JPH0413342Y2 - - Google Patents

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JPH0413342Y2
JPH0413342Y2 JP1983154639U JP15463983U JPH0413342Y2 JP H0413342 Y2 JPH0413342 Y2 JP H0413342Y2 JP 1983154639 U JP1983154639 U JP 1983154639U JP 15463983 U JP15463983 U JP 15463983U JP H0413342 Y2 JPH0413342 Y2 JP H0413342Y2
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hinge
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external member
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JP1983154639U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、扉取付枠の側板内面にビス止めによ
り固定される本体と、扉の裏面に設けた凹所に嵌
着後、ビス止めにより扉を固定するソケツトとを
2本のアームにて開閉自在に枢着連結してなる蝶
番、特にその本体の構造に係るものである。
従来上述蝶番にあつて、扉の取り付け位置を前
後、左右の各方向に調整し得るようにしたものが
あり、これによればその本体が取付板と、アーム
枢着用部材との二部材により構成されている。
そして、上記のアーム枢着用部材は、安価に提
供するため実開昭57−77568号公報に示されてい
るように、比較的薄肉の金属材料を板金加工して
横断面略冂の形状に形成し、その頂壁に直接、前
後方向調節ネジの挿通長孔と、左右方向調節ネジ
を螺合貫通したものであるため、当該左右方向調
節ネジは薄肉の頂壁に螺合されることとなり、こ
の結果当該頂壁の螺孔が損傷し易いものとなつた
り、締着力が弱くなるなどの欠点がある。
さらに、この際、左右方向調節ネジと頂壁との
交差角が大きくなる蝶番にあつては、薄肉の頂壁
に刻設した螺孔では左右方向調節ネジを充分に螺
着できないこととなる。
従つて、このような場合は板金加工によること
なく、アーム枢着用部材を鋳型により実開昭57−
38066号公報の如く肉厚に形成しなければならず、
この結果高価なものとなるだけでなく、高重量と
なつてしまう。
そこで、これを改善するため、アーム枢着部材
を前記のように薄肉金属材料の板金加工により形
成し、その内部に別部材を固着し、当該別部材に
左右方向調節ネジ等を設けるようにすることも実
際に提示されている。
しかし、これによるときは、別部材を固着する
ための螺着構成とか溶着が必要となつて、コスト
高となるだけでなく高重量となる欠陥がある。
そこで本考案は上述従来の欠点に鑑みて検討の
結果、前述構成の蝶番にあつて、二部材からなる
本体に関し、その調整部材を、金属製の外部部材
に、合成樹脂製の内部部材を適切に組み付けて構
成することにより、両部材の連結が強固にして外
観上の体裁がよく、かつ軽量にして、組み付けの
操作性もよく、しかも生産性に優れて安価に製作
できる蝶番を提供しようとするのが、その目的で
ある。
以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述すれ
ば、第1図ないし第4図に示したようにキヤビネ
ツト等の扉取付枠1にあつて、その側板1a内面
にビス2止めにより固定される本体3と、扉4の
裏面に設けた凹所4aに嵌着後、ビス5止めによ
り扉4を固定するカツプ形状のソケツト6とを2
本のアーム7,8にて開閉自在に連枢することで
構成され、上記本体3は次のように形成されてい
る。
即ち本体3は、上記側板1aの内面に固定され
る取付部材9と、該取付部材9に対して前後調節
ネジ10、左右調節ネジ11により前後、左右各
方向へ変移調整可能にして、かつアーム7,8を
枢着した調整部品12とから構成され、この調整
部材12は、外部部材12aと内部部材12bと
の二部材で形成されている。
上記取付部材9には、上下の両側壁9a,9a
に、前後方向に長く上記外部部材12aのために
係合段部9b,9bが設けてあると共に、略中央
部に上記前後調節ネジ10が螺合されるネジ孔9
cを、又後部にビス用の孔9dが夫々設けてあ
る。
上記外部部材12aは、横断面略コ字形状に形
成されていて、その上下両側壁13,13が上記
取付部材9の係合段部9b,9bに係合され、こ
れにより当該取付部材9上にて、前後方向へスラ
イド可能であり、その先端部には前記アーム7,
8の一端が軸ピン14,15にて枢着されてい
る。
さらに、その外部部材12aには、上下の両側
壁13,13から内側へ夫々直交状に突出させた
一対の係合片16,16が前後方向に長く対向し
て設けられている。
ここで、上記一対の係合片16,16は、各側
壁13,13にコ字形状に切り込み線を入れ、そ
の切り込み線により囲成された部分を内側へ屈曲
させて形成するのがよいが、別部材の帯状金属板
を上記側壁13,13の内面に溶接等により固着
して形成することもできる。
又、前記内部部材12bは、上記外部部材12
aの側壁13,13間にあつて挿入嵌合可能なる
よう形成されており、同側壁17,17には上記
一対の係合片16,16が係合可能な幅及び深さ
を有する一対の係合溝18,18が前後方向に長
く、かつ降端は開口して形成されている。
又、内部部材12bの後端部には上記前後調節
ネジ10が後方から挿入される前後方向に長い長
溝19が形成してあると共に、略中央部にはネジ
孔20が貫通され、これに上記左右調節ネジ11
が螺合貫設してある。
又、図示例の上記内部部材12bは前端部が前
方へ傾斜上昇して形成されており、この前端部と
外部部材12aとに前記アーム8を軸支してあ
る。
ここで、上記外部部材12aは金属材料にてプ
レス加工により形成するのがよく、一方、上記内
部部材12bは硬質の合成樹脂材料にて成形さ
れ、又、上記取付部材9は金属、合成樹脂等、任
意の材料で形成される。
そこで上記調整部材12を組成するには、上記
外部部材12a内に、内部部材12bを前方から
押し込んで嵌着するが、この時、一対の係合片1
6,16の前端に、一対の係合溝18,18の後
端開口部を臨ませこの状態にて内部部材12bを
押し込み、これによつて係合片16,16と係合
溝18,18を強固に嵌合させ、両部材12a,
12bを一体化する。
又、内部部材12bの長溝19に挿入の前後調
節ネジ10は、取付部材9に螺着され、又左右調
節ネジ11は内部部材12bに螺合して上記取付
部材9に衝当させるもので、該両調節ネジ10,
11は何れも外部部材12a内に位置し、それら
の螺動操作は、外部部材12aの頂壁に設けた窓
孔21からドライバー等を差し入れることで行わ
れるが、この窓孔21は開口のままとせず、図示
例では、蓋板22により閉成可能としてあり、こ
のため蓋板22は合成樹脂等によつて形成すると
共に、図示しない係合爪を突設しておくのがよ
い。
又、上述のように外部、内部両部材12a,1
2bを一体化させた後、該内部部材12bの前端
部と外部部材12aの上下両側壁13,13とに
軸ピン15を貫通して前記アーム8が枢着され
る。
尚、第2図、第3図において23は扉4の裏面
周辺に装着したパツキングを示す。
以上説明したように本考案に係る蝶番によれ
ば、扉取付枠1に固定される本体3と、扉4に固
定するソケツト6とを開閉自在に少なくとも2本
のアーム7,8にて連枢してなる蝶番において、
上記本体3は、扉取付枠1に固定される取付部材
9と、該取付部材9上に前後調節ネジ10と左右
調節ネジ11によつて前後、左右両方向へ位置調
整自在に取り付けられ、かつアーム7,8の枢着
された調整部材とからなり、該調整部材12は、
金属材料にて横断面コ字状に形成した外部部材1
2aと、合成樹脂材料で成形した内部部材12b
とからなり、外部部材12aの上下両側壁13、
13と内部部材12bの上下両側壁17,17に
は、夫々一対の係合片16,16と係合溝18,
18を形成し、該内部部材12bを上記外部部材
12a内に前方から押し込むことによつて係合片
16,16と係合溝18,18を係合して一体化
すると共に、該内部部材12bには前後調節ネジ
10を挿通するための長溝19と左右調節ネジ1
1を螺貫するネジ孔20を夫々設けて構成したも
のであるから、前後及び左右両調節ネジ10,1
1を内部に設置するようにした本体3にあつて、
その調整部材12は、比較的薄肉の外部部材12
aと、合成樹脂製の内部部材12bを組合わせて
軽量にして強固に形成できるので、蝶番全体とし
ての軽量化を図ることができると共に、上記外部
部材12aに対して内部部材12bを前方から押
し込む極めて簡単、かつ容易な作業にて組成で
き、このため生産性に優れ安価に製作することが
でき、しかも前後及び左右両調節ネジ10,11
の螺合方向と直角方向に上記一対の係合片16,
16と一対の係合溝18,18は設けてあるの
で、上記調節ネジ10、11の締め付けによつ
て、内部、外部両部材12b,12aも相互に締
着されると共に、外部部材12aの上下両側壁1
3,13に、一対の係合片16,16が前後方向
へ長く設けられているので、当該係合片16,1
6が上下両側壁13,13を補強することとなつ
て、強度も向上し、堅牢な蝶番を提供し得ると共
に、外部部材12aを板金加工により形成する場
合にあつては、絞り加工を要せず、この点からも
安価な製品を簡易に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係る蝶番の使用
状態を夫々示したもので、第1図はその側面図、
第2図はその平面図、第3図はその縦断平面図、
第4図は第2図における−線拡大矢視断面図
である。 1……扉取付枠、3……本体、4……扉、6…
…ソケツト、7,8……アーム、9……取付部
材、10……前後調節ネジ、11……左右調節ネ
ジ、12……調整部材、12a……外部部材、1
2b……内部部材、13……外部部材の上下側
壁、15……軸ピン、16,16……一対の係合
片、17,17……内部部材の上下側壁、18,
18……一対の係合溝、19……長溝、20……
ネジ孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 扉取付枠に固定される本体と、扉に固定する
    ソケツトとを開閉自在に連枢する2本のアーム
    を備えてなる蝶番において、上記本体は扉取付
    枠に固定される取付部材と、該取付部材上に前
    後調節ネジと左右調節ネジによつて夫々前後、
    左右両方向へ位置調整自在に取り付けられ、か
    つ前部に上記2本のアームを枢着する調整部材
    との2部材からなり、上記調整部材は、金属材
    料にて横断面略コ字状に形成した外部部材と、
    合成樹脂材料で成形した内部部材からなり、上
    記外部部材の上下両側壁には一対の係合片を
    夫々内側へ対向して突設し、一方上記内部部材
    の上下両側壁には一対の係合溝を前後方向に長
    く形成し、該内部部材を上記外部部材内に前方
    から押し込むことにより上記係合片と係合溝と
    を係合して一体化すると共に、該内部部材には
    前後調節ネジ挿通用の長溝と、左右調節ネジを
    螺貫するネジ孔が夫々設けられてなる蝶番。 (2) 係合片が、外部部材の上下両側壁を切り起し
    て曲成されている実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の蝶番。 (3) 内部部材が、その前端部にて、外部部材とア
    ーム枢着用の軸ピンにて固定されている実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の蝶番。
JP15463983U 1983-10-05 1983-10-05 蝶番 Granted JPS6061367U (ja)

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JPS6061367U JPS6061367U (ja) 1985-04-27
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5738066B2 (ja) * 1977-06-20 1982-08-13

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910301Y2 (ja) * 1980-08-04 1984-03-31 スガツネ工業株式会社 蝶番のマウンテイングプレ−ト
JPS5834215Y2 (ja) * 1980-10-29 1983-08-01 スガツネ工業株式会社 蝶番のマウンテイングプレ−ト

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5738066B2 (ja) * 1977-06-20 1982-08-13

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JPS6061367U (ja) 1985-04-27

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