JPS6366318A - アクリロニトリルのフイラメント又は繊維の連続紡糸法 - Google Patents

アクリロニトリルのフイラメント又は繊維の連続紡糸法

Info

Publication number
JPS6366318A
JPS6366318A JP21656487A JP21656487A JPS6366318A JP S6366318 A JPS6366318 A JP S6366318A JP 21656487 A JP21656487 A JP 21656487A JP 21656487 A JP21656487 A JP 21656487A JP S6366318 A JPS6366318 A JP S6366318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spinning
filament
tow
solvent
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21656487A
Other languages
English (en)
Inventor
ウルリツヒ・ライネール
ギユンター・テユルク
ボルフラム・バーグナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPS6366318A publication Critical patent/JPS6366318A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Artificial Filaments (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アクリロニトリル重合体又はアクリロニトリ
ル単位を少くとも400重量有する共重合体から作られ
る捲縮フィラメント及び繊維の連続式製造法に関する。
ここに「連続法」とは、本発明の場合フィラメントを、
中断することなしに1つの操作で乾式紡糸、紡糸仕上げ
、水蒸気処理、延伸、捲縮、収縮及び随時ステープル繊
維への切断の工程によって紡糸することを意味する。紡
糸溶媒を(フィラメンI・形成の堅さを有するならば)
いずれか所望の量、特に比較的高量で含有することがで
きるフィラメントは、連続的に及び液体(水)浴と接触
することなしに、延伸に先立って本質的に無張力での水
蒸気処理に供せられる。得られる生成物は、少くとも1
 、180y/ava”の密度を有する(モト)アクリ
ル繊維及びフィラメントであり、溝のない、薄片状のな
い実質的に平滑な表面の、無空泡の且つ空泡を作らない
構造のも□  ので、非常に高い、安定な光沢を示し、
そして実質的に調節しつる低沸とう収縮を有さない或い
は有する。更に本発明は本方法によって製造しうる(モ
ト)アクリル繊維及びフィラメントに関する。
アクリル繊維の製造は通常湿式紡糸、乾式紡糸及び溶融
紡糸法によって行なわれる。アクリル繊維の湿式紡糸及
び溶融紡糸法による製造の場合にはすでに連続法が開示
されている6例えばテクスティルテクニク(Texti
ltechnik) 26.479〜483 (197
6)の湿式紡糸法或いは独田特許公報第2,627,4
57号の溶融押出し法、即ちトウ重量に関していずれか
の制限に供されない方法が開示されているけれど、乾式
紡糸法によるアクリルmH1の製造に対しては今までに
唯1つの連続法が開示されているにすぎない、しかしこ
の連続法は低トつ乗員の多フイラメントヤーン、所謂ア
クリルシルクに対してだけ適用でき、ある条件に適合す
ることを必要とする(米国特許第2゜811.409号
)、この方法は高重量のアクリル・トウの製造に適して
いない。
今日工業的規模で使用されている2つの方法、即ち湿式
及び乾式紡糸法はその開発の過程において別の道を歩ん
だ、紡糸溶液を凝固浴中へ紡糸し、そこでそれを凝固さ
せてフィラメントを生成せしめ、次いでこれを洗浄し、
延伸し、乾燥し、そして工程を中断しないで紡糸仕上げ
する湿式紡糸法の場合には、多数の、即ち約10,00
(1)at孔を有する紡糸口金を使用する。紡糸速度は
5−20m/分で比較的遅い、乾式紡糸法の場合には、
長さ数mの紡糸槽におけるフィラメントの凝固の危険性
が用いる紡糸口金がより少ない、普通200〜1.00
0の孔を有するにすぎないことを余儀なくするが、かな
り高い、通常200〜1,000m/分の取り出し速度
が可能であり、従ってこの場合にも本質的には湿式紡糸
法で得られるものと同様の高生産量となる。しかしなか
ら高紡糸速度のために、約1:4という延伸速度の結果
、可能であっても非常に困難にして始めて技術的に行な
いうる最終速度となるから、乾式紡糸法では高トウ重量
の場合全工程を連続式で行なうことが可能でない。この
紡糸された材料は、残存溶媒の洗い出しに対する重要な
因子が滞留時間であるから、上述の速度で後処理しえな
い、それ故に乾式紡糸工程を延伸前に中断し、そして紡
糸した材料を缶に集め、次いでこれからそれを更なる処
理に供する[ベラ・フォノ・ファルカル(Be1a V
onF alkai )著、合成繊維(S ynLbe
sefasern ) 、ファアラグ・ヘミ−(Ver
lag Chemie、 Weinbolim/ 1)
eer4ield Beach、 F Iorida/
 Ba5te) −204〜206頁(1981年);
R,ビーダーマン(W ’rederraann )著
、化学繊維/II物工業(CI+emiefasern
/ Textilindustrie) 、481〜4
84頁、特に482頁の左欄上(1981年)における
アクリル繊維の紡糸と後処理法(独語)」。
紡糸された材料の缶へのたたみ込みは紡糸された材料の
均一性に関してばかりでなく、経済的な生態学的理由の
ためにも不利であるから、乾式紡糸法によってアクリル
繊維を製造するための連続法、即ちフィラメントの生成
から使用しうるulI維に至るまでのすべての工程がい
ずれの中断或いは中間での貯蔵もなしに1つの繰作で進
行し且つ高重量のトウに適用しうる該連続法を提供する
ことが本発明の目的であった。好ましくは紡糸溶液の製
造も連続工程に組込まれるべきである。
独国特許願第3,225,226号/ヨーロッパ特許願
第98.477号には、この目的が、ある種の粘度の紡
糸溶液を使用し、紡糸された材料中の溶媒含量を紡糸槽
中において溶媒の除去によりある値以下まで減少させ、
フィラメントを延伸前に滑剤及び帯電防止剤を含有する
紡糸仕上剤、好ましくは水性紡糸仕上げ剤で仕上げ、一
方しかしながらフィラメントの吸水量(水分台Fi)が
ある値以下のままであり、そしてフィラメントを延伸前
に紡糸仕上げ剤の水以外のいずれかの更なる溶媒抽出液
と接触せしめない場合に達成できるという方法がすでに
記述されている。この公知の方法では、紡糸槽を出る紡
糸された材料、即ちl・つが41!維物買の乾燥重量に
対して40重重量以下、特に2〜10重量%の残存溶媒
含量を有することが必要である。その理由は、例えばジ
メチルホルムアミドに関して40重致%以上の残存溶媒
含量を有する紡糸された材料は約120℃以上からの低
温でのボデ(godets )よりも続く熱延伸中にゆ
着する傾向があるからである。更にトウはスタッファ−
ボックス(stu[erbox )中において或いは熱
空気又は過熱水蒸気を用いて運転されるブロー・ノズル
を用いることにより、捲縮中に制御できない固化が起り
がちである。これは−仮に2次紡糸におけるき、れいで
ない「剛毛質の」ヤーンを誘導する。
乾式紡糸法において、紡糸された材料中の残存溶媒含量
を所望に従って低くするにはいくつかの方法がある。低
紡糸速度を用いる場合、紡糸槽における滞留時間を延長
し、これによって実質的にすべての溶媒を除去すること
が可能である。しかしながら低紡糸速度は紡糸された繊
維の生産量において厳しい縮小となり、従って望ましく
ない。
多数の細孔を有する紡糸口金を用いれば、低紡糸速度で
紡糸された繊維の生産量の減少嶽を一部分だけ補償しう
る。残存溶媒の低いフィラメントの他の製造法は、高紡
糸槽及び高空気温度を用いることにある。しかしながら
、これらの手段はトウを深刻な原料の色相の損傷に導び
き、斯くして繊維の品質を損なう。この場合に紡糸溶液
に安定剤を添加してもがろうしての改良がもたらされる
にすぎない。
ヨーロッパ特許願第168,582号は、紡糸溶媒の残
りが、数段階で過熱された且つ移動するトウに向流で注
入される水蒸気の作用によって除去できる、従って水性
浴との接触が不必要である装置を記述している。本発明
もそのような装置(捲縮なし)を有利に利用することが
できる。但し本方法は従来法(溶媒除去のための水蒸気
処理前に熱延伸を行なう)におけるよりも異なった順序
で行なわれる。
これと比較して本発明の方法は本明細書で明らかになる
ように多くの利点を有する。更にヨーロッパ特許願第1
68.582号を用いれば、捲縮を水蒸気処理の前に行
なうから無収縮の繊維だけが得られる。溶媒を含有する
フィラメントは高延伸比に供さねばならないが、この場
合には高伸張が必要で、普通貧弱な粘り強さしか示さな
い。本発明による実質的に無DMFでの延伸を用いれば
、そのような高延伸比を用いる必要がなく、適度な収縮
比でさえ容易に達成することができ、そして繊維の粘り
強さは低延伸比であっても従来法によるよりも良好であ
る。更に加工性は良好であり、そして本発明によって製
造された繊維の手触りはそれ故に本発明の目的は、上述
した欠点を有さない且つ100,000dLx以上の高
トウ重量に対し高紡糸生産址及び製造速度で行なうこと
ができ、そして35%以下、好ましくは25%以下の沸
とう収縮を有するフィラメント、讐通実買的に沸とう収
縮しない(即ち2〜0%の沸とう収縮しかしない)フィ
ラメントを生成するアクリロニトリル−1<合体から作
られるフィラメント及び[1の連続式製造法を提供する
ことである。
今回驚くことに、この目的は、100°Cにおいて10
〜60秒の落下球粘度を有する紡糸溶液を用い、フィラ
メントに紡糸槽内で或いは紡糸槽外で直ぐに、滑剤及び
帯電防止剤を含有する紡糸仕上げ剤、好ましくは水性紡
糸仕上げ剤を付与し、一方で但しフィラメントの吸水量
がある値以下のままであり、そしてフィラメントが紡糸
仕上げ剤の水以外のいずれの更なる溶媒抽出液と接触せ
しめられない場合に達成できることが発見された。
本発明によれば、紡糸された材料中の紡糸溶媒は帰イ由
I市!″シもイに7R7だ侑ブ・〃几Fl へJl  
人  −垢1r−h)テ 7、シアクリル繊維の乾式紡
糸による連続紡糸法は完全に水なしであり、従ってエネ
ルギー面において特に好ましい経済性を有し、また繊維
の処理における選択された順序において驚くほど有利な
加工条件を有し且つ著しく好ましいフィラメントの特性
を付与せしめる。
従って本発明は、アクリロニトリル単位を少くとも40
重髪%で有するアクリロニトリル重合体の紡糸溶液を紡
糸槽中で紡糸し、紡糸槽中の紡糸溶媒の少くとも一部を
蒸発させ、紡糸仕上げし、捕集し、延伸し、捲縮し、収
縮させ、そして随時切断することにより該重合体からな
るフィラメント又は繊維を連続式で製造するに際して、
10〜40の落下球秒(4,37〜26.22Pa−s
)の100℃における粘度を有する高極性の有機溶媒例
えばDMA、好ましくはDMF中の溶液を紡糸し;紡糸
槽における或いは紡糸槽を出た直後の及び依然熱い状態
でのフィラメントを、滑剤及び帯電紡糸剤を含有し且つ
繊維の固体含量に対して高々10重量%の水分含量でフ
ィラメント上を被覆する随時水性の紡糸仕上げ剤で紡糸
仕上げし;多くの紡糸槽からの一緒のフィラメント束を
一緒に捕集してフィラメント・トウを生成し、但しa)
乾式紡糸工程のジェット延伸比が22であり、b)熱空
気又は過熱水蒸気での処理前の紡糸溶媒合波が固体に対
して60重菫%まで、好ましくは>10〜60重量%で
重量てよく、C)フィラメントから、延伸前に、少くと
も200℃での熱空気又は105〜150℃の過熱水蒸
気での無張力又は低張力条件下での処理により、紡糸溶
媒をく2重量%、好ましくはく1重重%、特にく0.6
重量%に除去し、d)延伸比が1:2〜1:15好まし
くは1:3〜1:12の範囲であり、 e)延伸中のトウ温度が105〜150°Cであり、f
)全工程中、フィラメントが紡糸仕上げ剤中のg)フィ
ラメントの沸とう収縮が〈35%、好ましくはく25%
、特に好ましくは火責的にO(2重量%まで)であり、
そして h)紡糸溶媒を含まないフィラメントの密度が21.1
80好ましくは21,183 (沸とう前)である、 該重合体のフィラメント又は繊維の連続式製造法を提供
する。
紡糸浴の或いは槽を出るトウの溶媒含量は好ましくは2
0〜60%である。好ましくは本方法のジェット延伸比
は2〜12である。
ジェット延伸比Vは取り出し速度Aとエジェクション(
ejection)速度Sの比として定義される: A (m/分) V=□ S(m/分) エジェクション速度Sは XF S=□ Zxd2×π×100 [式中、F−供給速度(06137分)Z−紡糸口金当
りの細孔の数 d−紡糸口金の細孔の直径(cm)、IIによって与え
られる。
供給速度(ポンプの1分間の回転数のストローク容量)
は下式 %式% L式中、G s t ”紡糸された全直線密度(dte
x= g/ 10,000m )P===ポンプのスト
ローク容量(cn+’)u=i分間当りの回転数(cm
−’) K=紡糸溶液の濃度(g/cl13) A;取出し速度(m/分) N−紡糸槽の数コ によって計算することができる。
特に好適な具体例において、紡糸溶液は100℃におい
て15〜50落下球秒(6,56〜21゜85 Pa−
5)の粘度を有し、紡糸槽を出る時のフィラメントの溶
媒含量はいずれの制限らうけず、そして延伸中のトウ温
度は100〜180℃である。
延伸比は特に2〜12であり、アクリロニトリル共重合
体に対する好適な比は3〜6及び単独重合体に対するそ
れは5〜12である。
本発明の方法を用いれば、熱延伸及び続く捲縮と収縮工
程後の完成した繊維又はトウの残存溶媒含量が、紡糸仕
上げ剤中の水辺外の紡糸溶媒に対する液体抽出剤と紡糸
された材料とを接触させないで十分1重量%以下である
という程低い残存溶媒含量を有して100.000dt
ex又はそれ以上の重量のトウを製造することが可能で
ある。本発明によって得られるフィラメントは2cN/
dtex以上の1維の靭性を有する。
今や新規な方法は、好ましくは〉10%〜60重量%で
あってよい残存紡糸溶媒盆景と実質的に無関係に(残存
含量は加工しうるフィラメントが依然径られる限りにお
いて許容しうる)乾式紡糸されたフィラメントの連続式
加工を可能にし、斯くして工程に対して十分な乾式紡糸
条件を使用することを可能にする。
紡糸及び紡糸仕上げ直後の上述した条件下での紡糸溶媒
残部の実質的に完全な除去及び続く延伸及び(水の作用
なしの〉後処理のために、驚くことに著しく安定で、し
つかりしたフィラメント構造を得ることが可能である。
この構造は空泡を含まず或いは続く沸とう又は水蒸気処
理中に後になって空泡を形成することもない。これも概
して高光沢及び安定な光沢の安定且つ平滑な繊維構造を
もたらす。後者の性貫け、ボデ(godat )に及ぼ
すある種の1アイロン効果」により、高温に好ましくは
105〜150℃でのボデ延伸中に高められる。延伸工
程に捲縮が続く。水蒸気を用いる場合、繊維は捲縮され
るばかりでなくて弛緩もされ(沸とう時に実質的に無収
縮となる)或いはtsmを水蒸気を用いないで又は熱的
弛緩なしに行なうならば適度な沸とう収縮とかさ高特性
をもつ繊維に加工されもする。
適当なアクリロニトリル重合体はすべてがアクリロニト
リルの単独重合体及び所謂アフリルミ!維又はモダクリ
ル繊維に紡糸できる共重合体、好ましくはアクリロニト
リル単位を少くとも85重量%含有するアクリロニトリ
ル共重合体である。特に好適なものは単独重合体及びア
クリロニトリル89〜95重量%、非イオン性共単量体
4〜10重量%及びイオン性共単量体0.5〜3重量%
からなるターポリマーである。ここに好適な共単量体は
、一方でアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル及び#
酸ビニルであり、他方でメタリルスルホネート及びスチ
レンスルホネートである。これらの重合体は公知である
本発明の方法は、100℃において91落下球秒に相当
する400ボイズ以下であることができない、但し各実
施例では69落下球秒に相当する300ボイズまでも試
みているが、その紡糸溶液の異なる粘度において及び主
に0.5〜1.5であるジェット延伸比において米国特
許第2,811.409号の方法と異なる。より高いジ
ェット延伸比を用いる実施例は非常に高粘度を示す。言
及したように、この方法は非常に低いトウ重量に制限さ
れ、複雑な紡糸槽を必要とする。
本発明によれば、低ジェット延伸比を用いることも可能
であるが、経済的な利点は従来法と違って10又はそれ
以上の高ジェット延伸比かnfIrtであるという事実
にあるということができる。本発明による方法は好まし
くは、紡糸溶媒を蒸発させるために用いる空気がフィラ
メントに対して長さ方向及び/又は横方向に、好ましく
は独田持許願第3,424,343号に記述されている
ように、円筒形のガス透過(金属線)壁を有する装置を
通して中心から横方向に、紡糸槽の上部且つ紡糸口金下
の高々50cnで吹き込まれる紡糸槽を用いて行なわれ
る。
紡糸槽を離れる紡糸された材料即ちトウは、好ましくは
紡糸槽の終りにおいて、即ち紡糸槽の内側又は下流直後
において、依然熱い状態のまま滑剤及び帯電防止剤を含
む紡糸仕上げ剤で湿っていてその′A整装置への移動に
対する満足なトウの合着を得且つ冷却を避けることが本
発明の方法にとって必要である。紡糸仕上げ剤で適用さ
れる滑剤は、本発明による水蒸気処理で紡糸溶媒残部を
除去した後、100,000dtex又はそれ以上の太
いトつでさえ完璧な延伸を可能にする。紡糸仕」二げ剤
は水も成分として含有するが、この水は凝集させるべき
調整溶媒に富む蒸気を不必要に希釈し且つ回収費を増大
させるから、トウが約10重量?もより多い水分を吸収
しないことを保証するように注意しなければならない。
適当な滑剤は例えばグリコール、その誘導体、シリコー
ン油、ポリエーテルシロキサン、エトキシル化脂肪酸、
アルコール、エステル、アミド、アルキルエーテルスル
フェート及びこれらの混合物である。
紡糸仕上げ剤は帯電防止剤として適当な市販品、例えば
通常のカチオン性、アニオン性又は非イオン性化合物例
えば長鎖エトキシル化、サルフェート化及び中性化アル
コールを含有することができる。
便宜上、熱いフィラメントのシートの冷却を避けるため
に、MA仕上げ剤は50〜90℃の温度である。
例えば60の紡糸槽を含んでなる紡糸機から紡糸された
束は、このように紡糸仕上げされ、捕集されて500,
000dtex又はそれ以上(例えば1 、 OO0k
Lex又は1 、500ktex)の全線密度(l 1
near density )を有するトウを形成し、
そして取出し要素を通して水蒸気気密性の網状ベルI・
の水蒸気処理装置(例えば独国特許願第3,418.9
42号に記述されている如きもの)に誘導される。そこ
で残存溶媒例えばジメチルホルムアミドが、生産速度及
び表面の被覆址に依存して105〜150’Cの過熱蒸
気及び例えば1〜20分間好ましくは8〜16分間の滞
留時間下に蒸気として蒸散せしめられる。この処理は好
ましくは新しい水蒸気を水蒸気処理装置の終端に導入す
ることによりトウの移動方向と自流で行なわれる。
(漸次溶媒を含む)水蒸気はトウに対して自流的に直列
に配置された一連の水蒸気処理装置の区画(水蒸気処理
室)をそれぞれベンチレーターによって流れ、そして再
加熱器を通った後再び過熱状態で網状ベルト上のトウ中
を通流する。溶媒に富んだ水蒸気部分は、区画の水蒸気
処理室の各から除去される。この種の適当な装置は独国
特許願第3゜418.942号、ヨーロッパ特許第16
8,582号又は独国特許願第3,446,556号に
記述されている。殆んど無溶媒の紡糸された材料は、ボ
デ延伸系例えば延伸セプテット(5eptet )上を
通過することによって延伸温度まで加熱される。第2の
温度調節したボデ延伸系例えば延伸セブテットは第2の
捕捉点として役立ち、トウはより高速の設定の結果とし
て延伸される。
紡糸溶媒例えばDMFのトウからの除去は、独国特許願
第3,418,942号に記述されているように回転す
る網状ベルト及び少くとも2段階で105〜150℃ま
で過熱された水蒸気を用いることにより、水蒸気気密性
の調整装置内で有利に行なわれる。
紡糸された材料を低張力条件下に水蒸気処理するための
調整装置を用いることは、それが本発明に従って記述さ
れる連続工程が中断した場合に更なる緩衝装置として作
用する利点を有する。
本発明による方法は乾式紡糸における通常の約150〜
500m/分の取出し速度において容易に運転すること
ができる。延伸比は250〜1000%の範囲であり、
終端で達成される速度は依然工業的に行なえる範囲の約
350〜1,500m/分の範囲である。
本発明の更なる具体例において、トウは引き続き必要に
応じてスタファーボックス(stufferbox)中
で捲縮され或いは約200m/分以上の速度で高性能テ
クスチャーリング・ノズル(LexturiBnozz
le)に誘導され、そこで好ましくは少くとも105℃
の過熱水蒸気を用いて捲縮が行なわれる。
連続工程の残りでは、捲縮されたトウが、飽和水蒸気、
過熱水蒸気又は(簡潔には)例えば380℃まで、好ま
しくは250℃までの乾燥加熱に、例えば網状ベルト上
又はU字管型J−ボックス水蒸気処理装置上において供
されることにより、収縮を除く目的のために弛緩される
。この弛taされたトウは引き続き必要に応じて箱に入
れられ或いはステープル繊維に切断され、梱に詰められ
る。
この工程は、連続式の後処理が始動及び停止の呈に通じ
ないから小ロットの製造に対して特に適している。
残存紡糸溶媒の、紡糸された材料からの除去を、過熱水
蒸気という好適な選択でなくて、実施例5におけるよう
に熱空気を用いて行なうならば、独国特許願第3.41
8,943号に従って高々0.2重ft匁のエチレンジ
アミン四酢酸を紡糸溶液に添加することが、トウの元の
色相が損われるのを防止する非常に効果的な方法である
ことがわかった。
溶液の製造は、溶液を常法で或いは特に次の方法で製造
するかどうかとは無関係に労なくして連続法に統合する
ことができる: 第1に、紡糸溶媒、重合体及び随時紡糸溶媒と混和しう
る重合体に対する非溶媒、例えば重合体100g当り2
〜20I?の量の水から室温で懸濁液を調製する。この
懸濁液を、懸濁液が可視的に均一になる温度以上少くと
も30℃及び高々60℃且つ用いる紡糸溶媒の沸点以下
、好ましくは25℃の温度に加熱する。斯くして懸濁液
は溶液に変わる。その温度に1〜15分間保ち、次いで
溶液を紡糸段階へ直接供給する。
本発明の更なる改善においては、使用する紡糸溶媒例え
ばジメチルホルムアミド中での溶液重合が先行工程とし
て行なわれる。斯くしてこの適当な濃縮及び薄膜蒸発器
での単菫体の除去後に、アクリル繊維を比較的高いトウ
の寸法においてでさえ乾式紡糸法により連続法で、即ち
高度の自動化で製造しうる。これは初めてのことである
本発明による方法は、後処理工程が2成分フィラメント
に対して公知の技術に従って適度に改変されるものの2
成分フィラメント及び繊維の連続式製造にも適している
100℃において測定される落下球秒単位での粘度はに
、ジョスl−(Jost) +レオロジ力・アクタ(R
heologica Acta) 、第1巻、303頁
(1958)の方法によって決定した。次の換算が当て
はまる・1落下球秒は4.37ボイス(437mPa−
s)に相当する。
アクリル繊維の紡糸機以降からの連続式製造法の過程に
おいて記録されるすべての温度はKT15型輻射温度計
[製造者:ハイマン()(eimann )CyabH
、6200Wiesbaden、西独]を用い、無接点
方式で測定した。
以下の実施例は本発明を制限することなしに更に詳細に
例示するのに役立つ0表示されるすべての部及びパーセ
ントは断らない限り重置によるものとする。
X兼1 ジメチルホルムアミド(DMF)700kgを、釜中室
温下に、アクリロニトリル93.6%、アクリル酸メチ
ル5.7%及びメタリルスルホン酸ナトリウム0.7%
からのアクリロニトリル共重合体(K値81)300k
gと撹拌しながら混合した。この懸濁液をギヤポンプに
より撹拌機を装備した紡糸釜に送入した1次いでこの懸
濁液をジャケット付き導管中において、水蒸気を4.0
バールで用いて加熱した。ポンプ中の滞留時間は5分間
であった。導管の出口において138℃の温度及び1つ
落下珪砂(100℃で測定して8,30pH,Q)/7
′1仕陰を方寸7、ネ右桑浣りN卆 力n執枯習卆出た
後に90℃まで冷却し、濾過し、そして60の紡糸槽を
含んでなる紡糸工場へ直接供給した。
紡糸溶液を、592の細孔の紡糸口金(MB孔直径0.
25n+m)から取り出し速度257m/分及びジェッ
ト延伸比7.6下に乾式紡糸した。檜の温度は190℃
であり、空気の温度は320℃であった。各種において
、空気は槽の上部でフィラメントに対して長さ方向に吹
き込まれた後351/時の速度で通流した。
紡糸槽内の紡糸槽の下端から約5C)+mの地点におい
て、本申請者の独国特許願第P3,515゜091.2
号に記述されている如き2つの横に互い違いの、互いに
相対したスロット型の口金を用いることにより、フィラ
メント束をそれぞれ暖い水性の含油性帯電防止の紡糸仕
上げ剤で80〜90℃下に湿めらし、繊維の固体含量に
対してフィラメントの油含撤を約0.16重重合、帯電
防止剤含量を約0.04重量%、そして水分金星を1.
1重種%にした。トウ(多くの紡糸槽からのフィラメン
ト束を一緒に捕集したフィラメントのシート)は640
 、 OOOdtexの全線密度と固体合致に対して2
2.7重壁%の残存溶媒含量を有した。
次いで暖いトウを、たたみ込み装置を経て、循環するエ
ンドレス網状ベルトを含む水蒸気気密性の調整装置に送
った。折り重ねられたトウを130℃の過熱水蒸気で処
理した。この水蒸気処理装置での滞留時間は12分間で
あった。供給される水蒸気の量は、トウ1kg当り水蒸
気0.25gの特別な水蒸気消費が確立されるように、
計算されたトウ生産i986 、9kB、/時の場合2
47kg/時であった。次いで依然014重量%のDM
Fという残存溶媒を含有する暖いトウを150℃の熱延
伸セブテット上に送って温度の等分配を達成した。
トウはKT15型輻射温度計で測定して115℃の温度
に均衡した。このトウを、第2の捕捉点として役立つ温
度調節可能なロールの延伸セブテットを用いて350%
だけ延伸した。延伸繰作後のトウ温度は76℃であった
。この延伸したトウを。
短かい網状ベルト水蒸気処理装置中に水蒸気気密で組込
まれ且つ130°Cの過熱された水蒸気で運転されるジ
ェット捲Iii機に供給した。このジェッ′ト捲w4機
で用いる水蒸気は捲縮ばがっでなく、トウの弛緩に役立
った。水蒸気処理装置中の滞留時間は1,2分であった
0次いで十分に弛緩したトウを冷却し、長さ60II1
1のステープル繊維に切luiし、これをプロウィング
によってごちゃ混ぜにし、梱詰めに供した。この連続法
で製造したアクリル繊維は6.7dLexの最終線密度
を有した。繊維の靭性は2 、8 c N /dtex
であり、伸張は22%であった。まfS#!維は完全に
無空泡であり、沸とうさせた後或いは飽和水蒸気で処理
した後でさえいずれの空泡を生成せず、殆んど滑らかな
手触りのない繊維表面を有した。この繊維は沸とう時に
最早や収縮を示さなかった。u!1mの密度は1.19
1g/c+m’″i:′あり、沸とう水中で10分間処
理した後1 、 18’5FI/am3であった。
高性能 電機によりこの繊維から120m、/分で製造
したヤーンは13、IKmの破断長さ、13.9%の伸
長及び2.4%のヤーンNuとう収縮を有した。
下の第1表は紡糸及び後処理法及び実施例1の組成(K
値81)のアクリロニトリル共重合体の異なった濃度の
紡糸溶液から紡糸されたフィラメントに対する繊維の靭
性並びに伸長を与える。それぞれの場合、紡糸ポンプに
より異なる濃度で供給される供給速度を変えることによ
り640.000 dtexの同一の全線密度を設定し
た。そのほかの紡糸及び後処理のパラメーターは実施例
1の指示に相当した。落下珪砂で測定される紡糸溶液の
粘度を再び100℃で決定した。同業者は紡糸溶液の濃
度が第1表のデータ以外の重合体のに値の関数としても
影響されることを知っている。例えばに値が低ければ低
い程、高い紡糸溶液の濃度がフィラメントに紡糸でき、
その逆もまた真である。
しかしながら、フィラメントの生成の決定的な因子は粘
度である。これはアクリロニトリル重合体の紡糸溶液を
フィラメントに紡糸するために第1表に掲げた限界が見
られる場合である。
仕−」「二 空泡金髪及び空泡安定性を決定するためにニアクリル繊
維を凡そ同一の屈折率(n=1.52)の媒体中、例え
ばアニソール中に埋め込んだ、無空泡のアクリル繊維は
実質的に消え、一方空泡を含むものは濁ってミルク状に
見えな[参照P、A。
コツホ(Koch) :レゼブi・データ・ヒュア・フ
ァゼルストッフーラボラトリエン(Rezeptbuc
l+rtir Faserstoff−Laborat
orien) 、スブリンゲル社(Springer−
Verlag、 Berlin) 、1960年、59
〜61頁コ。
アクリルu!を維を空泡の生成に対する安定性に対して
試験するために、フィラメントを沸とう水中で10分間
処理し、真空下に40℃で12時間屹燥し、次いでアニ
ソール(n=1.517)を含有するガラス槽中に浸し
、これを顕微鏡光を用いて横から照射した。無空泡の材
料は見えなくなった。空泡を含む繊維は対応して白色に
見えた。同−nのm維を常に用いるならば、白色の程度
は空泡の生成の半定量的評価のために用いることができ
る。同時に、沸とう水中で予備処理されたアクリルフィ
ラメントのいくらかを140℃の飽和水蒸気雰囲気に2
0分間さらし、次いで再び40°C1真空下に12時間
乾燥し、同様にアニソール中で試験した。
犬恭1 実施例1に記述した如き紡糸溶液を、240の細孔の紡
糸口金(細孔直径0.31)から、取出し速度285m
/分及びジェット延伸比10.7下に60の槽中へ乾式
紡糸した。槽の温度は170℃、空気の温度は280℃
であり、一方各種を通る空気量は40m″/時であった
。紡糸溶液の粘度は再び100℃で測定して19落下球
秒(8゜30 Pa−5)であった、依然DMF49.
4重量%の残存溶媒含量を有する全線密度263,00
0 dtexのフィラメントを、低い槽密閉内において
、水性の、油を含有する帯電防止性の暖い紡糸仕上げ剤
を80〜90℃で噴霧することによって湿めらした。固
体含有量に基づいてフィラメントの油含有殿は0.18
重量%、帯電防止剤含有量は0.044重量、及び水分
含有量は1.9重量%であった。次いで実施例1に記述
するように暖いトウを再び水蒸気気密性の調整装置に供
給し、120℃下に過熱水蒸気で処理した。水蒸気処理
装置中の滞留時間は15分であった。供給した水蒸気の
量は、トウ1kg当り水蒸気0.3kgという特別な水
蒸気吸収量が確立されるように、計算されたトウ生産量
450.4 kg/時の場合に135kg/時であった
0次いで依然0.5重量のD M Fという残存溶媒を
含む暖いトウを実施例1に記述したように完成するまで
後処理した。
次いで弛緩したトウを長さ60IIII11のステープ
ル繊維に切断し、これをブローウィングによってごちゃ
混ぜにし、梱詰めに供した。この連続法で製造したアク
リル繊維は6.7cltexの最終線密度を有した。こ
の靭性は2.6 c N / dtexであり、伸張は
23%であった。繊維の表面は殆んど滑らかで、溝がな
かった。密度は1 、 189g/am3であり、10
分分間上うさせた後1 、 184g/ct*3であっ
た。このフィラメントは完全に無空泡であり、そして沸
とう又は水蒸気処理の後でさえ空泡を生成しなかった(
アニソール法)。
沸とうにおける収縮はく1%であった。高性能膨電機に
より繊維から130m/分で製造したヤーンは、12.
2Kmの破断長さ、14.7%の伸張及び3.0%のヤ
ーン沸とう収縮を有した。
火[ 実施例1に記述した如き紡糸溶液を、1264の細孔の
紡糸口金(細孔直径0.2+*+s)から、取出し速度
50m/分及びジェット延伸比7.1下に60の紡糸槽
中へ乾式紡糸した。槽の温度は175℃、そして空気の
温度は320℃であった。
各種を通る空気量は35m’/時であった。
依然固体合波に対して23.3重量%の残存溶媒含量を
有する全線密度930,000dtexのフィラメント
のシートを実施例1に記述したように紡糸仕上げし、1
15℃下に過熱水蒸気で処理した。
水蒸気処理装置中の滞留時間は15分であった。
供給した量は、トウ1kg当り水蒸気0.3kgという
特別な水蒸気吸収量が確立されるように、計算されたト
ウ生産量279kg/時の場合に84 kg/時であっ
た。依然DMF0.15重量%の残存溶媒含量を有する
暖いトウを実施例1に記述したように350%だけ延伸
した。次いでこの延伸したトウを、短い網状ベルト水蒸
気処理装置中において水蒸気気密的に統合されたスタッ
ファ−ボックスに供給し、130℃において過熱水蒸気
で弛緩した。水蒸気処理装置中の滞留時間は1分間であ
った。次いで弛緩されたトウを冷却し、長さ6C1am
のステープル繊維に切断し、これをプロウィングによっ
てごちゃ混ぜにし、梱に入れた。この連続法で製造した
アクリル繊維は3.3dtexの最終的な線密度を有し
た。この繊維は完全に無空泡であり、そして1,190
g/c輸3の密度及び10分間の沸とう後に1.184
g/am’の密度を有し及び殆んど平滑な手触りの繊維
表面を有し、また実質的に完全に弛緩していた。このフ
ィラメントは完全に無空泡であり、沸とう又は水蒸気処
理の後でさえ空泡を生成せず、光沢があった。
高性能 電機により繊維から130m/分で製造したヤ
ーンは、12.8Kmの破断長さ、17゜5%の伸長及
び1.8%のヤーン沸とう収縮を有した。
夾W工( ジメチルホルムアミド(DMF ) 755kgを、釜
中において室温下に、91のに値を有するアクリロニト
リル単独重合体245kgと撹拌しながら混合した。こ
の懸濁液を実施例1における如く溶解し、濾過し、そし
て30の紡糸槽を含んでなる紡糸工場に直接供給した。
100℃において測定した紡糸溶液の粘度は38落下球
秒(16,6Pa−s)であった、この紡糸溶液を、1
80の細孔の紡糸口金く細孔直径0.25mm)から取
り出し速度200m/秒及びジェット延伸比5.0で乾
式紡糸した。槽及び空気の温度は実施例1のデータに相
当した。空気の速度は35m’/時であった。
121 、500dtexの全線密度を有し且つDMF
16.7重壁%という残存溶媒含量を依然有する紡糸さ
れた材料を、紡糸槽の下端において80〜90℃の暖い
水性の、油を含有する帯電防止剤の紡糸仕上剤で直接湿
らした。この時固体含量に対して油含鼠は0.22重量
%であり、帯電防止剤含量は0.07重量%であり、そ
して水分含量は1.9重量%であった。次いでトウ合再
び水蒸気気密性の調整装置中において135℃下に10
分間過熱水蒸気で処理した。供給した水蒸気の址は、ト
ウ1kg当り水蒸気的0.5kgという特別な水蒸気吸
収量が確立されるように、計算されたトウ生産量145
.81g/時の場合に73kg/時であった6次いで依
然DMF0.1重量%の残重量媒含量を有する暖いトウ
を175℃の熱延伸セプテブト上に送り、温度を等分配
し、600%まで延伸しそして捲縮し、弛緩しそして長
さ60m5の安定な繊維に切断した。この最後の3つの
工程はすべて実施例1により詳細に記述したように行な
った。この連続法で製造したアクリル繊維は、4,6d
texの最終線密度、4 、3 c N/ dtexの
繊維の靭性及び17%の伸張を有した。この繊維は完全
に無空泡であり、1 、191g/am2(10分間溝
とう後1 、190g/ am3)の密度を有し、そし
て沸とう時に収縮しなかった。
高性能 電機により繊維からLoom/分で製造したヤ
ーンは20.4Kmの破断長さ、15゜6%のヤーン伸
長及び2.4%のヤーン沸とう収縮を有した。
大」目l−づ− ジメチルホルムアミド10kgを、撹拌機付きの釜中に
おいてエチレンジアミン四酢a300gと一緒に150
℃に20分間加熱し、次いで溶液を室温まで冷却した。
この溶液を独国特許公報第3゜418.943号に従っ
て、ジメチルホルムアミド690gを室温で含有する他
の釜に撹拌しながら導入し、そして実施例1の化学組成
を有するアクリロニトリル共重合体300kgと一緒に
実施例1に記述した如く60の紡糸槽中へ乾式紡糸し、
フィラメント束を紡糸仕上げし、暖いトつを水蒸気気密
性の調整装置に供給した。斯くして重合体固体含量に対
して添加したエチレンジアミン四酢酸安定剤の景は0.
1重量%であった。このトウを水蒸気でなくて200℃
の熱空気を用いてジェット口金中で処理した。供給した
空気の量は計算されたトウ生産Jt450.4kg/時
の場合180kgZ時であった0次いで依然DMF0.
8重量%の残存溶媒含量を有する暖いトウを実施例1に
記述したように後処理して完成した。
次いで弛緩したトウを長さ60IIIIIのステーブル
繊維に切断し、これをプロウィングによってごちゃ混ぜ
にし、梱への充填に供した。この連続法で製造したアク
リル繊維は0,8dtexの最終線密度を有した。この
靭性は2 、5 c N/dtex、伸張は26%、沸
とう時の収縮はく1%であった。この繊維は完全に無気
泡で且つ沸とうしても気泡を生成せず、1 、188g
/cm’ (10分間沸とう後に1 、1851F/c
o+’)の密度及び殆んど平滑で溝がなく、手触りのな
い繊維表面を有した。高性能電機により繊維から80m
/分で製造したヤーンは12.7Kmの破断長さ、14
,3%の伸長及び3.8%のヤーン沸とう収縮を有した
火111−J− 収縮の限定されたフィラメントの製造:実施例1に記述
した紡糸溶液を、細孔直径0゜2+amを有する1、2
64の細孔の紡糸口金から、収り出し速度Loom/分
及びジェット延伸比12.8下に乾式紡糸した。槽の温
度は180℃、空気温の温度は350℃であった。各種
への空気送入景は35m3/時であった。固体含量に対
して依然23.8重量%の残存溶媒含量を有する全線密
度553,800dtexの、60のそのような紡糸槽
からの全フィラメント束を実施例1に記述したように紡
糸仕上げし、低張力条件下に125℃の過熱水蒸気で処
理した。水蒸気処理装置中の滞留時間は15分であった
。供給した水蒸気の菫は、トウ1kg当り水蒸気0.2
5kgという特別な水蒸気吸収量が確立されるように、
計算されたトつ生産jt332.3kg/時の場合83
 kg/時であった。
次いでDMFo、20重量%の残存溶媒含量を依然有す
る暖いトウを105℃で350%だけ延伸した。この延
伸したトウを独国特許F4L e A24.690号に
記に記述されるようにスタッファ−ボックスに供給した
。それは、捲縮ボックスの出口の開口が捲縮ボックスの
入口の開口より大きかった。圧縮捲縮ボックスは思い網
状ベルトの水蒸気処理装置に組込まれていた。水蒸気処
理装置中において、捲縮された材料を非常に偏かだけ暖
めた循環空気で約20〜25℃下に処理し、次いで長さ
60mmの収縮しうるステーブル繊維に切断した。
この連続法で製造した収縮しうるが高収縮性でないアク
リル繊維は3.3dtexの華−フィラメントの線密度
を有した。沸とう水中で決定した沸とう時の繊維の収縮
は21.0%であった。沸とう前の密度は1 、197
g/am3であり、沸とう後のそれは1 、 180g
/amffであった。これらの繊維は無空泡であり、殆
んど平滑なフィラメント表面を優秀な明光沢と供に有し
た。ia維の靭性は2.4cN/dtexであり、繊維
の伸長は24%であった。
空泡安定性を試験するために、繊維材料を沸とう水中で
10分間処理し、他の試料を更に140℃の飽和水蒸気
で20分間処理した。40°Cで真空下に12時間乾燥
し且つアニソール中に没入させた後、2つの試料は未処
理の試料と比べて濁りに関し何ら相違がなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アクリロニトリル単位を少くとも40重量%で有す
    るアクリロニトリル重合体の紡糸溶液を紡糸槽(cel
    l)中で紡糸し、紡糸槽中で紡糸溶媒の少くとも一部を
    蒸発させ、紡糸仕上げし、捕集し、延伸し、捲縮し、収
    縮させ、そして随時切断することにより該重合体からな
    るフィラメント又は繊維を連続式で製造する方法であっ
    て、 高極性の有機溶媒中の該紡糸溶液が10〜40の落下球
    秒(4.37〜26.22Pa−s)の100℃におけ
    る粘度を有し、 紡糸槽における或いは紡糸槽を出た直後の及び依然熱い
    状態でのフィラメントの該紡糸仕上げが、滑剤及び帯電
    紡糸剤を含有し且つ繊維の固体含量に対して高々10重
    量%の水分含量でフィラメント上を被覆する随時水性の
    紡糸仕上げ剤での処理であり、 該捕集が多くの紡糸槽からの一緒のフィラメント束に関
    して行なわれてフィラメント・トウを生成し、その際 a)乾式紡糸工程のジェット延伸比が≧2であり、 b)紡糸された物質中の紡糸溶媒含量が60%までであ
    り、 c)フィラメントから、延伸前に、少くとも200℃で
    の熱空気又は105〜150℃の過熱水蒸気での無張力
    又は低張力条件下での処理により、紡糸溶媒を除去し、 d)延伸比が1:2〜1:15の範囲であり、 e)延伸中のトウ温度が105〜150℃であり、f)
    全工程中、フィラメントが紡糸仕上げ剤中のいずれかの
    水以外の紡糸溶媒に対するいかなる更なる抽出液体と接
    触せず、 g)フィラメントの沸とう収縮が<35%であり、そし
    て h)紡糸溶媒を含まないフィラメントの密度が21.1
    80(沸とう前)である、 該重合体のフィラメント又は繊維の連続式製造法。 2、紡糸溶液が100℃において15〜50落下球秒(
    6.56〜21.85Pa・s)の粘度を有し、フィラ
    メントの紡糸後の紡糸溶媒含量が>10〜50%であり
    、 フィラメントの過熱水蒸気で処理後の残存溶媒含量が繊
    維の固体含量に対して高々1重量%であり、そして延伸
    中のトウ温度が100〜130℃である特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 3、紡糸溶液がジメチルホルムアミドである特許請求の
    範囲第1又は2項記載の方法。 4、ジェット延伸比a)が3〜12である特許請求の範
    囲第1〜3項記載のいずれかの方法。 5、工程c)後の紡糸溶媒含量b)が<1%である特許
    請求の範囲第1〜4項記載のいずれかの方法。 6、工程c)後の紡糸溶媒含量が<0.6である特許請
    求の範囲第5項記載の方法。 7、工程c)において、トウを滞留時間5〜20分で水
    蒸気又は熱空気の作用に供する特許請求の範囲第1〜6
    項記載のいずれかの方法。 8、工程c)の処理を過熱水蒸気を用いて行なう特許請
    求の範囲第1〜7項記載のいずれかの方法。 9、過熱水蒸気を向流で用いる特許請求の範囲第8項記
    載の方法。 10、延伸比d)が1:3〜1:12である特許請求の
    範囲第1〜9項記載のいずれかの方法。 11、フィラメントの沸とう収縮が<25%である特許
    請求の範囲第1〜10項記載のいずれかの方法。 12、フィラメントの沸とう収縮が2重量%より小さい
    特許請求の範囲第11項記載の方法。 13、紡糸溶媒を含まないフィラメントの密度が21.
    183(沸とう前)である特許請求の範囲第1〜12項
    記載のいずれかの方法。 14、フィラメント又は繊維が単独重合体或いはアクリ
    ロニトリル89〜95重量%、非イオン性共単量体4〜
    10重量%及びイオン性共単量体0.5〜3重量%から
    なるターポリマーのものである特許請求の範囲第1〜1
    3項記載のいずれかの方法。 15、非イオン性共単量体がアクリル酸メチル、メタク
    リル酸メチル又は酢酸ビニルであり、そしてイオン性共
    単量体がメタリルスルホネート又はスチレンスルホネー
    トである特許請求の範囲第14項記載の方法。 16、紡糸溶液の製造を、用いる紡糸溶媒中での溶液重
    合によって行ない、これを連続工程に組込む特許請求の
    範囲第1〜15項記載のいずれかの方法。 17、紡糸溶媒を蒸発させるために用いる熱空気を、フ
    ィラメントに対して長さ方向及び/又は横方向で、紡糸
    槽の上部且つ紡糸口金の下の高々50cmにおいて吹き
    込む特許請求の範囲第1〜16項記載のいずれかの方法
    。 18、連続法を少くとも100,000dtexのトウ
    について行なう特許請求の範囲第1〜17項記載のいず
    れかの方法。 19、実質的に実施例のいずれか1つに記述する特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 20、特許請求の範囲第1〜19項記載のいずれかの方
    法で製造したアクリル繊維又はフィラメント。 21、少くとも1.180g/cm^3の繊維密度を有
    し、空泡を有さず且つ空泡を生じさせず、そして実質的
    に組織がなくて、平滑な表面を有する特許請求の範囲第
    20項記載のアクリル繊維又はフィラメント。 22、少くとも21.183g/cm^3の繊維密度を
    有する特許請求の範囲第20項記載のアクリル繊維又は
    フィラメント。 23、<35%の沸とう収縮を有する特許請求の範囲第
    21項記載のアクリル繊維又はフィラメント。 24、≦25%の沸とう収縮を有する特許請求の範囲第
    23項記載のアクリル繊維又はフィラメント。
JP21656487A 1986-09-05 1987-09-01 アクリロニトリルのフイラメント又は繊維の連続紡糸法 Pending JPS6366318A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3630245.7 1986-09-05
DE3630245 1986-09-05
DE3634753.1 1986-10-11

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6366318A true JPS6366318A (ja) 1988-03-25

Family

ID=6308976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21656487A Pending JPS6366318A (ja) 1986-09-05 1987-09-01 アクリロニトリルのフイラメント又は繊維の連続紡糸法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6366318A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5316364A (en) * 1991-12-12 1994-05-31 Mazda Motor Corporation Structure of a door for an automotive vehicle
JP2001279518A (ja) * 2000-01-28 2001-10-10 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd アクリル系繊維中の溶媒除去方法およびその装置
US8997537B2 (en) 2012-10-09 2015-04-07 Dr. Ing. H.C.F. Porsche Aktiengesellschaft Opening apparatus for a door that has an outer panel, a motor vehicle and a motor vehicle door with such an opening apparatus

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS578209A (en) * 1980-06-18 1982-01-16 Sumitomo Naugatuck Co Ltd Production of heat-resistant copolymer
JPS5921711A (ja) * 1982-07-06 1984-02-03 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト アクリロニトリルフイラメントおよび繊維の連続的乾式紡糸方法
JPS5921712A (ja) * 1982-07-06 1984-02-03 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 低残留溶剤含量ポリアクリロニトリルフイラメントの製造方法
JPS6132403A (ja) * 1984-07-24 1986-02-15 三菱電機株式会社 感湿素子

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS578209A (en) * 1980-06-18 1982-01-16 Sumitomo Naugatuck Co Ltd Production of heat-resistant copolymer
JPS5921711A (ja) * 1982-07-06 1984-02-03 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト アクリロニトリルフイラメントおよび繊維の連続的乾式紡糸方法
JPS5921712A (ja) * 1982-07-06 1984-02-03 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 低残留溶剤含量ポリアクリロニトリルフイラメントの製造方法
JPS6132403A (ja) * 1984-07-24 1986-02-15 三菱電機株式会社 感湿素子

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5316364A (en) * 1991-12-12 1994-05-31 Mazda Motor Corporation Structure of a door for an automotive vehicle
JP2001279518A (ja) * 2000-01-28 2001-10-10 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd アクリル系繊維中の溶媒除去方法およびその装置
JP4521999B2 (ja) * 2000-01-28 2010-08-11 株式会社カネカ アクリル系繊維中の溶媒除去方法およびその装置
US8997537B2 (en) 2012-10-09 2015-04-07 Dr. Ing. H.C.F. Porsche Aktiengesellschaft Opening apparatus for a door that has an outer panel, a motor vehicle and a motor vehicle door with such an opening apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101177800B (zh) 水溶性聚乙烯醇纤维及其制备工艺
US2312152A (en) Rayon and method of manufacturing same
US4457884A (en) Continuous dry-spinning process for acrylonitrile filaments and fibres
NO154113B (no) Applikator til hygiensik innf¯ring av en menstruasjonstamp ong.
US3097415A (en) Acrylonitrile fiber and process for
US4508672A (en) Continuous dry-spinning process for highly shrinkable acrylonitrile filaments and fibers
JPS6366318A (ja) アクリロニトリルのフイラメント又は繊維の連続紡糸法
US5013502A (en) Continuous production of acrylonitrile filaments and fibers from spinning material of low residual solvent content
US4434530A (en) Process for the production of highly shrinkable split tows of acrylonitrile polymers
US5804303A (en) Tow of melt-spun filaments
US3170973A (en) Method of producing fibers
US3434913A (en) Viscose rayon fiber and method of making same
US4505870A (en) Preparation of low residual solvent content polyacrylonitrile filaments
JPS6366319A (ja) 連続乾式紡糸および後処理方法
CA1114140A (en) Wet tow crimping process
CA1062861A (en) Production of spontaneously crimping dry-spun polyacrylonitrile composite filaments
US3505445A (en) Solvent removal process for wet spun fibers
US5028369A (en) Process for the production of hydrophilic acrylic fibers
JPS63243330A (ja) 高モジユラス繊維の製造法
JPH04119114A (ja) 速収縮性アクリル系合成繊維及びその製造方法
DE3634753C2 (ja)
CA1039471A (en) Production of dispersion-based asbestos yarns
US4070816A (en) Yarn manufacturing
JPS5836110B2 (ja) ポリエステルセンイノ セイゾウホウ
CN105297174A (zh) 一种大豆蛋白纤维及生产工艺