JPS62802A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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Publication number
JPS62802A
JPS62802A JP14078585A JP14078585A JPS62802A JP S62802 A JPS62802 A JP S62802A JP 14078585 A JP14078585 A JP 14078585A JP 14078585 A JP14078585 A JP 14078585A JP S62802 A JPS62802 A JP S62802A
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JP
Japan
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magnetic
head
motor
voltage
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP14078585A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Kaneko
清隆 金子
Izumi Miyake
泉 三宅
Kazuya Oda
和也 小田
Kazuo Nakadai
中台 加津男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP14078585A priority Critical patent/JPS62802A/ja
Publication of JPS62802A publication Critical patent/JPS62802A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規な構造の位置検出装置に関し、特に位置
分解能を向上させた位置検出装置に関する。
(従来の技術) 最近、レンズを通して形成された被写体の静止画像を固
体撮像素子により映像信号に変換してこれを磁気ディス
クに記録し、画像の再生を行うのに別設のテレビジョン
システムで映し出したり、あるいはプリンタでハードコ
ピーするような電子式スチルカメラシステムが開発され
ている。
このカメラシステムでは直径が約5cmの小型磁気ディ
スクが使用され、第14図に示すようにその記録面10
aに例えばトラック幅が60μmガートバンド幅が40
μmの間隔で50本の記録トラックが同心円状に形成さ
れる。
普通、新規なディスクを電子式スチルカメラに装填して
から最初に撮った写真、すなわち1枚目の静止画像は、
ディスク記録面10aの最も外側の第1トラック位置R
1に記録される。その際、ディスク記録面10aと対向
して配置された記録へラド12が所定のホームポジシ、
ンHPから第1トラック位置R1まで移送され、該静止
画像に相当する1フイ一ルド分の信号が記録ヘッド12
より、例えば3800rpmで定速回転するディスク1
0の第1トラック位置R1にその一周に亘って書き込ま
れる。このようにして第1記録トラツクrlが形成され
ると、記録へラド12はそのまま第1トラック位置R1
で待機するかあるいはホームポジシーンHPへ戻る。
そして、2枚目の静止画像が第1トラック位置R1より
トラックピッチPt  (100μm)だけ内側の第2
トラック位!tR2に記録されるとき、記録へラド2は
第1トラック位f!R+ もしくはホームポジン、ンH
Pから第2.トラック位置R2まで移送され、上述と同
様な仕方でフィールド信号が第2トラック位置R2に書
き込まれる。
このように、スチル写真が撮られる度毎に記録ヘッド1
2がフィールド信号を書き込むべきところのトラック位
置Rnまで移送されるが、その位置決めには高い精度が
要求される。すなわち、記録ヘプト12が正確に位置決
めされないと、実際の記録トラックrnが対応トラック
位置Rnからずれて形成されて再生時に正確なアクセス
を行えなくなり、最悪の場合には、隣接するトラックr
n−1またはr n+1と一部が重なりガートバンドを
形成することなく記録され、その記録トラックrnを再
生する時に再生ヘッドが隣りの記録トラックrni ま
たはr nilをも走査してクロストークを生ずるから
である。
従来、記録へラド12の移送およびその位置決めにはス
テップモータが用いられ、例えば1つの指令パルスに応
答してステップモータが1.5゜回転することにより記
録へラド12が第14図の矢印Fl、Foの方向に4.
2μmだけ送られるように構成される。その場合、記録
へラド12が第nトラック位it Roにあるときに制
御部からステップモータに24個の指令パルスが連続的
に与えられると、記録ヘッド12はそこから矢印F1の
方向に約100μm()ランクピッチ)だけ送られて隣
のトラック位glRn+lに位置決めされる。
ステップモータの励磁シーケンスが逆であると、記録へ
ラド12は矢印FOの方向に送られて反対側の隣のトラ
ック位置Rn−1に位置決めされる。
また、記録へラド12がホームポジシーンHPから指定
されたトラック位置、例えばRnまで移送されるときに
は、その移送距離に相当する数の指令パルスが制御部か
らステップモータに与えられる。このようにして、記録
へラド12の移送と位置決めは制御部よりステップモー
タに与えられる指令パルスの個数によって規定され、ま
た記録ヘプト12の現在位置もそれまでに与えられた指
令パルスの累積値によって制御部の監視下に置かれる。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した従来のヘッド位置決め装置では、ステップモー
タによりオープンループ制御のヘッド位置決めが行われ
るため、ステップモータから記録ヘッド支持体までの伝
達要素、例えば歯車等にガタやズレがあると、バックラ
ッシュが生じて実際のヘッド位置が指令パルスで指示し
た所期のへ。
ド位置と対応しなくなり、記録トラックがフォーマット
のトラック位置からずれてしまい再生時に前述したよう
なアクセスの問題が生じるという不都合がある。そして
、このような位置決め装置の機械的誤差による記録時の
トラックずれはそれ自体で再生装置との互換性を悪くす
るだけでなく、バックラッシュ等による送りエラーは記
録ヘッドが第1トラック位置から第2トラツク位置、第
3トラック位置へと移送される間に累積されて増大する
ため、終いには第nトラック位置Rnに記録されるべき
フィールド信号が隣の第n−1トラック位置Rn−1ま
たは第n+1トラック位置Rn+1に一部が重なって(
ガートバンドを形成することなく)記録され、再生時に
トラッキングサーボをかけてもクロストークを生じるお
それがある。
本発明は、従来技術の上記問題点に鑑み、移動体(被検
出物)をクローズトループ制御するために予め定められ
た位置範囲内で所定の方向に移動する該移動体(例九ば
上記記録ヘッド)の位置を高い分解能で精確に表す位置
信号を発生する位置検出装置を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成する本発明の1成は、一定の磁束を発生
する起磁力手段と;該磁束を限定された所定の磁路に通
すように形成された、ギャップを葺する固定ヨークと;
該固定ヨークのギャップに面して取り付けられた、薄片
状の高透磁率材が一定のピッチで配列されてなる第1の
磁性材配列体と;被検出物が予め定められた位置範囲内
で所定の方向に移動するときに、それと連動して上記ギ
ャップ内で第1の磁性材配列体の配列方向に移動するよ
うになされた可動ヨークと;第1の磁性材配列体と一定
の小さなギャップを介してそれと対向するよう可動ヨー
クに取り付けられた、薄片状の高透磁率材が上記一定の
ピッチで配列されてなる第2の磁性材配列体と;上記磁
路内の所定位置に配置され、被検出物が上記所定方向に
移動するときに上記&Ii路内の磁界の変化を電気信号
に変換して被検出物の位置を表す位置信号を生成する磁
気検出手段と;を具備することを特徴とする。
(作用) 起磁力手段より発生された磁束は、固定ヨーク可動ヨー
ク、第1および第2の磁性材配列体、ギヤノブで現定さ
れる磁路を通る。被検出物が停止しているときは可動ヨ
ークも停止し、該磁路の磁気抵抗またはパーミアンスは
一定であり、したがって該磁路内の磁界は一定である。
M49出物が所定の方向に移動するとき、それに連動し
て可動ヨークが磁性材配列体の配列方向に移動すること
によって第1および第2の磁性材配列体間の相対位置関
係が変化し、それにより第1および第2の磁性材配列体
間の小さなギャップにおける磁路のパーミアンスがそれ
ら磁性材配列体のピッチに対応した周期で変化し、それ
によって全体的な磁路内の磁界も同じ周期で変化する。
そして、このような周期的な磁界の変化が磁気検出手段
によって電気信号に変換され、位置信号が生成される。
こうして得られる位置信号のレベルまたは位相は被検出
物の位置を表す。また、その周期は位置分解能に相当す
るが、上述のように第1および第2の磁性材配列体の高
透磁率材の配列ピッチによって規定される。
(実施例) 第1図ないし第13図を参照して本発明の一実施例によ
るヘッド位置検出装置(300)を適用した記録装置の
ヘッド位置決め装置を説明する。
全」Eり」【成− 第8図は、そのヘッド位置決め装置の全体的な構成を示
す。
第8図において、磁気ディスク10は、第14図に示す
フォーマットの記録面10aを有し、直流モータ14に
より回転駆動されるスピンドル16に着脱可能に装着さ
れる。直流モータ14は、モータ回転数に対応した周波
数信号を発生する周波数発生器18を宵し、サーボ回路
20により一定速度9例えば3600rpmで回転する
ように駆動制御される。サーボ回路20は、マイクロコ
ンピュータで構成される制御部22からの制御信号SW
2に応答してディスク10の回転駆動、停止を制御する
ディスク10の記録面10a付近の所定位置に配設され
た位相発生器24は、ディスクコア10bの対応する所
定位置に設けられた小さなヨーク(図示せず)から出る
漏れ磁束を拾ってディスク10の回転位相を表すPGパ
ルスψを発生する。
このPGパルスψは増幅器26を介してサーボ回路20
と制@部22に供給され、サーボ回路20においては位
相サーボ系の比較信号として、制御部22においてはフ
ィールド信号書込み動作のタイミング信号としてそれぞ
れ用いられる。
記録面10aと対向して記録用の磁気トランスジューサ
すなわち記録へラド12が配設され、これは後述するヘ
ッド移送機構200により担持されている。このヘッド
移送機構200は、点線で概念的に示すように直流(D
C)モータ30によって駆動され、矢印Fl、Fo  
(第14図の矢印F 1.F oに相当)で示すように
記録ヘッド12を記録面10aに沿ってその半径方向の
両方の向きに移送するように構成されている。
DCモータ30は、後述する速度サーボ付双方向駆動回
路100により第10図に示すような特性で動作するよ
うになっている。すなわち、駆動回路100に入力され
る単極性(この例では正極)の速度制御電圧Vaが所定
値VBSのときにDCモータ30は停止し、それよりも
速度制御電圧Vaが高くなるとその差に比例した速度で
DCモータ30は正方向(例えば時計回り)に回転し、
逆に速度側@電圧Vaがモータ停止電圧VHSよりも低
くなるとその差に比例した速度でDCモータ30は反対
方向(反時計回り)に回転するようになっている。駆動
回路100に入力される速度制御電圧Vaは、電子式の
切替スイッチ32において制御部22からの切替制御信
号S W3.S W4により演算増幅器38からのサー
ボ送り電圧Vdおよび定電圧源34.36からの定速度
送り制rB電圧V1、V2の中から選択される。すなわ
ち、SW3゜SW4が(0,0)のときはスイッチ32
が端子aに接続してサーボ送り電圧Vdが選択され、S
W3、S W4が(0,1)のときはスイッチ32が端
子すに接続して正方向定速度送り制御電圧V1が選択さ
れ、S W3.S W4が(1,0)のときはスイッチ
32が端子Cに接続して反対方向定速度送り制御電圧v
2が選択される。
ヘッド移送機構200には本実施例によるヘッド位置検
出装置300が結合され、これは、後述するように記録
ヘッド12が矢印Fl、Foの方向に移動するときにト
ラックピッチptの周期でレベルが略正弦状に変化する
ような電圧信号Eaを発生する。この電圧信号Eaは、
抵抗40を介して演算増幅器38の反転入力端子に供給
される。
一方、制御部22からディジタル値な位置決め制御信号
SEがディジタル・アナログ(D/A) :ffンバー
タ46に与えられてその出力端子からアナログ電圧信号
Ecが得られ、この電圧信号Ecは演算増幅器38の非
反転入力端子に供給される。
また演算増幅器38の非反転入力端子と出力端子間には
フィードバック抵抗44が接続され、而して演算増幅器
38は差動増幅器を構成し、その出力電圧Vdは次のよ
うに表される。
Vd =Ec +Al  e (Ec −Ea )−’
、Vd = (1+AI ) Ec −Al  ・Ea
ただし、AI =R44/R40 この演算増幅器38の出力電圧Vdは、前述した切替ス
イッチ32の入力端子aにサーボ送り電圧として与えら
れるとともに、シュミット・トリガ回路50およびアナ
ログ・ディジタル(A/Dコンバータ52のそれぞれの
入力端子に供給される。ンユミット・トリガ回路50は
、上記電圧■dが設定(iiVBsに等しくなったとき
にそのタイミングを示すパルスSTを制御部22に与え
る。A/Dコンバータ52は、必要に応じて制御部22
が上記電圧Vdをモニタできるようにそのディジタル値
SVを与える。
記録へラド12には、スイッチ56.増幅器54を介し
て記録回路58より1フイールド毎の映像信号FSが供
給される。記録回路58は、C0D(’!荷結合素子)
等からなる撮像素子60で走査により得られた1フイ一
ルド分の映像信号FSOに対して輝度信号・色信号分離
、FM変調等の信号処理を施すもので、マトリクス回路
やFM変調器その他プリエンファシス回路等の各種補正
回路を含む。記録回路58と撮像素子60には、基準ク
ロック発生器64からのクロック信号Ctに応動する同
期信号発生器62より複合同期信号C8が供給される。
基準クロック発生器64からは、さらに動作クロック信
号C2が制御部22に供給されるとともに、位相基準ク
ロック信号C3がサーボ回路20に供給される。
以上第8図につき本実施例の全体的な構成を説明したが
、第9図ないし第11図につき速度サーボ付双方向駆動
回路100を、第12図につきへラド移送機構200、
そして第1図ないし第7図につき本実施例によるヘッド
位置検出袋ff1300の構成をそれぞれ詳細に説明す
る。
サーボ、ヌ 0  口 第9図に速度サーボ付双方向駆動回路100の構成を示
す。
第9図において、入力端子102には上述した切替スイ
ッチ32からの速度制御電圧Vaが与えられる。この速
度制御電圧Vaは、速度サーボ系の比較回路を構成する
演算増幅器120の非反転入力端子に供給される。
演算増幅器120の出力端子は、演算増幅器106Aの
反転入力端子に抵抗108Aを介して接続されるととも
に、演算増幅器108Bの非反転入力端子に直接接続さ
れる。演算増幅器106Aの非反転入力端子には直流電
圧源104より予め設定されたモータ停止電圧VHSが
供給され、さらにこのモータ停止電圧VHSは抵抗10
8Bを介して演算増幅器106Bの反転入力端子にも供
給される。両演算増幅器10E3A、10E3Bは同じ
増幅特性を存し、両抵抗108A、108Bの抵抗値は
同一(R108)に選ばれている。
演算増幅器106Aの出力端子はコンプリメンタリ回路
を形成する駆動トランジスタ114A。
116Aのベースに接続される。一方、演算増幅510
E3Bの出力端子はコンプリメンタリ回路を形成する駆
動トランジスタ114B、116Bのベースに接続され
る。これら駆動トランジスタ114A〜116Bはブリ
ッジ接続され、その間にDCモータ30が接続される。
また、演算増幅器108 A +  108 B (’
) 7 イー トハ−t り抵抗110A、ll0Bは
、その反転入力端子と駆動トランジスタ114A〜11
6Bの出力端子118A。
118Bとの間にそれぞれ接続される。フィードバック
抵抗110A、ll0Bの抵抗値は同一(RIIO)に
選ばれ、それらと並列接続された位相補償用のコンデン
サ112A、112Bのキヤパシタンスも同一に選ばれ
ている。なお、DCモータ30と並列接続されたコンデ
ンサ119はノイズキラー用であり、またDCモータ3
oと直列接続された抵抗138は後述する速度サーボ系
の一部である。
以上の構成は速度サーボ系を除いた双方向駆動系であり
、次にその動作を説明する。なお、理解を容易にするた
めに速度サーボ系の演算増幅器120と抵抗138を省
略して説明する。
入力端子102に与えられた速度制御電圧Vaは演算増
幅器106Aの反転入力端子に抵抗108Aを通って供
給されるとともに演算増幅器106Bの非反転入力端子
に直接供給される。
この速度側@電圧VaがVBS+ΔVのとき、端子11
8A、118Bに得られる電圧V (A)、V (B)
は次のように表される。
V(A)=VBS−A2 ・Δ■ V(B)=VBS+A2 ・Δ■ ただし、A2 =R+08 /RIIOココテ、VBS
は上述したようにモータ停止i圧であり、R+08 、
  RIIOはやはり上述したように抵抗108A (
108B)、抵抗110A (110B)の抵抗値であ
る。したがって、DCモータ30には両電圧V (A)
、V (B)の差すなわち2A2 φΔVの電圧が印加
され、DCモータ30は正方向(時計回り)にその印加
電圧に略比例した速度N(VBS+ΔV)で回転する(
第10図参照)。この場合、駆動トランジスタ114B
、116AがONになり、駆動トランジスタ114A、
116BはOFFになる。
速度制御電圧VaがVBS−ΔVのときは、上記モータ
端子電圧V (A)、V (B)は次のようになり、V
(A)=VHS+A2 ・ΔV V(B)=VBS−A2 ・ΔV したがって、DCモータ30の両端子間に印加される電
圧は一2A2 ・ΔVとなり、DCモータ30は反対方
向(反時計回り)にその印加電圧に略比例した速度N(
VHS−ΔV)で回転する(第10図参照)。この場合
、駆動トランジスタ114A、118BがONになり、
駆動トランジスタ114B、116AはOFFになる。
また、速度制御電圧VaがVBSのときは、上式におい
てΔVを零とすればモータ端子電圧V (A)。
V (B)が与えられ、この場合両方ともVB2である
のでDCモータ30は電圧が印加されず停止状態になる
このようにして、入力端子102(より正確には演算増
幅器10E3A、106Bの一方の入力端子)に与えら
れる正極性の速度制御電圧Vaがモータ停止電圧VBS
に等しいときDCモータ30は停止状態になり、速度制
御電圧Vaがモータ停止電圧VBSよりも高いときはそ
の差に略比例した速度でDCモータ30は正方向(時計
回り)に回転し、速度制御電圧S2がモータ停止電圧V
BSよりも低いときはその差に略比例した速度でDCモ
ータ30は反対方向(反時計回り)に回転する。
次に、上述した双方向駆動系に付加されている速度サー
ボ系の構成と作用を説明する。一般にモータを用いて高
精度の位置制御を行うには高性能の定速制御が前提とさ
れるが、DCモータは第11図に示すような特性を有し
負荷の変動や印加電圧の変動によってその回転数が変動
しやすいので、そのような外乱を打ち消す速度サーボを
必要とする。本実施例では、以下に説明するように電子
ガバナ方式の速度サーボ系が設けられる。
第9図において、本実施例の速度サーボ系は参照符号1
20〜142を付された要素からなる。
演算増幅器120は速度サーボ系の比較回路を構成し、
速度制御電圧Vaと後述する演算増幅器122からの帰
還信号Vfとを比較して誤差信号をつ(す、さらにそれ
を増幅度A4で増幅して誤差制御電圧V 、 lを出力
する。この誤差制御電圧Va’が、DCモータ30の回
転速度を直接制御する電圧信号として演算増幅器106
Aの反転入力端子に抵抗108Aを通って供給されると
ともに演算増幅器106Bの非反転入力端子に直接供給
される。
一方、DCモータ30のまわりには抵抗132〜138
が図示のようにDCモータ30を含んでブリッジ接続さ
れ、端子140.142は抵抗124.128を介して
演算増幅器122の反転入力端子、非反転入力端子にそ
れぞれ接続される。
DCモータ30が正方向に回転しているとき、■(人)
<V(B)であり、DCモータ30の誘導起電力KN 
(Kは定数、NはDCモータ30の回転速度)は図示の
向きになる。DCモータ30の内部抵抗の抵抗値をRa
t抵抗132〜138の抵抗値をR132〜R138と
すると、端子140.142に得られる電圧V (C)
、V (D)は次のように表される。
V (C)=  (V(B)−V(人) −KN)  
Ra/ (Ra+RI38)V (D)= (V(B)
 −V(A)) Ro/ (Ro+R13G)ただし、
Ro= RI32+ RI34抵抗134は可変抵抗(
ボリウム)であり、これを調節してR13G /Ro 
=R138/Ra =H(定数)にすると、電圧V(C
)、V(D)は次のようになる。
V (C)= (V(B)−V(A)−KN)  / 
 (1+ H)V (D)=  (V(B)−V(人)
)/(1+H)したがって、端子140,142間の電
位差は、V(D)−V(C)=KN/ (1+H)であ
り、DCモータ30の回転速度Nに比例する。
また、DCモータ30が反対方向に回転しているときは
、その誘導起電力KNが図示と反対の向きになるので、 V(D)−V(C)=−KN/ (1+H)となり極性
が反転する。このように端子140゜142間の電位差
は、その絶対値がDCモータ30の回転速度Nに比例し
、その(N性がDCモータ30の回転方向に対応する。
電圧V(C)、V(D)は抵抗124,128を通って
演算増幅器122の反転入力端子、非反転入力端子にそ
れぞれ供給され、その非反転入力端子には抵抗130を
通って定電圧源104からのモータ停止電圧VBSも供
給される。演算増幅器122はそれら入力抵抗124,
126.130およびフィードバック抵抗128によっ
て差動増幅器を構成し、その出力電圧Vfは、抵抗12
4.126の抵抗値RI24.R12Gが同一に選ばれ
抵抗128.130の抵抗値R128,R!30が同一
に選ばれるので次のように表される。
Vf =VBS+A3 ・(V(D)−V(C))ただ
しA3 =R+28 /RI24 =RI30 /R+
26、’、Vf=VBS±A3 ・KN/  (l−1
−)()、’、Vf  =VBS±Ko  N ただし、Ko=A3 ・に/(1+H)すなわち、演算
増幅器122の出力電圧■fは、モータ停止電圧VBS
にDCモータ30の回転速度Nに比例したレベル変動(
±Ko N)が加算されたものである。この出力電圧V
fは、比較器を構成する演算増幅器120の反転入力端
子に負の帰還信号として供給される。
演算増幅器120は両入力電圧Va、Vfを比較しその
誤差を増幅度A4で増幅するので、出力の誤差制御電圧
Va’は次のように表される。
Va’=A4 ・(Va −Vf ) 、°、Va’=A4  m  (Va  −(VBS士
Ko  N))ただし、A4=Rb/Ra 速度側gA1[圧Vaがモータ制御電圧VBSに等しい
ときは、DCモータ30が停止してサーボループは平衡
状態になる。この状態において、Vf =VBSとなる
。したがって出力の誤差制御電圧Va“は速度制g5i
t圧Va  (VBS) ニ略等しく、端子118A、
118Bのモータ端子電圧V (A)、V (B)も共
に略VBSで均衡し、DCモータ30の印加電圧は略零
である。
そのような状態から速度制御電圧VaがV BS+ΔV
に変化すると、誤差側gIITIi圧Va゛は上昇して
端子118A、  118B(7)モ−タ端子電圧V 
(1)。
V (B)に大きな差(V(A) <V(B) )が生
じ、DCモータ30は正方向に回転し自dめる。そうす
ると、帰還電圧vr  (VBS+Ko N)も増大し
て速度制御電圧Vaに近づき、これによって誤差制御電
圧Va’1tVBS+ΔVi:収束し、DCモータ30
の回転速度はN(VH5+ΔV)に収束して平衡状態に
至る。同様に、°速度制御電圧VaがVBSからVBS
−ΔVに変化したときには、DCモータ30は反対方向
に回転し始め、誤差制御電圧V alはVBS−ΔVに
収束し、DCモータ30の回転速度はN(VBS−ΔV
)に収束して平衡状態に至る。
ところで、安定状態のとき、例えば速度制御電圧Vaが
VBS+ΔVでDCモータ30の回転速度がN(VBS
+ΔV)で安定しているときに外乱、例えば負荷変動が
生じてトルクQがΔQだけ低下した場合、速度サーボは
次のように動作する。すなわち、第11図に示す特性に
よりDCモータ30の回転速度はΔNだけ上昇しようと
するが、しかし帰還電圧Vfがその分増大するので、誤
差側@電圧Va’はVBS+ΔVよりもδVだけ低くな
ってDCモータ30の回転速度をN(VHS+ΔV)に
保つように働く。逆にトルクQがΔQだけ増加した場合
には、帰還電圧Vfがその分減少し、誤差制御電圧Va
’はVBS+ΔVよりもδVだけ高くなってDCモータ
30の回転速度をN(VH5+ΔV)に保つように働く
。その他の外乱、例えば電源電圧Vccの変動等に対し
ても、上述と同様な速度サーボが働いてDCモータ30
の安定した回転が保たれる。
以上のように、速度サーボ付双方向駆動回路1oOにお
いては、単極性(この例では正極)の速度制御電圧Va
を用いてDCモータ30の回転を双方向に切り替えるこ
とができ、且つその回転速度を線形的に制御することが
可能であり、高精度な速度制御が可能である。なお、負
極性の速度制御電圧Vaが選ばれたときには、その絶対
値に対してDCモータ30の回転方向が正極性の場合と
反対になるだけで、上述と同様な作用が奏される。
ヘ −  ド     “ 第12図にヘッド移送機構200の構成を示す。
この図において、202はDCモータ30に連動する減
速機構であり、その出力段が扇形歯車204と係合する
。扇形歯車204にはこれと一体になって回転するブー
U 206が取り付けられ、緊締手段208によってワ
イヤ210の1点がそれに固着されている。ワイヤ21
0の両端は、緊締手段212.214によってヘッドキ
ャリッジ216の側面216aに固定されている。
ヘッドキャリッジ21θには記録ヘッド12が支持され
、ヘッドキャリッジ216がDCモータ30の回転駆動
に応じて案内棒218の上を摺動することにより、記録
ヘッド12を矢印Fl、F。
の方向(第8図および第14図の矢印F1.Foの方向
に相当)に移送するようになっている。すなわち、DC
モータ30が正方向(時計回り)に回転するとヘッドキ
ャリッジ21θは案内棒218の上をF1方向に摺動し
て記録へラド12を同方向に移送し、またDCモータ3
0が反対方向(反時計回り)に回転するとヘッドキャリ
ッジ216は案内棒218の上を矢印Foの方向に摺動
して記録へラド12を同方向に移送する。
パッケージ230に収容された磁気ディスクIQが筐体
220内に装填されるため本電子スチルカメラのインナ
パケットが開けられると、もしくは磁気ディスク10が
筐体220内に装填されたままで電源が投入されると、
記録ヘッド12は矢印Foの方向に移送される。その移
送行程の外側終端はホームポジシロンHPであるが、こ
れは筐体220に固定された部材222に配置されてい
るリミットスイッチ224によって検出される。
すなわち、扇形歯車204の円形部分204aの一部に
はアーム204bが突設され、記録へラド12がホーム
ポジシぼンHPに来ると、アーム204bがスイッチ2
24の可動部材に当接することによってスイッチ224
が閉成する。そしてスイッチ224から検出信号が制m
部22に送られ、後述するように第1トラック位置への
アクセスが開始される。
へ   l        オ 第12図において、ヘブfキャリッジ216の先端部2
16bにはヘッド位置検出装置300の後述する可動ヨ
ーク318を支持するL字状の支を寺欅302の一端3
02aが固着され、これにより可動スリット板302は
へラドキャリッジ216と一体的に矢印Fl、Foの方
向に移動するようになっている。一方、筐体220には
後述する固定ヨーク310が取り付けられている。
第1図および第2図は位置検出装置300を示し、第1
図はその側面図であり、第2図はその斜視図である。
第1図および第2図において、310 al  310
bはL字状の固定ヨーク片であり、磁気検出素子、例え
ば磁気抵抗効果素子(MR素子)312を挟んで組み合
わさり、ギャップGを宵するコ字状の固定ヨーク310
を構成する。MR素子312は例えばNi−Fe合金の
強磁性体からなり、S1基板またはガラス基板上に蒸着
膜またはスパッタ膜として形成される。
ギャップGに面して固定ヨーク片310aの下面には起
磁力手段としての板状永久磁石314が接着される。こ
の永久磁石314は、上面側がS極で下面側がN極にな
っており、その長さ方向において一様な磁束を発生する
永久磁石314の下面には第1の磁性材配列体316が
接着される。この第1の磁性材配列体316は、第3図
に拡大して示すように、厚さが50μmの薄片状高透磁
率材318a、318a・・・・と厚さが50μmの薄
片状低透磁率材318b。
316b・・・・とが交互に貼り合わさったものである
薄片状高透磁率材316a、316a・・・・としては
、例えばパーマロイ、センダスト、軟鉄等が選ばれてよ
く、薄片状低透磁率材318b、3L6b・・・・とし
ては、例えば銅、アルミニウム、セラミック等が選ばれ
てよい。第3図に示すように、磁石314のN極(下面
)より薄片状高透磁率材31θa、31E3a・・・・
に一様な磁束密度φが入り、それらの磁束密度φは薄片
状高透磁率材316a、31ea・・・・を通って下方
に抜は出る。薄片状低透磁率材318b、318b・・
・・には実質的に磁束が通らない。
再び第1図および第2図において、ギャップGには可動
ヨーク318が矢印Fl、Foの方向に移動するように
配置される。前述したように、可動ヨーク318は支持
棒320を介してヘプトキャリ1ジ216(第1図には
図示せず)に取り付けられており、ヘッドキャリッジ2
16と一体的に矢印Fl、Foの方向に移動するように
なっている。
可動ヨーク318の上面には磁性材配列体320が接着
される。この磁性材配列体320は、磁性材配列体31
6と同じ構造、材料であり、すなわち厚さが50μmの
例えばパーマロイ、センダスト、軟鉄等からなる薄片状
高透磁率材320a。
320a・・・・と厚さが50μmの例えば銅、アルミ
ニウム、セラミック等からなる薄片状低透磁率材320
b、320b・−・とが交互に貼り合わさったものであ
る。第1図に示すように、磁、柱材配列体320は一定
間隔の小さなギャップgを置いて磁性材配列体31Bと
対向する。
以上のように構成された位置検出装置300では、永久
磁石314のN極(下面)より第1の磁性材配列体31
6の高透&!i率材316a、316a・・・・を通っ
てギャップGに出た磁束φは、概して第2の磁性材配列
体320の高透磁率材320a。
320a・・・・を通って可動ヨーク318に入り、次
いで固定ヨーク片310b、310aを通って磁石31
4のS極(上面)に戻る。また一部の磁束φ、特に第1
の磁性材配列体316の両端部の高透磁率材318a、
316a・・・・を通ってギャップGに出た磁束φは、
その真下に第2の磁性材配列体320の高透磁率材32
0a、320a・・・・がないので、そのままギャップ
Gを介して固定ヨーク片310bに入り、それから固定
ヨーク片310aを通って磁石314のS極(上面)に
戻る。而して、可動ヨーク318が静止しているときに
上記磁気回路または磁路を通る磁束は安定しており、し
たがってMR素子312に印加する磁界Hも一定である
しかし、固定ヨーク318かへラドキャリッジ218と
一体的に矢印FlまたはFOの方向に移動すると、第1
の磁性材配列体316の高透磁率材318a、316a
・・・・と第2の磁性材配列体320の高透磁率材32
0a、320a・・・・との相対的位置関係が周期的に
変化してギャップgにおける磁路の磁気抵抗またはパー
ミアンスが周期的に変化することにより、上記磁界Hも
周期的に変化する。
第4図および第5図につきその様子を詳細に説明する。
第4図(イ)〜(本)は、可動ヨーク318が矢印F1
の方向に1/4ピツチ(1ピツチPkは100μm)ず
つ移動した位置をそれぞれ示す。
第4図(イ)の位置では、第1の磁性材配列体316の
高透磁率材318a、318a・・・・よりギャップg
に出た磁束φは最短距離で第2の磁性材配列体320の
高透磁率材320a、320a・・・・に入るので、パ
ーミアンスが最も高い。第4図(ロ)の位置では、磁束
φの大部分φ1がギャップgを通るところの磁路は斜め
になるとともに磁束φの一部φ2が分岐して隣の高透磁
率材320aに入るので、パーミアンスが低下する。第
4図(ハ)の位置では、磁束部分φl、φ2が等しくな
りパーミアンスは最も低い。そして、第4図(ニ)の位
置では磁束部分φ2が磁束部分φ1よりも大きくなって
パーミアンスは第4図(G)のときと等しくなり、第4
図(ネ)の位置では磁束φ(φ2)が最短距離で高透磁
率材320aに入るので第4図(イ)と同じくパーミア
ンスが最も高くなる。このように、可動ヨーク318が
矢印F1の方向(または矢印Foの方向)に移動すると
き、第1の磁性材配列体316の高透磁率材316a、
318a・・・・と第2の磁性材配列体320の高透磁
率材320a。
320a・・・・との相対的位置関係が周期的に変化し
てギャップgにおける磁路のパーミアンスが周期的に変
化するので、MR素子312に印加する磁界Hはそのパ
ーミアンスの変化に比例して第5図に示すように略正弦
波状に周期的に変化し、その周期は磁性材配列体316
.320のピッチPk(100μm)に等しい。なお第
5図において、HI、H2,H3,H4,H5は上記箪
4図(イ)〜(ロ)に示す位置での磁界Hの大きさであ
る。
上述のように可動ヨーク318の移動に伴って磁界Hが
略正弦波状に周期的に変化すると、それに対応してMR
素子312の抵抗値が変化する。
すなわち、磁気抵抗効果により、磁界Hが高(なるとM
R素子312の抵抗値が下がり、逆に磁界Hが低くなる
とMR素子312の抵抗値が高くなり、したがってMR
素子312の抵抗値は磁界Hの変化と逆相で略正弦波状
に変化する。
第8図は位置検出装置300の回路部の構成を示す。こ
の図において、MR素子312の一方の端子は電源電圧
+Vccの端子322に接続されるとともに増幅器32
6の入力端子に接続され、MR素子312の他方の端子
は抵抗328を介してアースに接続される。このような
構成において、上述のようにMR素子312の抵抗値が
略正弦波状に変化すると、それに逆比例して(逆相で)
接続点330の電位が変化し、その変動分または交流分
eaが増幅器326で増幅され、位rIL検出装ft3
00の出力端子330には第5図に示すような磁界Hの
変化に対応した電圧信号Eaが与えられる。すなわち、
この電圧信号Eaのレベルは、可動ヨーク318の移動
に関してみると、第1および第2の磁性材配列体316
,320のピッチPk  (100μm)の周期で略正
弦波状に変化する。ところで、可動ヨーク318は記録
ヘッド12と同じくヘッドキャリッジ216と一体的に
同じ矢印Fl 、Foの方向に移動し且つ磁性体ピッチ
Pkはトラックピッチptと同一(100μm)に選ば
れている。したがって、記録へ1ド12が矢印F1の方
向に移動するときに電圧信号Eaのレベルはトラックピ
ッチptの周期で略正弦波状に変化することになる。本
実施例では、記録へラド12が各トラック位!Rの中央
部に対向するとき、すなわち100%オン−トラックの
ときに第1の磁性体配列体316と第2の磁性体配列体
320とが第4図(ニ)に示す相対位置になるように設
定される。これにより、電圧信号Eaのレベルは、記録
ヘッド12の移動に関してみると第7図に示すようにな
り、記録ヘプト12が1009/;オン・トラック位置
(R1)、  (R2)・・・・にあるときに中心レベ
ル(零)になる。この電圧信号Eaはヘッド位置信号と
して、前述したように演算増幅器38の反転入力端子(
第8図)に供給される。
以上のように、本実施例によるヘッド位置検出装置30
0では、支持棒302を介してヘッドキャリ1ジ216
に取り付けられた可動ヨーク318が記録ヘプト12と
共に矢印Fl、Foの方向に移動し、それによって第1
の磁性材配列体316の高透&Ii率材318a、31
8a・・・・と第2の磁性材配列体320の高透磁率材
320a、320a・・・・との相対的位置関係が周期
的に変化してギャップgにおける磁路の磁気抵抗または
パーミアンスが周期的に変化することにより、固定ヨー
ク310の磁路内の磁界Hも同様に変化し、その磁界H
の変化がMR素子312によって検出され、記録ヘッド
12の位置を表すヘッド位置信号Eaが生成される。こ
のようなヘッド位置信号Eaは、記録ヘッド12ないし
へ1ドキヤリツジ216の移動を直接に検出したもので
あるから精度が高く、また磁気的センサ手段によって生
成されるから光学センサ手段によるものと比較して周囲
温度のドリフト等の影響をそれほど受けず安定している
また磁石314は普通の板状永久磁石でよ(磁気リニア
スケールのように多種着磁が単長であり、そして磁束を
狭い磁路に通すところの高透磁率材318a、316a
・・・・、320a、320a・・・・が相対的にシフ
トすることによってギャップgにおける磁路のパーミア
ンスが鋭敏に変化するので位置検出感度が高い。
そして本実施例において磁性材配列体316゜320の
ピッチPkはトラックピッチPtに対応して100μm
に選ばれているが、2倍のトラックピッチの200μm
を選択してもよい。また、それより十分小さくすること
も可能である。すなわち、磁気リニアスケールではN極
、S極を接近させて着磁することに大きな限界があり、
また光学スリットでもスリットピッチを小さくすること
に大きな限界があるのに対し、磁性材配列体318 (
320)の高透磁率材318a、318a・・・・(3
20a、320a・・・・)および低透磁率材31E3
b、316b・・・・(320b、320b・・・・)
の厚みを小さくするのにそれほどの困難はなく、シたが
ってヘッド位置信号Eaの位置分解能を高めることが容
易である。
なお、本実施例では磁気検出手段としてMR素子312
を用いるが、これに替えてホール素子を用いてもよい。
全」L9]L作− 次に、第8図および第13図を参照して本ヘッド位置決
め装置の動作を説明する。
前述したように、磁気ディスク10が本電子スチルカメ
ラの筐体220(第12図)内に装填されるためインナ
パケットが開けられると、あるいは電源が投入されると
、記録ヘッド12はホームポジションHPへ移される。
その記録ヘッド12の移送において、制御部22からの
切替制御信号SW3.SW4は(+、Q)でスイッチ3
2は端子Cに接続し、定電圧源36からの反対方向定速
度送り制御電圧v2が速度制御電圧Vaとして駆動回路
100に入力され、これによりDCモータ30は反対方
向(反時計回り)に回転してヘプトキャリッジ216を
矢印Foの方向に摺動させる。一方制御部22からサー
ボ回路20に制御信号SW2が与えられて直流モータ1
4が起動し、磁気ディスク10は3800rpmで回転
駆動される。
2録ヘツド12がホームポジションHPに着くと、制御
部22からの切替制御信号S W3.S W4が(0、
I)に切り替わりスイッチ32は端子すに接続し、これ
により駆動回路100に入力される速度制御電圧Vaと
して定電圧源34からの正方向定速度送り制御電圧Vl
が選択される。この正方向定速度送り制御電圧V!は、
第10図に示すようにモータ停止電圧VBSより所定[
高い定電圧である。この制御電圧V1によりDCモータ
30は正方向(時計回り)に回転速度N (Vl )で
回転してヘッドキャリッジ218を駆動し、記録ヘッド
12を矢印F1の方向に移送させる。これに伴って可動
ヨーク318も一緒に矢印Flの方向に移動し、ヘッド
位置検出ggt300から第7図に示すようにレベルが
変化するヘッド位置信号Eaが演算項N器38の反転入
力端子に供給される。
一方、制御部22からVBS/ (1+AI )に対応
したディジタルの位置決め制御信号SEがD/Aコンバ
ータ46に与えられ、その出力端子に得られたVH5/
 (1+AI )に等しいアナログ電圧信号Ecは演算
増幅器38の非反転入力端子に供給される。
したがって、演算増幅438の出力電圧Vdは次のよう
に表され、 Vd =VBS−Al  ・Ea 第13図に示すようにレベルが変化する。すなわち、ヘ
プト12が矢印F1の方向に移動するとき、電圧Vdの
レベルはトラックピッチptの周期で略正弦波状に変化
し、ヘッド12が100%オン・トラックになる位置<
R1>、  <R2)・・・・でVd:VHSとなる。
ヘッド12がホームボッシロンHPから矢印F1の方向
に移動する途中、上記電圧VdがVHSに等しくなる度
にシュミットΦトリガ回¥?i50からタイミングパル
スSTが制御部22に与えられる。制御部22は、それ
らのパルスSTを累算し所定番目のパルスSTが与尤ら
れたとき、すなわち記録へラド12が最初の100%オ
ン・トラック位置(R1)を通過したタイミングを示す
パルスSTが与えられたとき、切替制御信号S W3.
SW4を(Q 、O)に切り替える。これにより、スイ
ッチ32は端子aに接続し、駆動回路100に入力され
る速度制御電圧Vaとして演算増幅器38の出力電圧(
サーボ送り制御電圧)Vdが選択される。 ゛ このようにして速度制御電圧Vaがサーボ送り制御電圧
Vdに切り替えられたとき、記録へラド12は100%
オン・トラック位i<R1>をわずかに行き過ぎた位置
X1に来ており、第13図に示すようにVd<VHSに
なっている。これによりDCモータ30は逆転(反時計
回り)し、記録ヘッド2は矢印FOの方向に移送される
そして、ヘッド12が100%オン・トラック位置<R
1)を矢印Foの方向に行き過ぎるとVd>VHSとな
ってDCモータ30は正回転(時計回り)に切り替わり
、ヘッド12は再び矢印F1の方向°に移送される。そ
してヘッド12が100%オン・トラック位置(R1>
を矢印F1の方向に行き過ぎると、再びVd<VHSと
なってDCモータ30は逆転し、ヘッド12は再び矢印
F1の方向に方向転換する。しかし、その方向転換位置
X3は先の方向転換位置X!よりも100%オンOトラ
ック位置(R1>に接近している。このようにして、ヘ
ッド12はわずかに振動しながら100%オン・トラッ
ク位fit(R1)に収束しそこで停止する。この停止
状態においてはVd=VH5である。
而して、記録ヘッド2は3600rpmで回転する第1
トラック位1tRIの中央部に対向して位置決めされる
。しかる後、本電子スチルカメラのシャッタトリガが行
われると、それに応答して制御装置22は位相発生器2
4からのPG/<ルスφにしたがい適当なタイミングで
制御信号SWIをスイッチ56に送ってそれを1フィー
ルド期開閉成し、これにより記録回路58から該1枚目
の写真に相当する1フイ一ルド分の映像信号FSが増幅
器80を介して記録へブト12に供給される。
記録ヘッド12はその1フイ一ルド分の映像信号FSを
第1トラック位置R1の一周に亘って書き込む。その結
果、第1トラック位1tR1に重なるようにして第1記
録トラツクr1が形成される。
上述のようにして一枚目の写真の記録が行われると、次
に第2トラック位iR2へのアクセスが行われる。その
ために先ず制御部22からの切替制御信号S W3.S
 W4が(0,1)に切り替えられ、定電圧源34から
の正方向定速度送り制御電圧Vlが速度制御電圧Vaと
して駆動回路100に入力される。
これにより、DCモータ30は正方向に回転し始め、記
録へブト(2は矢印Flの方向に移動する。そして記録
ヘプト12が100%オン・トラック位置(R2)を通
過したとき、そのタイミングを示すパルスSTがシュミ
フト・トリガ回路50から発生され、これに応答して制
御部22は切替制御信号S W3.S W4を(0,0
)に切り替える。
その結果、切替スイッチ32が端子aに接続してサーボ
送りvi御電圧Vdが駆動回路100に入力され、上述
と同様にVd=VHSとなる位置、すなわち1009A
オンのトラック位置(R2)に記録ヘプト12が位置決
めされるようにサーボ送りが行われる。
上述したように、本ヘッド位置決め装置では、写真が撮
られてその映像信号の記録が行われる度毎に、記録ヘッ
ド12は先ず定速度送りで矢印F1の方向に移送され、
それが所望のトラック位置Rnの100%オン会トラッ
ク位置(Rn )を過ぎた直後にサーボ送りに切り替え
られる。そしてサーボ送りでは、サーボ送り制御電圧V
dがVB2に収束するように、すなわち位置検出ai3
o。
からのヘッド位置信号Eaが中心レベルに収束するよう
に記録へラド12が矢印F!、Fo方向に振動しながら
100%オン・トラック位置(Rn>に収束してそこで
停止する。
このようなヘッド位置決めは、従来のオーブンループ制
御によるヘッド位置決めと比較して精度が格段に高い。
すなわち、従来のものでは、ヘッド移送手段に対して制
@部から一方的に所望のヘッド位置を指示する信号(指
令パルス)が与えられるだけであるため、ヘッド移送手
段にバックラッシュ等があると実際のヘッド位置が所期
のヘッド位置またはトラック位置からずれてしまう。し
かるに本実施例によるサーボ送りでは、記録へラド12
の実際の位置がヘッド位置信号Eaのレベルに表されて
フィードバックされ、そのヘッド位置信号Eaのレベル
が100%オン・トラック位置に対応した中心レベル(
オン・トラック・レベル)に収束するようにサーボがか
けられて記録ヘッド12の実際の位置が100%オン・
トラック位置になるところで平衡状態に至るので、正確
なヘッド位置決めとなる。
また、本ヘッド位置決め装置における定速度送りでは、
記録ヘッド12が一方向に移送されながら所望のトラッ
ク位置の近傍に来たかどうかがヘッド位置信号Eaのレ
ベルを通1てモニタされるので、迅速かつ確実に記録へ
ブト12を該トラック位置に接近させることができる。
また、単極性の速度制御電圧Vaによって駆動回路10
0がDCモータ30を双方向に且つ路線形的に速度制御
するので、記録ヘッドを高速に且つ精細に移送すること
ができ、特に電源電圧や周囲温度のドリフト等の影響を
それほど受けることがなく分解能の高いヘッド位置信号
Eaのレベルが演算増幅器38を介して実質上直接に速
度制御電圧として作用するため、応答性と精確性に優れ
たヘッド位置決めが可能である。
(発明の効果) 本発明では、薄片状の高透磁率材が一定のピ、ツチで配
列されてなる第1および第2の磁性材配列体が小さなギ
ャップを介して互いに対向し、被検出物が移動するとそ
れら第1および第2の磁性材配列体間の相対的位置関係
が周期的に変化することによって位置検出が行われるの
で、それら磁性材配列体の磁性材ピッチを狭めることに
よって容易に位置分解能を高くすることができ、例えば
磁気ディスク等のトラックにヘッドをアクセスないし位
置決めする場合にn確な位置制御を可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるへ、ド位置検出装置3
00の側面図、 第2図は上記ヘッド位置検出装置300の斜視図、 第3図は上記ヘッド位置検出gff300の第1および
第2の磁性材配列体の構成を詳細に示す部分拡大側面図
、 第4図は上記ヘッド位置検出装置300の動作を説明す
るための側面図、 第5図は上記ヘッド位if検出装置300において可動
ヘッド318が移動するときに磁気抵抗効果素子(MR
)素子312に印加する磁界Hの変化を示す図、 第6図は上記ヘッド位置検出装置1300の電気回路部
の構成を示す回路図、 第7図は記録ヘッド12の位置に対するヘッド位置信号
Eaのレベルの変化を示す信号波形図、第8図は上記ヘ
ッド位置検出装置300を適用したヘッド位置決め装置
の全体的構成を示すブロック図、 第9図は上記ヘッド位置決め装置における速度サーボ付
双方向駆動回路100の構成を示す回路図、 第10図は上記速度サーボ付双方向駆動回路100によ
って駆動制御されるDCモータ30の特性を示す図、 第11図は上記速度サーボ付双方向駆動回路100の速
度サーボ系の作用を説明するための図、第12図は上記
実施例におけるヘッド移送機構の構成゛を示す平面図、 第13図は上記ヘッド位置決め装置の動作を説明するた
めの図、および 第14図は電子スチルカメラシステムによる典型的な磁
気、ディスク1oの記録フォーマットを示す図である。 300・・・・ヘッド位置検出装置、302・・・・支
持棒、310・・・・固定ヨーク、310a、310b
・・・・固定ヨーク片、312・・・・磁気検出素子、
314・・・・永久磁石、314・・・・第1の磁性材
配列体X 314 a・・・・薄片状高透磁率材、31
4b・・・・薄片状低透磁率材、318・・・・可動ヨ
ーク、320・・・・第2の第1の磁性材配列体、31
4a・・・・薄片状高透磁率材、314b・・・・薄片
状低透磁率材、328・・・・増幅器、328・・・・
抵抗、G・・・・ギャップ、g・・・・小さなギャップ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 予め定められた位置範囲内で所定の方向に移動する被検
    出物の位置を表す位置信号を発生する位置検出装置にお
    いて、 一定の磁束を発生する起磁力手段と、 前記磁束を限定された所定の磁路に通すように形成され
    た、ギャップを有する固定ヨークと、前記固定ヨークの
    ギャップに面して取り付けられた、薄片状の高透磁率材
    が一定のピッチで配列されてなる第1の磁性材配列体と
    、 前記被検出物が前記所定の方向に移動するときに、それ
    と連動して前記ギャップ内で前記第1の磁性材配列体の
    配列方向に移動するようになされた可動ヨークと、 前記第1の磁性材配列体と一定の小さなギャップを介し
    てそれと対向するよう前記可動ヨークに取り付けられた
    、薄片状の高透磁率材が前記一定のピッチで配列されて
    なる第2の磁性材配列体と前記磁路内の所定位置に配置
    され、前記被検出物が移動するときに前記磁路内の磁界
    の変化を電気信号に変換して前記位置信号を生成する磁
    気検出手段と、 を具備することを特徴とする位置検出装置。
JP14078585A 1985-06-26 1985-06-26 位置検出装置 Pending JPS62802A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4842829A (en) * 1985-11-19 1989-06-27 Tohkai Kogyo Co., Ltd. Deodorizing apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4842829A (en) * 1985-11-19 1989-06-27 Tohkai Kogyo Co., Ltd. Deodorizing apparatus

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