JPH04131484U - スカム除去装置における排出構造 - Google Patents

スカム除去装置における排出構造

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JPH04131484U JP6744991U JP6744991U JPH04131484U JP H04131484 U JPH04131484 U JP H04131484U JP 6744991 U JP6744991 U JP 6744991U JP 6744991 U JP6744991 U JP 6744991U JP H04131484 U JPH04131484 U JP H04131484U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連通トラフが固定されたあとでもトラフを好
ましい高さにもってきて、スカムおよび水の流れが常に
円滑にできるようにする。トラフが連通トラフに差し込
み式であるので、トラフおよび連通トラフの長さを厳格
に規定する必要がないようにする。 【構成】 連通トラフとトラフとは互いに差し込み式と
され、トラフは、連通トラフに対して高さ調節可能とさ
れているとともに、連通トラフとトラフとは水密状にな
っていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、スカム除去装置における排出構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5および図6は、本考案者が先に提案したスカム除去装置を示している。こ の装置が設けられた矩形沈澱池には、池の幅方向に軸方向を向けた複数本(4本 )のスプロケット軸200と、各軸200のまわりに2個ずつ取付けられたスプ ロケット201と、これらのスプロケット201を介して無端状に掛けられた左 右2本のチェーン202が設けられている。同装置は、チェーン202に取付け られたフライト203…のうちその一部のものあるいは全てを利用して駆動され 、水面上のスカム(浮遊物)を誘引しかつ除去するものになっている。 スカム除去装置は、トラフ205、案内支持シート206、堰部材208、伝 達機構209を備えている。トラフ205は、四角な断面形状のうち上側と前側 一部を開口状にした樋状の長いものであり、その長手方向が池の幅方向に向くよ うに池内に固定して設けられている。 案内支持シート206は、トラフ205と同じく長い帯状のものでゴム質のも ので出来上がっており、トラフ205の前側に張出し状に取付けられて弾性変形 により上下に曲がり得るようになっている。堰部材208は、略三角形をした中 空状の長いものであって、その中には発泡材料が充填されることもあり、この堰 部材208は、弾性変形可能な案内支持シート206の前側に張出し状に取付け られ、同シート206に支えられながら水面207を境に上下に運動するように 設けられている。 この堰部材208を上下に揺動させるのが伝達機構209である。 伝達機構209は、支持軸210、駆動アーム211、作動アーム212を備 えている。支持軸210は、池の幅間に掛け渡され、駆動アーム211は、支持 軸210の一側から前方に向けて伸びた1本のアームである。作動アーム212 は、この駆動アーム211とは反対の方向であるトラフ205の方向に向けて伸 びたアームで、1本になっている。駆動アーム211の先端には、倣い部材21 3が設けられている。この倣い部材213は、底部にカム面を備え、同カム面は 、2つの突部213a,213cと、その間の凹み部213bとの連続したカム 面になっている。この倣い部材213を動かして駆動アーム211および作動ア ーム212を連動させ、ロッド224および連動アーム225を介して堰部材2 07を押し下げたりするのが、フライト(汚泥掻寄板)203の一端部から突出 するローラー(駆動部)214である。このローラー214は、フライト203 の倣い部材213側の一端に設けられたブラケットで取付けられている。 このスカム除去装置は、次のように作動する。 図示しない池上のモーターが駆動されることにより、チェーン202が駆動さ れ、それに取付けられたフライト203…が矢印方向へと微速で循環駆動される 。フライト203…は、池底部において沈澱している汚泥を掻き寄せてピット内 に導き、導かれた汚泥は、図示しないポンプで池外に排除されるようになってい る。上回りにくるフライト203は、その側方のローラー214により倣い部材 213を押し上げるようにする。ローラー214は、突部213a→凹み部21 3b→突部213cの順に倣い部材213に接触しながら同部材213を上下に 運動させる。これにより、ローラー214が第1段階の突部213aに当たる時 は、倣い部材213および駆動アーム211が大きく押し上がるとともに作動ア ーム212が押し下げられ、ロッド224および連動アーム225を通じて堰部 材208が水面下に押し下がるようになる。この際、水面上のスカムは、大きい ものも小さいものも水の吸い込みに伴ってトラフ205内に導かれたのちトラフ 205外に排除される。ローラー214が凹み部213bにくると、倣い部材2 13および駆動アーム211が一時的に下がり、作動アーム212は上がるよう になる。これにより、堰部材208は水面下にあって少し浮き上がるので、それ までの水量は少なくなる。水量は少なくはなるが水速は大きくなるので、スカム に対する吸引力は強くなり、大きいスカムも小さいスカムも引き寄せられるとと もに遠いスカムまでも近くにスムーズに引き寄せるようになる。ローラー214 が第2段階の突部213cにくると、倣い部材213付駆動アーム211が再び 上がり、作動アーム212は下がるようになる。これにより、堰部材208は下 がり、引き寄せられたスカム204が多量にトラフ205内に導かれるようにな る。このように倣い部材213が段階状になっているので、スカム204の引き 寄せから吸い込みまでが非常に効果的になされるのである。 さて、このスカム除去装置Sは、図7のように、各池毎に1基ずつ設置されて おり、トラフ205は一方向に傾斜して設けられているとともに、これらのトラ フ205…は、連通トラフ230で接続されている。傾斜方向の高いところに設 置されたトラフ205に流れ込んだスカムと水は連通トラフ230→次のトラフ 205→他の連通トラフ230→さらに次のトラフ205の順に流れるようにな っている。また、図示した中間のトラフ205に流れ込んだスカムと水は、傾斜 方向の低い側の連通トラフ230から次のトラフ205に流れ込む。これらのス カムおよび水は、傾斜方向低い側に全て流れて池外に排出される。なお、連通ト ラフ230は、池側壁231の一部であるはつり部231aにより貫通状に固定 されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この排出構造には次のような欠点があった。 すなわち、トラフ205の端部にフランジ205aが設けられ、連通トラフ2 30の端部にもフランジ230aが設けられ、これら両フランジ205a,23 0aをボルトで締め付けることにより、トラフ205と連通トラフ230とが接 続されるような構造になっていた。連通トラフ230は、はつり部231aで固 定されると高さが先に決定するため、後で接続されるトラフ205の高さも自ず と決まってくる。この場合、連通トラフ230の高さに狂いがあると、トラフ2 05の高さも設計通りにはならず、トラフ205の傾斜角度が小さくなったりし てスカムおよび水が想定程流れないという問題があった。また、フランジ同士を 接続する構造であるため、トラフ205あるいは連通トラフ230の長さを正確 に決める必要があり、そうでない場合、接続が困難になっていた。 この考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】 前記問題を解決するため、この考案は、下部が水面に没し上部が水面上にある ようにして沈澱池内に固定して設けられているとともに水面よりも低い開口を一 側に有して同開口を通じて導入されたスカムおよび水を外部に導出するように構 成された樋状のトラフと、同トラフの開口側に上下動可能に設けられている堰部 材を備えたスカム除去装置における、 前記沈澱池の池壁に貫通して設けられるとともにトラフに連通するように接続 される連通トラフを備えた排出構造であって、 前記連通トラフとトラフとは互いに差し込み式とされ、トラフは、連通トラフ に対して高さ調節可能とされているとともに、連通トラフとトラフとは水密状に なっていることを特徴とする。
【0005】 トラフが連通トラフに高さ調節可能であるので、連通トラフが固定されたあと でもトラフを好ましい高さにもってくることができる。トラフが連通トラフに差 し込み式であるので、トラフおよび連通トラフの長さを厳格に規定する必要がな くなる。
【0006】 以下、図示した実施例を参照しつつこの考案を詳細に説明する。 図1ないし図4は、この考案の一実施例を示し、ここにおいて、1は沈澱池の 側壁で、同側壁1の一部は、はつり部1aになっている。このはつり部1aには 、連通トラフ2が水平で両端が突き出すようにして貫通固定されている。この連 通トラフ2は、上面が開口したU字形のものであり、底壁3と両側壁4,4によ り構成されている。連通トラフ2の内部には、別体の底板5が設けられ、同底板 5は、底壁3に通されたロックナット6付アジャスタ7により高さ調節可能に支 持されている。連通トラフ2の両端部には、水平方向正面からみてU字形をした フランジ8が溶接により固定され、各フランジ8には、縦向きの板部にのみ縦方 向に長い長孔8aが開けられている。10はパッキンで、横断面形状が、丸く中 空状になった内側縁部10aと板状の外側部10bとによりなるとともに、全体 が、底部と側部とによりU字状に形成されている。このパッキン10も側部のみ に長孔が開けられている。11はパッキン押さえで、これもU字形をしており、 側部にのみ長孔11aが開けられている。12はトラフで、同トラフ12は、上 面が開口した樋状のものになっているとともにその開口する端部には補強部材1 3が渡されている。このトラフ12の端部から少し離れた位置の外周には、U字 状をしたフランジ14が設けられ、同フランジ14には丸孔が開けられている。 トラフ12は、はつり部1aに固定された連通トラフ2に上方からセットされて 端部が差し込み状にされるとともに、ここで、アジャスタ7が上下に調節される ことで、底板5が上下に調節され、これにより、トラフ12は望む高さを得る。 その後、締め付けボルト15をフランジ14→パッキン押さえ11→パッキン1 0→フランジ8に通し、ナット16を利用してトラフ12を連通トラフ2側に固 定する。パッキン押さえ11、パッキン10およびフランジ8にはそれぞれ長孔 が開けられているので、トラフ12が高さ調節されてもボルト15を難無く通す ことができる。なお、底板5と連通トラフ2との間には、底板5に開けられた孔 5aを通じて発泡樹脂材料17…を充填して密閉性および安定性の向上を図るよ うにする。
【0007】 ボルト15およびナット16による締め付け固定によりトラフ12が連通トラ フ2に差し込み状に固定され、この場合、連通トラフ2の高さが高くても低くて もその後の調節によりトラフ12は好ましい高さを得る。
【0008】
【考案の効果】
この考案は以上のように、トラフが連通トラフに高さ調節可能であるので、連 通トラフが固定されたあとでもトラフを好ましい高さにもってくることができる ようになった。トラフが連通トラフに差し込み式であるので、トラフおよび連通 トラフの長さを厳格に規定する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を水平断面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図および同C−C線断面図
である。
【図5】従来のスカム除去装置の設置状態を示す側面図
である。
【図6】スカム除去装置の斜視図である。
【図7】トラフおよび連通トラフの取り合い構造を示す
断面図である。
【符号の説明】
2 連通トラフ 7 アジャスタ 12 トラフ 15 締め付けナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部が水面に没し上部が水面上にあるよ
    うにして沈澱池内に固定して設けられているとともに水
    面よりも低い開口を一側に有して同開口を通じて導入さ
    れたスカムおよび水を外部に導出するように構成された
    樋状のトラフと、同トラフの開口側に上下動可能に設け
    られている堰部材を備えたスカム除去装置における、前
    記沈澱池の池壁に貫通して設けられるとともにトラフに
    連通するように接続される連通トラフを備えた排出構造
    であって、前記連通トラフとトラフとは互いに差し込み
    式とされ、トラフは、連通トラフに対して高さ調節可能
    とされているとともに、連通トラフとトラフとは水密状
    になっていることを特徴とするスカム除去装置における
    排出構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020192489A (ja) * 2019-05-27 2020-12-03 前澤工業株式会社 排水処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020192489A (ja) * 2019-05-27 2020-12-03 前澤工業株式会社 排水処理装置

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