JPH04133632U - Ｉｃマガジンケースの送り出し収容機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マガジンケース８を多数収容するカセット７
を利用し、リフタ２でマガジンケース８を持ち上げ、マ
ガジンケース８の供給と収容を自動化する。 【構成】 ＩＣ収容レール３に取り付けられ、リフタ２
のリフタ力より弱いコイルばね４で保持つめ５が保持さ
れ、満杯のマガジンケース８がＩＣ収容レール３から位
置Ｂにくると、満杯のマガジンケース８が位置Ｃにリフ
タ２で持ち上げられ、リフタ２のリフタ力で保持つめ５
が開かれ、満杯のマガジンケース８がカセット７に収容
される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、空のＩＣマガジンケースを収容レールに送り出し、満杯になった ＩＣマガジンケースをカセットに収容するＩＣマガジンケースの送り出し収容機 構についてのものである。

【０００２】

【従来の技術】

次に、従来技術によるＩＣマガジンケースの収容機構の構成を図３により説明 する。図３の８はマガジンケース、９は収容レーン、１０は板ばねである。マガ ジンケース８を収容レーン９に収容するには、マガジンケース８を手でもち、１ 本１本収容レーン９に押し込み、板ばね１０でマガジンケース８が動かないよう に保持する。マガジンケース８を収容レーン９から取り出すときも、１本１本引 き抜いていく。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

図３では、人手が必要であり、手数もかかる。この考案は、マガジンケース８ を多数収容するカセットを利用し、リフタでマガジンケース８を持ち上げ、マガ ジンケース８の供給と収容を自動化できるＩＣマガジンケースの送り出し収容機 構の提供を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この目的を達成するため、この考案では、位置Ａに配置されるキャリア１と、 キャリア１に載せられ、マガジンケース８が載せられるリフタ２と、位置Ａより 高い位置Ｂに配置されるＩＣ収容レール３と、ＩＣ収容レール３の回転軸３Ａに 回転自在に取り付けられ、コイルばね４で保持される保持つめ５と、位置Ｂに空 のマガジンケース８がないときは位置Ｂと同じ高さの位置Ｄに退避し、空のマガ ジンケース８が位置Ｂにくると位置Ｄと同じ高さでＩＣ収容レール３に近い位置 Ｅに移動し、空のマガジンケース８をＩＣ収容レール３に送り出し、マガジンケ ース８にＩＣが満杯になるまでマガジンケース８を保持するプッシャ６と、満杯 のマガジンケース８が位置Ｂより高い位置Ｃにリフタ２で持ち上げられ、満杯の マガジンケース８が収容されるカセット７とを備え、コイルばね４の力をリフタ ２のリフタ力より弱く設定する。

【０００５】

【作用】

次に、この考案によるＩＣマガジンケースの送り出し収容機構の構成を図１に より説明する。図１アは正面図、図１イは側面図であり、図１の１はキャリア、 ２はリフタ、３はＩＣ収容レール、５は保持つめ、６はプッシャ、７はカセット である。

【０００６】 キャリア１は位置Ａに配置される。リフタ２は、キャリア１に載せられ、空の マガジンケース８を位置Ａより高い位置Ｂに持ち上げる。ＩＣ収容レール３は、 位置Ｂに配置される。保持つめ５は、図２に示すＩＣ収容レール３の回転軸３Ａ に回転自在に取り付けられ、マガジンケース８の位置ずれを防ぐ。プッシャ６は 、位置Ｂに空のマガジンケース８がないときは位置Ｂと同じ高さの位置Ｄに退避 し、空のマガジンケース８が位置Ｂにくると位置Ｂと同じ高さでＩＣ収容レール に近い位置Ｅに移動し、空のマガジンケース８をＩＣ収容レール３に送り出す。 ＩＣ収容レール３に送り出された空のマガジンケース８には、この位置でテスト 済みのＩＣを詰め込まれ、満杯になったらリフタ２でカセット７へ収容される。

【０００７】 次に、図１の保持つめ５の構成を図２により説明する。図２アは平面図、図２ イは正面図であり、図２の３Ａは回転軸、４はコイルばねである。図２はマガジ ンケース８がＩＣ収容レール３にセットされた状態図である。ＩＣ収容レール３ にはマガジンケース８が入る溝があり、溝の両側に保持つめ５が取り付けられる 。保持つめ５はＩＣ収容レール３の回転軸３Ａを支点に回転自在に取り付けられ 、コイルばね４で保持される。このため、マガジンケース８は保持つめ５に押さ えられ、位置ずれを起こさず、ＩＣを引っ掛けることなく、収容する。

【０００８】 次に、ＩＣ収容レール３からのＩＣで満杯になったマガジンケース８の排出を 図１により説明する。リフタ２は位置Ｂで満杯のマガジンケース８を載せ、チャ ック２Ａでマガジンケース８をホールドした後、上昇する。リフタ２の上昇力は コイルばね４の張力より大きいので、リフタ２は保持つめ５の保持力をはねのけ て上昇する。このため、保持つめ５は上方向に開き、マガジンケース８はＩＣ収 容レール３から開放され、位置Ｃに移動される。位置Ｃでは、カセット７のつめ ７Ａが開閉してマガジンケース８はカセット７に収容される。リフタ２はチャッ ク２Ａを解除して下降する。

【０００９】

【考案の効果】

この考案によれば、コイルばねでＩＣ収容レールに保持される保持つめはリフ タで持ち上げられたマガジンケースを位置ずれを起こさずに保持し、プッシャに より空のマガジンケースはＩＣ収容レールに送り出され、リフタのリフタ力がコ イルばねより大きいので、リフタが位置Ｂより上昇すると、満杯のマガジンケー スは保持つめを開いて上昇し、カセットに収容されるので、マガジンケースの送 り出しと収容を自動化することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案によるＩＣマガジンケースの送り出し
収容機構の構成図である。

【図２】図１の保持つめ５の構成図である。

【図３】従来技術によるＩＣマガジンケースの収容機構
の構成図である。

【符号の説明】

１ キャリア ２ リフタ ３ ＩＣ収容レール ３Ａ 回転軸 ４ コイルばね ５ 保持つめ ６ プッシャ ７ カセット ８ マガジンケース

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 第１の位置Ａに配置されるキャリア(1)
   と、キャリア(1) に載せられ、マガジンケース(8) が載
   せられるリフタ(2) と、第１の位置Ａより高い第２の位
   置Ｂに配置されるＩＣ収容レール(3) と、ＩＣ収容レー
   ル(3) の回転軸(3A)に回転自在に取り付けられ、コイル
   ばね(4)で保持される保持つめ(5) と、第２の位置Ｂに
   空のマガジンケース(8) がないときは第２の位置Ｂと同
   じ高さの第３の位置Ｄに退避し、空のマガジンケース
   (8) が第２の位置Ｂにくると第３の位置Ｄと同じ高さで
   ＩＣ収容レール(3) に近い第４の位置Ｅに移動し、空の
   マガジンケース(8) をＩＣ収容レール(3) に送り出し、
   マガジンケース(8)にＩＣが満杯になるまでマガジンケ
   ース(8)を保持するプッシャ(6) と、満杯のマガジンケ
   ース(8) が第２の位置Ｂより高い第５の位置Ｃにリフタ
   (2)で持ち上げられ、満杯のマガジンケース(8) が収容
   されるカセット(7) とを備え、コイルばね(4) の力をリ
   フタ(2) のリフタ力より弱く設定することを特徴とする
   ＩＣマガジンケースの送り出し収容機構。