JPH0413188A - 楽器音合奏機能付きカラオケ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、複数の楽曲の楽音情報が格納された楽音情報
記憶媒体から所定の楽曲の楽音情報を読み出し、この情
報に基づいて伴奏音楽を再生するようにしたカラオケ装
置の改良に関する。

［従来の技術］ 従来のカラオケ装置においては、まず、歌い手が曲名を
選択し、その曲の楽音情報の記録されているメディア（
例えばカセットテープ、光ディスクなど）がカラオケ装
置にセットされる。そして、セットされたメディアに記
録されている曲名の中から、所望の曲を再生するために
、操作パネルなどの入力手段から所望の曲に対応する番
号を入力し、カラオケ装置はこの入力信号に基づいてメ
ディア内の記録位置を認識する。そして、メディア再生
部において、その所望の曲の再生を開始する。

また、カラオケ伴奏の他に背景映像を画像表示するカラ
オケ装置の場合には、再生される楽音情報に同期して動
画及び歌詞のテロップなどの情報も表示画面上に映し出
される。

また、近年においては、新しい曲が出される度毎に新な
ディスク等のメディアを購入しなければならないことか
ら、曲数が増えるに応じてディスク等の数も増加せざる
を得ないという問題に鑑み、多数の楽曲の楽音情報をデ
ジタルデータとして装置本体内に設けられる楽音情報記
憶媒体（ハードディスクなど）に予め格納しておくもの
が開発されている。このような装置によれば、新しい曲
が出された場合には、この楽音情報記憶媒体にその新な
データを書き込むことによって曲数を増やすことができ
、メディアの数が増加するという問題は生じない。

この楽音情報記憶媒体に格納されるデータとしてＭ　Ｉ
　Ｄ　Ｉ　（Ｍｕｓｉｃａｌ　Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔ　
Ｄｉｇｉｔａｌ　Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）　　（ｒＭ　Ｉ
　Ｄ　ＩＪは登録商標）情報を用いたものも出願されて
いる。これは、国際的に規格化された情報で、音色、音
程、音量などを示す情報である。すなわち、このＭＩＤ
Ｉ情報を読ろ出し、ＭＩＤＩインターフェースを介して
シンセサイザーなどの楽音再生装置によって所定の伴奏
音楽を再生するようにしている。

一方、歌い手の歌は、別途用意されたマイクロホンから
入力され上記再生される伴奏音楽と共にスピーカから発
せられるように構成されている。

［発明が角ｑ決しようとする課題］ 上記従来のカラオケ装置では、歌い手が選択した楽曲の
伴奏音は、予め人力された楽音情報によって定まる一定
の音楽である。従って、歌い手は、その一定の決められ
た伴奏音楽に合せて歌を歌うのみであり、その伴奏音に
関して歌い手以外の第三者が参加することはできなかっ
た。

しかしながら、近年におけるカラオケ装置は、身近なグ
ループで歌を楽しむという目的で用いられることが多く
、歌い手以外の者もその演奏中の伴奏に何らかの形で参
加し、その場の雰囲気を盛り上げたいという希望を持つ
場合がある。

このような場合、従来のカラオケ装置では、歌い手以外
の第三者がその伴奏に参加する手段は講じられていない
ので、第三者は他の実際の外部楽器、例えばマラカスや
タンバリンなどの打楽器などを用いてリズムを取ること
により参加し、その場のムードを盛り上げるということ
が行われている。従って、このような外部楽器が備えら
れていない場合には、歌い手以外の第三者は伴奏に関し
ては参加することができないことから、カラオケ装置自
体に、第三者が伴奏に関して参加できるような手段を講
じることが望まれていた。

本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、その目的
は、カラオケ装置の楽音情報記憶媒体に予め格納された
楽音情報に基づく再生音楽だけでなく、他の楽器音を使
用者の意志により任意に合成して再生することのできる
楽器音合奏機能付きカラオケ装置を提供することにある
。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本発明に係る楽器音合奏機能
付きカラオケ装置は、多数の楽曲の発音タイミング情報
やテンポ情報を含む楽音情報が格納された楽音情報記憶
媒体と、指定された楽曲についての楽音情報を前記楽音
情報記憶媒体から読み出して出力する中央処理部と、こ
の中央処理部から送出された楽音情報を受けその楽音情
報に基づき伴奏音信号の再生出力を行う楽音情報変換手
段と、一又は二以上の楽器の楽器音信号を出力する楽器
音発生手段を有し任意に指定された楽器音信号を前記楽
音情報記憶媒体からの発音タイミング情報及びテンポ情
報に対応するように調整して出力する楽器音発生部と、
前記楽音情報変換手段から出力される伴奏音信号と楽器
音発生部から出力される楽器音信号とを合成して拡張再
生する合奏音再生手段と、を備えることを特徴とする。

［作　用］ 上記構成によれば、楽器音発生部が設けられたことによ
り、通常の楽音情報記憶媒体に格納された楽音情報に基
づく通常の伴奏音楽だけでなく種々の楽器音を同時に合
奏音として再生出力することができる。

すなわち、楽音情報記憶媒体からの楽音情報に基づき楽
音情報変換手段ではこれを伴奏音信号に変換して出力す
る。一方、楽器音発生部では再生される楽曲の発音タイ
ミング情報及びテンポ情報を受け、これに対応して楽器
音信号を出力することができる。すなわち、その曲のテ
ンポに合った楽器音をその曲の伴奏音の流れにタイミン
グを合せて出力することができる。例えば、マラカスな
どの楽器音をその曲に合った拍子によって伴奏音と共に
再生することができる。

この再生は、合奏音再生手段によって伴奏音信号と楽器
音信号とを合成することによって行われる。

［実施例］ 以下図面に基づき本発明の実施例について具体的に説明
する。

第１図は本発明のカラオケ装置の好適な実施例の概略構
成図であり、カラオケ装置本体１０には楽音情報記憶媒
体である記憶部１２が設けられており、この記憶部１２
には多数の楽曲の楽音情報がＭＩＤＩ情報として格納さ
れている。この格納情報の中には伴奏音を発生するため
の各楽器の発音タイミング情報やその楽曲のテンポ情報
などを含んでいる。この楽音情報記憶媒体１２にはＣＰ
Ｕ１４が接続されており、ＣＰＵ１４は使用者によって
選択指定された楽曲の楽音情報を楽音情報記憶媒体１２
から読み出し出力する。

ＣＰＵ１４から出力された楽音情報は、楽音情報変換手
段１６に送られる。この楽音情報変換手段１６は、入力
された楽音情報に基づき伴奏音信号を再生出力するもの
である。すなわち、デジタル信号であるＭＩＤＩ情報な
どを各楽器の伴奏音とするため、アナログ情報である伴
奏音信号に再生出力するものである。

次に、楽器音発生部１８は、本実施例ではカラオケ装置
本体１０に対して着脱可能な外部装置として設置されて
いる。この楽器音発生部１８には、種々の楽器音を発生
させるための手段として複数の楽器音発生手段２０−１
〜２０−ｎが設けられている。本実施例では、例えばマ
ラカス音発生手段２０−１、コンガ音発生手段２０−２
、シンバル音発生手段２０−３やボンゴ音発生手段２〇
−ｎなどが設置されている。この楽器音発生手段２０は
、それぞれの音色の楽器音信号２０ａ−１〜２Ｑａ−ｎ
（アナログ信号）をカラオケ装置本体１０へ出力する。

この楽器音信号は、楽音情報変換手段１６から出力され
るその楽曲の発音タイミング情報及びテンポ情報１００
を受けてそのタイミングとテンポに基づいて出力される
。

一方、カラオケ装置本体１０内には、上記各楽器音発生
手段２０の出力を任意に遮断するためのミュートスイッ
チＳ１及びＳ２が設けられている。

ミュートスイッチ５１−１〜５ｌ−ｎは、各楽器音発生
手段２０を個別にオンオフするためのスイッチであり、
ミュートスイッチＳ２は楽器音発生手段２０の出力を一
斉に遮断するためのスイッチである。すなわ゛ち、各ミ
ュートスイッチＳ１及びＳ２の一端側は接地されている
。そして、ミュートスイッチ５１−１〜５ｌ−ｎの各他
端側は、アンドゲート２２−１〜２２−ｎの一方の入力
端子にそれぞれ接続されている。そして、各アントゲ−
１２２−１〜２２−ｎの他方の入力端子には、楽器音発
生手段２０−１〜２０−ｎの出力ラインがそれぞれ接続
されている。また、ミュートスイッチＳ２の他端側は、
各ミュートスイッチＳ１のアンドゲート２２までのライ
ンにダイオードＤ　、１〜Ｄｎを介して接続されている
。そして、電源２４がミュートスイッチＳ２と各ミュー
トスイッチＳ１との接続ラインに接続されている。

すなわち、このミュートスイッチＳ１及びＳ２は、開状
態とされた時に各アンドゲート２２にＨｉ倍信号送るこ
とができ、閉状態とされたときには各アンドゲート２２
にＬｏ倍信号送るものである。またミュートスイッチＳ
２は開状態とすることにより全てのアンドゲート２２に
Ｌｏ倍信号供給するものである。これによって、各楽器
音発生手段２０からの楽器音信号は使用者がミュートス
イッチＳ１及びＳ２によってこの出力を遮断しない限り
において再生出力されるものである。

合奏音再生手段としてのミキシングアンプ２６には、・
楽音情報変換手段１６からの伴奏音信号１６ａ−１〜１
６ａ−ｎが入力されると共に、各アンドゲート２２から
の楽器音信号が入力されている。

そして、ミキシングアンプ２６には歌い手の歌を入力す
るためのマイクロホン２８が接続されており、また出力
ラインはスピーカ３０に接続されている。

次に、上記構成の実施例の動作について説明する。

まず、歌い手の希望する楽曲が選択されると、ＣＰＵ１
４は記憶部１２からその楽曲の楽音情報を読み出し、楽
音情報変換手段１６に送り、楽音情報変換手段１６では
、これを伴奏音信号１６ａに変換し、ミキシングアンプ
２６に送る。

また、歌い手または歌い手以外の第三者が、この楽曲の
伴奏音に加えて、例えばリズム楽器によるリズム音を加
えようとする場合、楽器音発生部１８から所望のリズム
楽器を選択し、図示していないスイッチ等を操作するこ
とにより対応する楽器音発生手段２０を作動させること
ができる。楽器音発生部１８には楽音情報変換手段１６
から発音タイミング情報及びテンポ情報が送られている
ので、第三者の選択した楽器音発生手段２０からは、現
在指定された楽曲のテンポに合ったリズム音信号が出力
されかつその発音タイミングは楽曲の流れに対応してい
る。この時、この伴奏音が邪魔になるような場合には、
第三者あるいは歌い手はミュートスイッチＳ１またはＳ
２を操作することによってリズム楽器音の合奏を中止す
ることも可能である。

なお、本実施例では楽器音発生部１８をカラオケ装置本
体１０に対して着脱可能な構成としたので、この楽器音
発生部１８を取り外した場合には、楽器音を合奏しない
通常のカラオケ装置として機能させることができる。

以上のように本実施例によれば、カラオケ装置を使用す
る場合に、歌い手あるいは歌い手以外の者も楽器音発生
部１８を任意に操作し、楽器音を発生させあるいは中止
し、さらに合奏させるリズム楽器の種類を種々変えなが
ら伴奏音楽を合成することができ、現在歌っていない者
も歌い手と一体となって楽しむことができる。

なお、本発明は、上記実施例の構成に限定されるもので
はなくその要旨の範囲で種々の変形が可能である。例え
ば、楽器音発生部１８は、カラオケ装置本体１０内部に
配置することも可能である。

また、楽器音発生部１８には独自にそのテンポを設定す
るための手段を設けることも可能であり、その場合には
、例えば２拍子、３拍子、４拍子などのリズムによって
楽器音を出力させることができる。従って、楽音情報記
憶媒体（記憶部１２）内に希望する曲がない場合には、
楽器音発生部１８からの楽器音信号のみを用いて、所望
のテンポでその歌を歌うことも可能となる。なお、記憶
部１２に予め楽器音発生部１８に対するテンポ情報のみ
を別途格納しておき、そのテンポ情報を楽音情報変換手
段１６から楽器音発生手段１８へ送ることによって、そ
のテンポで楽器音信号を出力することも可能である。

さらに、楽器音発生部１８をアナログ信号の出力手段で
はなく、ＭＩＤＩ情報などのデジタル信号の出力装置と
して構成することも可能であり、その場合には、アンド
ゲート２２からの出力は、−旦楽音情報変換手段１６に
入力させることとなる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明に係る楽器音合奏機能付き
カラオケ装置によれば、カラオケ伴奏音楽を、記憶媒体
に予め記憶された情報に基づく伴奏音だけでなく、これ
に任意の種類の楽器音を加えて合奏音とすることができ
る。すなわち、カラオケ使用者は、任意の操作によって
伴奏音に種々のリズム音を加えるという楽しみを得るこ
とができ、歌い手だけでなくその周囲の利用者の娯楽部
が高められる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る実施例の全体構成を示す概略説明
図である。 １０・・・カラオケ装置本体、 １２・・・記憶部、 １６・・・楽音情報変換手段、 ２０・・・楽器音発生手段、 ２６・・・ミキシングアンプ、 ３０・・・スピーカ。 １４・・・ＣＰＵ。 １８・・・楽器音発生部、 ２２・・・アンドゲート、 ２８・・・マイクロホン、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）多数の楽曲の発音タイミング情報及びテンポ情報
   を含む楽音情報が格納された楽音情報記憶媒体と、 指定された楽曲についての楽音情報を前記楽音情報記憶
   媒体から読み出して出力する中央処理部と、 この中央処理部から送出された楽音情報を受けその楽音
   情報に基づき伴奏音信号の再生出力を行う楽音情報変換
   手段と、 一又は二以上の楽器の楽器音信号を出力する楽器音発生
   手段を有し任意に指定された楽器音信号を前記楽音情報
   記憶媒体からの発音タイミング情報及びテンポ情報に対
   応するように調整して出力する楽器音発生部と、 前記楽音情報変換手段から出力される伴奏音信号と楽器
   音発生部から出力される楽器音信号とを合成して拡張再
   生する合奏音再生手段と、 を備えることを特徴とする楽器音合奏機能付きカラオケ
   装置。