JPH04130680A - Dc―squid素子およびその製造方法 - Google Patents
Dc―squid素子およびその製造方法Info
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- JPH04130680A JPH04130680A JP2253974A JP25397490A JPH04130680A JP H04130680 A JPH04130680 A JP H04130680A JP 2253974 A JP2253974 A JP 2253974A JP 25397490 A JP25397490 A JP 25397490A JP H04130680 A JPH04130680 A JP H04130680A
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
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- G01R33/0358—SQUIDS coupling the flux to the SQUID
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N—ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- H10N60/10—Junction-based devices
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、例えば生体磁気測定や磁気探知等の微小磁界
測定に用いられるDC−SQUIDに関する。
測定に用いられるDC−SQUIDに関する。
〈従来の技術〉
ジョセフソン接合の形態として、準平面型のものが知ら
れている。準平面型のジョセフソン接合では、下部電極
の上に絶縁層を介して上部電極か形成され、これらの下
部電極と上部電極の表面かブリッジによって互いにウィ
ークに接合された構造を持つ。このような準平面型のジ
ョセフソン接合では、そのウィークリンク長が上部電極
と下部電極の間に介在する絶縁層の厚さによって決まる
ため、平面上の微細加工を必要とする平面型のジョセフ
ソン接合に比して、比較的制御か容易な膜厚の調整によ
ってそのウィークリンク長か定まる点において有利であ
る。
れている。準平面型のジョセフソン接合では、下部電極
の上に絶縁層を介して上部電極か形成され、これらの下
部電極と上部電極の表面かブリッジによって互いにウィ
ークに接合された構造を持つ。このような準平面型のジ
ョセフソン接合では、そのウィークリンク長が上部電極
と下部電極の間に介在する絶縁層の厚さによって決まる
ため、平面上の微細加工を必要とする平面型のジョセフ
ソン接合に比して、比較的制御か容易な膜厚の調整によ
ってそのウィークリンク長か定まる点において有利であ
る。
従来、このような準平面型のジョセフソン接合を2か所
に有するDC−SQUID素子はすでに実用化されてい
る。
に有するDC−SQUID素子はすでに実用化されてい
る。
従来の準平面型のジョセフソン接合を持つDC−SQU
ID素子の構造の例を第7図に各層間絶縁層ないしはバ
リア層を透視した状態で示す。第7図(a)は全体平面
図で、(b)はそのB部拡大図である。
ID素子の構造の例を第7図に各層間絶縁層ないしはバ
リア層を透視した状態で示す。第7図(a)は全体平面
図で、(b)はそのB部拡大図である。
超電導体薄膜は合計4層構造であり、各層間には適宜に
層間絶縁層ないしはバリア層が介挿される。この例にお
いては、最下層にモジュレーションコイル1とインプッ
トコイル2が形成され、その上層にはインプットコイル
用引き出し電極2aとグランドプレーン3か形成されて
いる。更にその上層には、SQUIDリング4が形成さ
れ、最上層にはカウンタ電極5か形成されている。
層間絶縁層ないしはバリア層が介挿される。この例にお
いては、最下層にモジュレーションコイル1とインプッ
トコイル2が形成され、その上層にはインプットコイル
用引き出し電極2aとグランドプレーン3か形成されて
いる。更にその上層には、SQUIDリング4が形成さ
れ、最上層にはカウンタ電極5か形成されている。
そして、SQUIDリング4とカウンタ電極5とは、そ
の間に設けられたバリア層(図示せず)を介して、カウ
ンタ電極5の上にその両側縁部に跨がって形成されたブ
リッジ6によって、互いに2か所でウィークに接合され
、ここに2つのジョセフソン接合部7a、7bを得てい
る。
の間に設けられたバリア層(図示せず)を介して、カウ
ンタ電極5の上にその両側縁部に跨がって形成されたブ
リッジ6によって、互いに2か所でウィークに接合され
、ここに2つのジョセフソン接合部7a、7bを得てい
る。
以上の構造は、従来、例えば第8図ないし第11図に平
面図で示すような工程で製造される。なお、これらの図
においても、層間絶縁層およびバリア層の図示は省略(
透視)している。
面図で示すような工程で製造される。なお、これらの図
においても、層間絶縁層およびバリア層の図示は省略(
透視)している。
まず基板上にNb系等の超電導体薄膜を製膜してモジュ
レーションコイル1とインプットコイル2をバターニン
グする。この状態を第8図に示す。
レーションコイル1とインプットコイル2をバターニン
グする。この状態を第8図に示す。
次に、層間絶縁層およびコンタクトホールを形成した後
、その上方から同じく超電導体薄膜を製膜してグランド
ブレーン3とインプットコイル引き出し電極2aをパタ
ーニングする。この状態を第9図に示す。
、その上方から同じく超電導体薄膜を製膜してグランド
ブレーン3とインプットコイル引き出し電極2aをパタ
ーニングする。この状態を第9図に示す。
その後、層間絶縁層およびコンタクトホールを形成し、
超電導体薄膜を製膜して第10図に示すようにSQUI
Dリング4のバターニングを行う。
超電導体薄膜を製膜して第10図に示すようにSQUI
Dリング4のバターニングを行う。
次いでこのSQUIDリング4を下部電極としてその表
面全面にバリア層(絶縁層)を形成する。
面全面にバリア層(絶縁層)を形成する。
その後、バリア層の上に超電導体薄膜を製膜して上部電
極を兼ねるカウンタ電極5のパターニングを行う。この
状態を第11図に示す。
極を兼ねるカウンタ電極5のパターニングを行う。この
状態を第11図に示す。
最後に、その上から超電導体薄膜を製膜して、第7図に
示すようなパターンのブリッジ6を形成し、同図に示す
構造のDC−SQUID素子を得る。
示すようなパターンのブリッジ6を形成し、同図に示す
構造のDC−SQUID素子を得る。
ところで、トンネル型のジョセフソン接合素子等の場合
は、素子作成語の臨界電流値の調整は不可能なため、上
述した各層の作成順序は特に問題にはならない。しかし
、準平面型のジョセフソン接合素子では、陽極酸化等の
方法で臨界電流値をモニタしながら調整が可能であり、
このメリットを生かすためには、上記した製造方法で示
したように、ブリッジ6を最後に作成することが望まし
い。
は、素子作成語の臨界電流値の調整は不可能なため、上
述した各層の作成順序は特に問題にはならない。しかし
、準平面型のジョセフソン接合素子では、陽極酸化等の
方法で臨界電流値をモニタしながら調整が可能であり、
このメリットを生かすためには、上記した製造方法で示
したように、ブリッジ6を最後に作成することが望まし
い。
〈発明か解決しようとする課題〉
上記したように、準平面型ジョセフソン接合素子を用い
る場合には、ブリッジ6を最後に作成することか望まし
く、従って、従来の構造並びに製造方法では、ブリッジ
によって互いに接合されてジョセフソン接合を作るため
の下部および上部電極である、SQUIDリング4とカ
ウンタ電極5をモジュレーションコイル1とインプット
コイル2の上に形成している。
る場合には、ブリッジ6を最後に作成することか望まし
く、従って、従来の構造並びに製造方法では、ブリッジ
によって互いに接合されてジョセフソン接合を作るため
の下部および上部電極である、SQUIDリング4とカ
ウンタ電極5をモジュレーションコイル1とインプット
コイル2の上に形成している。
ところが、このように膜を多層に積層した場合、上層は
ど膜面の平坦性および膜質か低下していくことは避けら
れない。
ど膜面の平坦性および膜質か低下していくことは避けら
れない。
一方、準平面型ジョセフソン接合素子では、下部電極(
上記例ではSQUIDリング4)の平坦性および膜質は
、その上にあって上部電極(上記例ではカウンタ電極5
)との絶縁を保つと同時にウィークリンク長を決定して
いるバリア層の良否に大きな影響を及ぼす。
上記例ではSQUIDリング4)の平坦性および膜質は
、その上にあって上部電極(上記例ではカウンタ電極5
)との絶縁を保つと同時にウィークリンク長を決定して
いるバリア層の良否に大きな影響を及ぼす。
このような観点からすると、臨界電流値を調整できると
いう準平面型ジョセフソン接合素子のメリットを捨てる
ならば、下部電極と上部電極はできるだけ素子内の下層
側に配置して、最も極端にはジョセフソン接合部を最下
層に配置する方が好ましいという考えも成り立つ。
いう準平面型ジョセフソン接合素子のメリットを捨てる
ならば、下部電極と上部電極はできるだけ素子内の下層
側に配置して、最も極端にはジョセフソン接合部を最下
層に配置する方が好ましいという考えも成り立つ。
本発明の目的は、このような相矛盾する要求を一挙に満
足するDC−SQUID素子とその製造方法を提供する
ことにある。
足するDC−SQUID素子とその製造方法を提供する
ことにある。
く課題を解決するための手段〉
上記の目的を達成するため、本発明のDC−SQUID
素子は、SQUIDリング、カウンタ電極、モジュレー
ションコイルおよびインプ・ノドコイルが積層されてい
るとともに、SQUIDリングとカウンタ電極とが、バ
リア層を介してブリッジにより2か所でウィークに接合
されて2つのジョセフソン接合部を得てなるSQUID
素子において、SQUIDリングとカウンタコイルのう
ちのいずれか一方がこれらの各層の最上層に、かつ、他
方か最下層に配置されていることによって特徴付けられ
る。
素子は、SQUIDリング、カウンタ電極、モジュレー
ションコイルおよびインプ・ノドコイルが積層されてい
るとともに、SQUIDリングとカウンタ電極とが、バ
リア層を介してブリッジにより2か所でウィークに接合
されて2つのジョセフソン接合部を得てなるSQUID
素子において、SQUIDリングとカウンタコイルのう
ちのいずれか一方がこれらの各層の最上層に、かつ、他
方か最下層に配置されていることによって特徴付けられ
る。
また、本発明のDC−SQUIDの製造方法は、上記し
た本発明の構造のDC−SQUID素子の製造方法にお
いて、上記の最下層の電極を形成した後、その電極上の
ジョセフソン接合部が形成される位置を含むその近傍所
定範囲を保護膜で覆い、次に、その上方の各層を形成し
、次に最上層の超電導体薄膜を製膜する直前に、上記保
護膜を除去する工程を挿入し、その後、最上層の電極形
成およびブリッジ形成を行うことによって特徴付けられ
る。
た本発明の構造のDC−SQUID素子の製造方法にお
いて、上記の最下層の電極を形成した後、その電極上の
ジョセフソン接合部が形成される位置を含むその近傍所
定範囲を保護膜で覆い、次に、その上方の各層を形成し
、次に最上層の超電導体薄膜を製膜する直前に、上記保
護膜を除去する工程を挿入し、その後、最上層の電極形
成およびブリッジ形成を行うことによって特徴付けられ
る。
く作用〉
準平面型ジョセフソン接合素子の下部電極を最下層に作
成することにより、その膜面の平坦性と膜質か良好とな
り、その結果として、その上に形成されるバリア層は、
良好な膜となり得る。
成することにより、その膜面の平坦性と膜質か良好とな
り、その結果として、その上に形成されるバリア層は、
良好な膜となり得る。
また、本発明の製造方法では、最下層の電極上における
ジョセフソン接合部の形成位置を保護膜で覆った状態で
上の層を製膜する結果、各層のエツチングの際にジョセ
フソン接合部形成位置の電極表面がダメージを受けず、
また、上部電極を最上層にして最後にブリッジを形成す
るから、臨界電流値の調整も従来通り可能である。
ジョセフソン接合部の形成位置を保護膜で覆った状態で
上の層を製膜する結果、各層のエツチングの際にジョセ
フソン接合部形成位置の電極表面がダメージを受けず、
また、上部電極を最上層にして最後にブリッジを形成す
るから、臨界電流値の調整も従来通り可能である。
〈実施例〉
第1図は本発明実施例の素子構造を示す図で、(a)は
その全体平面図であり、また、同図(b)および(C)
はその各層の積層順位を示す模式的断面図て、(b)は
I−Iの、(C)は■−■の位置での積層順位を示して
いる。なお、第1図(a)においては各層間絶縁層10
a、10bおよびバリア層11は透視して示している。
その全体平面図であり、また、同図(b)および(C)
はその各層の積層順位を示す模式的断面図て、(b)は
I−Iの、(C)は■−■の位置での積層順位を示して
いる。なお、第1図(a)においては各層間絶縁層10
a、10bおよびバリア層11は透視して示している。
基板9上の最下層にSQUIDリング4か形成されてお
り、その上には絶縁層10aを介してモジュレーション
コイル1とその引き出し電極1a、およびインプットコ
イル2が形成されている。更にその上には、絶縁層10
bを介してグランドプレーン3と、インプットコイル2
用の引き出し電極2aが形成されている。
り、その上には絶縁層10aを介してモジュレーション
コイル1とその引き出し電極1a、およびインプットコ
イル2が形成されている。更にその上には、絶縁層10
bを介してグランドプレーン3と、インプットコイル2
用の引き出し電極2aが形成されている。
そして、最下層のSQUIDリング4の一端部には、バ
リア層11を介してカウンタ電極5か形成され、そのカ
ウンタ電極5の表面とSQUIDリング4の表面が、こ
れらに跨がって形成されたブリッジ6によってウィーク
に接合され、ここに2か所の準平面型ジョセフソン接合
部7aおよび7bか形成されている。
リア層11を介してカウンタ電極5か形成され、そのカ
ウンタ電極5の表面とSQUIDリング4の表面が、こ
れらに跨がって形成されたブリッジ6によってウィーク
に接合され、ここに2か所の準平面型ジョセフソン接合
部7aおよび7bか形成されている。
次に、以上の構造のDC−SQUID素子の製造方法の
例を述べる。
例を述べる。
第2図ないし第6図はその製造手順の説明図て、それぞ
れ平面図で示している。また、これらの図において層間
絶縁層10a、10bは図示を省略している。
れ平面図で示している。また、これらの図において層間
絶縁層10a、10bは図示を省略している。
まず基板9上に超電導体薄膜を製膜した後、第2図に示
すようにSQUIDコイル4をパターニングする。次に
、そのSQUIDコイル4上の、ジョセフソン接合部?
a、7bを形成すべき位置に、第3図に示すようにAI
膜による接合部保護膜8をパターニングする。
すようにSQUIDコイル4をパターニングする。次に
、そのSQUIDコイル4上の、ジョセフソン接合部?
a、7bを形成すべき位置に、第3図に示すようにAI
膜による接合部保護膜8をパターニングする。
その後、その上方全面に層間絶縁層10aを形成すると
ともに、必要なコンタクトホールを形成する。そして、
その上に超電導体薄膜を製膜し、モジュレーションコイ
ル1とその引き出し電極1a、およびインプットコイル
2をパターニングする。この状態を第4図に示す。
ともに、必要なコンタクトホールを形成する。そして、
その上に超電導体薄膜を製膜し、モジュレーションコイ
ル1とその引き出し電極1a、およびインプットコイル
2をパターニングする。この状態を第4図に示す。
そしてその上方に層間絶縁層10bを形成し、同様に必
要とするコンタクトホールを形成した後、ジョセフソン
接合部の形成位置の上にある絶縁膜10a、10b、す
なわち接合部保護膜8の上方に付いている絶縁膜をRI
E等によって全てエツチングする。このエツチングにお
いて、接合部保護膜8をストッパとすることかできる。
要とするコンタクトホールを形成した後、ジョセフソン
接合部の形成位置の上にある絶縁膜10a、10b、す
なわち接合部保護膜8の上方に付いている絶縁膜をRI
E等によって全てエツチングする。このエツチングにお
いて、接合部保護膜8をストッパとすることかできる。
次に接合部保護膜8を、ウェットエツチング等により除
去した後、その部分のSQUIDリング4の表面を酸化
する等によって、バリア層11を形成する。
去した後、その部分のSQUIDリング4の表面を酸化
する等によって、バリア層11を形成する。
次いでそのバリア層11の上に超電導体薄膜を製膜し、
カウンタ電極5をパターニングする。この状態を第6図
に示す。
カウンタ電極5をパターニングする。この状態を第6図
に示す。
その後、ブリッジとSQUIDリング4およびカウンタ
電極5との超電導コンタクトをとるために、素子全面の
スパッタエツチングを行った後、ブリッジ6を形成する
ための超電導体薄膜を製膜する。
電極5との超電導コンタクトをとるために、素子全面の
スパッタエツチングを行った後、ブリッジ6を形成する
ための超電導体薄膜を製膜する。
その後、レジストを塗布し、ブリッジパターンの電子ビ
ーム露光を行い、このレジスト膜をマスクとしてスパッ
タエツチングまたはりアクティブイオンエツチング(R
I E)によるブリッジ6のバターニングを行うことに
より、第1図に示した構造のDC−SQUID素子が得
られる。
ーム露光を行い、このレジスト膜をマスクとしてスパッ
タエツチングまたはりアクティブイオンエツチング(R
I E)によるブリッジ6のバターニングを行うことに
より、第1図に示した構造のDC−SQUID素子が得
られる。
以上の製造方法において特に注目すべき0点は、最下層
の下部電極となる5QUI[リング4上の、ジョセフソ
ン接合部を形成すべき位置か、接合部保護膜8によって
保護された状態でその上層であるモジュレーションコイ
ル1やインプットコイル2等の各層のエツチングが行わ
れる点であり、これによってジョセフソン接合を形成す
べき位置の超電導体薄膜かダメージを受けることかない
。
の下部電極となる5QUI[リング4上の、ジョセフソ
ン接合部を形成すべき位置か、接合部保護膜8によって
保護された状態でその上層であるモジュレーションコイ
ル1やインプットコイル2等の各層のエツチングが行わ
れる点であり、これによってジョセフソン接合を形成す
べき位置の超電導体薄膜かダメージを受けることかない
。
なお、以上の実施例では、SQUIDリング4を下部電
極とし、カウンタ電極5を上部電極とした場合について
述べたか、カウンタ電極5を最下層に形成してこれを下
部電極とし、SQUIDリング4を最上層に形成して上
部電極としても良い。
極とし、カウンタ電極5を上部電極とした場合について
述べたか、カウンタ電極5を最下層に形成してこれを下
部電極とし、SQUIDリング4を最上層に形成して上
部電極としても良い。
また、モジュレーションコイル1およびインプットコイ
ル2の層と、グランドブレーン3の層を互いに入れ換え
てもいいことは勿論である。
ル2の層と、グランドブレーン3の層を互いに入れ換え
てもいいことは勿論である。
〈発明の効果〉
以上説明したように、本発明の構造によれば、基板の直
上、つまり最下層に下部電極を形成し、その上のバリア
層を介して最上層に上部電極が形成され、これらがブリ
ッジによって接合されて準平面型のジョセフソン接合部
が作られているので、バリア層は平坦性および膜質の良
好な下部電極上にあって良質な膜となり、ジョセフソン
接合特性が向上し、高性能で再現性の良いDC−SQU
ID素子か得られる。
上、つまり最下層に下部電極を形成し、その上のバリア
層を介して最上層に上部電極が形成され、これらがブリ
ッジによって接合されて準平面型のジョセフソン接合部
が作られているので、バリア層は平坦性および膜質の良
好な下部電極上にあって良質な膜となり、ジョセフソン
接合特性が向上し、高性能で再現性の良いDC−SQU
ID素子か得られる。
また、上部電極およびブリッジは最上層に形成されてい
るから、従来通り陽極酸化法等によって接合臨界電流値
の調整が可能である。
るから、従来通り陽極酸化法等によって接合臨界電流値
の調整が可能である。
更に、本発明による製造方法によれば、最下層の下部電
極上のジョセフソン接合部を形成すべき位置を、保護膜
で覆った状態で他の層を形成するから、他層のプロセス
中ないしはジョセフソン接合部上の絶縁層の除去時に、
下部電極がダメージを受けることが無い。また、この保
護膜のエツチングは、例えばウェットエツチング等の使
用により、下部電極へのダメージを最小限に抑えること
ができ、この点において問題はない。
極上のジョセフソン接合部を形成すべき位置を、保護膜
で覆った状態で他の層を形成するから、他層のプロセス
中ないしはジョセフソン接合部上の絶縁層の除去時に、
下部電極がダメージを受けることが無い。また、この保
護膜のエツチングは、例えばウェットエツチング等の使
用により、下部電極へのダメージを最小限に抑えること
ができ、この点において問題はない。
第1図は本発明実施例の構造を示す図で、(a)は層間
絶縁層およびバリア層を透視して示す平面図、(b)お
よび(C)はそれぞれそのI−1断面および■−■断面
で示す模式的断面図、 第2図ないし第6図は本発明実施例の製造方法の説明図
、 第7図は従来の準平面型ジョセフソン接合を用いたDC
−SQUID素子の構造を示す平面図、第8図ないし第
11図はその製造方法の説明図である。 7a。 1・・・・モジュレーションコイル 2・・・・インプットコイル 3・・・・グランドブレーン 4・・・・SQUIDリング(下部電極)5・・・・カ
ウンタ電極(上部電極) 6・・・・ブリッジ b・・・・ジョセフソン接合部 8・・・・接合部保護膜 9・・・・基板 10a。 10b・・・・層間絶縁層 1・・・・バリア層
絶縁層およびバリア層を透視して示す平面図、(b)お
よび(C)はそれぞれそのI−1断面および■−■断面
で示す模式的断面図、 第2図ないし第6図は本発明実施例の製造方法の説明図
、 第7図は従来の準平面型ジョセフソン接合を用いたDC
−SQUID素子の構造を示す平面図、第8図ないし第
11図はその製造方法の説明図である。 7a。 1・・・・モジュレーションコイル 2・・・・インプットコイル 3・・・・グランドブレーン 4・・・・SQUIDリング(下部電極)5・・・・カ
ウンタ電極(上部電極) 6・・・・ブリッジ b・・・・ジョセフソン接合部 8・・・・接合部保護膜 9・・・・基板 10a。 10b・・・・層間絶縁層 1・・・・バリア層
Claims (2)
- (1)それぞれ超電導体薄膜をパターニングして形成さ
れたSQUIDリング、カウンタ電極、モジュレーショ
ンコイルおよびインプットコイルが積層されているとと
もに、上記SQUIDリングとカウンタ電極とが、バリ
ア層を介してブリッジにより2か所でウィークに接合さ
れて2つのジョセフソン接合部を得てなるSQUID素
子において、上記SQUIDリングとカウンタコイルの
うちのいずれか一方が上記各層の最上層に、かつ、他方
が最下層に配置されていることを特徴とするDC−SQ
UID素子。 - (2)上記の構造のDC−SQUID素子の製造方法に
おいて、上記最下層の電極を形成した後、その電極上の
上記ジョセフソン接合部が形成される位置を含むその近
傍所定範囲を保護膜て覆い、次に、その上方の各層を形
成し、次に上記最上層の超電導体薄膜を製膜する直前に
、上記保護膜を除去する工程を挿入し、その後、上記最
上層の電極形成および上記ブリッジ形成を行うことを特
徴とする準平面型DC−SQUID素子の製造方法。
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JPS6147676A (ja) * | 1984-08-13 | 1986-03-08 | Fujitsu Ltd | 超伝導量子干渉素子 |
EP0246419B1 (de) * | 1986-05-21 | 1991-04-10 | Siemens Aktiengesellschaft | SQUID-Magnetometer für eine Vorrichtung zur Messung schwacher Magnetfelder |
FR2622020B1 (fr) * | 1987-10-20 | 1990-02-02 | Thomson Csf | Dispositif magnetometrique supraconducteur |
NL8702607A (nl) * | 1987-11-02 | 1989-06-01 | Philips Nv | Inrichting voor het uitlezen van informatie uit een magnetisch registratiemedium. |
US5053834A (en) * | 1990-08-31 | 1991-10-01 | Quantum Magnetics, Inc. | High symmetry dc SQUID system |
-
1990
- 1990-09-20 JP JP2253974A patent/JP2780473B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-09-09 CN CN91108930.6A patent/CN1029057C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1991-09-17 US US07/761,158 patent/US5227645A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-09-19 EP EP91308552A patent/EP0477012B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-09-19 DE DE69130472T patent/DE69130472T2/de not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
CN1060926A (zh) | 1992-05-06 |
DE69130472D1 (de) | 1998-12-17 |
US5227645A (en) | 1993-07-13 |
DE69130472T2 (de) | 1999-05-12 |
JP2780473B2 (ja) | 1998-07-30 |
EP0477012B1 (en) | 1998-11-11 |
EP0477012A2 (en) | 1992-03-25 |
CN1029057C (zh) | 1995-06-21 |
EP0477012A3 (en) | 1992-07-15 |
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---|---|---|---|
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