JPH0413459B2 - - Google Patents

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JPH0413459B2
JPH0413459B2 JP2038483A JP3848390A JPH0413459B2 JP H0413459 B2 JPH0413459 B2 JP H0413459B2 JP 2038483 A JP2038483 A JP 2038483A JP 3848390 A JP3848390 A JP 3848390A JP H0413459 B2 JPH0413459 B2 JP H0413459B2
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JP
Japan
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tension
signal
loom
rotation angle
warp
Prior art date
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JP2038483A
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English (en)
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JPH038838A (ja
Inventor
Tsutomu Sainen
Toshuki Sakano
Yoshitaka Fujita
Juki Imai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Application filed by Tsudakoma Industrial Co Ltd filed Critical Tsudakoma Industrial Co Ltd
Priority to JP3848390A priority Critical patent/JPH038838A/ja
Publication of JPH038838A publication Critical patent/JPH038838A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、織機の電動送り出し制御の技術に関
し、特にたて糸の張力を直接に表示する装置に係
る。
〔従来技術およびその課題〕 従来、たて糸張力の検出は、織機上で、テンソ
メータなどを用いて、たて糸を十本単位として直
接測定している。その測定法によると、織機の開
口運動やおさ打ち運動のために張力の変動が大き
く、その測定誤差が大きくなる。また測定値と織
機のクランク角度と比較に際しては、特別な測定
器が必要となる。このため、織機の適切な張力設
定には、多くの時間と労力とが必要とされ、した
がつて現在のところ、作業者の経験に頼ることが
多い。
〔発明の目的〕
したがつて本発明の目的は、たて糸の張力をク
ランク軸の回転角との関連で数字により直接に表
示できるようにすることである。
〔発明の概要〕
本発明のたて糸張力表示装置は、張力検出器に
サンプリングホールド回路、A/D変換器、コー
ド変換器および表示器などによつて構成される。
そして、これは、クランク軸の予め設定した回転
角との関連で動作し、たて糸張力を数字により直
接に表示する。
したがつて、オペレータは、製織の開始に当た
つて、実際のたて糸張力を確認しながら、適切な
値に設定できることになる。
〔実施例〕
第1図は、織機の電動送り出し装置1の概要を
示している。
制御対象のたて糸2は、送り出しビーム3に巻
付けられており、テンシヨンロール4、ガイドロ
ール5を経て、ワープライン方向に導かれ、ヘル
ド6の上下運動により開口を形成し、その位置で
よこ糸7と交錯して、布8となつてガイドロール
9、テークアツプロール10、ガイドロール11
を経て、巻き取りビーム12の外周に巻き取られ
て行く。
上記テンシヨンロール4は、テンシヨンレバー
13の一端部で回転自在に支持されている。この
テンシヨンレバー13は、ガイドロール5と同じ
位置の支軸14により揺動自在に支持され、かつ
他端部分でテンシヨンスプリング15により常に
時計方向に付勢されている。このテンシヨンレバ
ー13の揺動運動は、連結ロツド16を経て検出
レバー17に同様の揺動運動として伝達される。
この検出レバー17は、先端位置で被検出体18
を支持し、それを張力検出器19に非接触の状態
で対応させている。
そして上記送り出しビーム3は、送り出し制御
20の制御下に置かれる送り出しモータ21およ
び減速機22によつて、駆動軸される関係にあ
る。送り出し制御装置20は、張力検出器19、
織機の一定回転角毎たとえば10度毎の信号を検出
する近接スイツチ23、織機の基準回転位置たと
えば回転角0度の信号を検出する近接スイツチ2
4、減速歯車回転信号を検出する近接スイツチ2
5、打ち込み数Bを与える設定器26、初期巻径
2Roの設定器27、回転数noの設定器28、リピ
ート数rの設定器29、比例ゲインKpの設定器
30、積分時間Tiの設定器31および微分時間
Tdの設定器32に接続されている。なお、上記
近接スイツチ24,23は、クランク軸35に取
付けられた回転体33,34とそれぞれ対応し、
クランク軸35の回転角0度の位置毎、および回
転角10度毎に信号を発生している。クランク軸3
5は、原動モータ36および伝動機構40により
駆動される関係にある。
つぎに第2図は、上記送り出し制御装置20の
構成を示している。
平均算出器37は、近接スイツチ23からの一
定回転ごとの信号を入力とし、設定されたリピー
ト数rのもとに張力検出器19で検出される張力
信号Xi(i=1、2、……36r)を入力情報とし
て張力平均値Xの算出をし、それをPID制御器3
8に送り込む。ここで張力平均値Xは、下記の式
で求められる。
X=1/36r36i-1 Xi ……(1) このPID制御器38は、上記設定器30,3
1,32から比例ゲインKp、積分時間Tiおよび
微分時間Tdの情報を入力としてP動作、I動作
および必要に応じてD動作を行い、PID出力Mp
を発生する。このPID出力Mpは、下記の式によ
り求められる。
Mp=Kp〔X(k)+1/TiKm-0 X(m) +Td{X(k)−X(k−1)}〕 ……(2) ここで上記ΣX(m)は、積分値であるが、この
値は、PID制御器38に付設されたメモリ39に
記憶される。すなわちメモリ39は、織機の停止
後、織機を再起動するとき、その記憶内容として
の積分値ΣX(m)をPID制御器38を経て速度指
令演算器44に出力し、再起動時の立ち上がり特
性の安定化を計つている。一方、回転数検出器4
1は、回転数noの信号を入力とし、織機の回転
数nを検出し、その情報を基本速度演算器43に
送り込んでいる。また、巻径検出器42は、基準
回転位置ごとに初期巻径2Roおよび打ち込み数B
の信号の他、近接スイツチ25から減速歯車回転
信号を入力として、送り出しビーム3でのたて糸
2の巻径2Rの検出を行う。ここで巻径2Rは、
下記の式により求められる。
R=5M1/π・1/B・PL/Pw ……(3) ただし上記式でのM1、Pw、PLは、それぞれ
下記のものを示す。
M1:減速歯車位置からビームまでの減速比 Pw:歯車回転パルス数 PL:織機回転パルス数 そこで基本速度演算器43は、上記織機回転数
nおよび巻径2Rの情報の他、打ち込み数Bの情
報を入力として、基本速度Noを演算により求め
る。ここで基本速度Noは、送り出しモータ21
から送り出しビーム3までの減速比をMとすれ
ば、下記の式により求められる。
No=5M/π・n/B・1/R ……(4) そしてこの基本速度Noの信号は、速度指令演
算器44に送り込まれる。速度指令演算器44
は、基本速度Noに対して一定の割合で、PID出
力Mpの信号分を重畳的に印加し、速度指令信号
Nを発生し、これをD/A変換器45に送り込
む。上記速度指令信号Nは、基本速度Noに対す
る割合を1/100とした場合に、下記の式により表
される。
N=No(1+Mp/100) ……(5) D/A変換器45は、デジタル的な速度指令信
号Nをアナログ量の信号に変換し、加算点46を
経て駆動増幅器47に送り込む。駆動増幅器47
は、速度指令信号Nに基づいて送り出しモータ2
1の回転速度の制御をす。なお、この送り出しモ
ータ21の回転は、タコジエネレータ48によつ
て検出され、その回転速度に比例する信号として
加算点46に負帰還される。このようにして、送
り出しモータ21は、フイードバツク制御のもと
に目標の回転速度を維持しながら、送り出しビー
ム3の回転速度の制御を行う。
以上のように、平均加算器37は、織機の1回
転中での一定回転角ごとに、張力の平均値を算出
し、張力変化の検出過程に従来のような大きな時
定数の積分回路を備えていないから、張力変化の
検出は、従来のこの種の制御系に比較して速やか
に行われる。またPID制御器38は、平均値Xに
PID演算を行い、その値をサンプリング期間にわ
たつて保持するとともに、そのうちの積分値をメ
モリ39に記憶させているため、織機が停止した
後再び再起動するときに、PID制御器38のPID
出力Mpは、ゼロにならず、停止前の積分値を出
力するから、織機はただちに停止前の回転速度に
立ち上がり、目標の速度に近づく。この結果、再
起動時の張力変動が極力おさえられる。また、速
度指令演算器44が巻径2Rに反比例する基本速
度noに対して、PID出力Mpを一定の割合で印加
するようにしているから、巻径2Rが変化して
も、張力補正のゲインは、相対的に変化しない。
ところで上記実施例は、織機の1回転中での張
力変動を制御の対象としていない。しかし既に述
べたように、織機のたて糸張力の変動は、織機の
主運動特に開口運動、おさ打ち運動などの運動で
大きく変化する。もし再起動時に、その起動時の
クランク角に応じたたて糸張力が作用しないと、
適切な張力設定が得られず、その結果織物の品質
が低下することも予測される。そこでそのような
場合には、織機の1回転中のサンプリング回転角
ごとに、張力平均値および積分値を算出し、それ
をその回転角に対応するメモリ39の番地に記憶
させておくことも有効である。このような制御
は、CPUなどの制御機能を用いれば容易に行え
る。以上のような制御は、高い精度のもとに行わ
れるから、繊細な織物の製織時に有意義である。
第3図および第4図は、本発明のたて糸張力表
示装置を示している。
このたて糸張力表示装置は、織機の一定回転角
ごとにたて糸張力を検出し、それを直接表示す
る。
第3図の実施例は、専用の回路で構成する例で
ある。たて糸2の張力は、例えばテンシヨンスプ
リング15の位置でロードセルなどの張力検出器
49によつて検出される。この張力検出器49の
出力としての電気的な張力信号は、アース51に
接続された可変抵抗器50で適切なレベルに調整
された後、増幅器52を経てサンプルホールド回
路53に送り込まれる。一方、比較回路54は、
設定器55で設定さた回転角度と、織機のクラン
ク軸35の回転角度を検出する回転検出器56の
出力との比較を行い、両者の一致時に、サンプル
ホールド回路53を動作させて、張力信号の値を
保持するとともに、遅延回路57によつて所定の
遅れ時間後にA/D変換器58を起動させる。こ
のA/D変換器58は、サンプルホールド回路5
3の保持値をアナログ量からデジタル量の信号に
変換し、コード変換器59に送り込む。ここで、
コード変換器59は、入力信号を表示コードの信
号に変換し、表示器60に送り込むため、表示器
60は、予め設定された回転角に対応するたて糸
2の張力を直接数字により表示する。
つぎに、第4図の実施例は、設定角と回転角と
の比較機能、サンプルホールド回路53のサンプ
ル保持機能、およびサンプルホールド回路53お
よびA/D変換器58に対する制御機能をCPU
61およびRAM62によつて行う例を示してい
る。CPU61は、張力信号処理および表示のた
めに、一連のプログラムを実行し、回転角に対応
する張力値をRAM62に一度記憶し、それを再
び順次読み出してコード変換器59を経て、表示
器60に出力する。なお、ここでのCPU61は、
織機1回転中でのある特定の回転角ごとに張力平
均値を求めたり、あるいは積分値を演算し、記憶
させる制御にも用いられる。
〔発明の効果〕
本発明では、たて糸の実際の張力が検出され、
この張力値が予め設定された回転角毎に視認可能
な状態で数字により直接表示されるから、従来技
術のような測定機器がなくても、目標の張力設定
が織機の運転中に容易に設定できる。特に、1回
転中に、持続的に測定される張力値から任意の回
転角度に対応する張力値が抽出できるから、特定
の主運動などの関連で、必要な張力が容易に確認
でき、しかも張力の増減や変動状況も的確に把握
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は織機の電動送り出し装置の概略的側面
図、第2図は制御装置のブロツク線図、第3図お
よび第4図は本発明のたて糸張力表示装置のブロ
ツク線図である。 1……織機の電動送り出し装置、2……たて
糸、3……送り出しビーム、4……テンシヨンロ
ール、19……張力検出器、20……送り出し制
御装置、38……PID制御器、39……メモリ、
41……回転数検出器、42……巻径検出器、4
3……基本速度演算器、44……速度指令演算
器、45……D/A変換器、47……駆動増幅
器、49……張力検出器、50……可変抵抗器、
51……アース、52……増幅器、53……サン
プルホールド回路、54……比較回路、55……
設定器、56……回転検出器、57……遅延回
路、58……A/D変換器、59……コード変換
器、60……表示器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 たて糸の張力を電気的な張力信号として検出
    する張力検出器49と、この張力検出器からのた
    て糸の張力信号を保持するサンプリングホールド
    回路53と、織機の1回転角中で表示すべき回転
    角度を設定する設定器55と、織機の回転角度と
    上記設定器により予め設定された回転角度との一
    致時に上記サンプリングホールド回路を動作させ
    る比較回路54と、上記サンプリングホールド回
    路によつて保持されているアナログ的な張力信号
    をデジタル的な張力信号に変換するA/D変換器
    58と、このA/D変換器のデジタル的な張力信
    号を表示可能な表示コードの信号に変換するコー
    ド変換器59と、このコード変換器からの表示コ
    ードの信号を入力としてたて糸の張力を数字によ
    り直接に表示する表示器60とからなることを特
    徴とする織機のたて糸張力表示装置。
JP3848390A 1990-02-21 1990-02-21 織機のたて糸張力表示装置 Granted JPH038838A (ja)

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JPH0967739A (ja) * 1995-08-24 1997-03-11 Urase:Kk たて糸送出装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5411363A (en) * 1977-06-29 1979-01-27 Nissan Motor Warp yarn detecting apparatus of weaving machine

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