JPH04129537U - 穿孔装置の打抜チツプ回収機構 - Google Patents

穿孔装置の打抜チツプ回収機構

Info

Publication number
JPH04129537U
JPH04129537U JP3257791U JP3257791U JPH04129537U JP H04129537 U JPH04129537 U JP H04129537U JP 3257791 U JP3257791 U JP 3257791U JP 3257791 U JP3257791 U JP 3257791U JP H04129537 U JPH04129537 U JP H04129537U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punching
tip
punch
die
guide tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3257791U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0750030Y2 (ja
Inventor
政計 柿本
Original Assignee
ユーエイチテイー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユーエイチテイー株式会社 filed Critical ユーエイチテイー株式会社
Priority to JP1991032577U priority Critical patent/JPH0750030Y2/ja
Publication of JPH04129537U publication Critical patent/JPH04129537U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0750030Y2 publication Critical patent/JPH0750030Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Punching Or Piercing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 穿孔材料の材質にかかわらず打抜チップを
バキュームによりパンチの先端から確実に剥奪回収す
る。 【構成】 穿孔材料Pを打抜いてダイス3の内部に突
入したパンチ2の先端21に付着している打抜チップP’
をバキュームによりパンチ2の先端21から剥奪回収する
回収路4をダイス3の内部から外部へ配設形成してなる
穿孔装置の打抜チップ回収機構において、ダイス3の内
部に突入したパンチ2の先端21付近に向けてエアを吹付
けるエア吹付け口7を回収路4の始端付近に設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、穿孔装置の打抜チップ回収機構に関する。さらに詳しくは、比較的 軟質薄性の穿孔材料をパンチ、ダイスにより穿孔する穿孔装置において、穿孔材 料から打抜かれた打抜チップをバキュームにより剥奪回収する機構の回収性能に 係る改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、穿孔装置の打抜チップ回収機構としては、例えば、図6に示すものが知 られている。
【0003】 この従来の穿孔装置の打抜チップ回収機構は、コ字形の機枠構造体1の上半部 11側にパンチ2を昇降動可能に取付け下半部12側にパンチ2と対面するようにダ イス3を固定的に取付けてなる穿孔装置に装備され、降下動してダイス3の上面 31に当接している穿孔材料Pを打抜きダイス3の内部の突入孔32に突入したパン チ2の先端21に付着している打抜チップP’をバキュームによりパンチ2の先端 21から剥奪回収する回収路4をダイス3の内部の突入孔32に連通してダイス3の 外部のバキュームポンプまで配設形成してなるものである。
【0004】 このような従来の穿孔装置の打抜チップ回収機構では、穿孔材料Pがセラミッ クグリーンシートのような軟質薄性材である場合に、打抜チップP’のパンチ2 の先端21への付着力が強くなることから、打抜チップP’をバキュームで確実に 剥奪回収することができなくなり、バキュームを掛けてもパンチ2の先端21に打 抜チップP’が残存してしまうことがあるため、残存した打抜チップP’により 連続的な穿孔加工が不可能になったり穿孔した加工孔を損傷してしまうことがあ るという問題点を有している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は、前述の問題点を考慮してなされたもので、穿孔材料の材質にかかわ らず打抜チップをバキュームによりパンチの先端から確実に剥奪回収することの できる穿孔装置の打抜チップ回収機構を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本考案に係る穿孔装置の打抜チップ回収機構は、 穿孔材料を打抜いてダイスの内部に突入したパンチの先端に付着している打抜チ ップをバキュームによりパンチの先端から剥奪回収する回収路をダイスの内部か ら外部へ配設形成してなる穿孔装置の打抜チップ回収機構において、ダイスの内 部に突入したパンチの先端付近へ向けてエアを吹付けるエア吹付け口を回収路の 始端付近に設けたことを特徴とする手段を採用する。
【0007】
【作用】
前述の手段によると、エア吹付け口からパンチの先端付近へ向けて吹付けられ るエアがパンチの先端に付着している打抜チップに対して直接的または間接的に 剥奪力として作用することから、このエアがバキュームの剥奪力を補完強化する ことになるため、穿孔材料の材質にかかわらず打抜チップをバキュームによりパ ンチの先端から確実に剥奪回収することのできる穿孔装置の打抜チップ回収機構 を提供するという課題が解決される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係る穿孔装置の打抜チップ回収機構の実施例を図1〜図5に基 いて説明する。
【0009】 図1、図2は、本考案に係る穿孔装置の打抜チップ回収機構の第1実施例を示 すものである。
【0010】 この実施例では、基本構造が図6に示した従来例と略同一の穿孔装置に係るも のを示してある。さらに補足説明すると、パンチ2は、ゴム材等の保護カバー22 に被覆収納され、穿孔材料Pの打抜きの際に保護カバー22が穿孔材料Pに圧接変 形して保護カバー22から先端21が露出するようになっている。また、ダイス3は 、機枠構造体1の下半部12に設けられたダイスホルダ5に嵌合取付けされるよう になっている。なお、ダイスホルダ5は、上部にダイス3を嵌合取付けするダイ ス収容部51が設けられ、ダイス収容部51から下端に延びるスリーブ52の下端の内 周面、外周面にネジ部53,54が夫々刻設されている。
【0011】 この実施例の回収路4は、ダイスホルダ5に取付けられた案内筒6によって配 設形成されている。この案内筒6は、ダイスホルダ5のスリーブ52の内周面のネ ジ部53に螺着されダイス3の内部の突入孔32近くまで配設された上部案内筒61と 、ダイスホルダ5のスリーブ52の外周面のネジ部54に螺着されダイス3の外部ま で配設された下部案内筒62とによって配設形成されている。上部案内筒61は、上 部に先細形に形成されたテーパ部61a と、テーパ部61b の中央に開孔されダイス 3の突入孔32と対面して回収路4の始端となる回収口61b と、下部の外周面に刻 設され前記ネジ部53に螺着するネジ部61c とを備えている。下部案内筒62は、上 部の内周面に刻設され前記ネジ部54に螺着するネジ部62a と、下部に設けられ図 示しないバキュームポンプに接続するホースが接続される接続部62b とを備えて いる。
【0012】 回収路4を配設形成する案内筒6の上部案内筒61のテーパ部61a とダイス3と の間には、両者の間隙構造として、ダイス3の突入孔32に突入したパンチ2の先 端21とこれに付着した打抜チップP’との方向へ向いたノズル形のエア吹抜け口 7が形成されている。このエア吹付け口7は、エア供給路8を介してエアコンプ レッサ9に接続している。エア供給路8は、案内筒6の上部案内筒61の外周面と ダイス3、ダイスホルダ5のスリーブ52の内周面との間隙81と、ダイスホルダ5 のスリーブ52に開口された連通孔82と、案内筒6の下部案内筒62の外周面と機枠 構造体1の下半部12との間隙83とからなる。
【0013】 このような実施例によると、エアコンプレッサ9を駆動することにより、エア 供給路8を介して、エア吹付け口7からダイス3の突入孔32に突入したパンチ2 の先端21とこれに付着した打抜きチップP’との方向へエアが吹付けられること になる。
【0014】 この結果、エアの吹付けによって打抜チップP’が直射され打抜チップP’に 加圧力(剥奪力)が直接的に作用することになり、バキュームによる回収路4へ の負圧力(剥奪力)を補完強化することができるため、パンチ2の先端21への打 抜チップP’の付着力がかなり強くとも打抜チップP’を確実に剥奪回収するこ とができる。なお、エア吹付け口7を形成している案内筒6の上部案内筒61の先 細形のテーパ部61a とその中央に開孔された回収口61b との構造から、エア吹付 けによる剥奪力とバキュームによる剥奪力とを回収口61b に集中させることがで きるため、打抜チップP’を変な方向へ飛散させることなく剥奪回収することが できる。
【0015】 図3〜図5は、本考案に係る穿孔装置の打抜チップ回収機構の第2実施例を示 すもので、前述の第1実施例における案内筒6の上部案内筒61を2重構造として ある。
【0016】 即ち、上部案内筒61の下部の内周面にもネジ部61b を設け、補助案内筒63を螺 着してある。補助案内筒63は、第1実施例の上部案内筒61と略同一の構造からな り、上部に先細形に形成されたテーパ部63a と、テーパ部61b の中央に比較的大 きく開孔され上部案内筒61の回収口61b と対面する回収口63b と、下部の外周面 に刻設され上部案内筒61の下部の外周面のネジ部61c に螺着するネジ部63cとを 備えている。
【0017】 また、上部案内筒61は、回収口61b が補助案内筒63の回収口63b に対応して比 較的大きく開口され、テーパ部61a がダイス3に当接して補助案内筒63のテーパ 部63a との間にエア吹付け口7が形成されている。なお、上部案内筒61のテーパ 部61a の回収口61b 周縁周りは、補助案内筒63の回収口63b の方向へ湾曲した湾 曲制流部61e が設けられている。
【0018】 また、エア供給路8としては、第1実施例に加えて、上部案内筒61のテーパ部 61a より僅かに下方に開孔された連通孔84と、上部案内筒61の内周面の上部と補 助案内筒63の外周面の上部との間隙85とが設けられている。
【0019】 このような実施例によると、エア吹付け口7から回収路4内の方向へエアが吹 付けられることになり、このエアの吹付けによって打抜チップP’は直射されず 打抜チップP’に加圧力(剥奪力)が直接的に作用しないが、バキュームを加速 することになるため、バキュームによる回収路4への負圧力(剥奪力)を補完強 化することができるため、パンチ2の先端21への打抜チップP’の付着力がかな り強くとも打抜チップP’を確実に剥奪回収することができる。
【0020】 また、この実施例によると、エア吹付け口7が上部案内筒61のテーパ部61a と 補助案内筒63のテーパ部63a とによって形成されているため、エア吹付け口7の 形状等の設計変更に自由度がある利点がある。
【0021】 以上、図示した実施例の外に、エア吹付け口7、エア供給路8を案内筒6を設 けずにダイス2、ダイスホルダ5に溝構造のように直接的に設ける実施例も可能 である。
【0022】
【考案の効果】
以上のように本考案に係る穿孔装置の打抜チップ回収機構は、エア吹付け口か らのエアがパンチの先端に付着している打抜チップに対して直接的または間接的 に剥奪力として作用しバキュームの剥奪力を補完強化することになるため、穿孔 材料の材質にかかわらず打抜チップをバキュームによりパンチの先端から確実に 剥奪回収することができる効果がある。また、この効果により、残存した打抜チ ップにより連続的な穿孔加工が不可能になったり穿孔した加工孔を損傷してしま うことがなくなる効果が生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る穿孔装置の打抜チップ回収機
構の第1実施例を示す側面断面図である(部分拡大図を
含む)。
【図2】 図1のX−X線拡大断面図である。
【図3】 本考案に係る穿孔装置の打抜チップ回収機
構の第2実施例を示す側面断面図である。
【図4】 図3のY−Y線拡大断面図である。
【図5】 図3のZ−Z線拡大断面図である。
【図6】 従来例を示すための打抜チップ回収機構の
要部の拡大図を含む穿孔装置の全体の側面図である。
【符号の説明】
2 パンチ 3 ダイス 4 回収路 7 エア吹付け口 P 穿孔材料 P’ 打抜チップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穿孔材料を打抜いてダイスの内部に突入
    したパンチの先端に付着している打抜チップをバキュー
    ムによりパンチの先端から剥奪回収する回収路をダイス
    の内部から外部へ配設形成してなる穿孔装置の打抜チッ
    プ回収機構において、ダイスの内部に突入したパンチの
    先端付近へ向けてエアを吹付けるエア吹付け口を回収路
    の始端付近に設けたことを特徴とする穿孔装置の打抜チ
    ップ回収機構。
JP1991032577U 1991-05-10 1991-05-10 穿孔装置の打抜チップ回収機構 Expired - Lifetime JPH0750030Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991032577U JPH0750030Y2 (ja) 1991-05-10 1991-05-10 穿孔装置の打抜チップ回収機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991032577U JPH0750030Y2 (ja) 1991-05-10 1991-05-10 穿孔装置の打抜チップ回収機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04129537U true JPH04129537U (ja) 1992-11-26
JPH0750030Y2 JPH0750030Y2 (ja) 1995-11-15

Family

ID=31915494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991032577U Expired - Lifetime JPH0750030Y2 (ja) 1991-05-10 1991-05-10 穿孔装置の打抜チップ回収機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0750030Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0180217U (ja) * 1987-11-09 1989-05-30
JP3036380U (ja) * 1996-10-01 1997-04-15 武雄 鈴木 色紙収納板

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0180217U (ja) * 1987-11-09 1989-05-30
JP3036380U (ja) * 1996-10-01 1997-04-15 武雄 鈴木 色紙収納板

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0750030Y2 (ja) 1995-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04129537U (ja) 穿孔装置の打抜チツプ回収機構
JP3334444B2 (ja) 打抜きプレス加工用装置
JPH1015717A (ja) 穴あけ装置
JP3461551B2 (ja) チューブの穴開け装置
JPH0748399Y2 (ja) 穿孔装置の打抜チップ回収機構
JP3705238B2 (ja) 打抜きプレス加工用装置
JPH07205095A (ja) セラミックグリーンシートの穴抜き装置
JP2002346986A (ja) 打抜きプレス加工用金型
JPH0632248Y2 (ja) 穿孔機の吸塵装置
JPH06270005A (ja) ハンドドリル用垂直孔明けガイド・切粉集塵装置
JPH0724235Y2 (ja) 穿孔装置の打抜チップ回収機構
JP2002147682A (ja) 穿孔用ノーブローバッグ
JP2599786Y2 (ja) パンチプレスの金型装置
JPS61199397U (ja)
CN216266462U (zh) 穿孔装置
JP2601295Y2 (ja) 鋼材打抜パンチャー
JP2001001298A (ja) 孔明装置
JP3056795B2 (ja) 穿孔機用パンチ
JPS6241736Y2 (ja)
JPS5870930A (ja) プレス加工におけるスクラツプの除去方法
JPH06320313A (ja) 穿孔装置
KR900001008Y1 (ko) 분무 호오스의 분사공 천공장치
JPH081252A (ja) パンチプレスの油回収装置
JPH0129040Y2 (ja)
KR920001243Y1 (ko) 연속고정다이에서 벤딩시 빨려감 방지장치