JPH04128369A - 炭化珪素スパッタリング用ターゲット及びその製造方法 - Google Patents

炭化珪素スパッタリング用ターゲット及びその製造方法

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JPH04128369A JP10689890A JP10689890A JPH04128369A JP H04128369 A JPH04128369 A JP H04128369A JP 10689890 A JP10689890 A JP 10689890A JP 10689890 A JP10689890 A JP 10689890A JP H04128369 A JPH04128369 A JP H04128369A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、導電性、熱伝導性に優れたスパッタリング用
ターゲットとして、特に直流スパッタリングにも好適に
使用される高純度で緻密質の炭化珪素スパッタリング用
ターゲットと、その製造方法に関するものである。
(従来の技術) 炭化珪素は常温および高温で化学的に極めて安定なもの
で、耐酸化性、熱伝導性、高温での機械的強度などに優
れているため、これを基体上に薄膜化したものは精密金
型部品や半導体製造用装置部品、各種電子デバイスなど
に有用なものとされている。また、最近では炭化珪素薄
膜をコンピュータの記録媒体である磁気ディスクの耐摩
耗保護膜として使用することが検討されており、ますま
す産業上の利用分野が広がりつつある。
このような炭化珪素薄膜の作成方法には、従来からの真
空蒸着法、CVD法(化学気相蒸着法)スパッタリング
法などが広く使用されているが、中でもスパッタリング
法は、他の方法に比較して基体の選択性、量産性、製造
コストなどの点で有利とされている。しかし、スパッタ
リング法では、成膜速度、膜特性などは使用するターゲ
ツト材の性状に大きく左右されるため、炭化珪素薄膜の
作成においてもターゲットとなる炭化珪素焼結体の特性
向上が強く要求されている。
従来、このような炭化珪素薄膜の作成に使用されている
スパッタリング用ターゲットとしては、例えば炭化珪素
粉末をそのまま焼き固めた多孔質炭化珪素焼結体や、も
しくは炭化珪素粉末にホウ素やアルミニウム、ベリリウ
ム等の焼結助剤を添加して緻密に焼結した炭化珪素焼結
体があった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の炭化珪素焼結体をスパッタリング
用ターゲットとして使用するにあたっては以下のような
不都合がある。
■多孔質の炭化珪素焼結体をスパッタリング用ターゲッ
トとして使用する場合には、多孔質であることから機械
的強度、耐熱衝撃性が低く、スパッタリング時に割れや
欠け、粒子の脱落等を生じ易いため安定な薄膜形成が難
しい。また、スパッタリング装置に取り付ける際やハン
ドリング時に細心の注意が必要となる。
■焼結助剤を添加した炭化珪素焼結体をスパッタリング
用ターゲットとして使用する場合には、焼結助剤がその
まま不純物として焼結体中に残留しているので、形成さ
れる薄膜は高純度のものが得られず、また、これらの不
純物が薄膜中で偏析し易いため、膜の均質性や基体への
密着強度が不十分となる。
一方、スパッタリング法には大別して直流スパッタリン
グと高周波スパッタリングとがある。
直流スパッタリングは装置が簡略化でき量産性に優れる
反面、ターゲツト材には金属や半導体などの導電性を有
するものしか使用できないという欠点がある。高周波ス
パッタリングは絶縁物であってもターゲットに使用する
ことは可能であるが、直流スパッタリングと比較して装
置が高価であり、また電力制御の精度が低いという欠点
がある。
そこで、上述したような炭化珪素焼結体は電気比抵抗値
が高いため、直流スパッタリング装置のターゲットには
使用できず、従って炭化珪素薄膜の量産性やコストなど
の点で不利があった。
本発明はこのような技術背景に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、焼結助剤を添加することなく
、高純度で緻密質の炭化珪素焼結体を得、これにより炭
化珪素本来の優れた機械的特性、高熱伝導性等を有し、
室温での電気比抵抗値が1Ω・cm以下と優れた導電性
を示す炭化珪素スパッタリング用ターゲットおよびその
製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結
果、平均粒子径が0.1〜10JLmの第1の炭化珪素
粉末と非酸化性雰囲気のプラズマ中にシラン化合物また
はハロゲン化珪素と炭化水素とからなる原料ガスを導入
し、反応系の圧力を1気圧未満から0.1torrの範
囲で制御しつつ気相反応させることによって合成された
平均粒子径が0.17bm以下の第2の炭化珪素粉末と
を混合し、これを加熱し、焼結することによって炭化珪
素焼結体を得、この焼結体をスパッタリング用ターゲッ
トとするか、または単に非酸化性雰囲気のプラズマ中に
シラン化合物またはハロゲン化珪素と炭化水素とからな
る原料ガスを導入し、反応系の圧力を1気圧未満から0
.1torrの範囲で制御しつつ気相反応させることに
よって合成された平均粒子径が0.1pm以下である炭
化珪素超微粉末を加熱し、焼結することによって炭化珪
素焼結体を得、この焼結体をスパッタリング用ターゲッ
トとすることにより機械的高強度、高熱伝導性を損なう
ことなく、焼結体密度2.8g/cm3以上で、室温で
の電気比抵抗値が1Ω・cm以下の炭化珪素焼結体から
なる炭化珪素スパッタリング用ターゲットが得られるこ
とを究明し、上記課題を解決した。
以下、本発明の炭化珪素スパッタリング用ターゲットを
その製造方法に基いて詳細に説明する。
まず、平均粒子径が0.1〜10ILmの第1の炭化珪
素粉末と平均粒子径が0.1μm以下の第2の炭化珪素
粉末とを用意する。ここで第1の炭化珪素粉末としては
、一般に使用されるものでよく、例えばシリカ還元法、
アチソン法等の方法によって製造されたものが用いられ
る。但し、センサーや半導体素子等の電子デバイス製造
工程において使用されるスパッタリング用ターゲットを
製造する場合には、高純度が要求されるので、酸処理等
を施した高純度粉末を使用する必要がある。
第1の炭化珪素の結晶相としては非晶質、α型、β型あ
るいはこれらの混合相のいずれでもよい。
また、この炭化珪素粉末の平均粒子径としては、0.1
〜IJLmにするのが焼結性がよくなることから望まし
い。
また、第2の炭化珪素粉末としては、非酸化性雰囲気の
プラズマ中にシラン化合物またはハロゲン化珪素と炭化
水素の原料ガスを導入し、反応系の圧力を1気圧未満か
ら0.1torrの範囲で制御しつつ気相反応させるこ
とによって得られたものを使用する。例えば、モノシラ
ンとメタンとからなる原料ガスを高周波により励起され
たアルゴンプラズマ中に導入して合成を行うと、平均粒
子径が0.02μmで、アスペクト比の小さいβ型超微
粉末が、また合成条件によってはα型とβ型との混合相
が得られる。このようにして得られた超微粉末は焼結性
が非常に優れているため、上記第1の炭化珪素粉末と混
合するのみで、焼結助剤を添加することなく高純度かつ
緻密質の炭化珪素焼結体を得ることができるようになる
次に、上記第1の炭化珪素粉末と第2の炭化珪素粉末と
を混合して混合物とする。ここで、第1の炭化珪素粉末
と第2の炭化珪素粉末とを混合するにあたっては、第2
の炭化珪素粉末の配合量を0.5〜50重量%の範囲と
することが好適とされる。すなわち、第2の炭化珪素粉
末の配合量を0.5重量未満とすると、この炭化珪素粉
末を配合した効果が十分に発揮されず、また50重量%
を越えて配合しても、焼結体密度がほぼ横這いになって
その効果が得られないからである。しかし、上述した電
子デバイス製造用の薄膜形成装置などに使用されるスパ
ッタリング用ターゲットのように高純度が要求される場
合には、第2の炭化珪素粉末のみから焼結体を製造した
方がよい。
すなわち、第2の炭化珪素粉末は高純度ガスを原料とし
て合成されているため、その含有不純物量が数ppm以
下と極めて純度が高いからである。
その後、上記混合物または第2炭化珪素粉末をスパッタ
リング用ターゲットとしての所望する形状に成形し、得
られた成形体を1800〜2400°Cの温度範囲で加
熱し、さらに焼結助成無添加で焼結して炭化珪素スパッ
タリング用ターゲットを得る。炭化珪素粉末の成形にあ
たっては、プレス成形法、押出成形法、射出成形法など
の従来からの公知の方法を採用することができる。この
場合、成形バインダとしてはポリビニルアルコールやポ
リビニルピロリドンなどを使用することができ、必要に
応じてステアリン酸塩などの分散剤を添加してもよい。
また、焼結にあたっては、常圧焼結、雪囲気加圧焼結、
ホットプレス焼結、あるいは熱間静水圧焼結(HIP)
などの従来の方法が採用可能であるが、より高密度で導
電性に優れた炭化珪素スパッタリング用ターゲットを得
るためにはホットプレス等の加圧焼結法を採用すること
が望ましい。焼結温度についても特に限定されるもので
はないが、1900°Cより低い加熱温度では焼結不足
が生じ、また2300°Cより高い加熱温度では炭化珪
素の蒸発が起こり易くなり、粒子の成長によって焼結体
の強度や靭性が低下する恐れがあることから、1900
〜2300°Cの温度範囲で焼結するのが好適とされる
また、焼結時の雰囲気としては、真空雰囲気、不活性雰
囲気もしくは還元ガス雰囲気のいずれも採用可能である
このようにして得られた炭化珪素スパッタリング用ター
ゲットは、その焼結体密度が2.8g/cm3以上(論
理密度が3.21g/cm3以上であることから、論理
密度の約87%以上)となる。そして、焼結体密度が2
.8g/cm”以上であることから炭化珪素粒子間の結
合力が十分であり、スパッタリング時の粒子の脱落など
が少なくなり、またターゲットの寿命も長くなる。さら
に、機械的強度も高く、熱放散性にも優れることから、
スパッタリング時の耐熱衝撃性が十分なものとなるので
、ターゲットの割れや欠は等が少なくなり、またハンド
リングに過剰な注意を要することもなくなる。
また、この炭化珪素スパッタリング用ターゲットは室温
時の電気比抵抗値がlΩ・cm以下になるので、構造が
簡略な直流スパッタリング装置への使用が可能となり、
また炭化珪素薄膜の成膜速度も向上することから、量産
性やコストの点て有利となる。
そして、この炭化珪素スパッタリング用ターゲットは焼
結助剤を添加していないため、遊離炭素および!Mシリ
カ以外の不純物含有量を数ppm以下とすることが可能
である。したがって、高純度が要求される電子デバイス
用の薄膜形成に使用しても、高純度かつピンホールの極
めて少ない、密着強度に侵れた膜が得られる。
(実施例) 以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
(実施例1) 第1の炭化珪素粉末として、平均粒子径が1.1pm、
BET比表面積値1.7m2/gのβ型炭化珪素粉末を
使用した。この粉末中の含有金属不純物量を調べたとこ
ろ、3ppmのナトリウム、ippmのカリウム、ll
ppmの鉄、4ppmのアルミニウム、2ppmのカル
シウムが含まれており、ニッケル、クロム、銅の含有量
はlppm未満であった。
次に、この第1の炭化珪素粉末に、四塩化珪素とエチレ
ンとを原料ガスとしてプラズマCVD法により気相合成
して得た平均粒子径0.0171m、比表面積96m”
7gの非晶質炭化珪素超微粉末(第2の炭化珪素粉末)
を5重量%添加し、これをメタノール中にて分散せしめ
、さらにボールミルで12時間混合した。
次いで、この混合物を乾燥して内径130mmの黒鉛製
モールドに充填し、ホットプレス装置にてアルゴン雰囲
気下、プレス圧400kg/cm2、焼結温度2200
0Cの条件で90分間焼結した。
得られた炭化珪素焼結体の密度を調べたところ、2.9
g/cm3であった。また、この焼結体の室温時におけ
る3点曲げ強度は、JIS  R−1601に準拠して
測定したところ48.7kg/mm2であり、1500
°C1大気中における3点曲げ強度は50.2kg/m
m2であった。さらに室温時の電気比抵抗値を四端子法
で測定したところ0.05Ω・cmであり、室温時の熱
伝導率はレーザーフラッシュ法で測定すると180W/
m−にであった。また、焼結体中の含有不純物量をアー
ク発光分析で調べたところ、鉄が5ppm、アルミニウ
ムが18ppm、カルシウムが3ppm、銅が2ppm
でありナトリウム、カリウム、クロム、ニッケルはいず
れもlppm未満であった。
次いで、この直径130mm、厚さ15mmの円板状炭
化珪素焼結体の表面に付着した炭素を除去し、その上下
両側を研削して炭化珪素スパッタリング用ターゲットと
した。
これを直流二極スパッタリング装置のスパッタリング用
ターゲットとして使用し、シリコン基板の上に炭化珪素
薄膜の形成を行なった。第1図は、本実施例で使用した
直流二極スパッタリング装置の構成図であり、1は真空
容器、2は負高電圧電極、3はシールド板、4は本発明
の炭化珪素スパッタリング用ターゲット、5はシャッタ
、6はシリコン製基板、7はガス導入口、8は真空排気
口である。スパッタリング条件は、アルゴン雰囲気下、
圧力0.1torr、電源出力2KWとした。
その結果、基板上に形成された炭化珪素膜にはピンホー
ルや剥がれはほとんど認められず、均質であるなどの優
れた成膜特性が得られた。また、使用後の炭化珪素スパ
ッタリング用ターゲットは、割れや欠は等がなく良好な
スパッタリングを行なえることが確認された。
一方、比較のために本発明のスパッタリング用ターゲッ
トを高周波スパッタリング装置に取り付けて、電源出力
2KWで炭化珪素膜の形成を行なったところ、その成膜
速度は直流スパッタリングに比べて約40%低下した。
(実施例2〜4) 実施例1と同一の炭化珪素粉末(第1の炭化珪素粉末)
に、モノシランとメタンとを原料ガスとしてプラズマC
VD法により気相合成した平均粒子径0.02μm、B
ET比表面積値70m”7gのβ型炭化珪素超微粉末(
第2の炭化珪素粉末)を5〜50重量%添加し、実施例
1と同一の条件で焼結して炭化珪素焼結体を製造した。
得られた炭化珪素焼結体の焼結体密度、室温時の3点曲
げ強度、1500°Cでの3点曲げ強度、室温時の電気
比抵抗値、室温時の熱伝導率を実施例1と同一の方法で
それぞれ調べ、その結果を実施例1の測定結果とともに
第1表に示す。第1表に示した結果より、異種原料ガス
から合成された炭化珪素超微粉末を使用しても、また炭
化珪素超微粉末の添加量を変えても、本発明の効果が十
分得られることが確認された。
これらの焼結体中に含まれる不純物量を実施例1と同一
の方法で調べた結果、いずれの焼結体も(実施例5) モノシランとメタンとを原料ガスとしてプラズマCVD
法により気相合成した平均粒子径0.03pm、BET
比表面積値49m”7gのβ型炭化珪素超微粉末をメタ
ルノール中にて分散せしめ、さらにボールミルで12時
間混合した。
次に、この混合粉末を乾燥し造粒して粉末を得、これを
実施例1と同一の条件で焼結して炭化珪素焼結体を製造
した。
得られた炭化珪素焼結体の密度を調べたところ3.1g
/cm3であった。また、この炭化珪素焼結体の室温時
の3点曲げ強度、1500’Cでの大気中の3点曲げ強
度、室温時の電気比抵抗値、室温時の熱伝導率を実施例
1と同一の方法で測定したところ、それぞれ74.0k
g/mm’75.2kg/mm2,0.03Ω”cm。
191W/m−にであった。(第1表に併記)さらに、
この炭化珪素焼結体の不純物分析を実施例1と同一の分
析方法で調べたところナトリウムが3ppm、鉄が3p
pm、アルミニウムが2ppm、クロムがippm含ま
れており、カミつム、カルシウム、ニッケル、銅はip
pm未りであった。
以上の結果から、炭化珪素超微粉末だけを原本とした炭
化珪素焼結体はより高強度かつ高純度ズあることが確認
され、超高純度薄膜の形成に使H可能なスパッタリング
用ターゲットとなり得ることが判明した。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明における炭化珪奔スパッタ
リング用ターゲットは、緻密質で高純用であることから
、スパッタリング中でも粒子の取落等がなく、安定的な
スパッタリングが続けられる。また、高純度が要求され
る電子デバイスなどの薄膜形成に際しても、高純度で密
着強度に優ねた緻密質の膜を信頼性高く得ることができ
る。さらに1本発明の炭化珪素スパッタリング用ターゲ
ットは、従来の炭化珪素スパッタリング用ターゲットと
比較して機械的強度や熱伝導性に侵れるため、スパッタ
リング時の熱衝撃に強く、ターゲットの割れや欠は等の
発生を少なくすることかできる。また、ターゲットの取
り付けや取り外し等のハンンドリングが容易となる。加
えて、優れた導電性を有するので、直流スパッタリング
が可能となることから、装置の前略化、成膜速度の向上
などが果たせ、その結果、量産性や製造コストの点で有
利となる。
そして、これにより該炭化珪素スパッタリング用ターゲ
ットを使用して形成された炭化珪素膜は、センサーや半
導体素子の電子デバイスから金型精密部品、X線反射鏡
などの機械部品にまで幅広く使用でき、産業上多大な効
果を奏するものとなる。
一方、本発明に係る炭化珪素スパッタリング用ターゲッ
トの製造方法によれば、焼結助剤無添加で緻密焼結を行
なうことができることから、極めて高純度かつ高密度な
焼結体を得ることができ、よって炭化珪素本来の性質で
ある機械的高強度、高熱伝導性を併せ持ち、しかも導電
性に優れた炭化珪素スパッタリング用ターゲットを製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は直流二極スパッタリング装置の構成図を示した
ものである。 l・・・・・・真空容器   2・・・・・・負高電圧
極3・・・・・・シールド板 4・・・・・・炭化珪素スパッタリング用ターゲット5
・・・・・・シャッタ   6・m5mm5シリコン製
基板7・・・・・・ガス導入口  8・・・・・・真空
排気口特許出願人    住友セメント株式会社第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)焼結助剤無添加で焼結されてなり、焼結体密度が
    2.8g/cm^3以上で、室温での電気比抵抗値が1
    Ω・cm以下の炭化珪素焼結体からなる炭化珪素スパッ
    タリング用ターゲット。
  2. (2)平均粒子径が0.1〜10μmの第1の炭化珪素
    粉末と、非酸化性雰囲気のプラズマ中にシラン化合物ま
    たはハロゲン化珪素と炭化水素とからなる原料ガスを導
    入し、反応系の圧力を1気圧未満から0.1torrの
    範囲で制御しつつ気相反応させることによって合成され
    た平均粒子径が0.1μm以下の第2の炭化珪素粉末と
    を混合し、これを加熱し焼結することによって炭化珪素
    焼結体からなるスパッタリング用ターゲットを得ること
    を特徴とする炭化珪素スパッタリング用ターゲットの製
    造方法。
  3. (3)非酸化性雰囲気のプラズマ中にシラン化合物また
    はハロゲン化珪素と炭化水素とからなる原料ガスを導入
    し、反応系の圧力を1気圧未満から0.1torrの範
    囲で制御しつつ気相反応させることによって合成された
    平均粒子径が0.1μm以下である炭化珪素超微粉末を
    加熱し、焼結することによって炭化珪素焼結体からなる
    スパッタリング用ターゲットを得ることを特徴とする炭
    化珪素スパッタリング用ターゲットの製造方法。
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