JP2798430B2 - 病理組織の検査方法およびそれに用いる固定包埋装置 - Google Patents

病理組織の検査方法およびそれに用いる固定包埋装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 <技術分野> 本発明は病理組織標本を質的に向上させ、かつ固定包
埋の処理時間を短縮することがてきる病理組織の検査方
法およびそれに用いる固定包埋装置に関する。
<従来技術> 生体から採取された検体を病理組織の検査に供するに
当っては、該検体が生体であるか死体であるかを問わ
ず、その組織または臓器の構成要素である細胞を出来る
だけありのままの姿で形態観察を行い、適確な病的所見
や診断を下すことができるように、その標本を作製する
過程に於いて組織形態の人為的な変化を可能な限り避け
なければならない。
したがって、このような病理組織標本は、一般的に第
1図に示す様な概略過程を経て作製されている。この各
々の処理段階は何れも必要不可欠なものであり、どの段
階の処理が不十分であっても病理学的診断上の問題を生
じせしめる。特に、固定及び脱水処理に於いてはその完
璧な遂行の如何が病理組織標本の形態保存性及び染色性
の良否を決定する。
このような固定処理の主たる目的は、組織・細胞の自
家融解(主に、これらの中心的構成成分である蛋白質の
変質)を防止することにあり、該処理剤として一般的に
ホルマリン水溶液等の化学的固定剤溶液が用いられてい
る。このような処理剤は(イ)自家融解があまり進行し
ないうちに組織塊の中心部まで可能な限り速やかに固定
剤溶液が浸透すること、及び、(ロ)そこで固定剤と蛋
白質とが化学反応し蛋白質のそれ以後の段階での変質を
防ぐこと、の二つの条件が満足されることが重要であ
る。
このような固定処理が不十分な場合には、組織各部の
形態保存が不良となり、且つ溶血・染色性不良等をも引
き起こして、病理診断上重大な支障をきたす。
また、前記脱水処理の目的は、病理組織標本を薄く切
るための必要条件であるパラフィン浸透を確実に成さし
めるため、パラフィンと相溶性のない水を組織中より除
去することにあり、このような脱水処理は完全に近い程
度に迄脱水を実施しなければならない。
脱水処理剤としては一般にメタノール、エタノールな
どのアルコール類が用いられている。
このような脱水処理が不十分であると、組織の収縮・
硬化・ひび割れ・変化、及び染色性不良等を生じ、診断
に支障をきたす。
前記固定および脱水後に行なわれる脱脂処理、包埋処
理の各段階に於いては、組織中に存在するその前段階で
の溶媒および脂肪をキシレンまたはクロロホルムの処理
液にて置換し、更にパラフィンで処理して最終的に組織
の中にパラフィンを十分浸透させて包埋することを目的
としている。
したがって、これらの固定・脱水・脱脂・包埋処理を
より効率的に、且つ完全に行なうために、組織中への処
理液浸透(液交換)促進の条件が検討されてきた。
また、該処理液浸透を促進するためには加温、撹拌が
有効であることが報告されており、実用上もこれらの条
件下にて組織処理が行なわれている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、上記加温・撹拌を行なっても、これら
一連の処理には長時間(組織の厚さにより異なるが、8
時間から数日)を要し、尚且つ、組織の種類によっては
処理液が浸透し難く時間のかかるもの(皮膚、子宮等)
がある。そして、これ以上の浸透効果を早める為に、減
圧等の方法を用いることも検討されてきたが、残念なが
ら有意の差を示す様な結果は得られていないのが現状で
ある。
〔発明の概要〕
<要 旨> 本発明者は上記課題を鑑みて鋭意研究を重ねた結果、
対象とする生体組織及びこの中の70〜80%を占める水が
極めて高効率の遠赤外線吸収体であることに着目し、
(i)これらを速やかに且つ均一に加温して組織中への
処理液の浸透促進を図ると共に、(ii)組織中の大部分
を占める水の分子状態を変化させ、より小さな分子集団
とし、アルコール分子等異種分子との親和性を高め、処
理液の浸透(液交換)の促進を図ることによって、処理
液を速やかに且つ完璧に組織中へ浸透させ、可能な限り
組織本来の形態を保持させることができるとの知見を得
て本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の病理組織の検査方法は、摘出した
組織を、固定処理、脱水処理、脱脂処理および包埋処理
した後、それを薄く切って染色して顕微鏡で検査する病
理組織の検査方法において、前記固定処理ないし包埋処
理工程中の少なくとも一部において処理液及び組織を遠
赤外線放射体により加温すること、を特徴とする方法で
ある。
また、本発明の固定包埋装置は、摘出した組織の病理
検査を行なうために該組織を固定包埋するため、処理液
を収容して処理を行なうための各種処理槽と、該処理槽
の処理液に摘出した組織を収容して浸漬させるための籠
と、該籠を持ち上げ次の処理槽に移動させて再び浸漬さ
せるためのリフト装置と、上記処理液及びその中に浸漬
した組織をヒータ内蔵の遠赤外線放射体により加温する
ための遠赤外線加温装置と、これらを制御する制御装置
とから構成されていることを特徴とするもの、あるい
は、処理液を収容して処理を行なうための処理槽と、該
処理槽に処理液を供給するためのタンクと、該タンク内
の処理液を処理槽に供給・排出するためのポンプと、該
処理液を順次設定時間毎に切換えるバルブと、処理液に
摘出した組織を収容して侵漬させるめの籠と、上記処理
液及びその中に侵漬した組織をヒーター内蔵の遠赤外線
放射体により加温するための遠赤外線加温装置と、これ
らを制御する制御装置とから構成されていることを特徴
とするものである。
<効 果> 固定処理ないし包埋処理工程中の少なくとも一部にヒ
ーター内蔵の遠赤外線放射体により加温する本発明の病
理組織の検査方法およびそれに用いる固定包埋装置は、
遠赤外線放射体による加温によって速やかに、かつ均一
に加温されて組織中へ処理液が浸透することを促進させ
ることができるので処理時間を短縮することができる。
これによって、適確な病的所見や診断を下すことがで
きる。
〔発明の具体的説明〕
〔I〕病理組織の検査方法 本発明における病理組織の検査は、摘出した組織を、
固定処理、脱水処理、脱脂処理および包埋処理した後、
それを薄く切って染色して顕微鏡で検査することによっ
て行なわれるが、上記固定処理ないし包埋処理工程中の
少なくとも一部において処理液及び組織を赤外線放射体
により加温することが必須である。
(1)固定処理 固定処理の主たる目的は、組織・細胞の自家融解(主
に、これらの中心的構成成分である蛋白質の変質)を防
止することにあり、該処理剤として一般的にホルマリン
水溶液等の化学的固定剤溶液が用いられる。
このような処理剤は(イ)自家融解があまり進行しな
いうちに組織塊の中心部まで可能な限り速やかに固定剤
溶液が浸透すること、及び、(ロ)そこで固定剤と蛋白
質とが化学反応し蛋白質のそれ以後の段階での変質を防
ぐこと、の二つの条件が満足されることが重要である。
摘出された組織は固定剤溶液を浸透させるため、籠な
どに入れられて固定剤溶液を収容する槽中に入れて固定
剤溶液中に浸漬される。一般に浸漬は15〜25℃(常温)
の温度で組織の厚さにより異なるが、数時間〜数日程度
行なわれる。しかし、組織中心部では固定作用が完了す
るまでに時間がかかるため、この間に組織の自家融解が
進行してしまう。
このような固定処理が不十分な場合には、組織各部の
形態保存が不良となり、且つ溶血・染色性不良等をも引
き起こして、病理診断上重大な支障をきたす。
(2)脱水処理 脱水処理の目的は、病理組織標本を薄く切るための必
要条件であるパラフィン浸透を確実に成さしめるため、
パラフィンの相溶性のない水を組織中より除去すること
にあり、このような脱水処理は完全に近い程度に迄脱水
を実施しなければならない。
このような脱水処理はメタノール、エタノールなどの
同一のアルコール類溶液を5〜6槽配置し、これら各槽
に浸漬して15〜40℃の温度で1槽当り30分〜6時間、合
計3時間〜1日半行なわれるのが普通である。
このような脱水処理が不十分であると、組織の収縮・
硬化・ひび割れ・変形、及び染色性不良等を生じ、診断
に支障をきたす。
(3)脱脂処理および包埋処理 脱脂処理、包埋処理の各段階に於いては、組織中に存
在するその前段階での溶媒および脂肪をキシレンまたは
クロロホルムの処理液にて置換し、更にパラフィンで処
理して最終的に組織の中にパラフィンを十分浸透させて
包埋することを目的としている。
(4)遠赤外線照射 上記(1)〜(3)の固定処理ないし包埋処理は、各
工程を同一の槽で処理液を交換して行なう方法と、これ
ら各処理の槽をそれぞれ別の槽で行う方法とがある。更
に、各処理(液交換)を確実に行なうために同一処理を
行なうに際しても複数個の槽を設けることが多い。
これら処理液の浸透促進および脱水をより完全に近い
状態にまで行なうために、本発明では遠赤外線放射体に
よる加温を行なうことが重要である。
この遠赤外線放射体による加温は上記の処理工程の全
体で行なうことが最も好ましいが、少なくとも一部の工
程のみであっても良い。
上記遠赤外線放射体としては、4〜1000μm、好まし
くは4〜25μmの波長帯域を持つセラミックス製ヒータ
ーが好適である。また出力が10〜2,000ワット、好まし
くは50〜200ワットのものが好適である。
遠赤外線放射体はその材質をセラミック製高効率遠赤
外線放射体とすることが第一に挙げられるが、効率の良
い遠赤外線放射体でさえあればどのようなものでもよ
く、特に、セラミックに限定するものではない。また、
金属等の表面に遠赤外線放射体層を設けたものであって
も良い。
このような遠赤外線放射体による加温は撹拌と併せて
行ない、撹拌・遠赤外線加温・遠赤外線非熱効果の相乗
効果を得ることを意図したものである。加温・撹拌は処
理液浸透促進に基本的に必要な条件であり、その効果は
極めて大きいものであることが知られている。
このような遠赤外線を放射体により加温された処理
液、生体組織及びこの中の70〜80%を占める水は極めて
高効率の遠赤外線吸収体であることから、速やかに且つ
均一に加温されて組織中への処理液の浸透促進を図るこ
とができると共に、組織中の大部分を占める水の分子状
態を変化させ、より小さな分子集団とし、アルコール分
子等異種分子との親和性を高め、処理液の浸透(液交
換)の促進を図ることができるために、処理液を速やか
に、且つ完璧に組織中へ浸透させ、可能な限りの組織本
来の形態を保持させることができたものと思われる。
遠赤外線放射体による加温の具体例としては、第2図
の様に処理液から離れた空間に遠赤外線照射体を配置
し、これからの加温であってもよいし、また第4図の様
に遠赤外線放射体を処理液中に浸し直接接触させたり、
あるいは第5図のように処理液を収容した透明容器その
ものを赤外線放射体で構成しその外側にヒーターを配置
して加温することもできる。
(5)薄切、染色および鏡検 上記固定処理ないし包埋処理工程中の少なくとも一部
に遠赤外線放射体により加温した後の薄切、染色および
鏡検の各工程は従来の方法と同様にして行なうことがで
きる。
〔II〕固定包埋装置 前記病理組織の検査方法における固定処理ないし包埋
処理に用いられる本発明の固定包埋装置としては、第2
図に示すように処理槽3、籠3、リフト装置4、遠赤外
線加温装置5および制御装置6とから基本的に構成され
ている組織検体移動方式と、第3図に示すような処理槽
2、籠3、処理液給入・排出用バルブ4、遠赤外線加温
装置5および制御装置6とから構成されている処理液移
動方法とがある。
(1)処理槽 前記処理槽2は固定処理、脱水処理、脱脂処理および
包埋処理を行なうために少なくとも4個、通常は12個の
槽が配置されている。上記組織検体移動方式ではこれら
の槽が円を形成するように設けられているのに対し、処
理液移動方式では処理専用槽2と12〜14個の処理液用タ
ンク9が切り換えバルブ11を介して連結されている。
(2)籠 この各処理槽2の中には固定処理液、脱水処理液、脱
脂処理液および包埋処理液の各処理液7が収容されてお
り、この処理液7中に摘出した組織8をいくつかまとめ
て収容して浸漬するために籠3が配設されている。
(3)移槽装置 上記組織検体移動方式ではこの籠3の上部にはリフト
装置4のアームが固着されており、所定時間浸漬した組
織8を次の処理槽中に移して浸漬するために、持ち上げ
たり、下ろしたりすることができるようになっている。
このようなリフト装置4は前記処理槽2が形成する円
の中央部に配置され、各処理槽2中に浸漬された籠3を
一定時間毎に同時に持ち上げたり、下ろしたりして各処
理槽2を順次移動させることができるように構成されて
いる。
また、処理液移動方式では組織8は常に処理槽2中に
あり、これに対し12〜14個の処理液用タンク9内の処理
液を、ポンプ10と切換えバルブ11により、順次、設定処
理時間毎に供給・排出できるように構成されている。
(4)遠赤外線加温装置 前記処理槽2の上方に遠赤外線加温装置5が配置され
ている。該遠赤外線加温装置5は、第4図で示すよう
に、処理槽2中の処理液7中に浸漬させて配置したり、
第5図で示すように遠赤外線放射体で形成した処理槽に
してその外側に加熱ヒーター12を設置することもでき
る。
これら遠赤外線加温装置の中では処理液7中に侵漬さ
せて配置したものが好ましい。
この遠赤外線照射装置5は、前記長波長帯域や出力で
あるセラミック製のものが使用されるのが普通である。
(5)制御装置 前記処理時間を決める籠3の上げ下げを行なうリフト
装置4の制御(組織検体移動方式)あるいは、処理液貯
槽9の弁11の開閉やポンプ10の作動(処理液移動方式)
および遠赤外線の波長や出力あるいは制御装置6によっ
て行なわれる。
〔III〕実験例 実施例1 サクラ精機(株)製真空自動固定包埋装置に4〜25μ
mの波長、出力200ワットのセラミック製遠赤外線放射
体加温装置を取り付けて、下記に示す摘出した組織を用
いて、下記に示す条件で、固定処理、脱水処理、脱脂処
理および包埋処理を行なった。(使用組織) 肝臓 厚さ1mm×縦15mm×横25mm 皮膚 厚さ1mm×縦 3mm×横於 6mm (処理条件) 固定:20%ホルマリン固定 脱水・脱脂・包埋(パラフィン浸透): その結果を第1表に示す。
以上の結果から、遠赤外線放射体を用いた加温によ
り、ひび割れが少なく細胞収縮が無い良好な結果が得ら
れることが分かった。なお、遠赤外線加温時間:7時間15
分の結果は、従来法(通常の同等の温度の加温)の18時
間処理の結果に匹敵することが判明した。
比較例1 遠赤外線加温をしないで実施した以外は実施例1と同
様にして行なった。
その結果を第1表に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の病理組織の検査方法において行なわれ
る各種処理の順次を示す図であり、第2図は本発明の固
定包埋処理装置の組織検体移動方式の概略図であり、第
3図は本発明の固定包埋処理装置の処理液移動方式の概
略図であり、第4図および第5図は本発明の固定包埋処
理装置の遠赤外線加温装置の他の具体的配置例である。
1……固定包埋装置、2……処理槽、3……籠、 4……リフト装置、5……遠赤外線加温装置、6……制
御装置、7……処理液、8……組織、9……タンク、10
……ポンプ、11……切換えバルブ、12……加熱ヒーター

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】摘出した組織を、固定処理、脱水処理、脱
    脂処理および包埋処理した後、それを薄く切って染色し
    て顕微鏡で検査する病理組織の検査方法において、前記
    固定処理ないし包埋処理工程中の少なくとも一部におい
    て処理液及び組織をヒーター内蔵の遠赤外線放射体にて
    加温することを特徴とする、病理組織の検査方法。
  2. 【請求項2】処理液を収容して処理を行なうための各種
    処理槽と、該処理槽の処理液に摘出した組織を収容して
    浸漬させるための籠と、該籠を持ち上げ次の処理槽に移
    動させて再び浸漬させるためのリフト装置と、上記処理
    液及びその中に浸漬した組織をヒータ内蔵の遠赤外線放
    射体により加温するための遠赤外線加温装置と、これら
    を制御する制御装置とから構成されていることを特徴と
    する、摘出した組織の病理検査を行なうために該組織を
    固定包埋するための固定包埋装置。
  3. 【請求項3】処理液を収容して処理を行なうための処理
    槽と、該処理槽に処理液を供給するためのタンクと、該
    タンク内の処理液を処理槽に供給・排出するためのポン
    プと、該処理液を順次所定時間毎に切換えるバルブと、
    処理液に摘出した組織を収容して侵漬させるめの籠と、
    上記処理液及びその中に侵漬した組織をヒーター内蔵の
    遠赤外線放射体により加温するための遠赤外線加温装置
    と、これらを制御する制御装置とから構成されているこ
    とを特徴とする、摘出した組織の病理検査を行なうため
    に該組織を固定包埋するための固定包埋装置。
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