JPH0724235Y2 - 穿孔装置の打抜チップ回収機構 - Google Patents

穿孔装置の打抜チップ回収機構

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JPH0724235Y2
JPH0724235Y2 JP5305792U JP5305792U JPH0724235Y2 JP H0724235 Y2 JPH0724235 Y2 JP H0724235Y2 JP 5305792 U JP5305792 U JP 5305792U JP 5305792 U JP5305792 U JP 5305792U JP H0724235 Y2 JPH0724235 Y2 JP H0724235Y2
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JP
Japan
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punching
tip
punch
hole
die
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JP5305792U
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JPH0616000U (ja
Inventor
政計 柿本
Original Assignee
ユーエイチティー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は穿孔装置の打抜チップ回
収機構に関する。さらに詳しくは、比較的軟質で薄い加
工材料をパンチとダイスにより打抜く穿孔装置におい
て、加工材料から打抜かれた打抜きチップを高速空気流
によりパンチの先端から剥離して回収する機構の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4は打抜きチップの回収機構を備える
従来の穿孔装置を示している。この穿孔装置100は、
プリント基板やセラミックスグリーンシート等の加工材
料を打抜くものであり、略コ形の機枠構造体の上半部側
にパンチ102を下方へ向けて打動可能に取付けると共
に、下半部側にパンチ102と対面するようにダイス1
03を取付けて構成される。そして、上記した穿孔装置
100が具備する打抜チップ回収機構200は、パンチ
102の先端がダイス103の上面にて保持される加工
材料aを打抜いてダイス103の抜き孔104の内部に
入り込んだ時、ダイス103の背面側に設けた回収路1
05からバキューム吸引することによりパンチ102の
先端部に沿って高速空気流を当て、その際の風圧を利用
してパンチ102の先端に付着する打抜きチップを剥離
させて回収するように構成してある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記したような打抜チ
ップ回収機構200では、加工材料aがセラミックグリ
ーンシートのような軟質薄性材である場合においては、
打抜チップの付着力が強くなることから、パンチ102
の先端に沿って高速空気流を当てただけではパンチ10
2の先端に付着した打抜チップを剥離させることができ
ない場合がある。よって、打抜きが行なわれた後にパン
チ102の先端に付着した抜チップがそのまま残ってし
まい、これによりパンチ102による連続的な穿孔加工
が不可能になったり、その後に穿孔した加工孔を損傷さ
せてしまうことがあった。
【0004】本考案は、上記したような穿孔装置の打抜
きチップ回収機構に対して、パンチの先端に付着する打
抜きチップに対して高速空気流を効果的に当てることの
できる手段を具備せしめることにより、打抜きチップの
剥離回収を確実に行なえるようにすることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
為に本考案は、加工材料を打抜いてダイスの抜き孔内部
に入り込んだパンチの先端に対して高速空気流を当てる
ことにより該パンチの先端に付着する打抜きチップを剥
離させた後、この打抜きチップをバキュウム吸引により
上記抜き孔の背面に形成した回収路内を通過させて回収
する穿孔装置のチップ回収機構において、ダイスの抜き
孔を貫通したパンチの先端を前記回収路始端部の中心部
に臨ませ、該回収路始端部における外周部に給気系路へ
連絡する空気吹き出し孔を穿設すると共に、その吹き出
し方向を回収路の中心部よりずらして、該中心部周りの
円周に沿わせてなるものである。
【0006】
【作用】以上の手段によれば、穿孔装置のパンチは降下
して加工材料を打抜いた後にダイスの抜き孔内に入り込
み、該抜き孔の背面側に形成される回収路始端部の中心
部に貫通する。そして、回収路に加えられるバキューム
吸引と共に、給気系路から供給される空気が回収路の外
周部に穿設される吹き出し孔から高速に流出して空気の
吹き出しが行なわれる。吹き出し孔から流出する高速空
気流は、回収路始端の中心部に臨むパンチ先端より外側
へずれた方向へ向けて吹き出される。これによって、吹
き出し孔から吹き出した空気流は、上記したパンチの先
端を中心とする円周に沿って流れて回収路内を周回し、
その結果、回収路の始端部にパンチの先端を中心とする
渦流が作り出される。よって、加工材料の打抜いた後に
回収路始端の中心部にまで貫通したパンチの先端部には
上記した渦流による風圧が加わり、この風圧によりパン
チの先端に付着する打抜きチップを吹き飛ばして剥離さ
せる。また、剥離したチップは回収路内を通過して回収
される。
【0007】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、回収路始
端の外周部に設けた吹き出し孔の吹き出し方向を回収路
の中心部よりずらすことにより、該吹き出し孔から吹き
出される空気流によって回収路内に渦流を作り、この渦
流により生じる強力な風圧を利用してパンチの先端に付
着した打抜きチップを剥離させるものであるから、従来
のものと比較するとパンチの先端に付着する打抜きチッ
プの回収をより確実に行なうことができるようになる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施を図面に基づいて説明
する。図1は本考案を実施した穿孔装置50を示してい
る。この穿孔装置50はセラミックグリーンシートから
なる加工材料aに連続して小孔を打抜くものであり、略
コ形に形成されるアーム本体51の上側端部に設けたチ
ャック11にパンチ1を着脱自在に取付けてある。一
方、アーム本体51の下側端部にはダイスホルダ12を
介してダイス2が取付固定してあり、上記したチャック
11の昇降動に伴ってパンチ1がダイス2に対して垂直
に打降されるように構成してある。
【0009】パンチ1は、図2にて示すように、軸材の
先端を細く絞って形成し、軸材の基端をストッパゴム1
1aを付けたチャック11の先端に嵌挿してネジ11b
止めすることにより着脱可能に装着してある。一方、ダ
イス2は外形略円柱形に形成し、正面側の軸芯部にパン
チ1の先端が挿入される抜き孔2aを穿設すると共に、
この抜き孔2aの背面側には後述する回収路3の始端部
となる凹孔2bを形成してある。そして、ダイス2は保
持体13を介してアーム本体51下側端部に設けたダイ
スホルダ12に対して着脱可能に装着してある。保持体
13は、中心部に穿設した嵌挿孔13aの中にダイス2
を圧入して固定するようになっている。また、ダイスホ
ルダ12は、上記した保持体13を上面に形成した装着
孔12aの中に嵌入し、ネジ12bにより締め付けて着
脱可能に固定するように構成してある。
【0010】上記したように取り付けられるダイス2の
上には薄板状の加工材料aが水平に載置される。この状
態からパンチ1が打降ろされると、パンチ1が加工材料
aを打抜いた後、ダイス2の抜き孔2aの内部に入り込
み、該抜き孔2aの背面側に形成される凹孔2bまで貫
通する(図2)。
【0011】ダイス2の抜き孔2aの背面側には回収路
5の始端となる凹孔2bが形成してある。凹孔2bは、
抜き孔2aの背面からダイス2a下端面の開口へ向けて
延びるように形成し、その上端部分は図2にて示すよう
に下方へ向けて略円錐状に拡開するドーム型に形成して
ある。よって、前記したように抜き孔2aを貫通したパ
ンチ1の先端はドーム型に形成される凹孔2bの軸芯部
に臨むことになる。また、ダイス2の凹孔2bは、前記
保持体13及びダイス2の軸芯部に貫通させた孔を介し
てダイス2から下方へ延出する管部12aの中空部と連
絡させてあり、これにより、ダイス2の背面から真下へ
延びる回収路5を構成している。回収路5の下端にはバ
キュームホース14が接続され、穿孔装置50の作動時
において上記した回収路5内に真空による吸引が行なわ
れる。
【0012】一方、回収路5の始端部となるダイス凹孔
2bの外周部には給気路4に連絡する吹き出し孔3が設
けてある。吹き出し孔3は、給気路4に供給される圧搾
空気をダイス2凹孔2bの始端部へ向けて吹き出すこと
によりパンチ1の先端に付着する打抜きチップを吹き飛
ばすものであり、凹孔2b始端部の外周面に穿設してあ
る。
【0013】吹き出し孔3は、図3にて示すようにその
吹き出し方向が凹孔2b軸芯部に貫通するパンチ1の先
端より幾分外側へずれるように穿設してある。これによ
れば、上記した吹き出し孔3から吹き出される空気流が
凹孔2bの上端部に貫通したパンチ1の先端を中心とす
る円周に沿って流れて、回収路5始端部の凹孔2b内に
パンチ1の先端を中心として回転する渦流が作り出され
る。尚、上記した吹き出し孔3は、保持体13及びダイ
ス12内を通過する連絡孔14a,14bを介して給気
路4に連絡され、また、給気路4はアーム本体51内を
通過し、調整バルブ15を介して圧搾タンクへ連絡する
給気マニホールド4aに連通している。
【0014】上記したように構成した穿孔装置50にお
いては、パンチ1が降下して加工材料aを打抜き、ダイ
ス2の抜き孔2aの内部に入り込んだ際に、回収路5に
真空による吸引が行なわれると同時に、給気路4を介し
て圧送される圧搾空気が吹き出し孔3から吹き出され
る。吹き出し孔3から吹き出される圧搾空気は、凹孔2
b上端の軸芯部に貫通するパンチ1の先端より幾分外側
にずれた方向へ向けて吹き出され、これによりパンチ1
の先端を中心とする円周に沿って凹孔2b内を周回する
渦流が生じる。よって、加工材料aを打抜いた後に凹孔
2bまで貫通したパンチ1の先端部には上記した渦流に
よる強力な風圧が加わり、この風圧によりパンチ1の先
端に付着する打抜きチップが吹き飛ばされて確実に剥離
する。そして、パンチ1の先端から剥離したチップは、
回収路5内加わる吸引力により同回収路5を通過し、所
定の回収容器(図示せず)に回収される。
【0015】上記した打抜きチップの回収機構によれ
ば、回収路5の始端部を構成する凹孔2bの中で渦流を
生じさせ、この渦流による強力な風圧を利用してパンチ
1先端に付着する打抜きチップを剥離させることができ
るので、従来のものと比較して打抜きチップの回収をよ
り確実に行なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案を実施した穿孔装置を示す一部切欠
正面図。
【図2】 同穿孔装置のパンチとダイス部分を示す縦
断面図。
【図3】 ダイス部分の平面図。
【図4】 従来の穿孔装置を示す一部切欠正面図。
【符号の説明】
a・・・加工材料 1・・・パンチ 2・・・ダイス 3・・・吹き出し口 4・・・給気路 5・・・回収路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工材料を打抜いてダイスの抜き孔内
    部に入り込んだパンチの先端に対して高速空気流を当て
    ることにより該パンチの先端に付着する打抜きチップを
    剥離させた後、この打抜きチップをバキュウム吸引によ
    り上記抜き孔の背面に形成した回収路内を通過させて回
    収する穿孔装置のチップ回収機構において、ダイスの抜
    き孔を貫通したパンチの先端を前記回収路始端部の中心
    部に臨ませ、該回収路始端部における外周部に給気系路
    へ連絡する空気吹き出し孔を穿設すると共に、その吹き
    出し方向を回収路の中心部よりずらして、該中心部周り
    の円周に沿わせてなる穿孔装置の打抜きチップ回収機
    構。
JP5305792U 1992-07-28 1992-07-28 穿孔装置の打抜チップ回収機構 Expired - Lifetime JPH0724235Y2 (ja)

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JP5305792U JPH0724235Y2 (ja) 1992-07-28 1992-07-28 穿孔装置の打抜チップ回収機構

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Publication Number Publication Date
JPH0616000U JPH0616000U (ja) 1994-03-01
JPH0724235Y2 true JPH0724235Y2 (ja) 1995-06-05

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ID=12932227

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JP5305792U Expired - Lifetime JPH0724235Y2 (ja) 1992-07-28 1992-07-28 穿孔装置の打抜チップ回収機構

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JP3771745B2 (ja) * 1999-04-15 2006-04-26 松下電器産業株式会社 セラミックグリーンシートの孔明け加工用シート押えおよび孔明け装置

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JPH0616000U (ja) 1994-03-01

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