JPH04129708U - リモートコントロール農用車両 - Google Patents

リモートコントロール農用車両

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JPH04129708U
JPH04129708U JP4459191U JP4459191U JPH04129708U JP H04129708 U JPH04129708 U JP H04129708U JP 4459191 U JP4459191 U JP 4459191U JP 4459191 U JP4459191 U JP 4459191U JP H04129708 U JPH04129708 U JP H04129708U
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JP
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steering
vehicle
hydraulic
distribution block
operated
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Application number
JP4459191U
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Inventor
民夫 川上
康秀 山崎
広範 石橋
Original Assignee
三菱農機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、リモートコントロール用の操舵用
油圧分配ブロックを有利に配設することとバランスウエ
ートに利用することを目的とするものである。 【構成】 走行車の後部に作業機を装着し、車両から離
れた位置で操作する無線発信機の信号を無線受信機で受
信し、この受信信号により制御用油圧シリンダの電磁弁
を切り替えて無人操作するリモートコントロール農用車
両において、操向制御するための操向用油圧分配ブロッ
クを、フロントアクスルの前方でかつフロントグリルの
下方に装着した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、走行車両の後部に作業機を装着したリモートコントロール農用車両 に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、後部に作業機を装着した農用車両は、作業機の重量が大である場合が 多く、また、作業時に作業機の駆動反力、タイヤの駆動反力により機体前部が浮 き気味なるため、機体の前部に設けたバンパー、又は、シャーシーの前部にバラ ンスウエートを取付けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記既知の農用車両は、前述のようにバランスウエートを別個に取付けなけれ ばならず、かつ、農用車両をリモートコントロール方式にする場合、運転部及び その前方には油圧ポンプ、油圧配管、及びステアリング操作系等が錯綜していて 、操向ハンドルを制御するための油圧ブロックを取付けるための適切なスペース が少なく、それを無理に取付けると、それが外側方又は下方へ突出して走行の障 害になった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、走行車の後部に作業機を装着し、車両から離れた位置で操作する無 線送信機の信号を無線受信機で受信し、この受信信号により制御用油圧シリンダ の電磁弁を切り替えて無人操作するリモートコントロール農用車両において、操 向制御するための操向用油圧分配ブロックを、フロントアクスルの前方でかつフ ロントグリルの下方に装着することにより前述の課題を解決した。
【0005】
【作用】
農用車両を走行させながらその後部に装着した作業機により作業を行う場合、 前記操向用油圧分配ブロックの重量は、フロントグリルの下方でかつフロントア クスルの前方で機体に負荷されることとなり、機体の前部にバランスウエートの 取付けを省略し得るか、又はそれを著しく小型化することができる。 また、農用車両を遠隔操作する場合、無線送信機を操作して制御信号を発信し 、農用車両に装着した無線受信機は上記信号を受信し、この受信信号により制御 用油圧シリンダの電磁弁を切り替え作動させ、それにより農用車両をリモートコ ントロールすることができる。
【0006】
【実施例】
本考案の一実施例を図面に示すトラクタについて説明すると、運転部は前部に 設けた操向ハンドル1と、ステップ2と、運転席3とからなり、前部の一側には クラッチペダル5、他側には左右一対のブレーキペダル6,6を配設し、運転席 3の側部のフェンダー7に併設したレバーパネルには、主変速レバー8及び副変 速レバー9を配設してあり、後部にはロータリ耕耘機10をトップリンクとロア リンクとにより昇降可能に装着してある。
【0007】 そして、シャーシ11の前部の左右フレーム間には、操舵系を制御する操向用 油圧分配ブロック15を、フロントアクスルケース12よりも前方でかつフロン トグリル13の下方に臨むように取付けてあるので、操向用油圧分配ブロック1 5はバランスウエートになると共に左右バランスを悪化させることがなく、また 、前記ステップ2の左又は右の下面には、クラッチ、ブレーキ又は変速等の走行 用油圧分配ブロック16を装着してあり、これにより機体重心が低くなり、機体 の倒伏角を大きくして倒伏し難くすることができる。更に、ステップ2の下面に 取付けるので既存のトラクタに格別の改造を施さなくとも容易に装着することが できる。
【0008】 前記操向用油圧分配ブロック15及び走行用油圧分配ブロック16を、図3に 示す油圧回路について説明すると、作業機昇降用ポンプ(イ)(これの油圧回路 の図示を省略した。)と、操向制御用ポンプ(ロ)と、走行制御用ポンプ(ハ) とを並列に設け、前記操向制御用ポンプ(ロ)が吐出する作動油を、前記操向用 油圧分配ブロック15と、これを介して前記操向ハンドル1により手動操作され る全油圧形パワステアリング回路17とに分配する。
【0009】 操向制御用油圧ポンプ(ロ)と一対の操向油圧シリンダ18との間に介装した 前述の操向用油圧分配ブロック15は、定量分流弁19、リリーフバルブ20、 ステアリング操作用切換弁21、該切換弁21への投入流量切換弁22及びオリ フィース23からなり、操向制御用ポンプ(ロ)からの圧油は定量分流弁19に より一定流量にコントロールされてステアリング操作用切換弁21に送られ、そ れにより操向油圧シリンダ18の作動速度がリモートコントロールに適するよう に調整され、更に前記作動速度に関して微調整が必要な場合には、投入流量切換 弁22のソレノイドに通電すると、その回路が遮断されてオリフィース23を通 過する少量の圧油により操向油圧シリンダ18が低速で作動することとなり、例 えば、前輪旋回角を微調整するときは操舵速度が遅くなり、この時の余剰油は、 リリーフバルブ20からタンクへ還流し、また、定量分流弁19の余剰油と制御 流は全油圧形パワステアリング回路17へ流れる。
【0010】 走行用油圧分配ブロック16は、低圧リリーフバルブ25、作業時にはソレノ イドに通電してブロック状態にするアンロードバルブ26、右ブレーキ用油圧シ リンダ27への圧油を断続する右ブレーキ切換弁28、左ブレーキ用油圧シリン ダ30への圧油を断続する左ブレーキ切換弁31、主変速用油圧シリンダ32へ の圧油を断続する主変速切換弁33、一対の副変速用油圧シリンダ35,35へ の圧油を切り換えるシャトル切換弁36、及び前輪増速用のクイックターン油圧 シリンダ37及び主クラッチ操作用のクラッチ用油圧シリンダ38に圧油を分配 する兼用切換弁39により構成されている。
【0011】 走行制御用ポンプ(ハ)からの圧油は、機体停止時には、アンロードバルブ2 6を通ってタンクへ還流し、この時左右のブレーキ用油圧シリンダ27,28は 、内蔵されたスプリングにより縮小してブレーキアームを引張るので、いずれも 作動して駐車ブレーキがかかった状態になり、走行時には、アンロードバルブ2 6のソレノイドに通電されるので前記駐車ブレーキの作動状態が解除され、兼用 切換弁39をソレノイドaに通電することにより切り換えてクラッチ用油圧シリ ンダ38に圧油を送るとクラッチ用油圧シリンダ38が、それに内装されたスプ リングを圧縮しながら縮小作動して主クラッチを切り、その後、弾圧付勢により 閉じていたバルブ40が圧油により押し広げられるので、圧油はシャトル切換弁 36及び主変速切換弁33へと流れ、機体は走行可能になり、この状態で、前記 兼用切換弁38のソレノイドaへの通電を断つと、クラッチ用油圧シリンダ38 内の圧油はスプリングが伸長することにより押し出され、オリフィース41は流 出を抑制するので、主クラッチ(多板クラッチ)は、ゆっくり接続されて走行し 始める。
【0012】 作業中、機体が畦畔沿いに到達して旋回するとき、前輪の切角が所定になって クイックターンスイッチがONになると、兼用切換弁39のソレノイドbに通電 されて切り換わり、クイックターン油圧シリンダ37に圧油が圧入され、機体は 左右ブレーキ非作動で急速旋回し、旋回後期に前輪の切角が設定角まで戻ると上 記通電が断たれ、兼用切換弁39は中立位置に復帰し、クイックターン油圧シリ ンダ37内の圧油は流出し、前輪は後輪と同調した通常の回転数に戻る。左右ブ レーキにより機体の走行方向修正、又は回向を行う場合、左右いずれかのブレー キ切換弁28,31のソレノイドへの通電を断つと、それに接続されているシリ ンダのスプリングがピストンを押し込むんで縮小作動させるので、圧油はタンク に流出し、ブレーキアームを引張って一方のブレーキを作動させる。
【0013】 無線発信機42は、上面に、単極単倒(はねかえり)型押しボタンスイッチか らなるエンジンストップスイッチ43、回動方向及び回動角により操舵するステ アリングボリュームモーメンタリー45、左右一対のブレーキスイッチ46(単 極単倒(はねかえり)型押しボタンスイッチ)、高−中立−低に切り換えること ができる単極双倒型のスロットルスイッチ47、上昇−中立−下降に切り換えら れる単極双倒型のリフトアームスイッチ48、及びチェックランプ50を配設し 、側面には、前方へ回動すると前進、後方へ回動すると後進になると共に回動量 に応じてそれぞれ1−2速、3−4速に変速することができる変速スイッチ51 を設け、下面には、主クラッチを断続するクラッチスイッチ52を設け、このク ラッチスイッチ52は単極単倒型であって常時指により押してON状態とし、離 すとOFFになる。53は送信アンテナである。
【0014】 無線受信機55は、左側のフェンダー56の下面に設けたツールボックス内に 、リモコン切換スイッチ(遠隔操作とマニュアル操作とに切り替える)57及び 近接設定ボリューム58の側部に併設してあり、受信した信号は運転部の前部に 設けた遠隔操作用のマイコンユニット60に入力され、前記リモコン切換スイッ チ57、近接設定ボリューム58、フロントグリルに前向きとして取付けた超音 波センサーからなる近接センサー61、前輪の旋回角を検出するステアリングセ ンサ62、エンジンのスロットルセンサ63、副変速の変速位置を検出するシャ トルセンサ65、主変速の変速位置を検出する変速センサ66の検出結果も入力 され、それらの入力値をマイコンユニットが演算してブザー67及び各切換バル ブに出力して自動制御される。68は機体の後部一側に起伏可能に装着した受信 アンテナである。
【0015】 そして、トラクタが走行する時、後部には重いロータリ耕耘機10をリフトア ームにより吊り下げ状態で装着されてあるが、前記操向用油圧分配ブロック15 を取付けてあり、それがバランスウエートとして作用する。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、走行車の後部に作業機を装着し、車両から離れた位置で操作する無 線発信機42の信号を無線受信機55で受信し、この受信信号により制御用油圧 シリンダの電磁弁を切り替えて無人操作するリモートコントロール農用車両にお いて、操向制御するための操向用油圧分配ブロック15を、フロントアクスル1 2の前方でかつフロントグリル13の下方に装着したので、操向用油圧分配ブロ ック15機体の後部に装着した作業機に対抗するバランスウエートとなり、従来 のように別個のバランスウエートを省略することができるか、又はそれを著しく 小型化することができる。 しかも、機体の前部は、操舵装置、及び各種配管、並びに各種の操作手段が配 設されていて操向用油圧分配ブロック15を配設するスペースがないが、フロン トアクスルケース12の前方にあるシャーシ11の中間空間を利用して他の装置 の障害になることなく配設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの平面図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】油圧回路図である。
【図4】無線送信機の平面図である。
【図5】同上断面図である。
【図6】無線送信機の送信信号を示す図である。
【図7】マイコンユニットの出入力図である。
【符号の説明】
8 主変速レバー 9 副変速レバー 10 ロータリ耕耘機 11 シャーシ 12 フロントアクスルケース 13 フロントグリル 15 操向用油圧分配ブロック 16 走行用油圧分配ブロック 18 操向油圧シリンダ 42 無線発信機 55 無線受信機

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車の後部に作業機を装着し、車両か
    ら離れた位置で操作する無線発信機42の信号を無線受
    信機55で受信し、この受信信号により制御用油圧シリ
    ンダの電磁弁を切り替えて無人操作するリモートコント
    ロール農用車両において、操向制御するための操向用油
    圧分配ブロック15を、フロントアクスル12の前方で
    かつフロントグリル13の下方に装着したことを特徴と
    するリモートコントロール農用車両。
JP4459191U 1991-05-17 1991-05-17 リモートコントロール農用車両 Pending JPH04129708U (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60196931A (ja) * 1984-03-21 1985-10-05 Canon Inc 堆積膜形成装置
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