JPH0413442B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0413442B2
JPH0413442B2 JP58121118A JP12111883A JPH0413442B2 JP H0413442 B2 JPH0413442 B2 JP H0413442B2 JP 58121118 A JP58121118 A JP 58121118A JP 12111883 A JP12111883 A JP 12111883A JP H0413442 B2 JPH0413442 B2 JP H0413442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spinning
filament
solvent
tow
cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58121118A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5921711A (ja
Inventor
Raineeru Ururitsuhi
Uureman Hansu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=6167766&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0413442(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPS5921711A publication Critical patent/JPS5921711A/ja
Publication of JPH0413442B2 publication Critical patent/JPH0413442B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F6/00Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
    • D01F6/02Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D01F6/18Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds from polymers of unsaturated nitriles, e.g. polyacrylonitrile, polyvinylidene cyanide
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D5/00Formation of filaments, threads, or the like
    • D01D5/04Dry spinning methods

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、少くとも85重量%のアクリロニトリ
ル単位を有するアクリロニトリル重合体より成る
けん縮されたフイラメントおよび繊維の連続的製
造方法に関する。この目的のために、本発明の連
続方法では、フイラメントを乾式紡糸、延伸、け
ん縮、収縮、熱軟化、そして必要あれば切断する
ことによりステーブルフアイバーを得る。 通常、アクリル繊維は湿式、乾式又は溶融紡糸
により製造される。トウ重量に制限のない連続方
法としては、アクリル繊維の湿式又は溶融紡糸が
既に開示されている。例えば、湿式紡糸法は
Textiltechnik26(1976),pp.479−483に述べら
れており、また溶融押出法は西独特許公開第
2627457号明細書に開示されている。しかしなが
ら、アクリル繊維の連続的乾式紡糸については、
米国特許第2811409号明細書に開示があるのみで
ある。この方法は、所謂アクリルシルクと呼ばれ
る低トウ重量のマルチフイラメント糸(yarn)
にのみに適用されるもので、ある特定の条件下で
行なわれる方法であつて、高トウ重量アクリル繊
維の製造には適さない。 現在大規模に行なわれている二つの方法、すな
わち湿式紡糸と乾式紡糸は、時間的には二つの相
異つた方向で発展してきた。紡糸液を凝固浴へ紡
糸し、そこで凝固を行なわせしめてフイラメント
を得、得られたフイラメントを一連の操作で洗
浄、延伸、乾燥、紡糸仕上げする湿式紡糸では、
約10000個程度の多数の孔を有する紡糸口金
(spinning jet)を使用する。そして、この方法
では、2〜20m/minと比較的低紡糸速度で紡糸
を行なう。一方、乾式紡糸では、数メートルと長
尺を紡糸セル中ではフイラメント同志が粘着する
おそれがあるため、通常約200〜1000個程度の比
較的少数の孔を有する紡糸口金を用いる以外に
は、紡糸を行なうことができない。しかし、乾式
紡糸の場合、通常約200〜1000m/minの範囲の
非常に大きいテークオフ速度で紡糸を行なうこと
ができるので、原則的には湿式紡糸の場合と同程
度の生産量を生み出すことができる。しかしなが
ら、大きな紡糸速度の為、全乾式紡糸工程を高ト
ウ重量のものでは連続方法で行なうことができな
い。これは、約1:4の延伸比が、技術的には非
常に困難な操作でしか処理することができないよ
うな終速度をもたらしてしまうからである。この
理由のために、乾式紡糸は、延伸処理前に一旦中
断して、紡糸された材料を缶に集め、その後に次
の加工工程に移すことになる。(Bela von
Falkai著、Synthesefasern(〓合成繊維〓)、
Verlag Chemie,Weinheim/Deerfield Beach,
Florida/Basel(1981),pp.204−206及びR.
Wiedermann著、Chemiefasern/Texilindustrie
(1981年6月),pp.481−481の〓アクリル繊維紡
糸及び後処理方法〓の項、特に482頁の左欄の上
段を参照。) 紡糸された材料を缶に通すことは、経済的なら
びに生態学的のみならずその均一性にとつても不
利であるため、本発明の目的は、乾式紡糸による
アクリル繊維の連続的製造方法を提供することに
ある。そして、その連続的製造方法では、フイラ
メント形成から繊維供給に到るまでの全工程を淀
みなく、また中間での保留なしに一つの操作で行
なうもので、高重量トウに適用できるものであ
る。また、好ましくは紡糸液の調製もその連続的
製造方法の中に組み入れることができるものであ
る。 驚くべきことに、本発明者等は、ある特定の粘
度の紡糸液を用い、紡糸された材料中の溶剤濃度
を溶剤除去方法によつて紡糸セル中である特定値
以下に抑え、潤滑剤及び帯電防止剤を含み、好ま
しくは水配合物であるが、フイラメントの水分の
ある特定値以下とするような紡糸仕上げ剤を用い
てフイラメントを延伸前に処理し、フイラメント
を延伸前に他の如何なる溶剤用抽出剤とも接触さ
せない場合には、前記目的が達成されることを見
い出した。 本発明は、少くとも85重量%のアクリロニトリ
ル単位を有するアクリロニトリル重合体の紡糸液
を紡糸セルで紡糸し、紡糸セル中で紡糸溶剤の少
なくとも一部を蒸発させ、その後紡糸仕上げ、延
伸、けん縮、熱軟化、必要に応じて切断を行うこ
とによつて該アクリロニトリル重合体より成るフ
イラメントおよび繊維を連続操作で製造する方法
に於て、 (a) 紡糸溶剤がジメチルホルムアミドであり、粘
度が100℃で10〜60落下球−秒である紡糸液を
紡糸し、 (b) 該紡糸セル中の溶剤の蒸発を、該紡糸セル通
過後のフイラメント中の溶剤含量が繊維の固形
分当り最大40重量%になるように、且つプロセ
スでの引落率が2よりも大きくなるように、制
御し、 (c) 延伸前に、該フイラメントを潤滑剤及び帯電
防止剤を含みかつ繊維の固形分当り最大10重量
%の水分を該フイラメントに付与するような、
50〜90℃の水性の温紡糸仕上げ剤で処理し、 (d) 延伸を少なくとも100000dtexのトウで行な
い、延伸中のトウ温度が100〜180℃である、 (e) 全工程の間、該フイラメントを紡糸仕上げ剤
中の水以外には紡糸溶剤用の他の如何なる抽出
剤とも接触させないことを特徴とする、 アクリロニトリルフイラメントおよび繊維の製造
方法に関する。 プロセスの引落率(draw−down)は好ましく
は2よりも大きく、特に2〜12の範囲である。特
に好ましい実施態様では、紡糸液の粘度が100℃
で15〜50落下球−秒であり、紡糸セル通過後のフ
イラメントの溶剤含量が繊維の固形分当り最大20
重量%、特に最大10重量%であり、延伸中のトウ
温度が100〜180℃である。全工程を通じて、フイ
ラメントが如何なる抽出剤とも接触しないことが
好ましい。延伸比の範囲は、特に2〜12であつ
て、共重合体の場合は3〜6、単独重合体の場合
は5〜12が好ましい。 引落率Vは、下式に示す如く、抽出速度Sに対
するテークオフ速度Aの比として定義される。 V=A(m/min)/S(m/min) また、押出速度Sは下式によつて定義される。 S=4×F/Z×d2×π×100 式中、Fは排出速度(cm3/min)を示し、Zは紡
糸口金当りの孔の数を示し、dは口金の孔の直径
を示す。 また、排出速度(ポンプ容量×毎分の回転数)
は次式によつて与えられる。 GST=P×U×K×0.94×10000/A×100 式中、GSTは全線密度(dtex=g/10000m)を
示し、Pはポンプ容量(cm3)を示し、Uは回転数
(min-1)を示し、Kは紡糸液濃度(g/cm2)を
示し、Aはテークオス速度(m/min)を示す。 本発明の方法に依れば、低残留溶剤含量の
100000dtex以上のトウを製造することができる。
そのため、熱延伸及び次のけん縮、収縮工程後、
仕上げ処理された繊維あるいはトウ中の残留溶剤
含量は、紡糸仕上げ剤の水分は別として紡糸され
た材料が紡糸溶剤用抽出剤と接触することなしに
著しく低下して1重量%未満となる。本発明で得
られるフイラメントは2cN/dtexよりも大きい繊
維強力を有する。 アクリロニトリル重合体の例としては、所謂ア
クリル繊維あるいはモダクリル繊維に紡糸可能な
全てのアクリロニトリル単独重合体及び共重合
体、好ましくはアクリロニトリル単位を少くとも
85重量%含有するアクリロニトリル共重合体が挙
げられる。単独重合体並びに89〜95重量%のアク
リロニトリル、4〜10重量%のメチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、酢酸ビニル等の非イ
オン性コモノマー及び0.5〜3重量%のメタクリ
ルスルホネート、スチレンスルホネート等のイオ
ン性コモノマーからなる三元共重合体が特に好ま
しい。尚、重合体そのものは公知である。 本発明の方法は、米国特許第2811409号明細書
の方法とは紡糸液粘度、引落率とも異なる。即
ち、該米国特許では、粘度が100℃で400ポイズ
(100℃で91落下球−秒に相当)以上であり、また
個々の実施例中では100℃で300ポイズ(69落下球
−秒に相当)程度である。また、引落率は主に
0.5〜1.5の範囲である。高い引落率とするには、
非常に高い粘度を必要とすることになる。先に述
べた如く、この方法は非常に低いトウ速度に限定
されるため、複雑な紡糸セルを必要とする。 本発明は、このような低い引落率でも実施可能
であるが、先行技術とは逆に、10以上の高引落率
を可能とすることによつて、経済的利益を真にも
たらすものである。本発明の方法を、紡糸液の蒸
発に用いる熱空気をその頂部に、紡糸口金の下方
最大50cmのところからフイラメントに沿つて又は
横切つて吹き込ようにした紡糸セルを用いて行な
うことが好ましい。 本発明による方法の特徴は、紡糸された材料、
即ちトウが紡糸セルを通過する際に、繊維の固形
分当りの残留溶剤含量が40重量%以下、特には2
〜10重量%となることである。これは、例えば、
DMF(ジメチルホルムアミド)等の残留溶剤を40
重量%より多く含むような紡糸された材料の場合
には、ゴデツト上での次の熱延伸の際約120℃の
トウ温度で上記材料が粘着性を有するようになつ
てしまうからである。この粘着性を防ぐために、
トウ温度を100℃以下とすると、材料の好ましか
らざる冷間延伸が起つてしまう。即ち、延伸比を
最大3:1とした様な低い条件下で不均一で不完
全な延伸が起きてしまう。一方、残留溶剤含量が
40重量%以下の紡糸された材料の場合には、180
℃までのトウ温度で粘着や破断なしに、材料をゴ
デツト上、又は水蒸気域中で延伸することができ
る。しかし、紡糸された材料を熱い状態のまま、
好ましくは紡糸セルの端部又は内部、あるいは該
セルの端部の直ぐ外側で、潤滑剤及び帯電防止剤
を含む紡糸仕上げ剤で湿潤し、その後直ちに熱い
前記材料を冷却せずに熱延伸することが必要であ
る。この潤滑剤は、100000dtexの厚いトウであ
つてもそれを十分に延伸させるものである。仕上
げ剤は、一成分として水を含有してもよい。しか
し、トウが10重量%より多い水分を吸収しないよ
うに注意を払わなければならない。もしトウが高
い水分を有してしまうと、トウが不均一に冷却し
過ぎてしまうことになり、200℃以上の高い延伸
温度であつても、もはや満足すべき延伸を行なう
ことができなくなる。そのため、トウが破断され
たフイラメントを呈したり、ゴデツト上に抱き
(wraps)を形成してしまう。 潤滑剤としては、グリコール類及びその誘導
体、シリコン油、エトキシ化脂肪酸、アルコール
類、エステル類、アミド類、硫酸アルキルエーテ
ル及びこれらの混合物が挙げられる。また、紡糸
仕上げ剤は帯電防止剤としては、エトキシ化アル
コール、硫酸化アルコール、中性化アルコール等
の通常市販の陽イオン性、陰イオン性又は非イオ
ン性化合物を含むことができる。紡糸仕上げ剤
は、50〜90℃の温度を有し、フイラメントの熱い
シートの冷却を防止する。例えば、20個の紡糸セ
ルを有する装置で紡糸された全線密度
100000dtex以上の夫々のトウは、上記方法で紡
糸仕上げ剤で処理した後一つのトウに統合する。
このものをテークオフ装置を通過後、200℃以上
に誘導的に加熱し得る一対のロールに導入する。
該トウをこの一対のロール上に一回ないしは数
回、好ましくは二次ロールを用いて巻きつけて一
ケの固定点(clamping point)を形成する。第
二の固定点は、上記誘導的に加熱された一対のロ
ールから約3m程離れた所に設置した冷却可能な
テークオフクインテツト(quintet)ないしはセ
プテツト(septet)の形状をしている。このもの
は、適当に高い値にセツトした速度でトウを延伸
する。引き続くけん縮工程で、約130〜140℃以上
の温度でアクリル繊維の場合に見られるようなフ
イラメントの凝結やトウが堅くなることを防止す
るためには、二次延伸装置内でロールを冷却する
ことが必要である。熱延伸中に逃げた紡糸溶剤残
留物は、冷却系で吸引、回収する。好ましい延伸
装置は、その一端で加熱、他端で冷却し得るよう
にしたセプテツトロールである。延伸工程を均一
に行うため(特に、高トウ重量の場合)には、セ
プテツトロール間で、過熱水蒸気又は熱空気で加
熱した管を一体化することが有利である。 紡糸された材料中の残留溶剤量を10重量%未端
に保つためには、紡糸テークオフ速度を50〜100
m/minにすることで充分であり、これにより、
300〜1000%の延伸比で、150〜1000m/minとい
う技術的に管理可能な終速度を得ることができ
る。 本発明のもう一つの実施態様として、トウを速
度に応じてスタツフアーボツクス(stufferbox)
内でけん縮したり、又は300〜400m/min以上の
速度で、トウは高性能テキスチヤー化
(texturising)紡糸口金を通過し、そこで、好ま
しくは少くとも105℃の過熱水蒸気でけん縮する。
連続方法の次の工程で、けん縮されたトウは、例
えばシーブベルト(sieve belt)やU字型水蒸気
管で、飽和水蒸気あるいは過熱水蒸気あるいは乾
熱によつて弛緩させて除かれる程度の収縮性を与
える。このように充分に収縮したトウは、必要に
応じてボール箱につめたり、ステーブルフアイバ
ーに切断後、梱包される。本発明の方法は、可溶
性の染料、特に陽イオン染料、や顔料を紡糸液に
添加することにより、紡糸染色されたフイラメン
トおよび繊維の製造に特に適している。そして、
これにより、加工中の色変化による不合格製品の
発生を大いに低減できるものである。 更には、液の調製を、公知の方法或いは下記に
述べるような方法の何れかによつて、連続方法の
中に組み入れることができる。 先づ、紡糸溶剤、重合体、および必要により紡
糸溶剤と混和し得る重合体の非溶剤(例えば、重
合体100g当り2〜20gの水)から懸濁液を調製
する。懸濁液を、懸濁液が光学的に均一になる、
すなわち、溶液に変る温度よりも少くとも30℃、
最大で60℃高い温度に加熱し、この温度で1〜15
分間保持した後、直ちに紡糸工程に移す。 本発明の更にもう一つの実施様態として、紡糸
液調製工程をDMF等の紡糸溶剤中における溶液
重合に引き続いて行なう。これにより、溶液を適
度に濃縮し、薄膜蒸発器より単量体を除去した
後、初めてアクリル繊維の乾式紡糸を高度に自動
化された連続方法で行なうことができるようにな
つたのである。 本発明の方法は、二成分フイラメントおよび繊
維の連続的製造にも適しており、公知の二成分フ
イラメント技術に合せて適宜修正して行えばよ
い。 100℃での落下球−秒換算の粘度は、K.Jost著
Reologica Acta,Vol.1(1958),pp.303に記載
の方法によつて測定される。尚、1落下球−秒
は、4.37ポイズに相当する。 紡糸装置によるアクリル繊維の連続的製造過程
で測定される全ての温度は、KT15型輻射高温計
(西独WiesbadenのHeimann GmbH社製)を用
いて、無接触状態で測定した。 実施例 1 容器中で、DMF(ジメチルホルムアミド)700
Kgを撹拌下、室温でアクリロニトリル93.6%、メ
チルメタクリレート5.7%及びメタリルスルホン
酸ナトリウム0.7%から成るK値が81であるアク
リロニトリル共重合体300Kgと混合した。得られ
た懸濁液をギヤポンプによつて撹拌器付紡糸容器
に送り込み、その後ジヤケツト付パイプ中で4.0
バールの圧力の水蒸気で加熱した。パイプ中での
滞留時間は5分であつた。パイプ出口での温度が
138℃、100℃での粘度が19落下球−秒である紡糸
液を、加熱装置通過後90℃に冷却、過後、直ち
に20個の紡糸セルを有する紡糸ユニツトへ導入し
た。 紡糸液を直径が0.2mmの孔を1.264個持つ紡糸口
金によつて50m/minのテークオフ速度並び7.2
の引落率で乾式紡糸した。紡糸セル内でのフイラ
メントの滞留時間は5秒であつた。また、紡糸セ
ル温度は200℃であり、空気温度は350℃であつ
た。更に、フイラメントの長手方向のセル頂部で
の供給量が40m3/hの空気を各セルに吹き込ん
だ。 全線密度が310000dtex、固形分当りの残留溶
剤含量が11.1重量%の紡糸された材料を、紡糸セ
ル通過後直ちに80〜90℃に加温した水性の含油帯
電防止仕上げ剤で湿潤して、繊維の固形分当り、
フイラメントの油分を0.16重量%、帯電防止剤分
を0.04重量%、水分を1.1重量%とした。紡糸仕
上げ剤は、ギヤポンプにより定量した。温いトウ
を200℃に誘導的に加熱した一対のロールに通し
た。この際、二次ロールに数回巻きつけることに
よつて得られる接触時間は約2秒であり、KT15
型輻射高温計で測定したトウの温度は156℃に上
昇した。トウをその後、500%で延伸した。この
時、冷却可能なロールを持つ延伸セプテツト
(septet)よりなる第二固定点が形成した。延伸
後のトウ温度は80℃であつた。その後、直ちにト
ウをスタツフアーボツクス中でけん縮し、飽和水
蒸気を供給した管内で弛緩した。水蒸気管内での
滞留時間は、約4分であつた。このように充分に
収縮したトウを60mmのステーブルフアイバーに切
断し、パツキングプレスに送り込んだ。連続方法
で製造されたアクリル繊維の最終繊維線密度は
3.3dtexであつた。また、繊維強力は3.4cN/
dtexであり、破断点伸びは48%であつた。得ら
れた繊維は、空孔(voids)が全くないものであ
り、1181g/cm3の密度を有しており、全くなめら
かでテクスチヤーのない表面を有していた。140
m/minの速度で高性能カーデイング装置により
製造された糸は、17.5Kmの破断長を有し、19.4%
の破断点伸びを有し、22%の沸騰収縮率を有して
いた。 全線密度を310000dtexとし、DMF量、延伸比
及びトウ温度を変化させた場合の紡糸された材料
の走行特性を下記第1表に示す。セルおよび空気
温度、空気供給量並びに紡糸セル中の滞留時間を
変化させることにより、紡糸された材料中の
DMF量を変化させた。表より明らかな如く、紡
糸された材料中の残留溶剤含量が約40重量%を超
えてしまうと、適当な走行特性や繊維強力がもは
や得られなくなる。また、紡糸された材料が凝縮
したり冷間延伸しかできなくなる。 どのような紡糸並びに後処理条件で、フイラメ
ントが実施例1の組成を有し、K値が81であるア
クリロニトリル共重合体の種々の紡糸液濃度で製
造されるか、また繊維強力および破断点伸びに変
化が見られるかを第2表に示す。各々の場合に、
全線密度を同じ310000dtexとし、紡糸ポンプの
排出速度を変えることによつて各種の濃度を設定
した。その他は、実施例1の紡糸および後処理パ
ラメーターと共通であつた。落下球−秒方式で測
定した紡糸液の粘度は、100℃で測定した。重合
体のK値によつて、第2表に特定したもの以外に
も紡糸液の濃度が変わり得ることは当業者には公
知のことである。例えば、K値が低くなると、フ
イラメントに紡糸可能な紡糸液濃度が上昇し、ま
たその逆もある。 しかしながら、フイラメント形成にとつて重要
な要件は、どの場合でも粘度である。こゝでは、
アクリロニトリル重合体紡糸液をフイラメントに
紡糸するために特定された第2表の値が求められ
た。
【表】
【表】
【表】 ◎:フイラメントの破断、スリツプや抱きがなく
走行。
○:時折、フイラメントの破断、抱きの形成が見
られた。
×:フイラメントの破断が個々に見られた。
実施例 2 実施例1の紡糸液を直径が0.2mmの孔を380個持
つ紡糸口金を用いて、166.6m/minのテークオ
フ速度、5.7の引落率で乾式紡糸した。紡糸セル
内でのフイラメントの滞留時間は1.5秒であつた。
また、セル温度は160℃であり、空気温度は300℃
であり、空気を40m3/hの割合で各セルに吹き込
んだ。100℃で測定した紡糸液の粘度は19落下球
−秒であつた。全線密度が118000dtexであり、
残留溶剤(DMF)含量がまだ39.4重量%である
フイラメントを、紡糸セルシールの底部の内側で
80〜90℃に加温した水性の油含有帯電防止仕上げ
剤で吹きつけた。フイラメントの油分、帯電防止
剤分および水分は、固形分当り夫々0.18重量%、
0.04重量%、1.9重量%であつた。温いトウを実
施例1と同様な方法で再加熱し、133℃のトウ温
度で3.6倍に延伸し、セプテツトロールを用いて
冷却し、66℃のトウ温度でけん縮し、そして飽和
水蒸気を有する管内で弛緩した。このようにして
充分に収縮したトウを60mmのステーブルフアイバ
ーへ切断して、パツキングプレス中に吹き込ん
だ。このようにして連続方法により製造したアク
リル繊維は、5.0dtexの最終繊維密度を有してい
た。また、繊維強力は2.1cN/dtex、破断点伸び
は39%、密度は1.182g/cm3であつた。繊維表面
は、全くなめらかで空孔のないものであつた。
130m/minの速度で高性能カーデイグ装置を用
いて上記繊維より製造した糸は、12.2Kmの破断
長、19.4%の破断点伸びおよび3.0%の沸騰収縮
率を有していた。 実施例 3 実施例1の紡糸液を直径が0.2mmの孔を1.264個
持つ紡糸口金を用いて、125m/minのテークオ
フ速度、6.3の引落率で乾式紡糸した。紡糸セル
内でのフイラメントの滞留時間は2秒であつた。
また、セル温度は200℃であり、空気温度は350℃
であり、空気を40m3/hの割合で各セルに吹き込
んだ。100℃で測定した紡糸液の粘度は19落下球
−秒であつた。全線密度が356000dtexであり、
残留溶剤(DMF)含量がまだ24.1重量%である
紡糸された材料を、紡糸セル端部で80〜90℃に加
温した水性の油含有帯電防止紡糸仕上げ剤で吹き
つけて、フイラメントの油分、帯電防止剤分およ
び水分を、固形分当り夫々0.15重量%、0.04重量
%及び2.1重量%とした。トウをセクステツトロ
ール上で再加熱してトウ温度を145℃とし、その
後122℃の過熱水蒸気を供給した長さ5mの管内
で処理した。水蒸気管中でトウを900%延伸した。
の際、冷却可能なロールよりなる延伸セプテツト
(septet)により第二の固定点が形成した。その
後、直ちにトウを140℃の過熱水蒸気噴射により
けん縮し、190℃の熱空気を用いてシーブベルト
上で弛緩した。滞留時間は2.5分であつた。逃げ
た残留溶剤蒸気を、排出口ならびに冷却系で回収
した。かくして、充分に収縮したトウを60mmのス
テーブルフアイバーへ切断後、パツキングプレス
へ通した。このように連続方法で製造したアクリ
ル繊維は、1.9dtexの最終繊維線密度を有してい
た。また、繊維強力は4.7cN/dtexであり、破断
点伸びは13%であつた。得られた繊維は全く空隙
のないもので、1.181g/cm3の密度を有していた。
140m/minの速度で高性能カーデイング装置を
用いて上記繊維より製造した糸は、22.7Kmの破断
長、17.5%の破断点伸びおよび2.3%の沸騰収縮
率を有していた。 実施例 4 容器中で、DMF755Kgを撹拌下、室温でK値が
91であるアクリロニトリル単独重合体245Kgと混
合した。懸濁液を溶解、過後、直ちに20個の紡
糸セルを有する紡糸ユニツトに供給した。この間
の三工程は、実施例1と同様の方法で行なつた。
100℃で測定した紡糸液の粘度は38落下球−秒で
あつた。この紡糸液を直径が0.2mmの孔を380個持
つ紡糸口金を用いて、41.6m/minのテークオフ
速度、4.8の引落率で乾式紡糸した。紡糸セル内
でのフイラメントの滞留時間は6秒であつた。セ
ルおよび空気温度は実施例1と同様とし、空気供
給量は45m3/hとした。 紡糸された材料は、全線密度が114000dtexで
あり、残留溶剤(DMF)含量がまだ6.7重量%で
あつた。このものをまさに紡糸セルの端部で、80
〜90℃に加温した水性の油含有帯電防止紡糸仕上
げ剤で湿潤して、油分、帯電防止剤分および水分
を、固形当り夫々0.22重量%、0.05重量%、1.7重
量%とした。かくして得られたトウを実施例1と
同様に10倍に延伸した。トウ温度は174℃であつ
た。このものを再び冷却し、けん縮し、弛緩し、
その後60mmのステーブルフアイバーへ切断した。
このような連続方法で製造したアクリル繊維は、
1.6dtexの最終繊維線密度、5.2cN/dtexの繊維
強力及び11%の破断点伸びを有していた。この繊
維は、全く空隙のないもので1.184g/cm3の密度
を有していた。120m/minの速度で高性能カー
デイング装置を用いて上記繊維より製造した糸
は、24.7Kmの破断長、14.6%の破断点伸びおよび
3.4%の沸騰収縮率を有していた。 比較例 1 実施例1の紡糸液を直径が0.2mmの孔を1264個
持つ紡糸口金を用いて、208.3m/minのテーク
オフ速度、7.2の引落率で乾式紡糸した。紡糸セ
ル内でのフイラメントの滞留時間は1.2秒であつ
た。また、セル温度は160℃であり、空気温度は
260℃であり、空気を35m3/hの割合で各セルを
吹き込んだ。 全線密度が312000dtexであり、残留溶剤
(DMF)含量が43.5%である紡糸された材料を、
紡糸セルを通過後、直ちに80〜90℃に加温した水
性の油含有帯電防止紡糸仕上げ剤で湿潤して、フ
イラメントの油分、帯電防止剤分および水分を、
固形分当り夫々0.18重量%、0.04重量%、1.7重量
%とした。温いトウは、その後200℃に誘導的に
加熱した一対のロールを通過して、1:5の割合
で延伸した。上述の工程は、実施例1と同様に行
なつた。トウ温度は179℃であつた。得られたト
ウは粘着性のもので、延伸域では連続的な閉塞
(jam)を起こしてしまい、ロール及び第二次ロ
ール上では破断してしまつた。トウ温度を204℃
にするような240℃への温度上昇も見られず、ま
た延伸比を低減しても走行特性の向上は見られな
かつた。KT15型の輻射高温計で測定したトウ温
度が100℃未満の場合にのみ、材料の延伸比が
1:5になり、実施例1と同様に連続方法で繊維
に加工することができた。繊維の線密度は
4.5dtexであり、繊維強力は1.3cN/dtexにしか
過ぎなかつた。また、破断点伸びは123%であつ
た。該トウは明らかに高残留溶剤含量を有し、常
温延伸しか実施できないものであつた。実施例3
に記載した条件で、水蒸気を供給した管を用いて
セクステツトロール上で延伸した場合に、同様の
結果を得た。 比較例 2 実施例1の紡糸液を1264個の孔を持つ紡糸口金
を用いて同様に乾式紡糸した。全線密度が
310000dtexで残留溶剤(DMF)含量がまだ11.1
重量%である紡糸された材料の一部を、紡糸セル
通過後直ちに80〜90℃に加温した水性の油含有帯
電防止紡糸仕上げ剤で湿潤して、上記材料中の水
分、油分および帯電防止剤分を、固形分当り夫々
56.4重量%、0.22重量%、0.04重量%とした。引
き続く延伸工程を実施例1と同様に実施したが、
トウ温度は86℃にしか達つしなかつた。延伸域中
で、連続な破断が見られ、そのため連続的な後処
理を行なうことは出来なかつた。 比較例 3 比較例2の紡糸された材料の更に一部を、240
℃のロール温度で500%延伸した。トウを冷却せ
ずに直ちにスタツフアーボツクス中でけん縮し、
実施例1と同様に弛緩した。トウのフイラメント
は互いにくつついてしまつてストランド状とな
り、ある量の水剛性(water rigidity)をトウに
与えた。トウをステーブルフアイバーへ切断した
ところ、相当量の分離しない繊維の塊が生じた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少くとも85重量%のアクリロニトリル単位を
    有するアクリロニトリル重合体の紡糸液を紡糸セ
    ルで紡糸し、紡糸セル中で紡糸溶剤の少なくとも
    一部を蒸発させ、その後紡糸仕上げ、延伸、けん
    縮、熱軟化、必要に応じて切断を行うことによつ
    て該アクリロニトリル重合体より成るフイラメン
    トおよび繊維を連続操作で製造する方法に於て、 (a) 紡糸溶剤がジメチルホルムアミドであり、粘
    度が100℃で10〜60落下球−秒である紡糸液を
    紡糸し、 (b) 該紡糸セル中の溶剤の蒸発を、該紡糸セル通
    過後のフイラメント中の溶剤含量が繊維の固形
    分当り最大40重量%になるように、且つプロセ
    スでの引落率が2よりも大きくなるように、制
    御し、 (c) 延伸前に、該フイラメントを潤滑剤及び帯電
    防止剤を含みかつ繊維の固形分当り最大10重量
    %の水分を該フイラメントに付与するような、
    50〜90℃の水性の温紡糸仕上げ剤で処理し、 (d) 延伸を少なくとも100000dtexのトウで行な
    い、延伸中のトウ温度が100〜180℃である、 (e) 全工程の間、該フイラメントを紡糸仕上げ剤
    中の水以外には紡糸溶剤用の他の如何なる抽出
    剤とも接触させないことを特徴とする、 アクリロニトリルフイラメントおよび繊維の製造
    方法。 2 紡糸液の粘度が100℃で15〜50落下球−秒で
    あり、紡糸セル通過後のフイラメント中の溶剤含
    量が繊維の固形分当り最大20重量%である特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 3 延伸比が2〜12である特許請求の範囲第2項
    記載の方法。 4 紡糸液の調製を連続操作の一部として行なう
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 紡糸液の調製を紡糸溶剤中の溶液重合により
    行なう特許請求の範囲第4項記載の方法。 6 可溶性染料あるいは顔料を紡糸液に添加して
    紡糸染色したフイラメントおよび繊維を製造する
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 7 紡糸溶剤の蒸発に使用する熱空気を、紡糸口
    金の下方最大50cmのところからフイラメントに沿
    つて又は横切つて紡糸セル頂部より吹き込み、
    300m/minよりも大きい延伸速度で行なう特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 8 けん縮を少くとも105℃の温度の過加熱水蒸
    気の吹き込みを用いて行なう特許請求の範囲第1
    項記載の方法。
JP58121118A 1982-07-06 1983-07-05 アクリロニトリルフイラメントおよび繊維の連続的乾式紡糸方法 Granted JPS5921711A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19823225266 DE3225266A1 (de) 1982-07-06 1982-07-06 Kontinuierliches trockenspinnverfahren fuer acrylnitrilfaeden und - fasern
DE3225266.8 1982-07-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5921711A JPS5921711A (ja) 1984-02-03
JPH0413442B2 true JPH0413442B2 (ja) 1992-03-09

Family

ID=6167766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58121118A Granted JPS5921711A (ja) 1982-07-06 1983-07-05 アクリロニトリルフイラメントおよび繊維の連続的乾式紡糸方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4457884A (ja)
EP (1) EP0098477B2 (ja)
JP (1) JPS5921711A (ja)
DE (2) DE3225266A1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3308657A1 (de) * 1983-03-11 1984-09-20 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Kontinuierliches verfahren zur herstellung von polyacrylnitrilfaeden und -fasern
DE3418943A1 (de) * 1984-05-22 1985-11-28 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung von faeden und fasern aus acrylnitrilpolymerisaten
DE3515091A1 (de) * 1985-04-26 1986-10-30 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Vorrichtung zum benetzen von faeden, folien oder fadenscharen mit fluessigkeiten und ihre verwendung
JPS6366318A (ja) * 1986-09-05 1988-03-25 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト アクリロニトリルのフイラメント又は繊維の連続紡糸法
DE3634753A1 (de) * 1986-09-05 1988-03-17 Bayer Ag Kontinuierliche spinnverfahren fuer acrylnitrilfaeden und -fasern mit daempfung des spinngutes
DE3630244C2 (de) * 1986-09-05 1994-06-16 Bayer Ag Kontinuierliches Trockenspinn- und Nachbehandlungsverfahren des Spinngutes für hochschrumpffähige Acrylnitrilfäden und -fasern und entsprechende Fäden und Fasern
DE3631905A1 (de) 1986-09-19 1988-03-31 Bayer Ag Stauchkammerkraeusel und verfahren zur herstellung von gekraeuselten synthetischen fasern
DE3926857A1 (de) * 1988-09-28 1990-04-05 Bayer Ag Pan-trockenspinnverfahren erhoehter spinnschachtleistung mit ueberhitztem dampf als spinngasmedium
US5015428A (en) * 1988-09-28 1991-05-14 Bayer Aktiengesellschaft Pan dry spinning process of increased spinning chimney capacity using superheated steam as the spinning gas medium
DE3832870A1 (de) * 1988-09-28 1990-03-29 Bayer Ag (kontinuierliche) herstellung von acrylnitrilfaeden und -fasern aus restloesungsmittelarmem spinngut
DE3832872A1 (de) * 1988-09-28 1990-04-05 Bayer Ag Trockenspinnverfahren mit heissluft bei spinnschachtleistungen groesser 20 kg pro schacht und stunde
SE8904065L (sv) * 1988-12-07 1990-06-08 Hitachi Ltd Metod att foerbaettra egenskaperna hos svetsare paa austenitiskt rostfritt staal
US5494539A (en) * 1993-08-30 1996-02-27 Hitachi, Ltd. Metal member quality improving method by spot welding
DE10208353A1 (de) * 2002-02-27 2003-09-11 Trevira Gmbh Verfahren zur Herstellung feiner stauchgekräuselter Kabel aus synthetischen Filamenten sowie deren Weiterverarbeitung zu textilen Hygieneartikeln
JP5463527B2 (ja) 2008-12-18 2014-04-09 独立行政法人日本原子力研究開発機構 オーステナイト系ステンレス鋼からなる溶接材料およびそれを用いた応力腐食割れ予防保全方法ならびに粒界腐食予防保全方法
CN103668523B (zh) * 2012-09-19 2016-01-06 中国石油化工股份有限公司 干法腈纶纤维的制造方法
DE112015000483A5 (de) * 2014-01-24 2016-11-10 Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg Verfahren und Anlage zur Herstellung von Stapelfasern

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2811409A (en) * 1952-12-31 1957-10-29 Eastman Kodak Co Spinning of acrylonitrile polymer fibers
JPS5541329A (en) * 1978-09-14 1980-03-24 Toshiba Corp Switching method of capacity of heating or cooling
JPS56101909A (en) * 1979-12-21 1981-08-14 Bayer Ag Synthetic fiber and yarn with fine titre and dry spinning method for producing them
JPS5747986A (en) * 1980-07-16 1982-03-19 Hoechst Ag Dyeing of fiber material comprising wet spun acrylonitrile polymer in gel condition

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2988419A (en) * 1957-01-18 1961-06-13 Union Carbide Corp Process for spinning and drying fibers of a polymer containing a significant amount of acrylonitrile polymerized therein
US3124631A (en) * 1961-03-22 1964-03-10 Process for providing high density dry spun
DE1494553A1 (de) * 1965-03-02 1970-05-06 Boehme Chem Fab Kg Verfahren zur Herstellung von Fasern aus Polymeren oder Mischpolymeren des Acrylnitrils nach dem Trockenspinnverfahren
US3932571A (en) * 1972-11-30 1976-01-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for dyeing undrawn acrylonitrile polymer filaments
US3944386A (en) * 1973-11-12 1976-03-16 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for dyeing filaments of acrylic polymer
US4011294A (en) * 1974-06-18 1977-03-08 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for making high shrinkage acrylic fibers
US3991153A (en) * 1975-06-24 1976-11-09 American Cyanamid Company Single phase extrusion of acrylic polymer and water

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2811409A (en) * 1952-12-31 1957-10-29 Eastman Kodak Co Spinning of acrylonitrile polymer fibers
JPS5541329A (en) * 1978-09-14 1980-03-24 Toshiba Corp Switching method of capacity of heating or cooling
JPS56101909A (en) * 1979-12-21 1981-08-14 Bayer Ag Synthetic fiber and yarn with fine titre and dry spinning method for producing them
JPS5747986A (en) * 1980-07-16 1982-03-19 Hoechst Ag Dyeing of fiber material comprising wet spun acrylonitrile polymer in gel condition

Also Published As

Publication number Publication date
EP0098477B1 (de) 1985-12-04
JPS5921711A (ja) 1984-02-03
DE3225266A1 (de) 1984-01-12
US4457884A (en) 1984-07-03
EP0098477A1 (de) 1984-01-18
DE3361408D1 (en) 1986-01-16
DE3225266C2 (ja) 1990-11-08
EP0098477B2 (de) 1992-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0413442B2 (ja)
US2686339A (en) Treatiment of acrylonitrile polymer fibers
US3048465A (en) Polyolefin wet spinning process
US5023035A (en) Cyclic tensioning of never-dried yarns
US4508672A (en) Continuous dry-spinning process for highly shrinkable acrylonitrile filaments and fibers
US2697023A (en) Spinning acrylonitrile
JPS59168117A (ja) ポリアクリロニトリルフイラメントおよび繊維の連続的製造方法
US4042662A (en) Continuous melt spinning and drawing of nylon 6 yarn, while reducing the liveliness of the yarn
US3057038A (en) Wet spun cellulose triacetate
Capone Wet-spinning technology
JPH0128125B2 (ja)
US5013502A (en) Continuous production of acrylonitrile filaments and fibers from spinning material of low residual solvent content
CA1156413A (en) Process for the production of highly shrinkable split tows of acrylonitrile polymers
DE1902213A1 (de) Verfahren zur Herstellung von Polyamid-Kraeuselfaeden
US4505870A (en) Preparation of low residual solvent content polyacrylonitrile filaments
US3109697A (en) Wet spinning of cellulose triester
US2677590A (en) Removal of porosity in wet-spun acrylonitrile filaments by treatment with heated fluids
Von Falkai Dry spinning technology
JPS6366318A (ja) アクリロニトリルのフイラメント又は繊維の連続紡糸法
JPS6366319A (ja) 連続乾式紡糸および後処理方法
JPH04214404A (ja) 低ジメチルアセトアミド紡糸材料から製造されるアクリロニトリルフイラメントおよび繊維の生産
JPH0215641B2 (ja)
JPS5854016A (ja) ポリアクリロニトリル系フイラメント糸の製造法
JPH0323642B2 (ja)
JP4395977B2 (ja) ポリアミド繊維の製造方法