JPH0720522Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0720522Y2
JPH0720522Y2 JP7041089U JP7041089U JPH0720522Y2 JP H0720522 Y2 JPH0720522 Y2 JP H0720522Y2 JP 7041089 U JP7041089 U JP 7041089U JP 7041089 U JP7041089 U JP 7041089U JP H0720522 Y2 JPH0720522 Y2 JP H0720522Y2
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JP
Japan
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tank
partition
tube
heat exchanger
extruded tube
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JP7041089U
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JPH0310169U (ja
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保秀 鈴木
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株式会社ゼクセル
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主に車両用空調装置に用いられる熱交換器
に関する。
(従来の技術) この種の熱交換器において、例えば複数の流路有する押
出成形チューブを多段積層すると共に、その端部に冷媒
供給用のタンクを配し、該タンク内を仕切る仕切板と各
押出成形チューブの流路を仕切る隔壁のいずれか一つと
を接合して、その接合された隔壁を境に、各々の押出成
形チューブ内で流路を冷媒の往路と復路とに分離するよ
うにしたものが周知である。
ここで、特開昭62−153685号公報においては、タンク
を、押出成形チューブを嵌挿する端板と、それを覆うタ
ンク本体部と、タンク内を仕切る仕切板との三点で構成
し、タンクの仕切板と各押出成形チューブの隔壁との接
合が、その隔壁の一部を切り欠いた溝内に仕切板を嵌め
込むことで行なわれていた。
一方、実開昭63−5293号公報においては、タンクを仕切
板と共に一体成形して構成し、その仕切板と各押出成形
チューブの隔壁との接合が、仕切板の所定位置を切り欠
いた溝と、各押出成形チューブの隔壁の一部を切り欠い
た溝とを嵌め合わせることで行なわれていた。
一方、実開昭63−5293号公報においては、タンクを仕切
板と共に一体成形して構成し、その仕切板と各押出成形
チューブの隔壁との接合が、仕切板の所定位置を切り欠
いた溝と、各押出成形チューブの隔壁の一部を切り欠い
た溝とを嵌め合わせることで行なわれていた。
(考案が解決しようとする課題) 上述の特開昭62−153685号公報に示される技術にあって
は、各押出成形チューブにタンクの仕切板を嵌め込むた
めの溝を削り加工する必要があり、生産に係る工数が多
いという問題点がある。また、タンクと押出成形チュー
ブとの組み付けにおいては、タンクの端板と仕切板と押
出成形チューブとが、その三点で的確に接合されてろう
付けされる必要があり、これらの部材を如何に精度良く
加工しても、組み付け時の歪み等により何箇所かでろう
切れが起こる場合がある。さらに、タンク内部では、仕
切板が精度良く固定されなければならず、例えば少しで
も斜めに取り付けられるとタンク本体部や、端板及び押
出成形チューブの溝との間で不整合が起こり、冷媒の漏
れを招く要因となる。
一方の実開昭63−5293号公報に示される技術にあって
は、タンクを一体成形して構成しているため、押出成形
チューブを挿入するための挿入孔を削り加工しなければ
ならず、その加工が難しいと共に工数がかかるという難
点がある。さらには、タンク内部における仕切板の溝の
加工が大変難しく、生産に著しい支障をきたすものであ
った。
そこで、この考案は上記問題点に鑑み、簡易にタンクが
加工でき、そのタンクと押出成形チューブとの接合が精
度良く行なえるように図った熱交換器を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案に係る熱交換器
は、複数の独立した流路が形成された押出成形チューブ
とコルゲート状のフィンとを多段積層すると共に、その
積層された押出成形チューブの端部に冷媒供給用のタン
クを配して成る熱交換器において、前記タンクを、金属
等の平板をプレス成形して成るタンク本体部と、チュー
ブ嵌挿用プレートとを接合して構成し、前記タンク本体
部には、押出成形チューブの積層方向に沿って突出する
仕切部と、該仕切部を介して二分される凹部とが形成さ
れ、前記チューブ嵌挿用プレートには、前記タンク本体
部の仕切部に相対して当接される接合部と、各押出成形
チューブを嵌挿して前記接合部にて二つの開口とされる
嵌挿部とが形成されると共に、該嵌挿部に嵌挿される押
出成形チューブは、その隔壁のいずれかが前記接合部に
当接されるものである。
(作用) したがって、チューブ嵌挿用プレートとタンク本体部と
を結合させて、タンク本体部に形成の仕切部がチューブ
嵌挿用プレートの接合部に当接されて二つの空間が形成
されると共に、チューブ嵌挿用プレートに形成の二つの
開口を持つ嵌挿部に押出成形チューブが嵌挿されて往路
と復路とを持つ熱交換器が構成され、タンクの二つの空
間はその仕切部とチューブ嵌挿用プレートとに形成の接
合部にて確実に接合され、押出成形チューブは嵌挿部内
への挿入時に接合部がストッパとなって該押出成形チュ
ーブが揃えられるので、不整合による漏れが発生するこ
とが防がれ、上記課題が解決されるものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第1図乃至第4図において、熱交換器1は、押出成形チ
ューブ2と、コルゲート状のフィン3とが交互に積層さ
れると共に、その上方側にタンク4が、下方側に端板5
が各々配されて構成されており、これらは炉中ろう付け
されて一体に組み付けられている。
押出成形チューブ2は、例えばアルミニウム又はその合
金等により成形の偏平状のもので、その内部が押し出さ
れて隔壁2wにより独立した冷媒の流路2a〜2fが形成され
ており、これら流路2a〜2fはその長手方向に各々開口し
ている(第3図参照)。
タンク4は、例えばアルミニウム等の金属の平板をプレ
ス成形して成るタンク本体部10と、チューブ嵌挿用プレ
ート11とが接合されて構成されている。タンク本体部10
は、タンク4をその長手方向に沿って二分するように仕
切部10aが形成され、この仕切部10aを挟む両側に冷媒通
路を形成するための凹部10b,10bが膨出形成されてい
る。一方のチューブ嵌挿用プレート11は、上述の仕切部
10aに相対する位置に接合部11aが形成されており、この
接合部11aとタンク本体部10の仕切部10aとが当接される
ことで、タンク4の内部が長手方向に二空間に分離さ
れ、この二空間の一方に冷媒入口通路(又は冷媒出口通
路)15が、他方に冷媒出口通路(又は冷媒入口通路)16
が構成される。また、このチューブ嵌挿用プレート11に
は、各押出成形チューブ2の一端部を嵌挿する略筒状の
嵌挿部11bが所定数形成されており、嵌挿部11bは上方側
が接合部11aによって横断され、該接合部11aを挟んでタ
ンク4内部に臨む開口11c,11cが設けられている。押出
成形チューブ2は、その隔壁2wの一つが上述の接合部に
当接する位置まで反タンク本体部10側から嵌め込まれる
ようになっており、この実施例においては第3図に示さ
れるように、ほぼ中央の隔壁2wが当接される。したがっ
て、押出成形チューブ2の各流路2a〜2fは接合部11aに
当接された中央の隔壁2wを境にして、流路2a〜2cが冷媒
入口通路15に、流路2d〜2fが冷媒出口通路16に各々連通
されるものである。尚、押出成形チューブ2とチューブ
嵌挿用プレート11との間は、ろう材により気密に接続さ
れる。また、タンク4の冷媒入口通路15、冷媒出口通路
16を構成する凹部10b,10bには、側方に突出して冷媒出
入口パイプ17,17が各々接続されている。
端板5は、例えばアルミニウム等の平板をプレスして各
押出成形チューブ2の他端部を挿入する挿入部20が所定
数形成されており、この挿入部20に挿入される押出成形
チューブ2との間に、該押出成形チューブ2の全流路2a
〜2fを連通する折り返し流路21が構成されるようになっ
ている。
以上のように構成される熱交換器1は、冷媒出入口パイ
プ17の一方からタンク4の冷媒入口通路15に流入された
冷媒が、各押出成形チューブ2の往路(流路2a〜2c)に
分配され、端板5の各挿入部20の折り返し流路21を介し
て復路(流路2d〜2f)に移動され、その間そこを通過す
る空気との間で熱交換を行ない、タンク4の冷媒出口通
路16に集められ、他方の冷媒出入口パイプ17より排出さ
れるようになっており、所謂2パスのフローパターンで
熱交換器が構成されている。
次に、第5図乃至第8図を参照して、4パスのフローパ
ターンを構成した実施例を説明する。但し、上述の第1
の実施例において述べたものと重複するものについては
同一符号を付して、その説明を省略する。
第5図乃至第8図において、熱交換器1は、押出成形チ
ューブ2とコルゲート状のフィン3とが交互に積層され
ると共に、その上方側にタンク4が、下方側に端板5が
各々配されて構成されている。
この熱交換器1は、タンク4の構造が上述の第1の実施
例で述べたものと多少異なっている。即ち、タンク本体
部10の一方の凹部10bには、その凹部10bを凹部10b′,10
b′に二分する仕切部10dが形成されると共に、この仕切
部10dに対応するチューブ嵌挿用プレート11の位置に、
該仕切部10dに当接する接合部11dが形成されている。し
たがって、このタンク4はその内部が仕切部10aを介し
て長手方向に二分されると共に、その二分された一方の
空間がさらに仕切部10dを介して二分され、この仕切部1
0dによって分離される一方の空間に冷媒入口通路(又は
冷媒出口通路)15が、他方の空間に冷媒出口通路(又は
冷媒入口通路)16が各々構成されると共に、仕切部10d
が介在しない空間に冷媒通路部18が構成されるようにな
っている。
尚、冷媒入口通路15、冷媒出口通路16を構成する凹部10
b′,10b′には図示前方に突出して冷媒出入口パイプ17,
17が各々接続されている。
以上のように構成される熱交換器1は、冷媒出入口パイ
プ17の一方からタンク4の冷媒入口通路15に流入された
冷媒が、仕切部10dより図示右方の各押出成形チューブ
2の流路2a〜2cに分配され、端板5の各挿入部20の折り
返し流路21を介して流路2d〜2fに移動され、そこからタ
ンク4の冷媒通路部18に集められて水平移動し、仕切部
10dより図示左方の各押出成形チューブ2の流路2d〜2f
に分配され、端板5の各挿入部20の折り返し流路21を介
して流路2a〜2cに移動し、タンク4の冷媒出口通路16に
集められて他方の冷媒出入口パイプ17より排出されるよ
うになっており、2パスに比べて熱交換率の良い4パス
の熱交換器が構成されているものである。
而して、上述の第1の実施例及び第2の実施例における
熱交換器1は、タンク本体部10の仕切部10aとチューブ
嵌挿用プレート11の接合部11aとが当接されてタンク4
が構成され、その接合部11をストッパとする嵌挿部11b
に押出成形チューブ2が挿入されるようになっているの
で、これらの間に不整合が起こらず冷媒の漏れ等がなく
なるものである。また、タンク4を構成する部材がタン
ク本体部10とチューブ嵌挿用プレート11の二点で良く、
従来の押出成形によるタンクに比べ部品点数が削減され
る。
さらには、第2の実施例に示されるように、タンク内部
を仕切る仕切部及び接合部を適宜に追加することで、4
パス以上の冷媒通路が形成される熱交換器を容易に構成
でき、その応用が幅広いものである。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、タンクがタンク
本体部に形成の仕切部と、チューブ嵌挿用プレートに形
成の接合部とが当接されて構成され、その接合部をスト
ッパとして押出成形チューブが嵌挿部に挿入されるの
で、押出成形チューブとタンクとの接合部分が二点で良
く、該押出成形チューブが揃えられて不整合による冷媒
の漏れ等が防止でき、タンクや押出成形チューブの組み
付けにおけるろう付けの信頼性が向上する。また、タン
クを構成する部材がタンク本体部とチューブ嵌挿用プレ
ートの二点だけであり、プレス成形することで簡易に形
成され、従来の押出成形したタンクに比べ部品点数が削
減されると共にコストが低減されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例に係る熱交換器の斜視
図、第2図は同上の熱交換器の正面図、第3図は第2図
のA−A線断面図、第4図は同上の熱交換器におけるチ
ューブ嵌挿用プレートの一部拡大図、第5図はこの考案
の第2の実施例に係る熱交換器の斜視図、第6図は同上
の熱交換器の正面図、第7図は第6図のB−B線断面
図、第8図は同上の熱交換器におけるチューブ嵌挿用プ
レートの一部拡大図である。 1……熱交換器、2……押出成形チューブ、3……フィ
ン、4……タンク、5……端板、10……タンク本体部、
10a……仕切部、10b……凹部、11……チューブ嵌挿用プ
レート、11a……接合部、11b……嵌挿部、11c……開
口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の独立した流路が形成された押出成形
    チューブとコルゲート状のフィンとを多段積層すると共
    に、その積層された押出成形チューブの端部に冷媒供給
    用のタンクを配して成る熱交換器において、 前記タンクを、金属等の平板をプレス成形して成るタン
    ク本体部と、チューブ嵌挿用プレートとを接合して構成
    し、 前記タンク本体部には、押出成形チューブの積層方向に
    沿って突出する仕切部と、該仕切部を介して二分される
    凹部とが形成され、前記チューブ嵌挿用プレートには、
    前記タンク本体部の仕切部に相対して当接される接合部
    と、各押出成形チューブを嵌挿して前記接合部にて二つ
    の開口とされる嵌挿部とが形成されると共に、 該嵌挿部に嵌挿される押出成形チューブは、その隔壁の
    いずれかが前記接合部に当接されることを特徴とする熱
    交換器。
JP7041089U 1989-06-16 1989-06-16 熱交換器 Expired - Lifetime JPH0720522Y2 (ja)

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JPH0310169U JPH0310169U (ja) 1991-01-30
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