JPH04131353U - 自動車及び自動車用座席クツシヨン - Google Patents

自動車及び自動車用座席クツシヨン

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JPH04131353U
JPH04131353U JP4706391U JP4706391U JPH04131353U JP H04131353 U JPH04131353 U JP H04131353U JP 4706391 U JP4706391 U JP 4706391U JP 4706391 U JP4706391 U JP 4706391U JP H04131353 U JPH04131353 U JP H04131353U
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JP
Japan
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seat
air
automobile
seat cushion
backrest
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Pending
Application number
JP4706391U
Other languages
English (en)
Inventor
亨一 村田
Original Assignee
イズミ工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車に長時間乗っていても、搭乗者の臀部
や背中を乾燥した状態に保ち、発汗による不快感をなく
すと共に、臀部や背中まで暖房又は冷房の効果が得られ
るようにする。 【構成】 自動車の座席に装着される座席クッションの
表面又は座席自体の表面から空気を吹き出すようにした
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車及び自動車用座席クッションに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の座席に、中空構造とされた通気性のある座席クッションを装着して用 いたり、座席の表面材を通気性のある布製とすることは、発汗による不快感を防 ぐ上で、ある程度有効であるが、これらの手段では、積極的な換気作用がないた め、効果に自ずと限度があり、長時間運転を続けると、発汗による不快感は避け られなかった。
【0003】 また、自動車用空調機(本明細書では、温風式カーヒータ、冷房専用のカーエ アコン、冷暖房用のカーエアコンを総称して自動車用空調機と記載している。) で車内の温度を調節する際、自動車用空調機の空気吹き出し口から送りだされた 温風又は冷風が搭乗者の正面にのみ当たり、却って不快感を覚えることがあるこ とは、日常よく経験するところでもある。
【0004】 また、座席の座面や背もたれ前面に電熱ヒータを組み込んだ自動車も実用化さ れているが、電熱ヒータ付き座席は、座面や背もたれ前面に換気作用がないため 、長時間の連続使用には適していない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の点に留意してなされたものであって、その目的とするところ は、自動車の座席に長時間座ったままでも発汗の虞れがなくて、非常に快適に暖 房や冷房などを行えるようにした自動車及び自動車用座席クッションを提供する ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するために、本考案が講じた技術的手段は次の通りである。 即ち、第1考案では、自動車の座席に装着した座席クッションの表面から空気を 吹き出すようにしている。 第2考案では、自動車の座席に装着して用いる中空構造の座席クッションの表 面に空気吹き出し孔を形成し、且つ、自動車用空調機の空気吹き出し口に接続可 能な空気導入用の可撓性ホースを備えさせている。 第3考案では、自動車の座席そのものの構造を改良し、座席の表面から空気を 吹き出すようにしている。
【0007】
【作用】
上記の構成によれば、座席クッションや座席の表面から空気を吹き出すので、 搭乗者の臀部又は背中によって圧迫された座席クッションや座席の表面を換気さ れた条件下に保ち、発汗による不快感を回避することができる。 殊に、上記空気として、自動車用空調機による冷風や温風を用いることより、 臀部又は背中まで冷房や暖房の効果が得られることになる。
【0008】
【実施例】
図1乃至図3は、第1考案と第2考案の一実施例を示す。図において、1は自 動車の座席(図示せず)に着脱自在に装着された座席クッションであり、その表 面(座面と背もたれ面)から空気を吹き出すように構成されている。
【0009】 座席クッション1は、内部に通気路を形成する必要上、中空構造とされ、且つ 、表面に空気吹き出し孔2が形成されたものであれば、如何なる形状、材質のも のであってもいが、この実施例では、前記座席クッション1を次の通りに構成し てある。
【0010】 即ち、図2に示すように、矩形状の枠3に多数本のコイルスプリング4を互い に平行に且つ隣接する螺旋部分の一部が互いに絡み合った状態に架設して成る2 枚の芯材5a,5bを連結具6により折り畳み自在に連結してある。
【0011】 そして、袋状をなす布製の座面用カバー7a及び背もたれ用カバー7bで前記 芯材5a,5bの夫々を被覆すると共に、伸縮性に富む樹脂製の蛇腹状カバー7 cで両芯材5a,5bの連結部を被覆することにより、座面用カバー7a及び背 もたれ用カバー7bの内部に通気路となる連続した空洞を形成してある。前記座 面用カバー7aの一側面には、前記空洞に連通するホース接続部8が設けられて いる。
【0012】 9a,9bは自動車に装備された自動車用空調機の空気吹き出し口である。一 方の空気吹き出し口9aには、伸縮自在な蛇腹状可撓性ホース10の一端に連結さ れた筒状接続具11を連結してあり、可撓性ホース10の他端は前記ホース接続部8 に差込み連結してある。
【0013】 筒状接続具11としては、種々の構造のものを採用できるが、この実施例では次 のような構造のものを採用している。即ち、前記筒状接続具11は、図2に示す通 り、側面に可撓性ホース10を接続するための孔12が形成された筒状部材11aと、 筒状部材11aを前記空気吹き出し口9aに取り付けるための取付け金具11bと、 筒状部材11aの内部に回転自在に設けられる弁体11cと、前記筒状部材11aの外 端部に嵌め込んで固定されるガラリ13付きの蓋体11dと、弁体11cを筒状部材11 a及び蓋体11dに対して回転操作するための摘み11eとを備えている。
【0014】 前記取付け金具11bは、ねじ孔14を有する帯状板部15とその中央部に突設され た軸16とから構成されている。筒状部材11aの内端部には前記ねじ孔14に対向す るボルト挿通用孔17を有する取付け片18が折曲形成されている。
【0015】 そして、前記帯状板部15を前記空気吹き出し口9aに挿入して、その両端部を 空気吹き出し口9aの縁部に係止させ、この状態で、筒状部材11aを空気吹き出 し口9aに挿入すると共に、取付け片18のボルト挿通用孔17に挿通した操作部付 きボルト19を帯状板部15のねじ孔14にねじ込むことにより、筒状部材11aを、そ の内端部と帯状板部15とで空気吹き出し口9aの縁部を挟持した状態に固定する ようになっている。
【0016】 弁体11cは、前記ガラリ13を開閉するための扇形板部20と、前記孔12を開閉す るための筒状に彎曲した彎曲板部21とを有し、中央には前記軸16に回転自在に套 嵌するための筒軸22を有し、筒軸22の先端は、前記摘み11eのボス穴とスプライ ン嵌合するためのスプライン軸部23に形成されている。
【0017】 そして、摘み11eを90度ずつ回転操作することにより、孔12を閉じ且つガラ リ13を開放した状態と、ガラリ13を閉じ且つ孔12を開放した状態(可撓性ホース 10を介して空気を座席クッション1に送給する状態)と、孔12及びガラリ13の双 方を開放した状態とを選択できるように構成されている。
【0018】 尚、図中の24は筒軸22の端面に対向して軸16上に配置されるリング、25は該リ ング24の抜止め用ねじであり、軸16の先端部にねじ込まれるようになっている。 弁体11cと蓋体11dとの間には、弁体11cを90度回転させるごとに位置決めす るスプリングボール26が設けられている。
【0019】 上記の構成によれば、自動車用空調機の送風機を稼働することにより、空気吹 き出し口9aから吹き出される温風や冷風、あるいは常温の風が、可撓性ホース 10を通って座席クッション1内の空洞に送給され、座面用カバー7a及び背もた れ用カバー7bの表面に形成された空気吹き出し孔2から吹き出されることにな る。
【0020】 また、座席クッション1が伸縮自在な可撓性ホース10を介して自動車用空調機 の空気吹き出し口9aに連結されているので、座席の位置を搭乗者の体格等に合 わせて前後や上下に調節する際、座席クッション1によってこれらの調節を妨げ られることがない。
【0021】 筒状接続具11を空気吹き出し口9aから抜き取るか、あるいは可撓性ホース10 をホース接続部8から抜き取ることにより、座席クッション1を座席から取り去 ることができる。
【0022】 尚、座面用カバー7a及び背もたれ用カバー7bのうち、座面の中央部および 背もたれ面の中央部の織り目又は編み目を他の部分よりも荒くして、空気の吹き 出しが効率良く行われるように配慮してある。
【0023】 図示しないが、上記のような座面部分と背もたれ部分とを備えた座席クッショ ン1において、座面用カバー7a及び背もたれ用カバー7bのうち、いずれか一 方からのみ空気を吹き出すように構成して実施することも可能である。また、座 席クッション1としては、背もたれ部分のみから構成されたものや座面部分のみ から構成されたものであってもよい。前者の場合、前記ホース接続部8は背もた れ用カバー7bの側面に設けられることになる。
【0024】 図4及び図5は、第3考案の一実施例を示す。この実施例は、自動車の座席27 そのものの構造を改良し、座席27の表面から空気を吹き出すようにしたものであ る。具体的には、座席27の座面部分27aと背もたれ部分27bの夫々に通気路とな る空洞28a,28bを形成し、座面部分27aと背もたれ部分27bの表面には前記空 洞28a,28bと連通する多数の空気吹き出し孔2を形成し、前記空洞28a,28b を可撓性ホース29で連通連結すると共に、座面部分27aの空洞28aを自動車用空 調機の送風ダクト30に接続したものである。
【0025】 上記の構成によれば、自動車用空調機の送風機を稼働することにより、温風や 冷風、あるいは常温の風が、送風ダクト30を経て座席27の空洞28a,28bに送給 され、座面部分27aと背もたれ部分27bの表面に形成された空気吹き出し孔2か ら吹き出されることになる。
【0026】 図6は第3考案の他の実施例を示す。この実施例は、座席27の背もたれ部分27 bに空洞28bを形成すると共に、背もたれ部分27b表面に当該空洞28bと連通す る空気吹き出し孔2を形成し、背もたれ部分27bの内部に、前記空洞28bに空気 を送り込む送風機(例えば、シロッコファン)31を設け、当該送風機31の吸気口 を背もたれ部分27bの側面に開口させた点に特徴がある。前記送風機31の電源と しては、自動車のバッテリーが使用され、ダッシュボードに設けたスイッチ(図 示せず)により切り入れ操作される。
【0027】
【考案の効果】
請求項1,3によれば、座席クッション又は座席の表面から空気を吹き出すの で、搭乗者の臀部又は背中によって圧迫された座席クッション又は座席の表面を 換気された条件下に保ち、発汗による不快感を回避することができる。 また、上記空気として、自動車用空調機による冷風や温風を用いることより、 臀部又は背中まで冷房や暖房の効果が得られることになる。
【0028】 請求項2によれば、座席クッションを自動車の座席に装着して、可撓性ホース を自動車用空調機の空気吹き出し口に連結することにより、座席クッション表面 から冷風又は温風を吹き出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1考案に係る自動車の要部の斜視図である。
【図2】第2考案に係る座席クッションの分解斜視図で
ある。
【図3】筒状接続具の分解斜視図である。
【図4】第3考案に係る自動車の概略平面図である。
【図5】座席の要部の概略断面図である。
【図6】第3考案の他の実施例を示す座席の要部の概略
断面図である。
【符号の説明】
1…座席クッション、2…空気吹き出し口、27…座席。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席に装着した座席クッションの表面か
    ら空気を吹き出すようにしたことを特徴とする自動車。
  2. 【請求項2】 自動車の座席に装着して用いる中空構造
    の座席クッションの表面に空気吹き出し孔を形成し、且
    つ、自動車用空調機の空気吹き出し口に接続可能な空気
    導入用の可撓性ホースを備えていることを特徴とする自
    動車用座席クッション。
  3. 【請求項3】 座席の表面から空気を吹き出すようにし
    たことを特徴とする自動車。
JP4706391U 1991-05-23 1991-05-23 自動車及び自動車用座席クツシヨン Pending JPH04131353U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60114362A (ja) * 1983-11-23 1985-06-20 Nippon Soken Inc イオン風式空気清浄器
JPS6252409A (ja) * 1985-08-30 1987-03-07 Hino Motors Ltd 車載用傾斜計
JPS62145972A (ja) * 1985-12-19 1987-06-30 Mitsubishi Electric Corp テレビジヨン受像機

Patent Citations (3)

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