JPH0413269Y2 - - Google Patents

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JPH0413269Y2
JPH0413269Y2 JP1985166970U JP16697085U JPH0413269Y2 JP H0413269 Y2 JPH0413269 Y2 JP H0413269Y2 JP 1985166970 U JP1985166970 U JP 1985166970U JP 16697085 U JP16697085 U JP 16697085U JP H0413269 Y2 JPH0413269 Y2 JP H0413269Y2
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adhesive
window glass
jig
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば自動車用の接着式ウインドガ
ラスに接着剤を塗布する際に該ガラスを支持する
ウインドガラスの接着剤塗布用治具に関する。
(従来技術) 自動車用のウインドガラスには、ウレタン等の
接着剤により自動車ボデーに取付ける接着式ウイ
ンドガラスがある。
かかる接着式ウインドガラスの自動車ボデーへ
の取付けは、該ウインドガラスを搬送し、その搬
送途中で接着剤塗布ロボツト等の接着剤塗布装置
により接着剤を塗布し、しかる後取付ロボツトに
より該ガラスを把持して自動車ボデーに取付ける
ように構成された搬送取付ラインにより行なうこ
とが考えられる。
ところが、一般に接着剤塗布装置は、ウインド
ガラスが正規形状であることを前提として適正な
接着剤塗布が行なえるようにテイーチングされる
ので、もしウインドガラスが正規形状でないとき
は塗膜厚さのバラツキ等の塗布ムラが生じる。
しかるに、ウインドガラスは必ずしも常に正規
形状であるとは限らず、一般にいくらかの形状の
バラツキを有するので、接着剤を塗布する前に正
規形状に補正することが望ましい。
また、通常ウインドガラスへの接着剤の塗布
は、該ガラスを適当な治具上に保持せしめた状態
で行なわれるので、その様な治具上で容易に正規
形状への補正を行なえることが望ましい。
なお、接着剤を塗布する際にウインドガラスを
リフタから成る治具上に保持して行なう技術が、
特開昭59−96072号公報に開示されている。
(考案の目的) 本考案の目的は、上記事情に鑑み、接着剤塗布
の際にウインドガラスを保持する治具であつて、
該ウインドガラスを正規形状に容易に補正するこ
とができるウインドガラスの接着剤塗布用治具を
提供することにある。
(考案の構成) 本考案に係るウインドガラスの接着剤塗布用治
具は、上記目的を達成するため、接着剤塗布装置
により接着式ウインドガラスに接着剤を自動塗布
する場合に該ウインドガラスを支持する治具であ
つて、支持台と、該支持台上に設けられた上面に
ガラス当接基準面を有する複数個の位置決め基準
部材と、同じく上記支持台に設けられたガラス吸
引装置とを備え、上記位置決め基準部材はそのガ
ラス当接基準面がガラスの正規形状に沿つて配設
され、この位置決め基準部材上に支持されたウイ
ンドガラスを上記ガラス吸引装置で吸引して上記
ガラス当接基準面に確実に当接せしめて正規形状
に補正するように構成されていることを特徴とす
る。
(考案の効果) 本考案に係るウインドガラスの接着剤塗布用治
具は、上記の如く、上面のガラス当接基準面がガ
ラスの正規形状に沿うように配設された複数の位
置決め基準部材とガラス吸引装置とを備えて成る
ので、該位置決め基準部材上にウインドガラスを
載置し、該ガラスを下方からガラス吸引装置で吸
引して上記各位置決め基準部材のガラス当接基準
面に確実に当接せしめるだけの簡単な操作によ
り、該カラスをガラス当接基準面の配置形状、即
ちガラスの正規形状に補正することができ、その
結果ウインドガラスへの塗布ムラのない均一な接
着剤塗布が可能になるという効果を奏する。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案の実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図は本考案に係るウインドガラスの接着剤
塗布用治具の一実施例を使用するウインドガラス
搬送取付ラインを示す平面概念図、第2図は第1
図の要部を示す平面図、第3図は第1図の要部を
示す正面図である。
図示のラインは、ウインドガラス2を搬送する
第1ウインドガラス搬送装置(以下単に第1搬送
装置という)4と第2ウインドガラス搬送装置
(以下、単に第2搬送装置という)6とを備えて
成り、該第1搬送装置4には予備搬送装置8によ
つて接着式とシールラバー式双方のウインドガラ
ス2がフロントガラスおよびリヤガラス共に搬入
される。なお、シールラバー式ウインドガラスと
は、ウエザストリツプ等のシールラバーを介して
自動車ボデーに取付けられるガラスである。
予備搬送装置8は1階部分に、第1および第2
搬送装置4,6は2階部分に配設され、また、2
階部分には、第1および第2搬送装置4,6に沿
つて自動車ボデー12を矢印A方向に間欠送りす
る自動車ボデー搬送装置13が配設されている。
上記予備搬送装置8においては、ウインドガラ
ス2が矢印B方向に搬送され、この搬送過程にお
いて接着式ウインドガラスは塗布ロボツト(図示
せず)によりプライマ(接着補助剤)が塗布さ
れ、かつこの塗布ロボツトよりもガラス搬送方向
下流側の所定位置におい適宜作業者等によつてシ
ールラバー式ウインドガラスが該予備搬送装置8
上に割込み供給される。
予備搬送装置8によつて双方のガラス2はバー
チカルコンベア10の下部に搬入され、該ガラス
2は該コンベア10につて上方の2階位置まで持
ち上げられ、そこから、第3図に示す如く、第1
移載装置14の矢印F方向に移動可能な吸着手段
14aによつて第1搬送装置4上のガラス搬送用
保持治具42上に移載される。
第1搬送装置4上には形状補正位置16、位置
決め位置18、接着剤塗布位置20および反転位
置22が設定され、該第1搬送装置4はガラス搬
送用保持治具42を介して双方のガラス2をこれ
らの各位置に、順に間欠送り可能に構成されてい
る。
なお、このガラス搬送用保持治具42は、本考
案に係る接着剤塗布用治具兼用として構成されて
いる。
上記第1搬送装置4上に移載されたガラス2の
うち接着式ウインドガラスは、形状補正位置16
において上記ガラス搬送用保持治具上に吸引固定
されて正規形状に補正され、位置決め位置18に
おいて位置決め装置26により図示X,Y,θ方
向に移動せしめられて所定位置に位置決めされ、
接着剤塗布位置20において接着剤塗布装置28
によりウレタン等の接着剤が自動的に塗布され、
次の反転位置22におい反転装置30により接着
剤塗布面が下るようになるように反転せしめら
れ、この反転位置の近傍に配設されたウインドガ
ラス取付ロボツト32より自動車ボデー12に自
動的に取付けられる。
また、第1搬送装置4上に移載されたガラス2
のうちシールラバー式ウインドガラスは上記形状
補正位置16、位置決め位置18および接着剤塗
布位置20をそれぞれ形状補正、位置決め、接着
剤塗布されることなく通過して反転位置22まで
間欠送りされ、この反転位置22から、反転され
ることなく、第2搬送装置6に送出される。
第2搬送装置6は図示の如く第2移載装置36
を介して第1搬送装置4に接続された第2搬送装
置本体62と、該本体62と上記ガラス取付位置
34とを結ぶ第3移載装置64とから成り、第2
移載装置36は第1搬送装置の反転位置22に送
られたシールラバー式ウインドガラスを矢印P,
D方向に移動・回動可能な吸着手段36aにより
第2搬送装置本体62上に必要に応じて180°回転
(矢印D)させて移載し、移載されたガラスはこ
の装置本体62によつて矢印E方向に連続搬送さ
れ、次いで第1移載装置14と同様に構成された
第3移載装置64によつてガラス取付位置34に
搬送される。この様にしてガラス取付位置34に
搬送されたシールラバー式ウインドガラスは、例
えば取付治具37上に載置吸着され、この取付治
具37を用いて作業者により手動で自動車ボデー
12取付けられる。
上記搬送取付ラインにおいて、ウインドガラス
取付ロボツト32が故障した場合には、接着剤塗
布装置28によつて接着剤が塗布された接着式ウ
インドガラスは、前記したシールラバー式ウイン
ドガラスの場合と同様に、反転位置22で反転せ
しめられることなく第2移載装置36、第2搬送
装置6を介して上記ガラス取付位置34にまで搬
送され、そこで作業者によつて手動で自動車ボデ
ー12に取付けられる。
上記バーチカルコンベア10、第1移載装置1
4、第1搬送装置4、位置決め装置26、接着剤
塗布装置28、反転装置30、ウインドガラス取
付ロボツト32、第2移載装置36および第2搬
送装置6即ち第2搬送装置本体62と第3移載装
置64とは、上記した作動が適正に行なわれるよ
うに制御装置38によつて制御される。また、上
記第1搬送装置4の制御には、上記ガラス搬送用
保持治具によるガラスの吸引制御も含まれ、また
図示してないが該制御装置38によつて自動車ボ
デーの搬送装置13も制御される。もちろん、こ
れら各装置の制御は、必要に応じて個々に行なつ
ても良い。
前記の通り、上記搬送取付ライン中のガラス搬
送用保持治具42は本考案に係る接着剤塗布用治
具兼用として構成されている。以下、第4図〜第
9図を参照しながら上記接着式ウインドガラスの
流れについて詳細に説明し、その中で接着剤塗布
用治具についても詳細に説明する。
第4図はウインドガラス取付ロボツトを示す正
面図、第5図は接着剤塗布用治具42を示す部分
断面正面図、第6図は該塗布用治具42の一部省
略平面図、第7図は第5図の−線矢視図、第
8図は位置決め装置の平面図、第9図は第8図の
−線断面図である。
接着剤塗布用治具42は、第1搬送装置のガイ
ドレール48に8台(ガイドレール上面部に位置
している4台のみ第3図に図示)設けられ、それ
らはシリンダあるいはチエーン等の間欠送り手段
(図示せず)によつて矢印Gの如くエンドレス状
に間欠送りされる。従つて、各接着剤塗布用治具
42は順次上記各位置16,18,20,22に
間欠的に送られてそれらの各位置で所定時間停止
し、その停止している間に形状補正、位置決め、
接着剤塗布、反転作業が行なわれる。
各接着剤塗布用治具42は、特に第5図および
第7図に詳細に示されている様に、ローラ421
を介してガイドレール48に支持されている中空
状の基部422と、該基部422の中空部にY方
向に配設された2本のガイドロツド423に嵌合
せしめられ、該ロツド423に沿つてY方向にス
ライド自在な中空状のY方向スライド部424
と、該Y方向スライド部の中空部にX方向に配設
された2本のガイドロツド425に嵌合せしめら
れ、該ロツド425に沿つてX方向にスライド自
在なX方向スライド部426と、該X方向スライ
ド部の中央にθ方向に回転自在に嵌入せしめられ
た回転軸427と、該回転軸427の上部に固設
されたパレツト部428とから成る支持台44を
備えて成る。
第5図に示されているように、回転軸427と
X方向スライド部426の軸受部との間に皿バネ
429が配設され、この皿バネ429により、回
転軸427を介して上記パレツト部428が上方
に所定の力で付勢されている。また、第7図に示
す様に、上記基部422はローラ421の他にさ
らに二点鎖線で示すローラ430を必要に応じて
具備することができる。
上記基部422には、第5図および第6図に示
す様に(第7図では省略)、パレツト部428を
クランプするクランプ装置431が固設されてい
る。パレツト部428は、上記の如く構成されて
いるので、基部422に対して、X,Y,θ方向
に移動自在である。上記クランプ装置431は、
このパレツト部428を基部422にクランプす
るものであり、シリンダ432によつて矢印H方
向に移動せしめられるロツド433と、該ロツド
433先端部に形成されたラツク部434と噛合
するピニオン435と、該ピニオン435の内面
に形成された雌ネジ部と螺合する雌ネジ部436
を外面に有するクランプ部材437とを備えて成
り、該クランプ部材437はパレツト部428の
下方から該パレツト部に形成された孔438を貫
通して上方に突出し、該突出部分に押圧板439
を有している。上記構成から成るクランプ装置4
31においてはシリンダ432でロツド433を
矢印H方向に動かすことによりクランプ部材43
7を上下動させることができ、該クランプ部材4
37を下降させればパレツト部428を押圧板4
39と、基部322に一体的に連結されている支
持部422aとの間に挾持してクランプすること
ができ、上昇させれば該クランプ状態を解除する
ことができる。なお、このクランプ装置431
は、第6図に示す様に、X方向両側に1つづつ設
けられている。
上記支持台44の一部を構成するパレツト部4
28には、第5図および第6図に示す様に、上面
にウインドガラスの正規形状に沿つて位置せしめ
られたガラス当接基準面を有する複数の位置決め
基準部材440,441,442と、該ウインド
ガラスを吸引してそれを上記基準位置部材のガラ
ス当接基準面に当接せしめるガラス吸引装置44
3,444とが設けられている。
前記第1移載装置14から第1搬送装置4に移
載されたガラス2は、まず該第1搬送装置の形状
補正位置16に位置している接着剤塗布用治具4
2、特にその位置決め基準部材440〜442上
に載置され、続いて上記吸引装置443,444
によつて吸引されて該位置決め基準部材440〜
442に確実に当接せしめられる。かくすること
により、例えば第5図中1点鎖線2eで示す形状
を有していたガラスが実線で示すガラス2の如く
位置決め基準部材440〜442のガラス当接基
準面に沿つて、正規形状に補正される。
上記位置決め基準部材は、具体的には第5図お
よび第6図に示されている様に、ガラスの平面部
下面に当接する平面部基準部材440、441と
ガラスの側方湾曲部下面に当接する湾曲部基準部
材442とで構成されている。また、平面部基準
部材は固定的に配設された固定基準部材440
と、Y方向に移動可能な移動基準部材441とか
ら成り、両者440,441ともにストツパ44
6スプリング447によつて正規位置に保持され
るボール部材から成つている。上記移動基準部材
441は、Y方向に延設されたガイドレール44
8上を移動する移動バー449に設けられ、シリ
ンダ450によつて該移動バー449を移動させ
ることによりY方向に移動せしめられ、例えば第
6図中2点鎖線で示す441a,441b等の位
置を取り得る。また、湾曲部基準部材442はピ
ン部材から成り、該部材442はいずれもアーム
451に設けられ、かつ第5図に示す様に該アー
ム451を介してシリンダ452により矢印I方
向に位置移動可能であり、またそれ自身がアーム
451に対して矢印J方向に移動可能であり、さ
らに第6図に示す様にガイドバー453に沿つて
アーム451を介してY方向にも移動可能であ
る。
上記ガラス吸引装置は、具体的にはガラス平面
部の下面を吸引する平面部吸引装置443と、ガ
ラス側面の湾曲部を吸引する湾曲部吸引装置44
4とで構成され、いずれも真空によつてガラスを
吸引する吸盤から成る。上記平面部吸引装置44
3は固定配設であるが、湾曲部吸引装置444は
上記湾曲部基準部材442と同様にアーム451
に設けられ、従つて、該湾曲部基準部材442と
同様に、矢印I,J方向およびY方向に移動可能
である。
なお、基準部材および吸引装置の一部を上記の
如く可動に構成したのは、各種のガラス形状に対
応することができるようにするためである。
上記の如くガラスの形状補正を行なつたら、次
に接着剤塗布用治具42を位置決め位置18に移
動させ、ここでカラス2を所定位置に位置決めす
る。
即ち、ガラス2は次の接着剤塗布位置20にお
いて接着剤塗布装置28で自動的に接着剤塗布が
行なわれるが、この場合塗布装置28はガラス2
が該塗布位置20において正規位置にあることを
前提として接着剤塗布を行なうようにテイーチン
グされているので、もしガラス2が正規位置にな
い場合はガラスの適正場所への接着剤塗布が行な
われず、塗布ムラが生じる。従つて、ガラス2は
接着剤が塗布される際には正規位置に位置してい
る必要があり、そのため本ガラス位置決め位置1
8においてガラス2を所定位置(接着剤塗布治具
42が次の接着剤塗布位置20に移動すると該位
置20における接着剤塗布正規位置に位置するよ
うな位置)に位置決めするものである。
かかるガラスの位置決めは、接着剤塗布用治具
42と、位置決め位置18においてこの治具42
の上方に配設されているガラス位置決め装置26
とで行なわれる。
このガラス位置決め装置26は、第8図、第9
図に示す様に、ガラスのX方向外周面2aに当接
して該ガラスのX方向位置を位置決めするための
X方向挾持ローラ454,455と、Y方向外周
面2bに当接してY方向位置を位置決めするため
のY方向挾持ローラ456〜459とを備え、各
ローラ454〜459はいずれも基部460を介
して支持され、かつ該基部460を介してシリン
ダ461により上下動可能に構成されている。
また、上記X方向ローラ454,455はX方
向に、Y方向ローラ456〜459Y方向に拡
開、縮閉自在である。X方向ローラ454,45
5の拡開、縮閉は、第9図に示す如く、基部46
0に固設したシリンダ462によるロツド463
の伸縮により行なわれる。即ち、該ロツド463
の第9図中左側移動によりブラケツト464を介
して左側ローラ454が左側に移動し、それと同
時にラツク部465aを有する上ロツド465が
左側に伸張移動し、ピニオン466を介してラツ
ク部467aを有する下ロツド467が右側に移
動し、それによつてブラケツト468を介して右
側ローラ455が右側に移動するので両ローラ4
54,455がX方向に拡開する。また、上記シ
リンダ462によりロツド463を右側に収縮移
動させれば両ローラ454,455はX方向に縮
閉する。Y方向ローラ456〜459のY方向拡
開、縮閉は第8図に示す如く、基部461に固設
されたシリンダ469,470を介して、即ちシ
リンダ469によつてY方向左側ローラ456,
457を矢印K方向に、シリンダ470によつて
右側ローラ458,459を矢印L方向に移動さ
せることによつて行なわれる。
上記の如く構成された位置決め装置26による
ガラス2の位置決めは次の様にして行なわれる。
即ち、まずはじめに各ローラ454〜459がそ
れぞれX方向およびY方向に拡開され、かつシリ
ンダ461によつて上方に持ち上げられた状態で
待機する。次に、この位置決め装置26の下方位
置(位置決め装置18)に接着剤塗布用治具42
が移動してくる。この治具42においては、前述
の如くそのパレツト部428上にガラス2が吸引
固定されており、かつそのパレツト部428は
X,Y,θ方向に移動自在であるのでそのガラス
2もX,Y,θ方向に移動自在である。この状態
で、上記各ローラ454〜459を第9図に示す
如くガラス2の位置まで降下させ、X,Y方向ロ
ーラ454〜459を縮閉してX,Y,θ方向の
位置決めを行なう。この様にして各ローラ454
〜459を縮閉してガラス2を所定位置に移動せ
しめた後、前述のクランプ装置431でパレツト
部428を基部422に固定することによりガラ
スの位置決めが完了する。
上記の如くガラスの位置決めが終了したら、各
ローラ454〜459は拡開して上方に移動し、
続いて接着剤塗布用治具42が接着剤塗布位置2
0に移動し、該位置20で接着剤の塗布が行なわ
れる。接着剤の塗布は、接着剤塗布ロボツト等の
接着剤塗布装置28によつて自動的に行なわれ
る。この接着剤塗布位置20におけるガラス2
は、既に前述の形状補正、位置決め工程を経てい
るので正規形状、正規位置にあり、また接着剤塗
布装置28もガラス2が正規形状、位置にあるこ
とを前提としてテイーチングされているので、接
着剤塗布は適正、円滑かつ迅速に行なわれる。
上記接着剤塗布が完了したら、接着剤塗布用治
具42は次の反転位置22に移動し、該位置22
においてガラス2の前記吸引装置443,444
による吸引が解除され、かつ反転装置30により
ガラス2の反転が行なわれる。反転装置30は、
特に第2図に示す様に、軸30aを中心として回
動可能なアーム30bと、該アーム30bの先端
に設けられたガラス把持部30cとを備え、該ガ
ラス把持部30cによつて反転位置22に位置す
るガラス支持台42上のガラスを把持し、次にア
ーム30bを軸30a回りに上方に向けて180°回
転させ、そうすることによつて今まで上面であつ
た接着剤塗布面が下面になるようにガラス2を反
転させる。
次に、この反転装置30によつて反転させられ
たガラス2がウインドガラス取付ロボツト32に
よつて自動車ボデー12に自動的に取付けられ
る。該ロボツト32は、1台でフロントとリヤ双
方のガラスの取付けを行なう。
前述の如く、自動車ボデー12は第1図に示す
搬送装置13によつて間欠送りされ、該搬送装置
13上に設定されたガラス取付位置50に搬送さ
れてそこで停止している間にフロントガラスとリ
ヤガラス双方の取付けが行なわれる。
上記取付ロボツト32は、第1図、第2図およ
び第4図に示す様に、基部32aと、該基部32
aに取付けられて矢印m方向に上下動、軸n1を中
心とする矢印θ1方向の回動および軸n2を中心とす
る矢印θ2方向の回動可能なアーム部材32bと、
該アーム部材32bの先端に取り付けられて軸n3
を中心とする矢印θ3方向の回動、軸n4を中心とす
る矢印θ4方向の回動および軸n5を中心とする矢印
θ5方向の回動可能なガラス保持部32cとから成
り、かつこの取付ロボツト32全体は、モータ5
2かよる移動機構あるいはその他の移動機構によ
り、フロントウインドガラスの取付けを行なうフ
ロント側取付作業位置54とリヤウインドガラス
の取付けを行なうリヤ側取付作業位置56との間
を移動可能である。
かかる取付ロボツトは、まず反転装置30によ
り近いリヤ側取付作業位置56に位置し、そこで
反転装置30により反転せしめられて保持されて
いる接着剤塗布済のフロントガラス2cを保持部
32cにより保持し、続いてフロント側取付作業
位置54に移動し、そこで自動車ボデー12がガ
ラス取付位置50に搬入されて停止するのを待
ち、該ボデー12が停止したら該フロントガラス
2cの取付けを行ない、続いて上記リヤ側取付作
業位置56に戻り、該位置56で反転装置30か
ら次のリヤガラス2dを受け取つてそれの取付け
を行なう。
上記の如く、本考案に係る接着剤塗布用治具に
おいては、上面にガラスの正規形状に沿つて位置
せしめられたガラス当接基準面を有する複数個の
位置決め基準部材上にガラスを載置し、しかる後
ガラス吸引装置で吸引してガラスを上記基準部材
のガラス当接基準面に確実に当接せしめることに
よつて、極めて簡単にガラスの正規形状への補正
を行なうことができ、その結果接着剤塗布装置に
よる塗布ムラのない均一な接着剤塗布が可能とな
る。
また、本接着剤塗布用治具を、前述の如きガラ
ス搬送用保持治具兼用として構成すれば、極めて
能率的な搬送取付ラインを得ることができる。
なお、本考案に係る接着剤塗布用治具は、その
要旨を越えない範囲において種々の変更態様を取
り得、上記実施例に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る接着剤塗布用治具を使
用したウインドガラス搬送取付ラインを示す平面
概念図、第2図および第3図は第1図の要部をよ
り詳細に示す平面図および正面図、第4図はウイ
ンドガラス取付ロボツトの正面図、第5図および
第6図は接着剤塗布用治具を示す部分断面図およ
び一部省略平面図、第7図は第5図の−線矢
視図、第8図は位置決め装置の平面図、第9図は
第8図の−線断面図である。 2……ウインドガラス、42……ウインドガラ
ス接着剤塗布用治具、44……支持台、440,
441,442……位置決め基準部材、443,
444……ガラス吸引装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 接着剤塗布装置により接着式ウインドガラスに
    接着剤を自動塗布する場合にウインドガラスを支
    持する治具であつて、 支持台と、 該支持台上に複数設けられ、上面にウインドガ
    ラスの正規形状に沿つて位置せしめられたガラス
    当接基準面を有する位置決め基準部材と、 上記支持台に設けられ、上記ウインドガラスを
    吸引して該ウインドガラスを上記各位置決め基準
    部材のガラス当接基準面に当接せしめて正規形状
    に補正するガラス吸引装置とを備えて成ることを
    特徴とするウインドガラスの接着剤塗布用治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5837072A (ja) * 1981-08-12 1983-03-04 Toyota Motor Corp 車輛のウインドシ−ルドガラスダム接着装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5837072A (ja) * 1981-08-12 1983-03-04 Toyota Motor Corp 車輛のウインドシ−ルドガラスダム接着装置

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