JPH046072A - マガジンコンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、ＩＣハンドラにおいて、ＩＣデバイスの供給
及び回収を行うために用いられるスティック状のマガジ
ンを収容するマガジンコンテナに関するものである。

［従来の技術］ ＩＣパンドラは、ＩＣデバイス（以下、単にデバイスと
いう）の電気的特性の試験・測定を行うための装置にお
いて、デバイスをＩＣテスタのテストヘットにコンタク
トさせ、またテスト終了後のデバイスを品質別に分けて
収納する機構部を構成する。

ここて、ロータ部においてデバイスを供給するため及び
アンローダ部においてデバイスを分類毎に分けて回収す
るために、スティック状のマカジンが用いられる。即ち
、ロータ部にはテストすべきデバイスを収納した実マガ
ジンを設置し、またアンローダ部には分類分けする数に
相当する数の空マガジンを並べておき、ローダ部におけ
るマガジンからデバイスを順次テスト部に送り込み、テ
スト終了後のデバイスはアンローダ部にセットしたいず
れかの空マガジンに収納せしめられる。このように、マ
ガジンを用いることによって、デバイスの取り扱いが簡
単になる。

また、マガジンをＩＣパンドラのローダ部及びアンロー
ダ部に１本ずつセットしたり、テスト終了後のデバイス
が収納されたマガジンを１本ずつ取り出したりすること
は、非常に面倒であるから、これら各部にマガジンスト
ッカを設け、このマガジンストッカに多数のマガジンを
積み重ねた状態にしてセットしておき、このマガジンス
トッカからマガジンを１本ずつ取り出して供給したり、
またテスト終了後のデバイスを収納したマガジンを積み
重ねるようにして回収する構成としたものは従来から用
いられている。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、近年においては、ＩＣハンドラにおけるデバ
イスの処理の高速化、高効率化が図られるようになって
きており、このためにロータ部への実マガジン及びアン
ロータ部への空マガジンの供給数が極めて多くなってき
ている。然るに、マガジンストッカに収容させることが
てきるマガジンの数には限度かあり、このためにマガジ
ンを頻繁に交換しなければならなくなり、この作業が煩
雑である。とりわけ、ＩＣパンドラのように、自動化機
械においては、人手による作業を少なくする要請は極め
て高く、マガジンの交換作業の効率化を図る必要性は大
きい。

本発明は叙上の点に鑑みてなされたものであって、その
目的とするところは、ＩＣパンドラにおけるロータ部及
びアンロータ部てのマガジンを供給したりするマガジン
取り扱い作業の効率化、省力化を可能ならしめるマガジ
ンコンテナを提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 前述した目的を達成するために、本発明は、矩形筺体か
らなるコンテナ本体の底部にマガジン押し上げ手段が挿
通可能な開口部を形成すると共に、前後の両壁壁にそれ
ぞれ仕切壁を設けることによって、ＩＣデバイス収納用
のマガジンを積み重ねた状態にして多段に収容するマガ
ジン収容区画を複数形成する構成としたことをその特徴
とするものである。

［作用１ このマガジンコンテナを用いてＩＣハンドラのロータ部
またはアンロータ部にマガジンを供給するには、デバイ
スを収納した実マガジンまたは空マガジンをマガジン本
体の各マガジン収容区画内に収容させて所定の位置に装
着する。そこで、マガジン押し上げ手段を作動させ、マ
ガジン本体内に収容したマガジン全体を下方から押し上
げて、最上段のマガジンをマガジン本体の上面から突出
させる。これによって、各マガジン収容区画におけるそ
れぞれ最上段のマガジンの前後両端部をクランプする等
によって取り出して、ローダ部やアンローダ部に送り込
むことができる。

ここで、マガジン本体の上面から突出したマガジンは各
仕切壁に凸部を連設しておけば、該凸部によって最上段
のマガジンを規制することがてきるようになり、該マガ
ジンが左右に位置ずれするのを防止することができ、マ
ガジンの取り出し時にその姿勢が乱れるおそれはない。

以下、順次マカジン押し上げ手段を所定のピッチ毎に作
動させることによって、マガジンを順次１段ずつ押し上
げて、クランプして取り出すことかてきる。このように
、マガジンコンテナを用いるようにすれば、極めて多数
のマガジンを供給することができるようになる。

また、仕切壁により形成されるスペースにマガジンクラ
ンプ用の治具を挿入すれば、各マガジン収容区画に収容
されているマガジンを段積み状態で各列毎に取り出すこ
とができるようにもなる。

このように、段積み１ノだ状態でマガジンを取り出すよ
うにすると、このマガジンをＩＣハンドラのローダ部に
設けたマガジンストッカを構成するマガジンポストにそ
のまま装架することができることになる。

また、このマガジンコンテナにマガジンを収容させる場
合には、マガジンを１本ずつマガジン収容区画内に挿入
することもできるが、ＩＣハンドラにおけるマガジン回
収部にマガジン回収用のカセットを着脱可能に設置して
おき、このカセット内にマガジンを多段に積み重ねた状
態に収納させるようになし、カセット内に所定数のマガ
ジンか収納されたときに、このカセットを取り出して、
マガジンコンテナに移し換えることによってもマガジン
の収容を行うことがてきる。

従って、このマガジンコンテナをコンベア等の適宜の搬
送手段を用いて所望の位置に搬送して、その位置にマガ
ジンハントリンク手段を設置するように構成すれば、マ
ガジンの供給及び回収の各作業を自動化することがてき
るようになる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

而して、本発明のマガジンコンテナによって取り扱われ
るマガジンＭは、第７図に示したように、スティック状
の部材からなり、その内部にはＩＣデバイスＤを１列に
並べて収納することかてきるようになっている。

そこで、第１図乃至第３図にマガジンコンテナの全体構
成を示す。図中において、１はコンテナ本体を示し、該
コンテナ本体１は左右の側壁１ａ。

１ａと、前後の端壁１ｂ、　ｌｂと、底壁ＩＣとからな
る無蓋の矩形の筺体から構成される。そして、底壁ＩＣ
には、開口部２が形成されており、該開口部２によって
底壁１ｃは前後の端壁１ｂ付近において所定の幅分だけ
残された状態となっている。さらに、この底壁ＩＣと端
壁１ｂとには仕切壁３が一体的に連設されている。この
仕切壁３によって、コンテナ本体１内はマガジンＭを多
段に積み重ねた状態にして収容するマガジン収容区画４
が複数列形成されるようになっている。

前述した各仕切壁３の上部には、マガジンＭのほぼ１本
の高さに相当する分だけｔ方に突出する突条５が設けら
れている。この突条５は、端壁１ｂより内側に位置し、
両突条５，５間の間隔すはマガジンＭの長さ文より短く
なっている。従って、マガジンＭを該仕切壁３と対面す
る位置に配置させたときには、該マガジンＭの両端部は
外部に露出することになる。

このように構成されるマガジンコンテナは、その各マガ
ジン収容区画４にマガジンＭを収容させて、ＩＣハンド
ラのローダ部やアンローダ部に設置して、これら各部に
マガジンＭを供給するために用いることがてきる。即ち
、コンテナ本体１における各マガジン収容区画４にマガ
ジンＭ（ローダ部においてはＩＣデバイスＤを収納した
実マガジン、またアンロータ部においては空マガジン）
を多段に積み重ねた状態に収納させておき、このマガジ
ンＭを最上段のものから順次１段ずつ取り出されるよう
になっている。

このために、第４図に示したように、コンテナ本体１の
下部にはマカジン押し上げ手段１０か設けられる。この
マガジン押し上げ手段１０は、ボールねし送り機構１１
により昇降駆動せしめられるマガジン受は台１２を有し
、該マガジン受は台１２には各マガジン収容区画４に対
応するマガジン受は部１２ａが形成されている。

また、マガジン押し上げｆ段］０によって押しヒげられ
たマガジンＭを、各列における最上段のものから順に取
り出すために移載手段１４か設けられる。この移載手段
１４は、前後一対のクランプアーム１５．１５を有し、
これらクランプアーム１５．１５は昇降ブロック１６に
相互に近接・離間する方向に往復変位可能に装着されて
いる。従って、この移載手段１４によって各マガジン収
容区画４における１段分のマガジンＭを一度にクランプ
して持ち上げられるようになっている。

そこで、コンテナ本体１における各マガジン収容区画４
にマガジンＭを多段に積み重ねた状態にして収容させて
おき、このコンテナ本体１をマガジン押し上げ手段１０
が装着されている部位に設置する。このコンテナ本体１
の設置は人手作業によっても行うことができるが、コン
ベア等の搬送手段によって当該位置まで搬送するように
しておけば、より便利である。

そこで、マガジン押し上げ手段１０を作動させてマガジ
ン受は台１２を上昇させる。これによって、該マガジン
受は台１２に形成した各マガジン受は部１２ａがそれぞ
れのマガジン収容区画４における最下段のマガジンＭと
当接して、段積みされたマガジンＭの全体か仕切壁３に
沿って持ち上げられ、各マガジン収容区画４における最
上段のマガジンＭはコンテナ本体１の上面よりマガジン
１本の高さ分たけ上方に上昇する。ここで、仕切壁３に
は突条５が連設されているから、この最上段に位置する
各マガジンＭは、該突条５によって左右方向への動きが
規制されることになるので、みたりに位置ずれを生じる
不都合はない。

この状態て移載手段１４を作動させて、昇降ブロック１
６を、クランプアーム１５が最上段のマガジンＭに対面
する位置にまて下降させて、このクランプアーム１５を
マガジンＭの端部に当接させることにより、各マガジン
収容区画４における最上段のマガジンＭを同時にクラン
プさせる。ここて、この最上段のマガジンＭの両端部は
突条５より外側に位置しているから、クランプアーム１
５によりマガジンＭをクランプする際にこの突条５が邪
魔になることはない。

移載手段１４によって持ち上げた位置に搬送コンベアを
配置しておけば、この移載手段１４によって取り出され
たマガジンＭをこの搬送コンベアに移載して、所望の位
置にまで搬送することかできる。また、このマガジンＭ
を移載手段１４によって直接所定の位置に変位させるこ
とかできるように構成すれば、そのままローダ部やアン
ローダ部にマガジンをセットすることができる。

最上段のマガジンＭが取り出されると、ボールねし送り
機構１１を作動させて、段積みされたマガジンをその１
本の高さ分たけさらに上昇させるようにピッチ送りする
。これによって次段のマガジンＭの取り出しが可能とな
る。この動作を繰り返すことにより最下段のマガジンま
で順次取り出して、ロータ部またはアンローダ部に供給
することができる。このように、従来から用いられてい
るマガジンストッカと比較して飛躍的に多くの数のマガ
ジンＭを収容することができるマガジンコンテナを用い
ることによって、ローダ部やアンローダ部におけるマガ
ジンＭの供給作業か著しく簡略化することができ、また
マガジンコンテナの交換も容易に行うことができる。

また、各マガジン収容区画４に多段に積み重ねたマガジ
ンＭを段積み状態のまま取り出すこともできる。このた
めには、第５図及び第６図に示したように、相互に接離
可能な一対の挟持爪２１．２１を有するマガジン取り出
し部材２０が用いられる。

この挟持爪２１は下端部に最下段のマガジンＭの底面を
抱持する曲折部２１ａを備えている。従って、この挟持
爪２１．２１を開いた状態にしてコンテナ本体１内にお
いて、仕切壁３によりマガジン収容区画４の両側に形成
されるスペースに挿入して、その曲折部２１ａが開口部
２内にまで変位したときに、閉鎖状態にすることによっ
て、当該のマガジン収容区画４のマガジンＭ全体な挟持
爪２１．２１間に挾持させることができる。そこで、こ
のマガジン取り出し部材２０をコンテナ本体１から引き
上げると、マガジンコンテナみ重ねたまま取り出すこと
かできる。そこで、このようにして取り出した段積みに
したマガジンＭは、ローダ部やアンローダ部に設置され
ているマガジンストッカに装架することができる。なお
、このように、マガジン取り出し部材２０を用いる場合
には、コンテナ本体１に突条５を設げる必要はない。

一方、マガジンコンテナにマガジンＭを収容させる作業
は、作業者が１木ずつ収容させることもてきるが、ロー
ダ部でＩＣデバイスＤを払い出した後の空マガジンや、
アンロータ部においてテスト終了後のデバイスを収納し
た実マガジンをコンベア等の搬送手段で搬送することに
よって、このマガジンＭの収容作業を自動的に行うこと
もできる。従って、マガジンコンテナを自動搬送してマ
ガジンハンドリング手段を装着したマガジン供給ステー
ションやマガジン回収ステーションに送り込むようにす
れば、マガジンの取り扱い作業全体の自動化も可能とな
る。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明は、コンテナ本体の前後の
壁部にＩＣデバイス収納用のマガジンを積み重ねた状態
にして多段に収容するマガジン収容区画を複数列形成す
る仕切壁を設けると共に、このコンテナ本体の底部にマ
ガジン押し上げ手段が挿通可能な開口部を設ける構成と
したのて、コンテナ本体に大量のマガジンを収容させて
、ＩＣハンドラのロータ部やアンローダ部に自動的に供
給することかてきるようになり、またローダ部やアンロ
ーダ部から回収されるマガジンをこのコンテナ本体に収
容させて取り出すことができるようになり、全体として
マガジンの供給及び回収の各作業か著しく簡略化され、
またＩＣハンドラ全体の自動化を図ることができるよう
になる等の諸効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すものてあって、第１図は
マガジンコンテナのコンテナ本体の平面図、第２図は第
１図の■−■断面図、第３図は第１図のｍ−■断面図、
第４図はマガジンコンテナのマガジン供給機構の一例を
示す断面図、第５図及び第６図はマガジンコンテナのマ
ガジン供給機構の他の例を示すものであって、第５図は
マガジン取り出し部材の構成説明図、第６図はマガジン
取り出し部材の作動状態の断面図、第７図はマガジンと
ＩＣデバイスとの外観図である。 １：コンテナ本体、１ａ・側壁、１ｂ：端壁、１ｃ：底
壁、２：開口部、３：仕切壁、４：マガシン収容部、５
：突条、】０：マガジン押し上げ手段、１１：ホールね
し送り機構、１２：マガジン受は台、１２ａ：マガジン
受は部、１４：移載手段、２０：マガジン取り出し部材
、２１：挟持爪、２１ａ：曲折部、Ｄ＝ニブバイスＭ：
マガジン。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）矩形筺体からなるコンテナ本体の底部にマガジン
   押し上げ手段が挿通可能な開口部を形成すると共に、前
   後の両壁壁にそれぞれ仕切壁を設けることによって、Ｉ
   Ｃデバイス収納用のマガジンを積み重ねた状態にして多
   段に収容するマガジン収容区画を複数形成する構成とし
   たことを特徴とするマガジンコンテナ。
2. （２）前記各仕切壁の上面部には、前記マガジン押し上
   げ手段によって押し上げられて、最上部に位置するマガ
   ジンが該上面部より上方に押し上げられたときに、該マ
   ガジンが左右に位置ずれしないように規制する凸部を形
   成する構成としたことを特徴とする請求項（１）のマガ
   ジンコンテナ。