインタラプタ8,9のケースが加熱,冷却さ れることによりフォトインタラプタ9のケースが膨張,収縮して変位しても、磁 気ヘッド7の位置検出に使用される発光素子及び受光素子の取付け部分のケース の膨張,収縮による変位の方向は図3の(b)における矢印Zdの方向であるた めに、図1に示されている本考案の記録再生素子の位置検出装置では、使用環境 温度によってケースが加熱,冷却してフォトインタラプタ9のケースが膨張,収 縮して変位しても、前記したケースの膨張,収縮による変位が磁気ヘッドの位置 の検出結果に影響を与えることがない。
【0020】
以上、詳細に説明したところから明らかなように本考案の記録再生素子の位置 検出装置は、発光素子と受光素子とが設けられている構成部材の加熱,冷却によ る膨張,収縮の変位の方向が、記録再生素子が基準の位置にある状態における前 記した遮光用部材の位置検出用縁部の延在する方向となされるように、装置の固 定部に対する前記した発光素子と受光素子とが設けられている構成部材の固着位 置を設定したことにより、使用環境温度が変化しても発光素子から受光素子に与 えられる光量が変化しないから、使用環境温度の変化によっても記録再生素子の 位置の検出結果には誤りが生じないのであり、本考案によれば既述した従来の問 題点はすべて良好に解決できる。
【図1】本考案の記録再生素子の位置検出装置の一実施
例を示す図である。
例を示す図である。
【図2】本考案の記録再生素子の位置検出装置の他の実
施例を示す図である。
施例を示す図である。
【図3】本考案の記録再生素子の位置検出装置の構成原
理及び動作原理を説明するための図である。
理及び動作原理を説明するための図である。
【図4図】記録再生素子の位置検出装置の従来例を示す
図である。
図である。
1,13…ベース部、1a,1b…部材取付用突起部、
2…電気ー機械変換素子として使用される電歪物質のバ
イモルフ、3…抑え板、6…作動板、7…記録再生素子
(例えば磁気ヘッド)、8,9…フォトインタラプタ、8
A,9A…発光部、8B,9B…受光部、6a,6b…
位置検出部の作動板6の突起部、8L,9L…発光素
子、8P,9P…受光素子、10,11…取付けねじ、
14…センサ固定台、15…磁気ヘッドの保持部材、1
6…弾性支持部、17…磁気ヘッド、18…遮光用部
材、19…発光ダイオード、20…フォトダイオード、
21…ヨーク、22…永久磁石、23…センターポー
ル、24…可動コイル、
2…電気ー機械変換素子として使用される電歪物質のバ
イモルフ、3…抑え板、6…作動板、7…記録再生素子
(例えば磁気ヘッド)、8,9…フォトインタラプタ、8
A,9A…発光部、8B,9B…受光部、6a,6b…
位置検出部の作動板6の突起部、8L,9L…発光素
子、8P,9P…受光素子、10,11…取付けねじ、
14…センサ固定台、15…磁気ヘッドの保持部材、1
6…弾性支持部、17…磁気ヘッド、18…遮光用部
材、19…発光ダイオード、20…フォトダイオード、
21…ヨーク、22…永久磁石、23…センターポー
ル、24…可動コイル、
Claims (1)
- 【請求項1】 記録再生素子の駆動装置の可動部に取付
けられている遮光用部材が発光素子から受光素子までの
光路中で変位したときに遮光用部材の位置検出用縁部の
変位量と対応して、記録再生素子の位置と対応する信号
が発生されるようにした記録再生素子の位置検出装置に
おいて、前記した発光素子と受光素子とが設けられてい
る構成部材の加熱,冷却による膨張,収縮の変位の方向
が、記録再生素子が基準の位置にある状態における前記
した遮光用部材の位置検出用縁部の延在する方向となさ
れるように、装置の固定部に対する前記した発光素子と
受光素子とが設けられている構成部材の固着位置を設定
してなる記録再生素子の位置検出装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6093491U JP2514629Y2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 記録再生素子の位置検出装置 |
US08/200,863 US5448540A (en) | 1990-09-21 | 1994-02-22 | Device for detecting the position of a recording/reproducing element |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6093491U JP2514629Y2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 記録再生素子の位置検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710811U true JPH0710811U (ja) | 1995-02-14 |
JP2514629Y2 JP2514629Y2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=13156707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6093491U Expired - Lifetime JP2514629Y2 (ja) | 1990-09-21 | 1991-07-08 | 記録再生素子の位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2514629Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-08 JP JP6093491U patent/JP2514629Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2514629Y2 (ja) | 1996-10-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4959599A (en) | Head positioner | |
SU1687036A3 (ru) | Электрооптическое устройство дл сканировани информационной дорожки на носителе информации | |
JP2514629Y2 (ja) | 記録再生素子の位置検出装置 | |
JP2549032B2 (ja) | 記録再生素子の位置検出装置 | |
US4121245A (en) | Image registration system for video camera | |
JP2653275B2 (ja) | 回転磁気ヘッドの位置検出装置 | |
US3471655A (en) | Negative feedback phonograph pick-up arm systems | |
JPS5929991B2 (ja) | 位置制御装置 | |
KR100247347B1 (ko) | 리니어모터위치제어장치 | |
JP3104366B2 (ja) | レンズ鏡筒の初期位置検出装置 | |
US5359590A (en) | Disc drive device having negative pressure pad | |
JPS63214925A (ja) | 光学ヘツド | |
JP2654391B2 (ja) | ディスク装置 | |
KR970002938Y1 (ko) | 광픽업의 대물렌즈 구동부 지지장치 | |
KR930009688B1 (ko) | 광학헤드 | |
US5448540A (en) | Device for detecting the position of a recording/reproducing element | |
JPH087855B2 (ja) | 記録再生素子の位置検出方式 | |
JPH0633536Y2 (ja) | 光ピックアップ位置検出機構 | |
JPH0492281A (ja) | 磁気ディスク装置 | |
JPH035971A (ja) | リニアガイド装置 | |
JP2558405Y2 (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
JPS60209982A (ja) | キヤリツジ位置制御装置 | |
JPS60169721U (ja) | 光学式情報再生装置 | |
JPH03113784A (ja) | ディスク駆動装置 | |
JPH04209327A (ja) | 光ディスクドライブ装置 |