JPH04129692U - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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- JPH04129692U JPH04129692U JP3904991U JP3904991U JPH04129692U JP H04129692 U JPH04129692 U JP H04129692U JP 3904991 U JP3904991 U JP 3904991U JP 3904991 U JP3904991 U JP 3904991U JP H04129692 U JPH04129692 U JP H04129692U
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Landscapes
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 チューブエレメントのタンクに一体に設けら
れる出入口部とパイプ接続用のスペーサとのろう接の強
度と高める。 【構成】 チューブエレメントのタンク18に突出して
設けられる出入口部3の周縁に複数のろう接用の孔24
を形成し、このろう接用の孔24を形成した出入口部3
にパイプ接続用のスペーサ5を一体ろう付けで組付け
る。
れる出入口部とパイプ接続用のスペーサとのろう接の強
度と高める。 【構成】 チューブエレメントのタンク18に突出して
設けられる出入口部3の周縁に複数のろう接用の孔24
を形成し、このろう接用の孔24を形成した出入口部3
にパイプ接続用のスペーサ5を一体ろう付けで組付け
る。
Description
【0001】
この考案は、主に車両用空調装置に用いられる熱交換器に関する。
【0002】
従来、この種の熱交換器において、2枚の成形プレートを接合して成るチュー
ブエレメントのタンクの側方に熱交換媒体の出入口となる出入口部を一体に形成
し、この出入口部にスペーサを介して熱交換媒体の出入口パイプを接続するよう
にしたものが周知である(例えば、実開昭63−154985号公報参照)。
【0003】
そして、上記先行技術における出入口部へのスペーサの取付は、該スペーサを
出入口部内に挿入してろう付け固定するようにしていた。
【0004】
しかしながら、上記先行技術における出入口部とスペーサとの接続は面接合に
よるろう接であるが、実際は接合箇所の両端のみがろう付けされ、内部は全くろ
う付けがなされず、スペーサの固定の強度が弱いという問題があった。
【0005】
そこで、この考案は、上記問題点に鑑み、出入口部とスペーサとのろう接の強
度の向上を図った熱交換器を提供することを目的とする。
【0006】
上記目的を達成するために、この考案に係る熱交換器は、2枚の成形プレート
を接合して成るチューブエレメントのタンクに突出して設けられる出入口部の周
縁に少なくとも1つ以上のろう接用の孔を形成し、このろう接用の孔を形成した
出入口部にパイプ接続用のスペーサを一体ろう付けで組付けて成るものである。
【0007】
【作用】
したがって、出入口部に設けたろう接用の孔を介して該出入口部とスペーサと
の接合箇所に良好にろう材が流れることになり、その結果、出入口部とスペーサ
とのろう接部分が増加し、これにより上記課題を解決することができる。
【0008】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
【0009】
図1において、熱交換器は、チューブエレメント1a,1b間にフィン2を介
挿すると共に、積層途中に配されたチューブエレメント1b,1bに熱交換媒体
の出入口となる出入口部3,3が突出形成され、この出入口部3,3に熱交換媒
体の出入口パイプ4,4を接続するためのスペーサ5,5が挿入されて構成され
ており、これらは炉中でろう付けされて一体に組付られるようになっている。
【0010】
チューブエレメント1a,1bは、略矩形状のもので、下記する成形プレート
10a,10bを2枚最中合わせに接合して構成される。
【0011】
成形プレート10a,10bは、例えばアルミニウム若しくはアルミニウム合
金等から成り、プレスにより成形されるもので、長手方向の一端側にタンク形成
用膨出部11,12が膨出形成され、該タンク形成用膨出部11,12の間から
他端側に向けて突条13が延設されていると共に、該突条13の周縁に前記タン
ク形成用膨出部11,12に通じる略U字状の熱交換媒体通路形成用膨出部14
が膨出形成されている。また、この成形プレート10a,10bの他端側には、
チューブエレメント間の間隙の距離を規定するためのチューブエレメント突当部
15が外方に向けて突出形成される。
【0012】
さらに、成形プレート10a,10bの周縁には、ろう付けのためのろう付代
16が形成されている。
【0013】
なお、熱交換媒体の出入口を構成するための成形プレート10bのタンク形成
用膨出部11,12の側方には、該タンク形成用膨出部11,12に通じる後述
する湾状突起17,17が突出形成されており、該湾状突起17,17の接合に
より、出入口パイプ4に接続される出入口部3が構成されるようになっている。
【0014】
かかる成形プレート10a,10bを2枚最中合わせに接合することでチュー
ブエレメント1a,1bが構成され、その一端側では相対するタンク形成用膨出
部11,12から一対のタンク18,19が構成され、内部では相対する熱交換
媒体通路形成用膨出部14から略U字状の熱交換媒体通路22が構成され、前記
タンク18,19は熱交換媒体通路22を介して連通するようになっている。
【0015】
そして、上記チューブエレメント1a,1bは、チューブエレメント1aを主
体に積層され、その積層途中に2枚のチューブエレメント1bを配するようにな
っており、両端のタンク18,19及びチューブエレメント突当部15を隣接す
る同士で当接して複数段積層され、当接されたタンク同士は、各タンク形成用膨
出部11,12に形成されたタンク連通孔20,21を介して連通するようにな
っている。
【0016】
なお、この積層中央の一方のチューブエレメント1の一方(図示前方)のタン
ク形成用膨出部には、タンク連通孔が形成されておらず、図示前方のタンク10
bの連通は中央で仕切られて2分されるようになっており、積層されたチューブ
エレメント1が中央から2分され、左側ブロックと右側ブロックとに分けられる
ようになっている。
【0017】
したがって、この熱交換器は、例えば図示左方の一方の出入口パイプ4からそ
れに連通の左側ブロックのタンク群(図示前方左側のタンク18の連通により構
成)に流入された熱交換媒体が、左側ブロックの各チューブエレメント1a,1
bの熱交換媒体通路22内を流れ、通路タンク群(図示後方の全てのタンク18
の連通により構成)内を平行移動し、そこから右側ブロックの各チューブエレメ
ント1a,1bの熱交換媒体通路22内を流れ、右側ブロックのタンク郡(図示
前方右側のタンク18の連通により構成)に集められ、図示右方の他方の出入口
パイプ4から排出される(又は逆の経路をたどる)、所謂4パスのフローパター
ンが構成されているものである。
【0018】
図2乃至図4に出入口部3付近の詳細な構造が示されている。
【0019】
出入口部3は、タンク18の一端側に突出して設けられており、下記するろう
接用の孔24とろう付代16を有する湾状突起17,17を接合して構成され、
円状に開口する挿入口25内にスペーサ5の挿入部5aを挿入するようになって
いる。
【0020】
ろう接用の孔24は、出入口部3の周縁の6箇所(湾状突起17,17に各3
個所)に所定距離を隔てて穿設されており、図4に示すスペーサ5を挿入した場
合において、出入口部3とスペーサ5との間に流れるろう材の量を、このろう接
用の孔24を介して増加せしめるようになっている。
【0021】
ろう付代16は、出入口部3の接合部から外側に向けて突出形成されており、
このろう付代16をろう接することで出入口部3が構成されるようになっている
。
【0022】
なお、前記ろう接用の孔24は、図5に示すように、ろう付代16に設けても
良いものである。また、このろう接用の孔24の形状は、円状のもに限らず、ス
リット状等のものであれば良く、また、その穿設数は適宜に設定されるものであ
る。
【0023】
次に、上記構成における出入口部3とスペーサ5との接続構造の作用について
述べる。
【0024】
スペーサ5を挿入した出入口部3は図4に示されている。この状態にあって熱
交換器のろう付けがなされると、出入口部3とスペーサ5との接合部分において
は、その両端に限らず、出入口部3のろう接用の孔24を介して接合部分の各所
にろう材が流れ込み、その結果、出入口部3とスペーサ5とのろう接部分が増加
し、ほぼ隙間なく出入口部3とスペーサ5とのろう付けが行なわれる。
【0025】
したがって、このろう接用の孔24の作用によって、出入口部3とスペーサ5
とのろう接部分が増加され、ろう付け性が向上されるから、出入口部3へのスペ
ーサ5の固定の強度が高められ、不良品の発生を低減させることが可能となる。
また、ろう付け性が向上されることにより、出入口部3とスペーサ5との間を気
密洩れなく接続することができるものである。
【0026】
以上述べたように、この考案によれば、出入口部にろう接用の孔を設けたので
、このろう接用の孔を介して出入口部とスペーサとの接合部に良好にろう材が流
れ込み、その結果、出入口部とスペーサとの間のろう接部分が増加し、出入口部
へのスペーサの固定の強度が高められる。また、ろう付け性の向上によって、出
入口部とスペーサとの間を気密洩れなく接続することができるという利点を有す
る。
【図1】この考案の実施例に係る熱交換器の斜視図であ
る。
る。
【図2】要部の分解斜視図である。
【図3】要部の詳細図である。
【図4】出入口部の断面図である。
【図5】第2の実施例における要部詳細図である。
1a,1b チューブエレメント
2 フィン
3 出入口部
4 出入口パイプ
5 スペーサ
10a,10b 成形プレート
18,19 タンク
24 ろう接用の孔
Claims (1)
- 【請求項1】 2枚の成形プレートを接合して成るチュ
ーブエレメントのタンクに突出して設けられる出入口部
の周縁に少なくとも1つ以上のろう接用の孔を形成し、
このろう接用の孔を形成した出入口部にパイプ接続用の
スペーサを一体ろう付けで組付けて成ることを特徴とす
る熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3904991U JPH04129692U (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3904991U JPH04129692U (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04129692U true JPH04129692U (ja) | 1992-11-27 |
Family
ID=31920428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3904991U Pending JPH04129692U (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04129692U (ja) |
-
1991
- 1991-04-26 JP JP3904991U patent/JPH04129692U/ja active Pending
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