JPH04131735A - 一槽式包埋装置の運転方法 - Google Patents
一槽式包埋装置の運転方法Info
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- JPH04131735A JPH04131735A JP2252022A JP25202290A JPH04131735A JP H04131735 A JPH04131735 A JP H04131735A JP 2252022 A JP2252022 A JP 2252022A JP 25202290 A JP25202290 A JP 25202290A JP H04131735 A JPH04131735 A JP H04131735A
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明の一槽式包埋装置の運転方法は、生物組織片を病
理検査すべく顕微鏡標本とする為、この生物組織片を薬
液処理した後、溶融パラフィンを浸透固化する一槽式包
埋装置に於いて、処理槽内に送り込まれた溶融パラフィ
ンが、生物組織片に浸透する以前に固化するのを防止す
ると共に、生物組織片が乾燥するのを防止するものであ
る。
理検査すべく顕微鏡標本とする為、この生物組織片を薬
液処理した後、溶融パラフィンを浸透固化する一槽式包
埋装置に於いて、処理槽内に送り込まれた溶融パラフィ
ンが、生物組織片に浸透する以前に固化するのを防止す
ると共に、生物組織片が乾燥するのを防止するものであ
る。
(従来の技術)
病理検査の為、患部等から切り取った生物組織片(以下
、本明細書に於いては試料と呼ぶ。)を脱水、脱脂した
後、溶融パラフィンを浸透させる事により固化し、ミク
ロトーム刀で薄切して顕微鏡標本とする事が行なわれて
いる。
、本明細書に於いては試料と呼ぶ。)を脱水、脱脂した
後、溶融パラフィンを浸透させる事により固化し、ミク
ロトーム刀で薄切して顕微鏡標本とする事が行なわれて
いる。
この株に、パラフィンにより固化する包埋処理を行なう
包埋装置として、薬液な給排自在な単一の処理槽内に、
処理しようとする試料を入れ、このlA埋槽に順次一連
の処理用薬液(例えばアルルール、ベンゼン、キシレン
等)のタンク及び溶融パラフィンのタンクを連通させ、
これらの薬液及び溶融パラフィンを定められたプログラ
ムにより順次処理槽内に送り込んで所定時間ずつ試料を
処理する一槓式包埋装置が知られている。
包埋装置として、薬液な給排自在な単一の処理槽内に、
処理しようとする試料を入れ、このlA埋槽に順次一連
の処理用薬液(例えばアルルール、ベンゼン、キシレン
等)のタンク及び溶融パラフィンのタンクを連通させ、
これらの薬液及び溶融パラフィンを定められたプログラ
ムにより順次処理槽内に送り込んで所定時間ずつ試料を
処理する一槓式包埋装置が知られている。
以下、この様な一槽式包埋装置に就いて、図面を参照し
つつ説明する。
つつ説明する。
図面に於いて1は、上端開口に開閉自在な気密蓋2を設
けると共に、この上端開口から、試料を入れた籠3を収
納自在な処理槽、4は、管5を介して上記処理槽1の底
部を連通ずる切換手段である、ロータリ弁である。
けると共に、この上端開口から、試料を入れた籠3を収
納自在な処理槽、4は、管5を介して上記処理槽1の底
部を連通ずる切換手段である、ロータリ弁である。
このロータリ弁は弁座4aと弁板4bとから構成され、
複数の薬液タンク6.6及びパラフィンタンク7.7に
それぞれ一端を挿入した管8.9のそれぞれ他端を、上
記弁座4aに接続している。そして上記弁板4bを、モ
ータ10によって回転駆動する事により、このロータリ
弁4の通路を適宜切り換え、上記タンク6.7の内の一
つと処理槽1とを、管5と管8.8或は管9.9の何れ
かとを介して連通させる。
複数の薬液タンク6.6及びパラフィンタンク7.7に
それぞれ一端を挿入した管8.9のそれぞれ他端を、上
記弁座4aに接続している。そして上記弁板4bを、モ
ータ10によって回転駆動する事により、このロータリ
弁4の通路を適宜切り換え、上記タンク6.7の内の一
つと処理槽1とを、管5と管8.8或は管9.9の何れ
かとを介して連通させる。
更に、処理槽1の上部は、途中に三方弁11を設けた管
12により真空ポンプ13に、又、三方弁11の残りの
ボートに一端を接続した管14により大気に、それぞれ
連通自在としている。
12により真空ポンプ13に、又、三方弁11の残りの
ボートに一端を接続した管14により大気に、それぞれ
連通自在としている。
上述した様に構成される一槽式包埋装置により、試料の
包埋処理を行なうには、先ず三方弁11を切り換える事
により処理槽1と真空ポンプ13とを連通し、処理槽1
内を減圧する。
包埋処理を行なうには、先ず三方弁11を切り換える事
により処理槽1と真空ポンプ13とを連通し、処理槽1
内を減圧する。
この結果、ロータリ弁4を介して管5と連通する管8.
8の内の一つを通って、この管8の一端部が挿入された
薬液タンク6内の薬液が、処理槽1内に吸込まれて籠8
を浸漬し、この籠8内の試料を処理する。
8の内の一つを通って、この管8の一端部が挿入された
薬液タンク6内の薬液が、処理槽1内に吸込まれて籠8
を浸漬し、この籠8内の試料を処理する。
所定時間の処理が終ったならば、次いで三方弁11を切
り換える事により処理槽1内を、管14を介して大気に
連通させて、この処理槽1内に大気を導入する。上記処
理4! iは、各薬液タンク6.6、パラフィンタンク
7.7よりも高い位置に設けている為、処理!a i内
に大気を導入する事により、処理槽1内の薬液は、管5
.8を通って清下し、元の薬液タンク2に(或は、ロー
タリ弁4を切り換える事により、図示しない管を介して
廃液タンクに)送られる。
り換える事により処理槽1内を、管14を介して大気に
連通させて、この処理槽1内に大気を導入する。上記処
理4! iは、各薬液タンク6.6、パラフィンタンク
7.7よりも高い位置に設けている為、処理!a i内
に大気を導入する事により、処理槽1内の薬液は、管5
.8を通って清下し、元の薬液タンク2に(或は、ロー
タリ弁4を切り換える事により、図示しない管を介して
廃液タンクに)送られる。
この後、更にロータリ弁4を切り換え、次の薬液タンク
6を処理槽1に連通させ、上述したのと同様に操作して
試料を処理する。
6を処理槽1に連通させ、上述したのと同様に操作して
試料を処理する。
最後に、パラフィンタンク3から溶融パラフィンを、上
記薬液と同様にして処理槽1に給排し、パラフィン包埋
をする。
記薬液と同様にして処理槽1に給排し、パラフィン包埋
をする。
尚、図示は省略したが、上記ロータリ弁4や管5.9等
の周囲には断熱材或はヒータ等を取り付け、処理、[1
内に送り込まれる溶融パラフィンが、途中で固化しない
様にしている。
の周囲には断熱材或はヒータ等を取り付け、処理、[1
内に送り込まれる溶融パラフィンが、途中で固化しない
様にしている。
又、上述したー槽式包埋装置は、薬液やパラフィンの排
出を大気圧による自然流下により行なうものであるが、
図面に鎖線で示す様に、管14の他端にコンプレッサ1
5を接続し、加圧空気により薬液等をタンク6.7に押
し戻す様にしても良い、この場合は、処理[1をタンク
6.7よりも低い位置に設ける事が出来る。
出を大気圧による自然流下により行なうものであるが、
図面に鎖線で示す様に、管14の他端にコンプレッサ1
5を接続し、加圧空気により薬液等をタンク6.7に押
し戻す様にしても良い、この場合は、処理[1をタンク
6.7よりも低い位置に設ける事が出来る。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、上述した様な一槽式包埋装置により試料を包
埋処理すべく、溶融パラフィンを処理槽1内に送り込む
場合、前述した様に途中で溶融パラフィンが固化しない
様に、ロータリ弁4や管5.7の周囲に設けたヒータに
より、これらの周囲を加温するが、更に、処理槽1内に
送り込まれた溶融パラフィンが、試料に浸透する以前に
冷却固化する事も防止する必要がある。
埋処理すべく、溶融パラフィンを処理槽1内に送り込む
場合、前述した様に途中で溶融パラフィンが固化しない
様に、ロータリ弁4や管5.7の周囲に設けたヒータに
より、これらの周囲を加温するが、更に、処理槽1内に
送り込まれた溶融パラフィンが、試料に浸透する以前に
冷却固化する事も防止する必要がある。
この為、処理槽1にヒータ16を付設し、処理槽1から
薬液を排出した後、溶融パラフィンを処理槽1内に送り
込むのに先立ってこの処理槽1を、溶融パラフィンが冷
却固化しない60℃程度に迄加温していた。
薬液を排出した後、溶融パラフィンを処理槽1内に送り
込むのに先立ってこの処理槽1を、溶融パラフィンが冷
却固化しない60℃程度に迄加温していた。
しかしながら、上記した様に薬液排出後、溶融パラフィ
ン送り込みに先立って、処理槽1を加温する場合、処理
a!i内を60℃程度に迄温度上昇させるのに一定の時
間を要し、この間に、処理槽1内の試料が乾燥してしま
う場合が生じる。
ン送り込みに先立って、処理槽1を加温する場合、処理
a!i内を60℃程度に迄温度上昇させるのに一定の時
間を要し、この間に、処理槽1内の試料が乾燥してしま
う場合が生じる。
例えば、溶融パラフィンを処理槽1内に送り込む直前の
行程が、キシレンによる処理であった場合、処理槽1内
の温度はキシレンの蒸発を防止する為に30℃程度に保
持されている。この状態からキシレンを排出した後、処
理槽1に付設したヒータ16に通電し、処理槽1の温度
を60℃程度に迄上昇させるには5分程度の時間を要す
る事が避けられない。この間、処理槽1内の試料は空気
中に露出した状態のまま、加温される為、試料が乾燥し
てしまう場合が生じる。
行程が、キシレンによる処理であった場合、処理槽1内
の温度はキシレンの蒸発を防止する為に30℃程度に保
持されている。この状態からキシレンを排出した後、処
理槽1に付設したヒータ16に通電し、処理槽1の温度
を60℃程度に迄上昇させるには5分程度の時間を要す
る事が避けられない。この間、処理槽1内の試料は空気
中に露出した状態のまま、加温される為、試料が乾燥し
てしまう場合が生じる。
この様に試料が乾燥した場合、試料の組織が破壊されて
しまい、顕微鏡標本として使用出来なくなってしまう恐
れがある為、好ましくない。
しまい、顕微鏡標本として使用出来なくなってしまう恐
れがある為、好ましくない。
この様な試料の乾燥を防止する為、キシレンによる処理
行程の間中、処理槽1の温度を60を程度に維持する事
も考えられるが、この様に処理槽1を加温し続けた場合
、比較的低い沸点を有するキシレンの蒸発量が過大とな
る為、採用出来ない。
行程の間中、処理槽1の温度を60を程度に維持する事
も考えられるが、この様に処理槽1を加温し続けた場合
、比較的低い沸点を有するキシレンの蒸発量が過大とな
る為、採用出来ない。
本発明は、上述の様な不都合を解消し、溶融パラフィン
の冷却固化を防止すると共に、試料の乾燥を防止する、
−槽式包埋装置の運転方法を提供するものである。
の冷却固化を防止すると共に、試料の乾燥を防止する、
−槽式包埋装置の運転方法を提供するものである。
(課題を解決する為の手段)
本発明の一相式包埋装置の運転方法は、阜−の処理槽と
、複数の薬液タンク及びパラフィンタンクとを切換手段
を介して接続し、この処理槽内に薬液とパラフィンとを
順次給排する事により、処理槽内に収納した試料を包埋
処理するもので、パラフィンによる処理を行なう行程の
直前の行程に於いて、処理槽内の薬液の排出を開始する
よりも所定時間以前に、処理槽を加温する為のヒータへ
の通電を開始、或は通電量を増大し、処理槽をパラフィ
ンが固化しない温度に迄加温する事を特徴としている。
、複数の薬液タンク及びパラフィンタンクとを切換手段
を介して接続し、この処理槽内に薬液とパラフィンとを
順次給排する事により、処理槽内に収納した試料を包埋
処理するもので、パラフィンによる処理を行なう行程の
直前の行程に於いて、処理槽内の薬液の排出を開始する
よりも所定時間以前に、処理槽を加温する為のヒータへ
の通電を開始、或は通電量を増大し、処理槽をパラフィ
ンが固化しない温度に迄加温する事を特徴としている。
(作 用)
上述の様に構成される本発明の一相式包埋装置の運転方
法により、試料を包埋処理する場合、処理槽内に溶融パ
ラフィンを送り込む行程の直前の行程に於いて、処理槽
内の薬液の排出を開始するよりも所定時間以前に、ヒー
タへの通電を開始、或は通電量を増大する為、上記薬液
を排出直後の処理槽内の温度は溶融パラフィンを送り込
み可能な温度に達している。
法により、試料を包埋処理する場合、処理槽内に溶融パ
ラフィンを送り込む行程の直前の行程に於いて、処理槽
内の薬液の排出を開始するよりも所定時間以前に、ヒー
タへの通電を開始、或は通電量を増大する為、上記薬液
を排出直後の処理槽内の温度は溶融パラフィンを送り込
み可能な温度に達している。
この為、処理槽内に液体が存在せず、試料が空気中に露
出した状態のまま、この試料が長時間空気中に曝される
事がなくなり、前述した様に試料が乾燥する事がなくな
る。
出した状態のまま、この試料が長時間空気中に曝される
事がなくなり、前述した様に試料が乾燥する事がなくな
る。
更に、ヒータへの通電を開始、或は通電量を増大するの
は、上記薬液の排出を開始する、比較的短かい所定時間
以前からである為、上記薬液の温度はあまり上昇せず、
この薬液の蒸発量が過大となる事はない。
は、上記薬液の排出を開始する、比較的短かい所定時間
以前からである為、上記薬液の温度はあまり上昇せず、
この薬液の蒸発量が過大となる事はない。
(実施例)
次に図示の実施例を参照しつつ、本発明を更に詳細に説
明する。
明する。
図面は本発明の運転方法が適用される、−槽式包埋装置
の概要を示す、略回路図である。
の概要を示す、略回路図である。
本発明が適用される一相式包埋装置は、図面に示す通り
、阜−のm理槽1と、複数の薬液タンク6.6及びパラ
フィンタンク7.7とを、切換手段であるロータリ弁4
及び管5.8.9を介して接続する事により構成されて
おり、上記ロータリ弁4を切り換える事により、薬液タ
ンク6.6及びパラフィンタンク7.7の何れかと、処
理槽1とを連通させ、定められたプログラムにより順次
、各種薬液或は溶融パラフィンを処理!i内に給排し、
処理槽1内に収納した試料を包埋処理する。
、阜−のm理槽1と、複数の薬液タンク6.6及びパラ
フィンタンク7.7とを、切換手段であるロータリ弁4
及び管5.8.9を介して接続する事により構成されて
おり、上記ロータリ弁4を切り換える事により、薬液タ
ンク6.6及びパラフィンタンク7.7の何れかと、処
理槽1とを連通させ、定められたプログラムにより順次
、各種薬液或は溶融パラフィンを処理!i内に給排し、
処理槽1内に収納した試料を包埋処理する。
上記した一相式包埋装置の構成及び本来の作用は、前述
した従来例と同様である為、重複する説明を省略し、以
下この一相式包埋装置を使用して、キシレンによる処理
の後、溶融パラフィンをIA処理槽に送り込んで試料の
包埋処理を行なう場合に、本発明の運転方法を適用した
例に就いて説明する。
した従来例と同様である為、重複する説明を省略し、以
下この一相式包埋装置を使用して、キシレンによる処理
の後、溶融パラフィンをIA処理槽に送り込んで試料の
包埋処理を行なう場合に、本発明の運転方法を適用した
例に就いて説明する。
処理槽1内にキシレンを送り込み、処理4W 1内に収
納された籠8内の試料をこのキシレン中に、所定時間(
例えば30分〜1時間)浸漬する。
納された籠8内の試料をこのキシレン中に、所定時間(
例えば30分〜1時間)浸漬する。
上記行程に於いて、上記所定時間が終了する5〜10分
程前になったならば、処理槽1の下半部に設けたヒータ
16への通電を開始しく或はそれ迄よりも通電量を増し
)、この処理槽1を加温する。
程前になったならば、処理槽1の下半部に設けたヒータ
16への通電を開始しく或はそれ迄よりも通電量を増し
)、この処理槽1を加温する。
キシレンにより試料を浸漬する行程に於いては、キシレ
ンの蒸発を抑える為、処理槽1の温度を30℃程度とし
ているが、上記ヒータ16への通電を開始する事により
、この行程が終了する迄(即ち、ヒータ16への通電開
始後5〜10分経過後)に処理槽1の温度は、溶融パラ
フィンが冷却固化する事のない60℃程度に達する。
ンの蒸発を抑える為、処理槽1の温度を30℃程度とし
ているが、上記ヒータ16への通電を開始する事により
、この行程が終了する迄(即ち、ヒータ16への通電開
始後5〜10分経過後)に処理槽1の温度は、溶融パラ
フィンが冷却固化する事のない60℃程度に達する。
上記キシレンによる処理行程を終了したならば、三方弁
11を大気側、或はコンプレッサ15側に切り換え、処
理槽1内に大気、或は加圧空気を導入してキシレンを排
出した後、更にロータリ弁4を切り換えてパラフィンタ
ンク7と処理槽1とを連通させ、直ちに処理槽1内にm
融パラフィンを送り込む行程に穆る。
11を大気側、或はコンプレッサ15側に切り換え、処
理槽1内に大気、或は加圧空気を導入してキシレンを排
出した後、更にロータリ弁4を切り換えてパラフィンタ
ンク7と処理槽1とを連通させ、直ちに処理槽1内にm
融パラフィンを送り込む行程に穆る。
溶融パラフィンを送り込む行程時に於いては、既に処理
ai1内の温度が、溶融パラフィンが冷却固化する事の
ない60℃程度に上昇しているので、キシレン排土後、
処理槽1内に何ら液体が存在せず、試料が空気中に露出
した状態のままヒータへの通電を継続し、処理槽1を加
温する必要がなくなり、試料が乾燥してしまう恐れがな
くなる。
ai1内の温度が、溶融パラフィンが冷却固化する事の
ない60℃程度に上昇しているので、キシレン排土後、
処理槽1内に何ら液体が存在せず、試料が空気中に露出
した状態のままヒータへの通電を継続し、処理槽1を加
温する必要がなくなり、試料が乾燥してしまう恐れがな
くなる。
又、ヒータ16への通電を開始するのは、上詑キシレン
による処理行程の終了5〜10分程前である為、この処
理a!1が60℃程度に加温されても、処理槽1内のキ
シレンの温度はそれ程上昇せず、従ってキシレンの蒸発
量は、従来の運転方法に於けるキシレンの蒸発量に比べ
ても過大とはならない。
による処理行程の終了5〜10分程前である為、この処
理a!1が60℃程度に加温されても、処理槽1内のキ
シレンの温度はそれ程上昇せず、従ってキシレンの蒸発
量は、従来の運転方法に於けるキシレンの蒸発量に比べ
ても過大とはならない。
(発明の効果)
本発明の一槽式包埋装置の運転方法は、上述の様に構成
され作用する為、処理槽内に送り込まれた溶融パラフィ
ンが、試料に浸透する以前に冷却固化する事を防止する
と共に、試料が乾燥して組織が破壊される事を防止出来
る。
され作用する為、処理槽内に送り込まれた溶融パラフィ
ンが、試料に浸透する以前に冷却固化する事を防止する
と共に、試料が乾燥して組織が破壊される事を防止出来
る。
又、溶融パラフィンを送り込む行程を、直前の行程終了
後直ちに行なえる為、包埋fi埋に要する時間短縮を図
る事も出来る。
後直ちに行なえる為、包埋fi埋に要する時間短縮を図
る事も出来る。
図面は、本発明の運転方法が適用される一槽式包埋装置
の概要を示す、略回路図である。 にIA理処理2:気@蓋、3:籠、4:ロータリ弁、4
a:弁座、4b:弁板、5:管、6:薬液タンク、7:
パラフィンタンク、8.9:管、10:モータ、11;
三方弁、12;管、13:真空ポンプ、14:管、15
:コンプレッサ、16:ヒータ。 \、 (,15 特許出願人 株式会社千代田製作所 代 理 人 小 山 欽 造 (ほか
1名)C毫;に9シクン (ハ1うフィンyンノノ
の概要を示す、略回路図である。 にIA理処理2:気@蓋、3:籠、4:ロータリ弁、4
a:弁座、4b:弁板、5:管、6:薬液タンク、7:
パラフィンタンク、8.9:管、10:モータ、11;
三方弁、12;管、13:真空ポンプ、14:管、15
:コンプレッサ、16:ヒータ。 \、 (,15 特許出願人 株式会社千代田製作所 代 理 人 小 山 欽 造 (ほか
1名)C毫;に9シクン (ハ1うフィンyンノノ
Claims (1)
- (1)単一の処理槽と、複数の薬液タンク及びパラフィ
ンタンクとを切換手段を介して接続し、この処理槽内に
薬液とパラフィンとを順次給排する事により、処理槽内
に収納した試料を包埋処理する、一槽式包埋装置の運転
方法であって、パラフィンによる処理を行なう行程の直
前の行程に於いて、処理槽内の薬液の排出を開始するよ
りも所定時間以前に、処理槽を加温する為のヒータへの
通電を開始、或は通電量を増大し、処理槽をパラフィン
が固化しない温度に迄加温する事を特徴とする一槽式包
埋装置の運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2252022A JPH04131735A (ja) | 1990-09-25 | 1990-09-25 | 一槽式包埋装置の運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2252022A JPH04131735A (ja) | 1990-09-25 | 1990-09-25 | 一槽式包埋装置の運転方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04131735A true JPH04131735A (ja) | 1992-05-06 |
Family
ID=17231498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2252022A Pending JPH04131735A (ja) | 1990-09-25 | 1990-09-25 | 一槽式包埋装置の運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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