JPH081252A - パンチプレスの油回収装置 - Google Patents

パンチプレスの油回収装置

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JPH081252A
JPH081252A JP15955094A JP15955094A JPH081252A JP H081252 A JPH081252 A JP H081252A JP 15955094 A JP15955094 A JP 15955094A JP 15955094 A JP15955094 A JP 15955094A JP H081252 A JPH081252 A JP H081252A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
turret
lubricating oil
punch holder
holder hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP15955094A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroichi Sakamoto
博一 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
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Publication of JPH081252A publication Critical patent/JPH081252A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タレットのパンチホルダ孔から潤滑油が漏れ
落ちて製品板材を汚すことを防止する。 【構成】 上タレット2に設けたパンチホルダ孔7にパ
ンチ工具6を摺動自在に嵌合させたタレットパンチプレ
スにおいて、以下の構成の油回収装置を設ける。パンチ
ホルダ孔7の下側開口縁に沿って、潤滑油の回収トレイ
16を設ける。パンチホルダ孔7の内径面の下端部を、
下広がりの断面のテーパ面7aとする。このテーパ面7
aの下縁を回収トレイ16の開口の真上に位置させる。
上タレット2には、回収トレイ16から上タレット2の
外径面あるいは上面に開通する潤滑油回収孔17を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タレットのパンチホ
ルダ孔から漏れた潤滑油を回収するパンチプレスの油回
収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タレットパンチプレスでは、タレットの
パンチホルダ孔内におけるパンチ工具の円滑な昇降のた
めに、前記パンチホルダ孔に潤滑油を供給している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、前記潤滑油
がタレットから漏れて打ち抜き製品に付着することがあ
り、後工程で人手で製品板材の付着油を拭き取る作業を
必要としている。特に、今日では、カラー鋼板のように
表面に商品価値のある板材をパンチ加工する場合がある
が、このような化粧板の場合、潤滑油が付着すると、拭
き取っても綺麗に戻らない場合があり、潤滑油の付着を
確実に防止する必要がある。そのため、潤滑油の管理が
非常に難しい。
【0004】この発明の目的は、タレットのパンチホル
ダ孔から潤滑油が漏れて製品板材を汚すことを防止で
き、後工程で人手で製品板材上の潤滑油を除去する手間
を無くせるパンチプレスの油回収装置を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のパンチプレス
の油回収装置は、上タレットに設けたパンチホルダ孔に
パンチ工具を摺動自在に嵌合させたタレットパンチプレ
スにおいて、上タレットのパンチホルダ孔の下側開口縁
に沿って、潤滑油の回収トレイを設けたものである。上
記構成において、パンチホルダ孔の内径面の下端部を下
広がりの断面形状のテーパ面とし、このテーパ面の下縁
を前記回収トレイの開口の真上に位置させることが望ま
しい。また、前記タレットには、回収トレイからタレッ
トの外径面および上面の少なくとも一方に開通する潤滑
油回収孔を設けることが望ましい。
【0006】
【作用】この構成によると、上タレットのパンチホルダ
孔から漏れ出る潤滑油は、パンチホルダ孔の下側開口縁
に沿って設けられた回収トレイに回収される。そのた
め、製品板材上に潤滑油が付着することが防止でき、後
工程で人手で製品板材上の油を除去する手間が無くせ
る。パンチホルダ孔の内径面の下端部を下広がりのテー
パ面とした場合は、回収トレイを、パンチ工具の昇降経
路との干渉の問題が生じることなく、パンチホルダ孔の
下縁の真下に位置させることができる。このように回収
トレイを配置することにより、パンチホルダ孔の内面を
伝わって流下する潤滑油が確実に回収トレイで受けられ
る。回収トレイからタレットの外径面および上面の少な
くとも一方に開通する潤滑油回収孔を設けた場合は、潤
滑油回収孔に吸引装置を接続し、回収トレイ内に溜まっ
た潤滑油を吸引して排出することができる。
【0007】
【実施例】この発明の第1の実施例を図1ないし図3に
基づいて説明する。図3はこの実施例の油回収装置を装
備したタレットパンチプレスの側面図である。上下のタ
レット2,3は、各々中心部に回転軸4,5を有し、こ
れら回転軸4,5を介してC形のフレーム1の上フレー
ム部1aおよび下フレーム部1bに互いに同軸に回転自
在に設置されている。上タレット2はパンチ工具6を嵌
入させる複数のパンチホルダ孔7(図1)を円周上に配
列したものであり、下タレット3には各パンチ工具6に
対応する複数のダイ工具23が同様に円周上に配列して
ある。上下タレット2,3の割出駆動機構8は、共通の
割出モータ9の駆動を上下タレット2,3に対して振り
分けてチェーン機構10,11で伝達するように構成さ
れている。パンチ駆動機構12は、パンチ位置Pでラム
13によりパンチ工具6を昇降させるものであり、上フ
レーム部1aに設置されている。板材Wはワークホルダ
14に把持され、テーブル15上でパンチ位置Pに送り
込まれる。
【0008】図1,図2に縦断面図および斜視図で各々
示すように、パンチ工具6は、円形のパンチホルダ19
の下部中央にパンチ20を固定すると共に、パンチ20
を囲むストッリッパ21をパンチホルダ19に取付けた
ものであり、パンチホルダ19の外径面で上タレット2
の前記パンチホルダ孔7に昇降自在に嵌合する。ストリ
ッパ21はウレタンゴム等の弾性体からなる。また、パ
ンチホルダ19には、パンチホルダ孔7のキー溝24に
昇降自在に嵌合するキー25を設け、回り止めをしてあ
る。
【0009】上タレット2のパンチホルダ孔7は、内径
面の下端部を下広がりの断面形状のテーパ面7aとし、
このテーパ面7aの下で、回収トレイ16をパンチホル
ダ孔7の全周に沿って設けてある。回収トレイ16は、
断面溝形のリング状のものであり、上タレット2の下面
にパンチホルダ孔7の周縁に沿って設けた環状の嵌合凹
部26内に嵌め込み状態に取付けてある。回収トレイ2
6は、内壁16aがパンチホルダ孔7の通常径部分の内
径面から内側に突出しない内径とし、かつパンチホルダ
孔7の前記テーパ面7aの下縁が、回収トレイ16の溝
幅の略中央の真上に位置するものとしてある。なお、パ
ンチホルダ19のキー25は、下部25aの突出高さを
上部よりも低くし、パンチ工具6の下降時に回収トレイ
16に干渉しないようにしてある。
【0010】また、上タレット2には、一端が上記回収
トレイ16の外壁16b側に開口し、他端が上タレット
2の外径面に開口する潤滑油回収孔17が形成されてい
る。潤滑油回収孔17の外側開口は栓体18で密封して
ある。栓体18は、外側から吸引ノズル(図示せず)が
圧入可能で、かつ吸引ノズルの抜き出し状態で再度密封
状態とする開閉機構を備えている。前記吸引ノズルは、
手持ち器具に設けられたものでも良いが、この実施例で
は吸引ノズルを突没駆動可能に備える吸引装置ヘッド2
7が図3に示すようにC形フレーム1の喉部に取付けて
ある。吸引装置ヘッド27は、油回収用の吸引ポンプに
ホース等を介して接続されている。
【0011】この構成の油回収装置によると、上タレッ
ト2のパンチホルダ孔7と、パンチ工具6との摺動面か
ら漏れ落ちようとする潤滑油は、下端のテーパ面7aを
伝ってその下方に開口する回収トレイ16上に滴下し、
回収される。そのため、上タレット2から漏れ出た潤滑
油が製品板材Wに付着することが回避され、したがって
製品板材Wに付着した潤滑油を人手で除去する工程が不
要となり、また油汚れを落とすことができないカラー鋼
板等の化粧板材の場合も、潤滑油で汚損することなく、
安心してパンチ加工できる。回収トレイ16に回収され
た潤滑油は、上タレット2の割出回転に伴って、潤滑油
回収孔17がフレーム1の吸引装置ヘッド27と対向す
る位置に来たときに、必要に応じて前記吸引ノズルを潤
滑油回収孔17に挿入して吸引を行うことにより、外部
に排出される。そのため、パンチ加工中に回収トレイ1
6の回収油を自動的に排出することができ、回収トレイ
16の溜まり過ぎを防止して、パンチ時の振動等による
回収トレイ16からの潤滑油の漏れを防止することがで
きる。
【0012】なお、上記実施例では潤滑油回収孔17を
上タレット2の外径面側に開口させたが、図4に縦断面
図で示す第2の実施例のように、上タレット2の上面側
に開口させてもよい。また、回収トレイ16は必ずしも
溝形のものでなくても良く、例えば前記各実施例のもの
よりも外径側に大きく広がった断面の筒状とし、その上
面の内径縁に環状の開口を形成したものとしても良い。
【0013】さらに、図1の構成において、図5の例に
示すようにパンチ工具6のストリッパ21の外周に傘状
のガイド片22を設けても良い。ガイド片22の先端と
パンチホルダ孔7の内径面との間隔は、潤滑油が油滴状
態でガイド片22からパンチホルダ孔7の内径面へ流れ
移れる微小間隔とする。この実施例の場合、パンチホル
ダ19の外周面からストリッパ21の外周面を伝って漏
れ落ちようとする潤滑油が、途中でガイド片22を伝っ
てパンチホルダ孔7の内径面側へ流れ移り、回収トレイ
16へと回収される。そのため、パンチ工具6から潤滑
油が製品板材W上に漏れ落ちることも防止できる。
【0014】
【発明の効果】この発明のパンチプレスの油回収装置
は、上タレットのパンチホルダ孔の下側開口縁に沿って
潤滑油の回収トレイを設けたため、前記パンチホルダ孔
から漏れ出ようとする潤滑油が回収トレイに回収され、
製品板材上に付着するのを防止できる。そのため、後工
程で人手で製品板材上の油を拭き取る作業が不要とな
り、また化粧鋼板等に油の付着跡が残ることが無くせ
る。パンチホルダ孔の内径面の下端部を下広がりのテー
パ面とした場合は、パンチホルダ孔の下端開口縁を回収
トレイの真上に位置させることができ、これによりパン
チホルダ孔の内面を伝わって漏れ出ようとする潤滑油を
確実に回収トレイに回収できる。回収トレイから上タレ
ットの外径面および上面の少なくとも一方に開通する潤
滑油回収孔を設けた場合は、潤滑油回収孔に吸引装置を
容易に接続することができて、回収トレイから潤滑油を
吸引排出できる。そのため、回収潤滑油の排出が容易
で、回収トレイに多量の潤滑油が溜まることを未然に防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例にかかる油回収装置の
縦断面図である。
【図2】同油回収装置の斜視図である。
【図3】同油回収装置を装備したパンチプレス機の側面
図である。
【図4】この発明の第2の実施例にかかる油回収装置の
縦断面図である。
【図5】この発明の第3の実施例にかかる油回収装置の
縦断面図である。
【符号の説明】
2…上タレット、6…パンチ工具、7…パンチホルダ、
7a…テーパ面、16…回収トレイ、17…潤滑油回収

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上タレットに設けたパンチホルダ孔にパ
    ンチ工具を摺動自在に嵌合させたタレットパンチプレス
    において、前記上タレットのパンチホルダ孔の下側開口
    縁に沿って、潤滑油の回収トレイを設けたことを特徴と
    するパンチプレスの油回収装置。
  2. 【請求項2】 前記パンチホルダ孔の内径面の下端部を
    下広がりの断面形状のテーパ面とし、このテーパ面の下
    縁を前記回収トレイの開口の真上に位置させた請求項1
    記載のパンチプレスの油回収装置。
  3. 【請求項3】 前記タレットに、前記回収トレイからタ
    レットの外径面および上面の少なくとも一方に開通する
    潤滑油回収孔を設けた請求項1または請求項2記載のパ
    ンチプレスの油回収装置。
JP15955094A 1994-06-16 1994-06-16 パンチプレスの油回収装置 Pending JPH081252A (ja)

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JP15955094A JPH081252A (ja) 1994-06-16 1994-06-16 パンチプレスの油回収装置

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JPH081252A true JPH081252A (ja) 1996-01-09

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JP (1) JPH081252A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6498885B1 (en) 1998-08-05 2002-12-24 Nec Corporation Semiconductor nonlinear waveguide and optical switch
CN108067554A (zh) * 2017-12-30 2018-05-25 宁波澳玛特高精冲压机床股份有限公司 一种冲床导柱进油、集油结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6498885B1 (en) 1998-08-05 2002-12-24 Nec Corporation Semiconductor nonlinear waveguide and optical switch
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