JP2653275B2 - 回転磁気ヘッドの位置検出装置 - Google Patents

回転磁気ヘッドの位置検出装置

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JP2653275B2
JP2653275B2 JP3149868A JP14986891A JP2653275B2 JP 2653275 B2 JP2653275 B2 JP 2653275B2 JP 3149868 A JP3149868 A JP 3149868A JP 14986891 A JP14986891 A JP 14986891A JP 2653275 B2 JP2653275 B2 JP 2653275B2
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    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02Driving or moving of heads

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転磁気ヘッドの位置検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転磁気ヘッド(以下、単に磁気ヘッド
と記載されることもある)を用いて磁気テープに情報信
号の記録再生を行なうようにした磁気記録再生装置の代
表例としてはビデオ・テープ・レコーダ(VTR)を挙げ
ることができる。そして現在のVTRは開発されてから
現在までの間の飛躍的な進歩によって画質や機能が大幅
に向上したものになっていることは周知のとおりであ
り、さらにデジタル信号を記録の対象にするデジタルV
TRについての開発が進められている現状にある。一
方、磁気テープに磁気ヘッドを用いて情報信号の記録再
生を行なうようにしたVTRはテレビジョン放送番組内
容の録画や、テレビジョンカメラで撮像した映像信号の
録画などのように、連続的な画像の記録のために用いら
れるのが一般的であったが、VTRにおける磁気テープ
が大きな記憶容量を有していることに着目して、VTR
を例えばデジタル情報処理装置における記憶装置、その
他の構成部材の一つとして使用する等の試みもなされる
ようになった。
【0003】ところでVTRをデジタル情報処理装置に
おける構成部材として、例えば「コンピュータの外部補
助記憶装置」や、「コンピュータグラフィックスの画像
を計算終了時に順次に記録し、それを連続的に再生する
ことにより動画とする装置」などに使用する場合には、
磁気テープに対する情報信号の記録が、1本の記録跡
(1トラック)〜数トラックを単位とするような記録態
様でなされることがあるために、VTRがデジタル情報
処理装置の構成部材として使用されるためには、前記の
ように例えば1トラック〜数トラックを単位として行な
われる情報の記録動作も高安定度、かつ高信頼性で実現
されるようにすることが必要とされる。磁気テープに磁
気ヘッドを用いて情報信号の記録再生が行なわれるVT
Rにおいて、磁気テープにおける特定なトラックに対し
て記録を行なったり、あるいは磁気テープにおける特定
なトラックの記録内容の書換えを行なったりするような
場合には、プリロールにより記録開始予定位置より前
に磁気テープを巻戻しておき、記録時に前記の巻戻され
た位置から磁気テープを移送して記録開始予定位置を所
定のテープ送り速度で通過させ、その記録開始予定位置
から所定のトラック数の記録が行なわれるようにする。
コントロールパルスとキャプスタンモータの回転位置
制御によって、記録が行なわれるべき位置に磁気テープ
を停止させ、停止状態の磁気テープに磁気ヘッドによっ
て記録を行なう。という前記した,のような2つの
方法が従来から行なわれて来ている。
【0004】そして、前記したの方法は、VTRの編
集機能におけるアセッンブリ記録・インサート記録のモ
ードで実施されている方法であるが、このの方法では
磁気テープに記録が行なわれる度毎に、磁気テープの巻
戻しと順方向への送りとを繰返すことが必要であるため
に、テープ走行系のメカニズムと磁気テープとに負担が
掛かるから頻繁に記録動作が行なわれるような場合には
適していないし、また、記録が行なわれるトラックの位
置は、走行する磁気テープと磁気ヘッドとの相対運動に
よって定まるので高い精度でトラックの位置を設定する
こと困難であり、さらにプリロール等に時間が掛かるた
めに記録時間間隔を短縮できない等の諸点が問題にな
り、また、前記したの方法は前記したの方法で必要
とされていたような巻戻し動作が不要な他に、記録動作
が磁気テープの停止している状態で行なわれるために、
テープ走行系のメカニズムと磁気テープとに大きな負担
を掛けることもなく、さらに、高い精度でトラックの位
置を設定することも容易であるという利点が得られる
が、記録動作が停止している状態の磁気テープに対して
磁気ヘッドによって行なわれるために、磁気テープに記
録形成されるトラックパターンが、予め定められた走行
速度で走行する磁気テープに磁気ヘッドの回転軌跡と対
応して記録形成されるトラックパターンとは異なったも
のになるから、このの方法によって情報信号が記録さ
れた磁気テープを、予め定められた走行速度で走行させ
た状態で再生した場合には、磁気ヘッドによってトラッ
クを正確に追跡することができないし、またこのの方
法によって記録させたトラックと、予め定められた走行
速度で走行させた状態で磁気テープに記録形成させたト
ラックとを同一の磁気テープに混在するような状態で記
録して使用することは困難である。
【0005】,として既述した従来技術における問
題点を解決するために、従来、例えば予め定められた走
行速度で走行する磁気テープに磁気ヘッドの回転軌跡と
対応して記録形成される情報信号の記録跡と同様な情報
信号の記録跡が、前記したテープ走行方向において間欠
的に所定の距離ずつ移動した後に停止した状態の磁気テ
ープに対する磁気ヘッドの回転軌跡によって記録形成さ
れるように、前記した磁気テープにおけるテープ基準縁
を基準とする磁気ヘッドの絶対位置と対応して発生させ
た磁気ヘッドの位置信号に基づいて間欠記録動作時にお
ける磁気ヘッドの回転軌跡を制御するアクチュエータを
備えさせたVTRが提案されている。ところで、前記の
ように磁気テープにおけるテープ基準縁を基準とする磁
気ヘッドの絶対位置と対応して発生させた磁気ヘッドの
位置信号に基づいて間欠記録動作時における磁気ヘッド
の回転軌跡を制御するアクチュエータを備えて構成され
ているVTRにおいては、磁気ヘッドの正確な位置を安
定に検出することが必要とされるが、従来、電歪物質を
用いて構成した電気ー機械変換素子によるアクチュエー
タにおいて、例えば特開昭52ー117105号公報に
記載の装置のように、回転ヘッドの動きの検出のため
に、電歪物質を用いて構成した電気ー機械変換素子に接
着させたストレィンゲージによってアクチュエータの変
位を検出するようにしたものが知られている。しかし、
前記の既提案では検出されたアクチュエータの変位を微
分してアクチュエータの速度信号を発生し、その速度信
号を駆動回路にフィードバックさせることによりアクチ
ュエータの自由振動を抑圧することはできても、磁気ヘ
ッドの位置を検出することはできなかった。すなわち、
前記の公報に記載の装置のように電気ー機械変換素子を
構成している電歪物質の反り量の検出を行なうようにし
たものでは、電歪物質の反り量がヒステリシス特性を示
すこと、及び電歪物質の反りの状態が温度の変化によっ
て変化する、等のために、電歪物質の反り量によっては
磁気ヘッドの位置を知ることができないからである。そ
れで、本出願人会社では前記した既提案の問題点のない
記録再生素子の位置検出方式として、先に、記録再生素
子(例えば磁気ヘッド)の位置の変化と対応してそれぞ
れの位置検出素子に生じる出力が互に相補的に変化する
ように設けられた同一入出力特性を有する2個の位置検
出素子と、前記した2個の位置検出素子からの出力信号
の差信号を得る手段とを備えてなる記録再生素子の位置
検出方式を提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記した本出願人会社
による記録再生素子の位置検出方式は、記録再生素子の
位置決め精度が向上できるとともに、記録再生素子の定
常位置ではドリフトを完全に打消すことができ、また、
信号成分の加算とランダムノイズ成分の引算とによって
S/Nの良好な位置検出信号を得ることができる他、外
乱光等の外部から混入するノイズが引算によって打消さ
れ、さらに環境温度の変化が比較的に狭い場合には簡単
な温度補償回路を付加することにより、温度変化に対し
て生じる信号の変化も近似的に補償できたのであるが、
環境温度が広範囲に変化した場合に発光ダイオードに生
じる発光量の変化やフォトダイオードに生じる光電流の
変化による信号の変化は、近似的な補償を行なうだけの
前記した温度補償回路では補償しきれないために誤差が
大きくなり、そのために環境温度が広く変化する場所に
おいては記録再生素子の位置検出を高い精度で行なうこ
とができず、それの改善策が求められた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は回転磁気ヘッド
を駆動変位する回転磁気ヘッドの駆動装置を備えて構成
されているヘリカルスキャン型磁気記録再生装置におけ
る、前記の回転磁気ヘッドと一体的に変位する位置検出
部の作動板の一部を、発光素子と受光素子との光路中で
変位させることにより変化する受光素子の出力信号に基
づいて、前記の回転磁気ヘッドの位置検出を行なう回転
磁気ヘッドの位置検出装置であって、同一な光電変換特
性を有する第1,第2の受光素子と、前記した第1,第
2の受光素子と対向して配置された1個の発光素子と、
前記した発光素子から放射された光の一部を回転磁気ヘ
ッドの位置の変化とは無関係に第1の受光素子に入射さ
せるようにする手段と、前記した発光素子から放射され
た光の一部を、回転磁気ヘッドの位置の変化に応じ、回
転磁気ヘッドと一体的に変位する位置検出部の作動板の
一部によって光量が変化している状態で第2の受光素子
に入射させるようにする手段と、前記した第1の受光素
子からの出力が常に一定の状態になされるように発光素
子の発光量を制御する手段とを備えてなる回転磁気ヘッ
ドの位置検出装置、及び回転磁気ヘッドを駆動変位する
回転磁気ヘッドの駆動装置を備えて構成されているヘリ
カルスキャン型磁気記録再生装置における、前記の回転
磁気ヘッドと一体的に変位する位置検出部の作動板の一
部を、発光素子と受光素子との光路中で変位させること
により変化する受光素子の出力信号に基づいて、前記の
回転磁気ヘッドの位置検出を行なう回転磁気ヘッドの位
置検出装置であって、同一な光電変換特性を有する第
1,第2の受光素子と、前記した第1,第2の受光素子
と対向して配置された1個の発光素子と、前記した発光
素子から放射された光の一部を回転磁気ヘッドの位置の
変化とは無関係に第1の受光素子に入射させるようにす
る手段と、前記した発光素子から放射された光の一部を
回転磁気ヘッドの位置の変化に応じ、回転磁気ヘッドと
一体的に変位する位置検出部の作動板の一部によって光
量が変化している状態で第2の受光素子に入射させるよ
うにする手段と、前記した第1の受光素子からの出力が
常に一定の状態になされるように発光素子の発光量を制
御する手段とを含んで構成させた回転磁気ヘッドの位置
検出装置の2組のものを、前記した回転磁気ヘッドの位
置の変化と対応して前記した各位置検出装置における各
第2の受光素子からの出力が互に相補的に変化するよう
に設けるとともに、前記した各位置検出装置における各
第2の受光素子からの出力信号の差信号を得る手段とを
備えてなる回転磁気ヘッドの位置検出装置である。
【0008】
【作用】同一な光電変換特性を有する2個の受光素子
(第1,第2の受光素子)と対向して配置させた1個の
発光素子から放射された光の一部を、回転磁気ヘッドの
位置の変化とは無関係に第1の受光素子に入射させるよ
うにし、発光素子と第1の受光素子との間の光路を負帰
還路として第1の受光素子における電気的な出力側と発
光素子における電気入力側との間に構成させた自動光量
制御系により、前記した第1の受光素子からの出力が常
に一定の状態となされるように発光素子から放射される
光の光量を自動制御する。前記した発光素子から放射さ
れた光の一部を回転磁気ヘッドの位置の変化に応じ、回
転磁気ヘッドと一体的に変位する位置検出部の作動板の
一部によって光量が変化している状態で第2の受光素子
に入射させるようにすると、この第2の受光素子からの
出力は、回転磁気ヘッドの位置と対応して大きさが変化
している信号となるが、この信号は環境温度の変化とは
無関係の信号となされる。また、前記のように第2の受
光素子からの出力信号が回転磁気ヘッドの位置と対応し
て信号の大きさが変化している状態の信号となされるよ
うに、同一な光電変換特性を有する第1,第2の2個の
受光素子と、1個の発光素子と、前記した2個の受光素
子における第1の受光素子と1個の発光素子との間に自
動光量制御系を構成させてある回転磁気ヘッドの位置検
出装置を2組用いて、各位置検出装置における各第2の
受光素子からの出力が互に相補的に変化するように配置
して、前記した各位置検出装置における各第2の受光素
子からの出力信号の差信号を得るようにすると、この差
信号として得られた回転磁気ヘッドの位置検出信号は、
回転磁気ヘッドの定常位置においてドリフトが完全に打
消されたものになり、またS/Nの良好な位置検出信号
を得ることができるから、回転磁気ヘッドの位置決め精
度が向上される。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の回転磁気
ヘッドの位置検出装置の具体的な内容について詳細に説
明する。図1は本発明の回転磁気ヘッドの位置検出装置
を実施した回転磁気ヘッドの駆動装置の斜視図、図2は
図1に示してある回転磁気ヘッドの駆動装置の平面図
{図2の(a)}と側面図{図2の(b)}と正面図
{図2の(c)}であり、図3は本発明の回転磁気ヘッ
ドの位置検出装置における回転磁気ヘッドの位置検出部
の側面図{図3の(a)}と斜視図{図3の(b)}、
図4は本発明の回転磁気ヘッドの位置検出装置における
回転磁気ヘッドの位置検出部の平面図{図4の(a)}
と断面図{図4の(b)}、図5は位置検出装置の一例
回路図である。図1乃至図4等の各図において、1はベ
ース部、1a,1bは部材取付用突起部、2は回転磁気
ヘッドの駆動装置(以下「回転磁気ヘッドの駆動装置」
を、単に「磁気ヘッドの駆動装置」のように記載するこ
ともある)において電気ー機械変換素子として使用され
る電歪物質のバイモルフであって、前記のバイモルフ2
はそれの基部2aが、ベース部1の部材取付用突起部1
aの上面に載置された後に、それの上部に抑え板3をの
せて、前記の抑え板3とバイモルフ2とをねじ4,5に
よって前記したベース部1の部材取付用突起部1aに固
着される。
【0010】前記したバイモルフ2の先端部2bには位
置検出部の作動板6が固着されており、前記の位置検出
部の作動板6の両端にはそれぞれ突起部6a,6bが構
成されている。位置検出部の作動板6の突起部6a,6
bは、図4の(a)に示す一部の拡大平断面図で明らかな
ように、位置検出部の作動板6の突起部6aは、位置検
出素子として用いられているフォトインタラプタ8にお
ける発光部LSD8と受光部PDD8との間の光路中に突
出している状態になされており、また、前記の位置検出
部の作動板6の突起部6bは、位置検出素子として用い
られているフォトインタラプタ9における発光部LSD
9と受光部PDD9との間の光路中に突出している状態に
なされている。すなわち位置検出部において位置検出素
子として用いられている前記した2つのフォトインタラ
プタ8,9において、一方のフォトインタラプタ8は1
個の発光素子LS8を備えている発光部LSD8と、同一
の光電変換特性を有する2個の受光素子PDm8,PDs8
を備えている受光部PDD8とが空隙を介して対向配置
されている構成態様のものとなされており、また、他方
のフォトインタラプタ9は1個の発光素子LS9を備え
ている発光部LSD9と、同一の光電変換特性を有する
2個の受光素子PDm9,PDs9を備えている受光部PD
D9とが空隙を介して対向配置されている受光部PDD9
とが空隙を介して対向配置されている構成態様のものと
なされている。
【0011】図3は前記のように1個の発光素子LS9
を備えている発光部LSD9と、同一の光電変換特性を
有する2個の受光素子PDm9,PDs9を備えている受
光部PDD9とが空隙SP9を介して対向配置されている
構成態様のフォトインタラプタ9の具体的な構成例を示
す斜視図{図3の(b)}と構成原理及び動作原理とを
説明するための側面図{図3の(a)}とを示している
図である。図3ではフォトインタラプタ9を示している
が、図3中における図面符号における添字の数字9を数
字8に変更するとともに、受光素子PDmと受光素子P
Dsとの配置を逆にして構成されているものがフォトイ
ンタラプタ8である。以下の説明において前記した2個
のフォトインタラプタ8,9に関する構成原理及び動作
原理の説明等のように、2個のフォトインタラプタ8,
9を区別することなく説明する場合には、図面符号にお
ける添字の数字8,9の記載を省略して、例えば発光部
LSD,受光部PDD、発光素子LS、受光素子PD
m,受光素子PDsのように記載される。
【0012】フォトインタラプタの発光部LSDに設け
られている1個の発光素子LSとしては、例えば発光ダ
イオードを使用することができる。またフォトインタラ
プタの受光部PDDに近接配置した状態に設けられる2
個の受光素子PDm,PDsとしては、同一の光電変換
特性を有する受光素子、例えば同一の光電変換特性を有
するフォトダイオードまたはフォトトランジスタ等が使
用される。前記のように同一の光電変換特性を有する2
個の受光素子PDm,PDsは、例えば多数の同一規格
のものとして個別に作られた多数の受光素子の内から、
同一の光電変換特性を有するものを選択して使用するよ
うにしてもよいが、例えば、同一の半導体基板上に同時
に作られた2個の受光素子が使用されることは望ましい
実施例である。前記したフォトインタラプタにおける発
光部LSDと受光部PDDとは、発光部LSDに設けら
れている1個の発光素子LSから放射された光は、空隙
SPを介して発光部LSDに対向して配置されている受
光部PDDに設けられている2個の受光素子PDm,P
Dsに入射されるように発光部LSDと受光部PDDと
が一体的に構成されている。
【0013】そして、前記のように受光部PDDに設け
られている同一の光電変換特性を有する2個の受光素子
PDm,PDsの内の一方の受光素子PDmは、発光部
LSDと受光部PDDとの間の空隙SP内において回転
磁気ヘッド7(以下、単に「磁気ヘッド7」のように記
載されることもある)の位置の変化と対応して矢印Y方
向に変位する位置検出部の作動板6の突起部が、所定の
移動範囲Z{例えば図3の(a)に例示されている領域
Z}内で変位した場合においても、それの受光量が前記
した位置検出部の作動板6の突起部の変位の状態とは無
関係な状態で発光素子LSからの光を受光できるように
なされている。また受光部PDDに設けられている同一
の光電変換特性を有する2個の受光素子PDm,PDs
の内の他方の受光素子PDsは、発光部LSDと受光部
PDDとの間の空隙SP内において磁気ヘッド7の位置
の変化と対応して矢印Y方向に変位する位置検出部の作
動板6の突起部が、所定の移動範囲Z{例えば図3の
(a)に例示されている領域Z}内で変位した状態におけ
る受光量が、前記した位置検出部の作動板6の突起部の
変位の状態、すなわち磁気ヘッド7の位置の変化と対応
して変化している受光量となるように発光素子LSから
の光を受光する。
【0014】そして、前記のように発光部LSDと受光
部PDDとの間の空隙SP内において、磁気ヘッドの位
置の変化と対応して矢印Y方向に変位する位置検出部の
作動板6の突起部が、所定の移動範囲Z{例えば図3の
(a)に例示されている領域Z}内で変位した場合でも、
それの受光量が前記した位置検出部の作動板6の突起部
の変位の状態とは無関係に発光素子LSからの光を受光
できるようになされている受光素子PDmは、発光部L
SDに設けられている1個の発光素子LSとの間の光路
を負帰還路として、前記の受光素子PDmにおける電気
的な出力側と発光素子LSにおける電気入力側との間に
構成させた自動光量制御系(図5参照)により、前記した
受光素子PDmからの出力が常に一定の状態となされる
ように発光素子LSから放射される光の光量を自動制御
する。それにより、発光素子LSから放射された光の一
部が磁気ヘッド7の位置の変化に応じて光量が変化して
いる状態で入射されている受光素子PDsからの出力は
磁気ヘッド7の位置と対応して大きさが変化している信
号となり、この信号は環境温度の変化とは無関係の信号
となされるのである。
【0015】位置検出部の作動板6の両端に設けられて
いる突起部6a,6bの内で、一方の突起部6aは、図
4の(a)に示す一部の拡大平断面図で明らかなように、
位置検出部位置検出素子として用いられているフォトイ
ンタラプタ8における発光部LSD8と受光部PDD8と
の間の光路中に突出している状態になされており、ま
た、前記の位置検出部の作動板6の突起部6bは、位置
検出素子として用いられているフォトインタラプタ9に
おける発光部LSD9と受光部PDD9との間の光路中に
突出している状態になされているが、前記した各フオト
インタラプタ8,9は、既述のように一方のフォトイン
タラプタ8は1個の発光素子LS8を備えている発光部
LSD8と、同一の光電変換特性を有する2個の受光素
子PDm8,PDs8を備えている受光部PDD8とが空隙
を介して対向配置されている構成態様のものとなされて
おり、また、他方のフォトインタラプタ9は1個の発光
素子LS9を備えている発光部LSD9と、同一の光電変
換特性を有する2個の受光素子PDm9,PDs9を備えて
いる受光部PDD9とが空隙を介して対向配置されてい
る受光部PDD9とが空隙を介して対向配置されている
構成態様のものとなされている。前記した2個のフォト
インタラプタ8,9は、同一の入出力特性を示すものが
使用される。
【0016】そして、前記した2つのフォトインタラプ
タ8,9における一方のフォトインタラプタ8の受光部
PDD8に設けられている同一の光電変換特性を有する
2個の受光素子PDm8,PDs8の内の一方の受光素子
PDm8は、発光部LSD8と受光部PDD8との間の空
隙SP内において磁気ヘッド7の位置の変化と対応して
矢印Y方向に変位する位置検出部の作動板6の突起部6
aが、所定の移動範囲Z{例えば図3の(a)に例示さ
れている領域Z}内で変位した場合でも、それの受光量
が前記した位置検出部の作動板6の突起部6aの変位の
状態とは無関係に発光素子LS8からの光を受光できる
ようになされており、また受光部PDD8に設けられて
いる同一の光電変換特性を有する2個の受光素子PDm
8,PDs8の内の他方の受光素子PDs8は、発光部L
SD8と受光部PDD8との間の空隙SP内において磁気
ヘッド7の位置の変化と対応して矢印Y方向に変位する
位置検出部の作動板6の突起部6aが、所定の移動範囲
Z{例えば図3の(a)に例示されている領域Z}内で変
位した状態における受光量が、前記した位置検出部の作
動板6の突起部6aの変位の状態、すなわち磁気ヘッド
7の位置の変化と対応して変化している受光量となるよ
うに発光素子LS8からの光を受光する。
【0017】また、2つのフォトインタラプタ8,9に
おける他方のフォトインタラプタ9の受光部PDD9に
設けられている同一の光電変換特性を有する2個の受光
素子PDm9,PDs9の内の一方の受光素子PDm9
は、発光部LSD9と受光部PDD9との間の空隙SP内
において磁気ヘッド7の位置の変化と対応して矢印Y方
向に変位する位置検出部の作動板6の突起部6bが、所
定の移動範囲Z{例えば図3の(a)に例示されている
領域Z}内で変位した場合でも、それの受光量が前記し
た位置検出部の作動板6の突起部6bの変位の状態とは
無関係に発光素子LS9からの光を受光できるようにな
されており、また受光部PDD9に設けられている同一
の光電変換特性を有する2個の受光素子PDm9,PD
s9の内の他方の受光素子PDs9は、発光部LSD9と
受光部PDD9との間の空隙SP内において磁気ヘッド
7の位置の変化と対応して矢印Y方向に変位する位置検
出部の作動板6の突起部6bが、所定の移動範囲Z{例
えば図3の(a)に例示されている領域Z}内で変位した
状態における受光量が、前記した位置検出部の作動板6
の突起部6bの変位の状態、すなわち、磁気ヘッド7の
位置の変化と対応して変化している受光量となるように
発光素子LS9からの光を受光する。
【0018】前記したフォトインタラプタ8における磁
気ヘッド7の位置の変化と対応して矢印Y方向に変位す
る位置検出部の作動板6の突起部6aが、所定の移動範
囲Z{例えば図3の(a)に例示されている領域Z}内で変
位した場合でも、それの受光量が前記した位置検出部の
作動板6の突起部6aの変位の状態とは無関係に発光素
子LS8からの光を受光できるようになされている受光
素子PDm8は、発光部LSD8に設けられている1個の
発光素子LS8との間の光路を負帰還路として、前記の
受光素子PDm8における電気的な出力側と発光素子L
S8における電気入力側との間に構成させた自動光量制
御系(図5参照)により、前記した受光素子PDm8から
の出力が常に一定の状態となされるように発光素子LS
8から放射される光の光量を自動制御して、発光素子L
S8から放射された光の一部が磁気ヘッド7の位置の変
化に応じて光量が変化している状態で入射されている受
光素子PDs8からの出力は磁気ヘッド7の位置と対応
して大きさが変化している信号となされ、また、前記し
たフォトインタラプタ9における磁気ヘッド7の位置の
変化と対応して矢印Y方向に変位する位置検出部の作動
板6の突起部6bが、所定の移動範囲Z{例えば図3の
(a)に例示されている領域Z}内で変位した場合でも、
それの受光量が前記した位置検出部の作動板6の突起部
6bの変位の状態とは無関係に発光素子LS9からの光
を受光できるようになされている受光素子PDm9は、
発光部LSD9に設けられている1個の発光素子LS9と
の間の光路を負帰還路として、前記の受光素子PDm9
における電気的な出力側と発光素子LS9における電気
入力側との間に構成させた自動光量制御系(図5参照)に
より、前記した受光素子PDm9からの出力が常に一定
の状態となされるように発光素子LS9から放射される
光の光量を自動制御して、発光素子LS9から放射され
た光の一部が磁気ヘッド7の位置の変化に応じて光量が
変化している状態で入射されている受光素子PDs9か
らの出力は磁気ヘッド7の位置と対応して大きさが変化
している信号となされる。
【0019】そして、前記したフォトインタラプタ8に
おける受光部PDD8の受光素子PDs8から出力された
磁気ヘッド7の位置と対応して大きさが変化している信
号と、フォトインタラプタ9における受光部PDD9の
受光素子PDs9から出力された磁気ヘッド7の位置と対
応して大きさが変化している信号とが、磁気ヘッド7の
位置の変化と対応して互に相補的に大きさが変化してい
る状態になされるように、前記したフォトインタラプタ
8における受光部PDD8の2つの受光素子PDm8,P
Ds8と、前記したフォトインタラプタ9における受光部
PDD9の2つの受光素子PDm9,PDs9と、磁気ヘッ
ド7の位置の変化と対応して変位する位置検出部の作動
板6の突起部との相対的な配置態様を設定しておくこと
により、前記したフォトインタラプタ8における受光部
PDD8の受光素子PDs8から出力された磁気ヘッド7
の位置と対応して大きさが変化している信号と、フォト
インタラプタ9における受光部PDD9の受光素子PDs
9から出力された磁気ヘッド7の位置と対応して大きさ
が変化している信号とは、磁気ヘッド7の位置の変化と
対応して互に相補的に大きさが変化している状態になさ
れるから、前記したフォトインタラプタ8における受光
部PDD8の受光素子PDs8からの出力信号と、フォト
インタラプタ9における受光部PDD9の受光素子PDs
9からの出力信号との差信号を得るようにすることによ
り、磁気ヘッドの位置検出信号は、磁気ヘッドの定常位
置においてドリフトが完全に打消されたものになり、ま
たS/Nの良好な位置検出信号を得ることができ、磁気
ヘッドの位置決め精度を向上させることが容易になる。
【0020】図4は前記した2つのフォトインタラプタ
8,9において、それぞれの発光部LSD8,LSD9に
設けられている発光素子(例えば発光ダイオード)LS8,
LS9から放射された光の内で、受光部PDD8,PDD
9における受光素子(例えばフォトダイオード、あるいは
フォトトランジスタ)PDm8,PDm9で受光される受光
量は、前記した発光部LSD8,LSD9と受光部PDD
8,PDD9との間の光路中で、前記したバイモルフ板2
によって磁気ヘッド7と一体的に図中の矢印Y方向に変
位するようになされている位置検出部の作動板6の突起
部6a,6bが変位しても変化しないこと、及び、前記
した2つのフォトインタラプタ8,9において、それぞ
れの発光部LSD8,LSD9に設けられている発光素子
(例えば発光ダイオード)LS8,LS9から放射された光
の内で、受光部PDD8,PDD9における受光素子(例
えばフォトダイオード、あるいはフォトトランジスタ)
PDs8,PDs9で受光される受光量は、前記した発光部
LSD8,LSD9と受光部PDD8,PDD9との間の光
路中で、前記したバイモルフ板2によって磁気ヘッド7
と一体的に図中の矢印Y方向に変位するようになされて
いる位置検出部の作動板6の突起部6a,6bの変位の
態様に従って変化することを図示説明するための図であ
り、図4の(b)は図4の(a)におけるX−X線位置
における断面図であって、前記した2つのフォトインタ
ラプタ8,9における受光部PDD8,PDD9の受光素子
PDs8,PDs9の配置の態様は、前記したバイモルフ板
2の変形によって磁気ヘッド7と一体的に図中の矢印Y
方向に変位するようになされている位置検出部の作動板
6の突起部6a,6bによる遮光作用により、受光素子
PDs8,PDs9に対する入射光量が相補的に変化する状
態となされていることが判かる。すなわち前記した2つ
のフォトインタラプタ8,9における受光部PDD8,
PDD9の受光素子PDs8,PDs9からの出力信号は、
磁気ヘッド7と一体的に図中の矢印Y方向に変位する位
置検出部の作動板6の突起部6a,6bの変位に応じて
相補的に変化する状態のものになっている。図4の
(b)に示されている受光素子PDm8,PDs8,PDm
9,PDs9における四角形は光電変換部の受光面を示し
ている。
【0021】図5は回転磁気ヘッドの位置検出装置の一
例回路図である。図5において2個のフォトインタラプ
タ8,9における一方のフォトインタラプタ8における
発光素子LS8から放射された光は、受光素子PDm8と
受光素子PDs8とに入射され、また他方のフォトインタ
ラプタ9における発光素子LS9から放射された光は、
受光素子PDm9と受光素子PDs9とに入射される。図5
において12〜18は演算増幅器、19〜37は抵抗
器、38,39は可変抵抗器、40,41はコンデン
サ、42は出力端子、Q8,Q9はトランジスタ、LS8,
LS9は発光素子、PDm8,PDs8,PDm9,PDs9は
受光素子である。図5の上方における受光素子PDm8と
演算増幅器12,13とトランジスタQ8と、発光素子
LS8と抵抗19〜25及び可変抵抗器38ならびにコ
ンデンサ40などによって構成されている部分の回路配
置は、フォトインタラプタ8における磁気ヘッド7の位
置の変化と対応して矢印Y方向に変位する位置検出部の
作動板6の突起部6aが、所定の移動範囲Z{例えば図
3の(a)に例示されている領域Z}内で変位した場合で
も、それの受光量が前記した位置検出部の作動板6の突
起部6aの変位の状態とは無関係に発光素子LS8から
の光を受光できるようになされている受光素子PDm8
からの出力が、発光部に設けられている1個の発光素子
LS8との間の光路を負帰還路として、前記の受光素子
PDm8における電気的な出力側と発光素子LS8におけ
る電気入力側との間に構成させた自動光量制御系であ
り、前記した受光素子PDm8からの出力が供給されて
いる演算増幅器12の出力電圧が、可変抵抗器38の摺
動子の位置によって設定された電圧値になるように、発
光素子LS8から放射される光の光量を自動制御するた
めの回路配置である。
【0022】また、図5の下方における受光素子PDm9
と演算増幅器16,17とトランジスタQ9と、発光素
子LS9と抵抗31〜36及び可変抵抗器39ならびに
コンデンサ41などによって構成されている部分の回路
配置は、フォトインタラプタ9における磁気ヘッド7の
位置の変化と対応して矢印Y方向に変位する位置検出部
の作動板6の突起部6bが、所定の移動範囲Z{例えば
図3の(a)に例示されている領域Z}内で変位した場合
でも、それの受光量が前記した位置検出部の作動板6の
突起部6bの変位の状態とは無関係に発光素子LS9か
らの光を受光できるようになされている受光素子PDm
9からの出力が、発光部に設けられている1個の発光素
子LS9との間の光路を負帰還路として、前記の受光素
子PDm9における電気的な出力側と発光素子LS9にお
ける電気入力側との間に構成させた自動光量制御系であ
り、前記した受光素子PDm9からの出力が供給されて
いる演算増幅器16の出力電圧が、可変抵抗器39の摺
動子の位置によって設定された電圧値になるように、発
光素子LS9から放射される光の光量を自動制御するた
めの回路配置である。
【0023】フォトインタラプタ8の発光素子LS8か
ら放射された光の一部が磁気ヘッド7の位置の変化に応
じて光量が変化している状態で入射された受光素子PD
s8からの出力は、電流を電圧に変換する演算増幅器1
4によって電圧に変換されて演算増幅器15の反転入力
端子に供給され、また、フォトインタラプタ9の発光素
子LS9から放射された光の一部が磁気ヘッド7の位置
の変化に応じて光量が変化している状態で入射された受
光素子PDs9からの出力は、電流を電圧に変換する演
算増幅器18によって電圧に変換されて演算増幅器15
の非反転入力端子に供給される。前記の演算増幅器15
に供給された2つの入力信号、すなわち前記した2つの
フォトインタラプタ8,9における受光部PDD8,P
DD9の受光素子PDs8,PDs9から出力された信号
は、磁気ヘッド7と一体的に図中の矢印Y方向に変位す
る位置検出部の作動板6の突起部6a,6bの変位に応
じて相補的に変化する状態のものになっているから、出
力端子42に送出される磁気ヘッドの位置検出信号は、
磁気ヘッド7の定常位置においてドリフトが完全に打消
されたものになり、またS/Nの良好な位置検出信号と
なされているのであり、環境温度の広範囲な変化にも誤
差を生じることがなく、位置決め精度を向上させること
が容易になる。
【0024】
【発明の効果】以上、詳細に説明したところから明らか
なように本発明の回転磁気ヘッドの位置検出装置は、同
一な光電変換特性を有する2個の受光素子(第1,第2
の受光素子)と対向して配置させた1個の発光素子から
放射された光の一部を、回転磁気ヘッドの位置の変化と
は無関係に第1の受光素子に入射させるようにし、発光
素子と第1の受光素子との間の光路を負帰還路として第
1の受光素子における電気的な出力側と発光素子におけ
る電気入力側との間に構成させた自動光量制御系によ
り、前記した第1の受光素子からの出力が常に一定の状
態となされるように発光素子から放射される光の光量を
自動制御しておき、前記した発光素子から放射された光
の一部を回転磁気ヘッドの位置の変化に応じて光量が変
化している状態で第2の受光素子に入射させるようにす
ることにより、環境温度の変化とは無関係に回転磁気ヘ
ッドの位置と対応して大きさが変化している信号を第2
の受光素子から出力させ、また、前記のように第2の受
光素子からの出力信号が回転磁気ヘッドの位置と対応し
て大きさが変化している状態の信号となされるように、
同一な光電変換特性を有する第1,第2の2個の受光素
子と、1個の発光素子と、前記した2個の受光素子にお
ける第1の受光素子と1個の発光素子との間に自動光量
制御系を構成させてある回転磁気ヘッドの位置検出装置
を2組用いて、各位置検出装置における各第2の受光素
子からの出力が互に相補的に変化するように配置して、
前記した各位置検出装置における各第2の受光素子から
の出力信号の差信号を得るようにすることにより、差信
号として得られた回転磁気ヘッドの位置検出信号は、回
転磁気ヘッドの定常位置においてドリフトが完全に打消
されたものになるとともにS/Nの良好な位置検出信号
を得ることができ、回転磁気ヘッドの位置決め精度を向
上できるのであり、本発明によれば広範囲にわたる環境
温度の変化とは無関係に、良好な回転磁気ヘッドの位置
信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転磁気ヘッドの位置検出装置を実施
した回転磁気ヘッドの駆動装置の斜視図である。
【図2】図1に示してある回転磁気ヘッドの駆動装置の
平面図{図2の(a)}と側面図{図2の(b)}と正
面図{図2の(c)}である。
【図3】本発明の回転磁気ヘッドの位置検出装置におけ
る回転磁気ヘッドの位置検出部の側面図{図3の
(a)}と斜視図{図3の(b)}である。
【図4】本発明の回転磁気ヘッドの位置検出装置におけ
る回転磁気ヘッドの位置検出部の平面図{図4の
(a)}と断面図{図4の(b)}である。
【図5】回転磁気ヘッドの位置検出装置の一例回路図で
ある。
【符号の説明】
1…ベース部、1a,1b…部材取付用突起部、2…電
気ー機械変換素子、3…抑え板、4,5…ねじ、6…位
置検出部の作動板、6a,6b…位置検出部の作動板6
の突起部、7…回転磁気ヘッド、8,9…フォトインタ
ラプタ、12〜18…演算増幅器、19〜37…抵抗
器、38,39…可変抵抗器、40,41…コンデン
サ、42…出力端子、Q8,Q9…トランジスタ、LS8,
LS9…発光素子、PDm8,PDm9,PDs8,PDs9…
受光素子、PDD8,PDD9…フォトインタラプタの受
光部、LSD8,LSD9…フォトインタラプタ9におけ
る受光部、

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転磁気ヘッドを駆動変位する回転磁気
    ヘッドの駆動装置を備えて構成されているヘリカルスキ
    ャン型磁気記録再生装置における、前記の回転磁気ヘッ
    ドと一体的に変位する位置検出部の作動板の一部を、発
    光素子と受光素子との光路中で変位させることにより変
    化する受光素子の出力信号に基づいて、前記の回転磁気
    ヘッドの位置検出を行なう回転磁気ヘッドの位置検出装
    置であって、同一な光電変換特性を有する第1,第2の
    受光素子と、前記した第1,第2の受光素子と対向して
    配置された1個の発光素子と、前記した発光素子から放
    射された光の一部を回転磁気ヘッドの位置の変化とは無
    関係に第1の受光素子に入射させるようにする手段と、
    前記した発光素子から放射された光の一部を、回転磁気
    ヘッドの位置の変化に応じ、回転磁気ヘッドと一体的に
    変位する位置検出部の作動板の一部によって光量が変化
    している状態で第2の受光素子に入射させるようにする
    手段と、前記した第1の受光素子からの出力が常に一定
    の状態になされるように発光素子の発光量を制御する手
    段とを備えてなる回転磁気ヘッドの位置検出装置。
  2. 【請求項2】 回転磁気ヘッドを駆動変位する回転磁気
    ヘッドの駆動装置を備えて構成されているヘリカルスキ
    ャン型磁気記録再生装置における、前記の回転磁気ヘッ
    ドと一体的に変位する位置検出部の作動板の一部を、発
    光素子と受光素子との光路中で変位させることにより変
    化する受光素子の出力信号に基づいて、前記の回転磁気
    ヘッドの位置検出を行なう回転磁気ヘッドの位置検出装
    置であって、同一な光電変換特性を有する第1,第2の
    受光素子と、前記した第1,第2の受光素子と対向して
    配置された1個の発光素子と、前記した発光素子から放
    射された光の一部を回転磁気ヘッドの位置の変化とは無
    関係に第1の受光素子に入射させるようにする手段と、
    前記した発光素子から放射された光の一部を回転磁気ヘ
    ッドの位置の変化に応じ、回転磁気ヘッドと一体的に変
    位する位置検出部の作動板の一部によって光量が変化し
    ている状態で第2の受光素子に入射させるようにする手
    段と、前記した第1の受光素子からの出力が常に一定の
    状態になされるように発光素子の発光量を制御する手段
    とを含んで構成させた回転磁気ヘッドの位置検出装置の
    2組のものを、前記した回転磁気ヘッドの位置の変化と
    対応して前記した各位置検出装置における各第2の受光
    素子からの出力が互に相補的に変化するように設けると
    ともに、前記した各位置検出装置における各第2の受光
    素子からの出力信号の差信号を得る手段とを備えてなる
    回転磁気ヘッドの位置検出装置。
  3. 【請求項3】 同一の光電変換特性を有する第1,第2
    の受光素子と、前記した第1,第2の受光素子に対して
    所定の空隙を介して対向する位置に1個の発光素子を配
    設した構成部材を用いた請求項1または2の回転磁気ヘ
    ッドの位置検出装置。
  4. 【請求項4】 同一の光電変換特性を有する第1,第2
    の受光素子を1チップに構成させたものを用いた請求項
    1乃至請求項3のいずれかに記載の回転磁気ヘッドの位
    置検出装置。
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