JPH04134367U - 自動車のドア構造 - Google Patents
自動車のドア構造Info
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- JPH04134367U JPH04134367U JP4891291U JP4891291U JPH04134367U JP H04134367 U JPH04134367 U JP H04134367U JP 4891291 U JP4891291 U JP 4891291U JP 4891291 U JP4891291 U JP 4891291U JP H04134367 U JPH04134367 U JP H04134367U
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- door
- grip
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- handle cover
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Landscapes
- Passenger Equipment (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車室内の居住性を損なうことなくグリップを
握るためのスペースを確保できると共に、成形トリムを
用いずに平ボードから成るドアトリムを用いることがで
きてコストダウンを図ることが可能で、しかもデザイン
的にも良好な自動車のドア構造を提供する。 【構成】 ドアロック解除用のインサイドハンドル19
に対応配置されるカバー本体23aにグリップ収納部2
3bを一体成形して成るインサイドハンドルカバー23
を、ドア本体12の内面側に取付けられた平板状ボード
から成るドアトリム21に装着することにより、インサ
イドハンドルカバー23の形状に応じてドアトリム21
に形成された開口22をインサイドハンドルカバー23
にて覆い隠した状態にすると共に、インサイドハンドル
カバー23のグリップ収納部23b内にグリップ24を
収納配置する。
握るためのスペースを確保できると共に、成形トリムを
用いずに平ボードから成るドアトリムを用いることがで
きてコストダウンを図ることが可能で、しかもデザイン
的にも良好な自動車のドア構造を提供する。 【構成】 ドアロック解除用のインサイドハンドル19
に対応配置されるカバー本体23aにグリップ収納部2
3bを一体成形して成るインサイドハンドルカバー23
を、ドア本体12の内面側に取付けられた平板状ボード
から成るドアトリム21に装着することにより、インサ
イドハンドルカバー23の形状に応じてドアトリム21
に形成された開口22をインサイドハンドルカバー23
にて覆い隠した状態にすると共に、インサイドハンドル
カバー23のグリップ収納部23b内にグリップ24を
収納配置する。
Description
【0001】
本考案は、ドアロック解除用のインサイドハンドル、ドアトリム及びグリップ
をドア本体の内面側に備えた自動車のドア構造に関するものである。
【0002】
図5は従来における自動車のドア構造を示すものであって、同図において、1
は自動車ドア、2はドア本体、3はこのドア本体2の内側面2aに配設されたイ
ンサイドハンドル、4は前記内側面2aに取付けられるドアトリム、5は前記イ
ンサイドハンドル3に対応配置されるように前記ドアトリム4に装着されるイン
サイドハンドルカバー、6はグリップである。
【0003】
上述のドアトリム4としては樹脂成型にて一体成形された成型トリムが使用さ
れている。そして、このドアトリム4には、インサイドハンドル5に対応する開
口7が形成され、さらにこの開口7から下方に延びる凹部8が設けられている。
【0004】
かくして、ドアトリム(成型トリム)4がドア本体2の内側面2a(インサイ
ドハパネル)に取付けられて開口7内にインサイドハンドル3が配置されると共
に、この開口7を覆うべくインサイドハンドルカバー5がドアトリム4に取付け
られている。また、ドアトリム4の凹部8内には、グリップ6が収納配置されて
このドアトリム4にねじ止めされるようになっている。
【0005】
このようにしてグリップ6の取付けを行なっているのは次のような事情からで
ある。すなわち、グリップ6を握るためのスペースを確保したいのであるが、グ
リップ6を自動車ドア1から車室内に大きく突出させて配置するようにすると車
室内における居住性が悪くなるため、そのようなグリップの取付けはできない。
そこで、図5に示す如くドアトリム4のトリム面の一部を内側面2aからドア本
体2の側に下げて凹部8を形成し、これによりドアトリム4からのグリップ6の
突出を防止すると共に、グリップ6を握るスペースを確保するようにしているの
である。
【0006】
しかしながら、樹脂成型品から成るドアトリム(成型トリム)4はコストが非
常に高いので、経済性の点で問題がある。そこで、コストを安くするためには平
板状ボードから成るドアトリムを使用すればよいが、この場合には、グリップ6
が平板状ボードから突出しないように、このボードに穴をあけてグリップ取付部
をドア本体2の内側面2aにする必要があるため、その穴を覆うカバー部材を別
個に用意しなければならない。その結果、部品点数及び組付工数の増大を来し、
コストアップの要因となる。また、インサイドハンドルカバー5や前記カバー部
材は車室内で乗員の目につく箇所にあるので、車室内のデザインを損なわないよ
うな形状とする配慮も必要となる。
【0007】
本考案は、このような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、車室
内の居住性を損なうことなくグリップを握るためのスペースを確保できると共に
、平板状ボードから成るドアトリムの使用を可能ならしめて低コスト化を達成で
きて、しかも、車室内のデザイン性向上を図ることができるような自動車のドア
構造を提供することにある。
【0008】
上述の目的を達成するために、本考案では、ドアロック解除用のインサイドハ
ンドルに対応配置されるカバー本体にグリップ収納部を一体成形して成るインサ
イドハンドルカバーを、ドア本体の内面側に取付けられた平板状ボードから成る
ドアトリムに装着することにより、前記インサイドハンドルカバーの形状に応じ
て前記ドアトリムに形成された開口を前記インサイドハンドルカバーにて覆い隠
した状態にすると共に、前記インサイドハンドルカバーのグリップ収納部内にグ
リップを収納配置するようにしている。
【0009】
以下、本考案の一実施例に付き図1〜図4を参照して説明する。
【0010】
図1は、本考案に係るドア構造を具備する四輪自動車10を示すものであり、
図2及び図3はこの自動車10のドア(サイドドア)11の構成を示すものであ
る。
【0011】
図2及び図3に示すように、ドア11の本体12(以下においてドア本体12
と記載する)は、アウタパネル13及びインナパネル14を互いに接合して成る
ドアパネル部15と、このパネル部15の前端側上面に配設されたドアサッシュ
部16とから構成されている。そして、ドアサッシュ部16には三角形状の固定
ガラス17が配設されると共に、ドアサッシュ部16の側部に摺動ガラス18が
上下動自在に配設されている。
【0012】
また、ドア本体12のインナパネル14すなわちドア本体12の車室側の内面
には、ドアロック解除用のインサイドハンドル19が配置されている。さらに、
このインナパネル14には、適宜箇所に、一体のナット20a,20bが溶接に
て固着されている。
【0013】
また、ドア本体12の車室側の内面を覆って外観性を良くするために、上述の
インナパネル14には、平板状ボードから成るドアトリム21が取付けられてい
る。図2及び図4に示すように、このドアトリム21には、ほぼL字状の開口2
2が形成されており、この開口22に対応してインサイドハンドルカバー23及
びグリップ24が取付けられている。
【0014】
更に詳述すると、上述のインサイドハンドルカバー23は合成樹脂製の一体成
形品から成るものであって、インサイドハンドル19を収納する開口25を有す
るカバー本体23aに、グリップ24を収納するグリップ収納部23bを一体成
形したものである。なお、本例の場合、カバー本体23aは前後方向に長手状に
延びる長方形状の板状体として成形されると共に、グリップ収納部23bは前記
カバー本体23aの後端側の下面から屈曲して下方へ向けて延設されている。従
って、インサイドハンドルカバー23は全体としてほぼL字状に成形されている
。一方、前記ドアトリム21の開口22の寸法及び形状はこのインサイドハンド
ルカバー23に対応するように構成されている。また、上述のグリップ収納部2
3bには開口26が形成され、さらにその上下両部分にはねじ挿通孔27a,2
7bが設けられている。
【0015】
一方、グリップ24は、図2及び図3に示すように、全体としてくの字状に屈
曲成形されており、その両端部にはグリップ取付用のねじ挿通孔28a,28b
が設けられている。
【0016】
次に、ドア11の組立作業に付き述べると、まず、ドア本体12のインナパネ
ル14にドアトリム21をねじ止め等にて取付ける。これにより、インナパネル
14がドアトリム21にて覆われ、ドアトリム21の開口22内の領域にインサ
イドハンドル19及び一対の溶接ナット20a,20bが対応配置される。しか
る後に、インサイドハンドルカバー23のグリップ収納部23b内にグリップ2
4を収納配置した状態の下でこのグリップ24のねじ挿通孔28a,28b及び
グリップ収納部23bのねじ挿通孔27a,27bにねじ29a,29bを挿通
して溶接ナット20a,20bにねじ込むことにより、グリップ24及びインサ
イドハンドルカバー23をドア本体12に共締め固定する。これに伴い、インサ
イドハンドルカバー23の周縁23cが図4に示す如くドアトリム21の開口2
2の周縁部に装着されると共に、インサイドハンドル19が前記カバー23の開
口25を通して車室内側に配置される。この場合、グリップ24を握るためのス
ペースはインサイドハンドルカバー23の開口26を介してドア本体12のイン
ナパネル14との間に確保される。
【0017】
このような構成の自動車ドア10によれば、何れにしても必ず装着する必要の
あるインサイドハンドルカバー23にグリップ収納部23bを一体成形してこの
部分にグリップ24を収納配置するようにしたので、成型トリムよりも安価な平
板状のドアトリム21を用いることができ、ドア11のコストダウンを図ること
ができる。また、グリップ24を配設するためにドアトリム21に設けられる開
口22a部分(図2参照)を前記グリップ収納部23bで覆い隠すようにしてい
るので、別個のカバー部材を用いずに済む。しかも、車室内の居住性及びグリッ
プスペースを確保した上で、安価でかつデザイン性の良いものを得ることができ
る。
【0018】
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考案は既述の実施例に限定される
ものではなく、本考案の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、インサイドハンドルカバー23及びドアトリム21の開口22の形状は
必要に応じて変更可能である。
【0019】
以上の如く、本考案は、必ず装着する必要のあるインサイドハンドルカバーに
グリップ収納部を一体成形して成る部材を用いるようにしたものであるから、ド
アトリムの側にグリップ収納部を設ける必要がなく、従って高価な成型トリムを
使用する必要がなく安価な平板状ボードから成るドアトリムを使用でき、ドアの
コストダウンを図ることができる。また、上述の如きインサイドハンドルカバー
を用いて、車室内の居住性を損なうことなくグリップを握るためのスペースを確
保することが可能である。その上、カバー本体とグリップ収納部を一体成形して
成るインサイドハンドルカバーの形状は外観が良好なものとなるので、車室内の
デザイン性の向上を図ることができる。
【図1】本考案に係るドア構造を備えた四輪自動車の斜
視図である。
視図である。
【図2】本考案に係るドア構造を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図3】本考案に係るドア構造を示す側面図である。
【図4】図4におけるA−A線断面図である。
【図5】従来の自動車のドア構造を示す分解斜視図であ
る。
る。
10 ドア(サイドドア)
11 四輪自動車
12 ドア本体
19 インサイドハンドル
21 ドアトリム
22 開口
23 インサイドハンドルカバー
23a カバー本体
23b グリップ収納部
24 グリップ
Claims (1)
- 【請求項1】 ドアロック解除用のインサイドハンドル
に対応配置されるカバー本体にグリップ収納部を一体成
形して成るインサイドハンドルカバーを、ドア本体の内
面側に取付けられた平板状ボードから成るドアトリムに
装着することにより、前記インサイドハンドルカバーの
形状に応じて前記ドアトリムに形成された開口を前記イ
ンサイドハンドルカバーにて覆い隠した状態にすると共
に、前記インサイドハンドルカバーのグリップ収納部内
にグリップを収納配置したことを特徴とする自動車のド
ア構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991048912U JP2541183Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 自動車のドア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991048912U JP2541183Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 自動車のドア構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04134367U true JPH04134367U (ja) | 1992-12-14 |
JP2541183Y2 JP2541183Y2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=31927170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991048912U Expired - Lifetime JP2541183Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 自動車のドア構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541183Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5854918U (ja) * | 1981-10-12 | 1983-04-14 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車のドアトリム構造 |
JPS6342763U (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-22 | ||
JPH0499115U (ja) * | 1991-01-25 | 1992-08-27 |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP1991048912U patent/JP2541183Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5854918U (ja) * | 1981-10-12 | 1983-04-14 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車のドアトリム構造 |
JPS6342763U (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-22 | ||
JPH0499115U (ja) * | 1991-01-25 | 1992-08-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2541183Y2 (ja) | 1997-07-09 |
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