JPH0412822Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0412822Y2 JPH0412822Y2 JP1986176035U JP17603586U JPH0412822Y2 JP H0412822 Y2 JPH0412822 Y2 JP H0412822Y2 JP 1986176035 U JP1986176035 U JP 1986176035U JP 17603586 U JP17603586 U JP 17603586U JP H0412822 Y2 JPH0412822 Y2 JP H0412822Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- buckle
- child seat
- reinforcing plate
- tongue
- auxiliary pad
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 22
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 9
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 9
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《産業上の利用分野》
この考案は、車両用シートに取り付けられて使
用されるチヤイルドシートに関する。
用されるチヤイルドシートに関する。
《従来の技術》
第5図に示すように、チヤイルドシートは、従
来一般に幼児に適合した大きさのチヤイルドシー
ト本体aの背もたれb肩部より一対のウエビング
cを引き出して、その先端を補助パツドdに連結
し、補助パツドdの下端に設けたタングeを着座
部f前部に設けたバツクルgに結合させてY字形
に連結し、股間部および両肩部を拘束するように
なつていた。
来一般に幼児に適合した大きさのチヤイルドシー
ト本体aの背もたれb肩部より一対のウエビング
cを引き出して、その先端を補助パツドdに連結
し、補助パツドdの下端に設けたタングeを着座
部f前部に設けたバツクルgに結合させてY字形
に連結し、股間部および両肩部を拘束するように
なつていた。
《考案が解決しようとする問題点》
しかいながら、上記のような構造のチヤイルド
シートでは、衝突時においてその衝撃力によりチ
ヤイルドシートに拘束している幼児の前方移動に
よる負荷を補助パツドdが集中的に受けるため
に、補助パツドdと着座部fとの取付部hである
タングeおよびバツクルgに過負荷がかかつて変
形したり、破損したりする。
シートでは、衝突時においてその衝撃力によりチ
ヤイルドシートに拘束している幼児の前方移動に
よる負荷を補助パツドdが集中的に受けるため
に、補助パツドdと着座部fとの取付部hである
タングeおよびバツクルgに過負荷がかかつて変
形したり、破損したりする。
このため、補助パツド取付部hの負荷能力を板
厚や材質を向上させて高めることも考えられる
が、このようにすると、重量が増加し、価格が高
くなるなど問題点があつた。
厚や材質を向上させて高めることも考えられる
が、このようにすると、重量が増加し、価格が高
くなるなど問題点があつた。
そこで、この考案の目的は、衝撃力に対する補
助パツド取付部の負荷能力を高めることができる
軽量で安価なチヤイルドシートを提供することに
ある。
助パツド取付部の負荷能力を高めることができる
軽量で安価なチヤイルドシートを提供することに
ある。
《問題点を解決するための手段》
この目的を達成するために、この考案のチヤイ
ルドシートは、バツクル上部のタング差し込み口
のほぼ同様な大きさの開口を有する補強板を、そ
の開口をタング差し込み口に重ねてチヤイルドシ
ート本体または固定具に固定し、かつ前記補強板
の前部に、前記バツクルの前側部に係合する折曲
部を形成したことを特徴とする。
ルドシートは、バツクル上部のタング差し込み口
のほぼ同様な大きさの開口を有する補強板を、そ
の開口をタング差し込み口に重ねてチヤイルドシ
ート本体または固定具に固定し、かつ前記補強板
の前部に、前記バツクルの前側部に係合する折曲
部を形成したことを特徴とする。
《作用》
バツクル上部のタング差し込み口に開口を有す
る補強板を重ねて固定させることによつて、バツ
クルのタング差し込み口を補強することができる
ので、補助パツド取付部の強度を向上できる。
る補強板を重ねて固定させることによつて、バツ
クルのタング差し込み口を補強することができる
ので、補助パツド取付部の強度を向上できる。
《実施例》
以下、この考案の一実施例について図面を参照
して説明する。
して説明する。
第1図および第2図に示すように、この考案の
チヤイルドシートは、着座部1と背もたれ2とが
一体に形成された中空バケツトタイプのチヤイル
ドシート本体3と、背もたれ2の前面に引き出さ
れた一対のウエビング4と、ウエビング4の先端
に結合された補助パツド5と、補助パツド5の下
端に設けられたタング6と、着座部1中央の取付
凹段部1aブラケツト12を介して固定されてタ
ングが挿着されるバツクル7とを備えており、こ
のバツクル7の上部は、補強板8により補強され
ている。
チヤイルドシートは、着座部1と背もたれ2とが
一体に形成された中空バケツトタイプのチヤイル
ドシート本体3と、背もたれ2の前面に引き出さ
れた一対のウエビング4と、ウエビング4の先端
に結合された補助パツド5と、補助パツド5の下
端に設けられたタング6と、着座部1中央の取付
凹段部1aブラケツト12を介して固定されてタ
ングが挿着されるバツクル7とを備えており、こ
のバツクル7の上部は、補強板8により補強され
ている。
チヤイルドシート本体3は、合成樹脂材により
形成されており、その表面を肌触りの良好な表皮
9で覆われている。また、背もたれ2には一対の
スリツト10が縦に複数設けられ、そのうち一対
のスリツト10から一対のウエビング4が引き出
されている。ウエビング4の末端は、着座部1中
央の取付凹段部1aの下面に取り付けられた緊急
ロツク装置付きリトラクター11により、常に巻
き取り方向に付勢されている。
形成されており、その表面を肌触りの良好な表皮
9で覆われている。また、背もたれ2には一対の
スリツト10が縦に複数設けられ、そのうち一対
のスリツト10から一対のウエビング4が引き出
されている。ウエビング4の末端は、着座部1中
央の取付凹段部1aの下面に取り付けられた緊急
ロツク装置付きリトラクター11により、常に巻
き取り方向に付勢されている。
前記補強板8は、第3図に示すように、バツク
ル7とブラケツト12との上部表面全部を覆うよ
うな形状に金属板等により形成され、バツクル7
上部のタング差し込み口7aとほぼ同じ形状およ
び同じ大きさに形成された開口8aを備えてい
る。
ル7とブラケツト12との上部表面全部を覆うよ
うな形状に金属板等により形成され、バツクル7
上部のタング差し込み口7aとほぼ同じ形状およ
び同じ大きさに形成された開口8aを備えてい
る。
また、補強板8後部には、ブラケツト12後部
のボルト孔12aと同じ大きさに設けられたボル
ト孔8bが形成されており、ボルト13を差し込
んで第2図のように、着座部1中央の取付凹段部
1aに補強板8、ブラケツト12およびリトラク
ター11のブラケツト11aとを共締め固定させ
ることによつて、補強板8をバツクル7上部に重
ねてバツクル7を着座部1前部に固着させる。
のボルト孔12aと同じ大きさに設けられたボル
ト孔8bが形成されており、ボルト13を差し込
んで第2図のように、着座部1中央の取付凹段部
1aに補強板8、ブラケツト12およびリトラク
ター11のブラケツト11aとを共締め固定させ
ることによつて、補強板8をバツクル7上部に重
ねてバツクル7を着座部1前部に固着させる。
更に、補強板8の前部は、二股に分岐して脚部
8c,8cを形成し、この脚部8c,8cの先端
は、前記バツクル7の前側部に係合する折曲部8
c1,8c1となつている。
8c,8cを形成し、この脚部8c,8cの先端
は、前記バツクル7の前側部に係合する折曲部8
c1,8c1となつている。
以上のように、構成されたチヤイルドシート
は、バツクル7を補強板8で補強することによつ
て、補助パツド5の取付部であるタング6に前方
負荷がかかつた場合でも、補強板8の開口8a縁
部で受けるために、バツクル7のタング差し込み
口7a縁部には直接負荷がかからない。
は、バツクル7を補強板8で補強することによつ
て、補助パツド5の取付部であるタング6に前方
負荷がかかつた場合でも、補強板8の開口8a縁
部で受けるために、バツクル7のタング差し込み
口7a縁部には直接負荷がかからない。
第4図はこの考案の別の実施例を示し、補強板
18をブラケツト12に固着させずに保護ベルト
14を使用して固定する例を示している。
18をブラケツト12に固着させずに保護ベルト
14を使用して固定する例を示している。
保護ベルト14は、先端部をバツクル7上部前
面を覆う程度の大きさに形成された補強板18後
端部の取付孔18aに差し込み、折り返し、縫製
することにより補強板18に取り付けられる。ま
た、保護ベルト14の基端部は、折り返されて縫
製されることにより袋部14aが形成されてい
る。なお、補強板18は上記実施例の補強板8同
様にタング6が差し込まれる開口18bが形成さ
れている。
面を覆う程度の大きさに形成された補強板18後
端部の取付孔18aに差し込み、折り返し、縫製
することにより補強板18に取り付けられる。ま
た、保護ベルト14の基端部は、折り返されて縫
製されることにより袋部14aが形成されてい
る。なお、補強板18は上記実施例の補強板8同
様にタング6が差し込まれる開口18bが形成さ
れている。
更に、補強板18の前部は、二股に分岐して脚
部18c,18cを形成し、この脚部18c,1
8cの先端は、前記バツクル7の前側部に係合す
る折曲部18c1,1c1となつている。
部18c,18cを形成し、この脚部18c,1
8cの先端は、前記バツクル7の前側部に係合す
る折曲部18c1,1c1となつている。
この袋部14aにチヤイルドシート本体3を車
両用シート上に固定される固定具である車両用シ
ートベルト15が挿通され、このシートベルト1
5によりチヤイルドシート本体3を固定する際に
保護ベルト14基端部も一緒に固定される。その
際に保護ベルト14がたるまない程度に保護ベル
ト14の長さが設定されている。
両用シート上に固定される固定具である車両用シ
ートベルト15が挿通され、このシートベルト1
5によりチヤイルドシート本体3を固定する際に
保護ベルト14基端部も一緒に固定される。その
際に保護ベルト14がたるまない程度に保護ベル
ト14の長さが設定されている。
また、保護ベルト14の基端部に袋部14aを
形成せずに、基端部を直接にチヤイルドシート本
体3に固定させてもよい。
形成せずに、基端部を直接にチヤイルドシート本
体3に固定させてもよい。
《考案の効果》
以上説明したように、この考案のチヤイルドシ
ートは、衝突時における衝撃力を補助パツドで受
けた場合、タングが受けるその衝撃を補強板で受
けることによつて、バツクルのタング差し込み口
の破損を防止でき、補助パツド取付部の強度を高
めることができ、しかも軽量で安価なチヤイルド
シートを実現することができる。
ートは、衝突時における衝撃力を補助パツドで受
けた場合、タングが受けるその衝撃を補強板で受
けることによつて、バツクルのタング差し込み口
の破損を防止でき、補助パツド取付部の強度を高
めることができ、しかも軽量で安価なチヤイルド
シートを実現することができる。
第1図はこの考案の一実施例によるチヤイルド
シートを示す斜視図、第2図は同チヤイルドシー
トの断面図、第3図は同チヤイルドシートの第1
実施例のバツクル取付部周辺を示す拡大斜視図、
第4図は同チヤイルドシートの第2実施例のバツ
クル取付部周辺を示す斜視図、第5図はこの考案
に係る従来のチヤイルドシートを示す斜視図であ
る。 1……着座部、3……チヤイルドシート本体、
5……補助パツド、6……タング、7……バツク
ル、7a……タング差し込み口、8,18……補
強板、8a,18b……開口、8c,18c……
脚部、8c1,18c1……折曲部、15……固定
具。
シートを示す斜視図、第2図は同チヤイルドシー
トの断面図、第3図は同チヤイルドシートの第1
実施例のバツクル取付部周辺を示す拡大斜視図、
第4図は同チヤイルドシートの第2実施例のバツ
クル取付部周辺を示す斜視図、第5図はこの考案
に係る従来のチヤイルドシートを示す斜視図であ
る。 1……着座部、3……チヤイルドシート本体、
5……補助パツド、6……タング、7……バツク
ル、7a……タング差し込み口、8,18……補
強板、8a,18b……開口、8c,18c……
脚部、8c1,18c1……折曲部、15……固定
具。
Claims (1)
- 補助パツドに設けたタングを着座部に設けたバ
ツクルに挿着することによつて前記補助パツドを
着脱可能に固定するチヤイルドシートであつて、
前記バツクル上部のタング差し込み口とほぼ同様
な大きさの開口を有する補強板を、その開口を前
記タング差し込み口に重ねてチヤイルドシート本
体またはその固定具に固定し、かつ前記補強板の
前部に、前記バツクルの前側部に係合する折曲部
を形成したことを特徴とするチヤイルドシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986176035U JPH0412822Y2 (ja) | 1986-11-18 | 1986-11-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986176035U JPH0412822Y2 (ja) | 1986-11-18 | 1986-11-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6381730U JPS6381730U (ja) | 1988-05-30 |
JPH0412822Y2 true JPH0412822Y2 (ja) | 1992-03-26 |
Family
ID=31115906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986176035U Expired JPH0412822Y2 (ja) | 1986-11-18 | 1986-11-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0412822Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0742909Y2 (ja) * | 1988-06-22 | 1995-10-04 | 三田工業株式会社 | 補助台車 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62116337A (ja) * | 1985-10-10 | 1987-05-27 | センチュリー・プロダクツ・カンパニー | 複数位置ラッチ装置 |
-
1986
- 1986-11-18 JP JP1986176035U patent/JPH0412822Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62116337A (ja) * | 1985-10-10 | 1987-05-27 | センチュリー・プロダクツ・カンパニー | 複数位置ラッチ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6381730U (ja) | 1988-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5005865A (en) | Seatbelt positioning assembly for a pregnant person | |
JP2002079859A (ja) | 補助シートへの子供用ショルダ・ハーネスの取付け具 | |
KR960012612B1 (ko) | 자동차용 어린이 안전시트 | |
JPH0248250A (ja) | シートベルト装置及び該装置を改良するキット | |
US7798527B2 (en) | Over-the shoulder portable seatbelt | |
US6382722B2 (en) | Child safety seat | |
JPH0412822Y2 (ja) | ||
JP2936429B2 (ja) | 自動車用シートカバー | |
JPH045386Y2 (ja) | ||
JPH0545549Y2 (ja) | ||
JPH0431856Y2 (ja) | ||
JP2583583Y2 (ja) | 子供用シート | |
JPH0547710Y2 (ja) | ||
JPH0343892Y2 (ja) | ||
JPH058215Y2 (ja) | ||
JPH0527323Y2 (ja) | ||
JPH057888Y2 (ja) | ||
JP3127638B2 (ja) | 子供用シート一体式車両用シート | |
JPH0739713Y2 (ja) | 車両用シート | |
JPH06183289A (ja) | 子供用シート一体式車両用シート | |
JPH037212Y2 (ja) | ||
JPH0131566Y2 (ja) | ||
JPH0716378Y2 (ja) | 自動車用座席カバー | |
JP3073383U (ja) | 車両用幼児防護用品 | |
JPS62135664U (ja) |