JPH04130028U - 電磁流量計の測定管 - Google Patents

電磁流量計の測定管

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JPH04130028U
JPH04130028U JP3583591U JP3583591U JPH04130028U JP H04130028 U JPH04130028 U JP H04130028U JP 3583591 U JP3583591 U JP 3583591U JP 3583591 U JP3583591 U JP 3583591U JP H04130028 U JPH04130028 U JP H04130028U
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JP
Japan
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measuring tube
electromagnetic flowmeter
tube
electrode
measuring
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Application number
JP3583591U
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Inventor
創造 藤本
民雄 石原
Original Assignee
株式会社日立製作所
日立計測エンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は係る従来のセラミックス電磁流量計の
電極部を改良したもので、電極形状が自由に形成できる
ことにより安定した流量信号を検出できる電磁流量計を
提供する。 【構成】本考案による電磁流量計の構成は導電性焼結体
で形成された、被測定流体の流れを導く測定管1a,1
bを備え、この測定管の内面の一部を除いた部分に、測
定管の線膨張率に近い絶縁物2を薄く被膜し、該被膜の
ない部分を電極3a,3bとして流量信号を検出する構
成である。 【効果】導電性測定管に絶縁物を被膜する構造なので、
電極形状が任意に形成でき、安定した流量信号が検出で
きる。導電性測定管同志の接合部のシール性は、一体焼
結により極めて高い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電磁流量計の測定管に係わり、特にシール性に優れた電極部の構成 に関する。
【0002】
【従来の技術】
電磁流量計は近年測定対象が拡大され、水だけでなく熱水・薬品・固形物混合 流体などに対する測定需要が高まって来た。これに対応すべく、電磁流量計測定 管も従来の金属管内面にゴムやプラスチックを内貼りした構造のものから、セラ ミック測定管を使用した方式へ移行しつつある。
【0003】 セラミックスを電磁流量計の測定管として使用した公知例として、公表特許公 報(昭58−501552号)磁気誘導型流量測定装置用測定値検出器がある。測定管と してアルミナ(Al23)などのセラミックスを使用する利点としては、耐熱性 ・耐食性・耐摩耗性などの特性が優れていることにある。当然セラミック測定管 を使用した電磁流量計は、この種の特性が要求される厳しい環境に用いられるた め、同測定管上に形成される電極部に対しても測定管と同等以上の特性が要求さ れる。
【0004】 公知例は、1対の電極として白金(Pt)棒を使用し、未焼成セラミックス (アルミナAl23など)の管体壁面に貫通した穴に前記電極を挿入した後、両 者を高温にして焼成せしめたものである。セラミックスは焼成時に収縮するため 、前記電極を締め付け両者のすき間がなくなり液漏れ防止が図れると共に、電極 部が白金(Pt)のみで他の接合材料を使用しないため耐食性にも優れているも のである。
【0005】 しかしながら、従来装置には下記欠点があった。
【0006】 1.棒状電極構造のため、電極の大きさが限られ、安定した流量信号が検出でき ないことがある。
【0007】 2.電極部をセラミックスの焼成時収縮で締め付けるため、焼成後の電極周辺部 のセラミックスに大きな残留応力が生じ易い。
【0008】 3.電極及び管体とも剛性が高いため、焼成時に両者の間に傷など欠陥があれば 、両者間を均一にシールするのが困難である。
【0009】 4.電極接合部の剛性が高いため、線膨張率がほぼ一致した材料で測定管と電極 を製作する必要があった。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、前記欠点を防止し、安定した流量信号を検出できる電極部を 具備せる電磁流量計の管体を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本考案の電磁流量計の構成は一部に絶縁層を有す る導電性焼結体で形成された、被測定流体の流れを導く測定管を備え、この測定 管の内面の一部を除いた部分に、測定管の線膨張率に近い絶縁物を被膜し、該被 膜のない部分を電極として流量信号を検出するようにしたものである。
【0012】
【作用】
本考案の電磁流量計によれば、測定管部が炭化珪素等の導電性セラミックス材 料であるため、耐熱性,耐食性,耐熱衝撃性が優れている。また、測定管自体は 導体から成り、その一部を電極として使用する。また、電極すなわち被膜のない 部分の大きさが任意に形成でき、電気的に安定した信号を検出できる大面積電極 が容易に形成できる。
【0013】
【実施例】
本考案による電磁流量計の一つの実施例を図面に従って説明する。図1に示さ れるものは、例えば炭化珪素等の導電性セラミックスからなり、被測定流体がそ の内面を流れる。測定管1a,1bの内面に、前記測定管に近い線膨張率を有す る絶縁物2(パイレックス,石英ガラス等)を溶射,還元法(酸化銅法),スパ ッタ法等の方法で薄く被膜してある。3a,3bは絶縁被膜していない部分で、 ここが電極になる。また、測定管1a,1bの接合部4は、測定管と同じ素性で 絶縁性を有する非導電性セラミックス(例えば絶縁性炭化珪素等)を使用する。 このような素性の測定管と接合部を組合わせ一体焼成するとき、測定管と接合部 の同じ材質同志(例えば炭化珪素等)が接合部の境界を越えて一体に焼結する。 これにより、測定管1a,1bとのシール性能は継目なしの状態に殆ど劣らない 。また、他の実施として被膜用絶縁物2と同じ材料で接合する。5は測定管の配 管との接合端部を示す。
【0014】 図1に於いて、電磁流量計の測定管1a,1bは、それぞれ絶縁された導電性 焼結体で形成されており、測定管自体が導体なので一対の電極として、内部流体 に発生した起電力を管外に取り出す。
【0015】 図2は、図1の縦断面図である。絶縁被膜2によって電極の形状が任意に大き くできる。
【0016】 本実施例によれば、次の如き効果がある。
【0017】 1.電極形状が任意に形成できるので、安定した流量信号が検出できる。
【0018】 2.測定管同志の接合部のシール性は、一体焼結により極めて高い。
【0019】 3.測定管が炭化珪素等の導電性セラミックス材料であるため、耐熱に優れてい る。
【0020】
【考案の効果】
導電性測定管に絶縁物を被膜する構造なので、電極形状が任意に形成できるこ とにより、安定した流量信号が検出でき、導電性測定管同志の接合部のシール性 は、一体焼結により極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電磁流量計の要部断面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【符号の説明】
1a,1b…測定管、2…絶縁物、3a,3b…電極、
4…測定管接合部、5…測定管の接合端部。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性焼結体で形成された、被測定流体の
    流れを導く電磁流量計の測定管に於いて、この測定管の
    内面の一部を除いた部分に、測定管の線膨張率に近い絶
    縁物の被膜を形成し、該被膜のない部分を電極として流
    体信号を検出する構成であることを特徴とする電磁流量
    計の測定管。
  2. 【請求項2】請求項1に於いて、測定管は、半円筒形を
    した2個の導体を、絶縁性接合層を介してパイプ状に焼
    成したことを特徴とする電磁流量計の測定管。
  3. 【請求項3】請求項1に於いて、電極の大きさを任意に
    形成したことを特徴とする電磁流量計の測定管。
  4. 【請求項4】請求項1に於いて、測定管は炭化珪素(S
    iC)から成ることを特徴とする電磁流量計の測定管。
  5. 【請求項5】請求項1に於いて、被膜はガラス等の絶縁
    物から成ることを特徴とする電磁流量計の測定管。
  6. 【請求項6】請求項1に於いて、絶縁被膜を溶射,還元
    法(酸化銅法),スパッタ法等の方法で接合することを
    特徴とする電磁流量計の測定管。
JP3583591U 1991-05-21 1991-05-21 電磁流量計の測定管 Pending JPH04130028U (ja)

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