JPH0547710Y2 - - Google Patents

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JPH0547710Y2
JPH0547710Y2 JP17888487U JP17888487U JPH0547710Y2 JP H0547710 Y2 JPH0547710 Y2 JP H0547710Y2 JP 17888487 U JP17888487 U JP 17888487U JP 17888487 U JP17888487 U JP 17888487U JP H0547710 Y2 JPH0547710 Y2 JP H0547710Y2
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seat
headrest
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buckle
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、車両用シートのヘツドレスト近傍
に取付けて車両用シートに装着されるチヤイルド
シートの幼児拘束用ウエビング先端に設けられた
下部にタングを有する補助パツドを保持するチヤ
イルドシート用簡易保持具に関する。
《従来の技術》 車両用チヤイルドシートは、一般にシート本体
の背部前面に引き出された拘束用ウエビングを有
し、ウエビングの引出し端に連結された補助パツ
ドをシート本体の座部に固定して幼児の動きを規
制保持し、幼児の安全性を確保できるようになつ
ている。第4図はこのようなチヤイルドシートの
一例を示すものである。図において、シート本体
1の背部2に一対のスリツト3が上下方向に複数
設けられており、このスリツト3からリトラクタ
ー(不図示)によつて捲き上げ自在に設けられた
ウエビング4が前面に引き出されている。ウエビ
ング4の先端は、補助パツト5に固定され、補助
パツド5の下端部にはタング6が設けられて、こ
のタング6をシート本体1の座部7に設けられた
バツクル8に固定することにより幼児をシート本
体1に拘束するようになつている。そして、ウエ
ビング4によつて幼児を確実に拘束できるよう
に、背部2に設けられたスリツト3の上下位置を
変えることにより幼児の肩とほぼ同じ高さ位置か
らウエビング4を引き出してその幼児の体格に合
わせている。
このようなチヤイルドシートは、走行時の振動
等によつても動かされることがないようにシート
ベルトによつて車両用シートに固定され、幼児の
安全を図つている。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、このような構造のチヤイルドシ
ートでは、幼児をシート本体1に着座させてから
ウエビング4を通し、補助パツド5を座部7に固
定させなければならないために、補助パツド5は
幼児の乗降時に邪魔であり、かつ乗員の手で保持
しながら幼児の拘束作業を行わなければならず、
煩わしく、面倒であつた。また、幼児をシート本
体1に拘束させる際には、このように手間がかか
るので介添えが必要になることさえあつた。
そこで、この考案の目的は、シート本体からの
幼児の乗降が容易に行なうことができるチヤイル
ドシート用簡易保持具を提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 この目的を達成するために、この考案のチヤイ
ルドシート用簡易保持具は、シート本体の背部に
引き出し可能に設けられたウエビングの先端に補
助パツドを設け、該補助パツドの下端部に、前記
シート本体の座部に設けられたバツクルに固定し
て幼児を前記シート本体に拘束するタングを設け
たチヤイルドシート用簡易保持具であつて、前記
タングに係合するロツク機構を有するバツクルを
取付プレートに設け、該取付プレートの両側に、
一端部に互いに係合部材および被係止部材を有す
る一対の取付ベルトの他端部を取付けるベルト挿
通孔を設けるか又は車両用シートのヘツドレスト
のステーが挿通可能なステー挿通孔を設けて構成
し、前記一対の取付けベルトを前記ヘツドレスト
に巻着して互いに前記係止部材および被係止部材
を介して接続するか又は前記ステー挿通孔に前記
ヘツドレストステーを挿通して前記ヘツドレスト
に取付可能としたことを特徴とする。
《作用》 このチヤイルドシート用簡易保持具は、チヤイ
ルドシートが装着される車両用シートがヘツドレ
ストをシートバツク上部にヘツドレストステーを
介して配設されるローバツクシートである場合に
は、そのヘツドレストステーに取付けられ、ま
た、ヘツドレストがシートバツク上部に連続する
一体形のハイバツクシートである場合には、その
取付ベルトをヘツドレスト部に巻着してヘツドレ
スト部に取付けられ、車両用シートに装着された
チヤイルドシートの補助パツドを、その下部のタ
ングをバツクルに係止することによりチヤイルド
シート上方に保持する。
《実施例》 第1図には、本考案によるチヤイルドシート用
簡易保持具の一実施例が示されている。この保持
具は、例えば、従来例で示したチヤイルドシート
1に適用される。
このチヤイルドシート用簡易保持具11は、バ
ツクル12と、取付プレート13と、取付ベルト
14とを備えている。
バツクル12は、チヤイルドシート1に設けら
れた補助パツド5のタング6に係合するロツク機
構を備え、前端面にタング6を挿入するための挿
入口15を有して方形状に形成されている。ま
た、その両側部後部には夫々側方に向けてヒンジ
ピン16が突設されている。取付プレート13
は、横方向に長い平板で、前端部中央にはバツク
ル12の後部側を収納する凹部17が形成されて
いる。さらに、その両側部には、取付プレート1
3の前後方向に沿つて細長いベルト挿通穴18が
形成され、さらに各ベルト挿通穴18よりも内側
に取付プレート13の横方向に沿つて2つの長穴
19が形成されている。また、取付プレート13
の凹部17内側面にはバツクル12の各ヒンジピ
ン16と対応する位置に夫々ヒンジピン挿通穴2
0が設けられ、バツクル12は、その各ヒンジピ
ン16を各ヒンジピン挿通穴20に挿通されて、
取付プレート13の凹部17に上下方向回動可能
に取付けられる。取付ベルト14は、一端部に係
止部材21を有する第1のベルト22と、一端部
に第1のベルト22の係止部材21に係止される
被係止部材23を有する第2のベルト24とを備
え、夫々他端部が取付プレート13のベルト挿通
穴18に挿通されるとともに折り返されて予め各
ベルト22,24に取付けられた止め具25,2
6に固定されて取付プレート13に取付けられ
る。
チヤイルドシート用簡易保持具11は、このよ
うな構成を備え、車両用シートのヘツドレストに
取付けられる。以下、その取付態様と、その作用
について説明する。
第2図には、チヤイルドシート1がロ−バツク
シート、すなわちヘツドレスト27がシートバツ
ク28上部にヘツドレストステー29を介して配
設される車両用シート30に装着され、保持具1
1が同シート30のヘツドレスト27に取付けら
れてチヤイルドシート1の補助パツド5を保持し
ている状態が示されている。
この保持具11は、ヘツドレスト27を一旦シ
ートバツク28より取り外し、その各ヘツドレス
トステー29をバツクル12が前側に位置するよ
うに取付プレート13の各長穴19に挿通させて
再びシートバツク28に取付けることによりヘツ
ドレストステー29に取付けられる。このとき、
取付プレート13の長穴19は、ヘツドレストの
異なる使用によるヘツドレストステーの異なる配
設位置に対応する。そして、保持具11は、チヤ
イルドシート1の補助パツド5を、その下部のタ
ング6をバツクル12に係止して保持する。これ
により補助パツド5はチヤイルドシート1上方に
保持されて、チヤイルドシート1からの幼児の乗
降が容易に行なわれる。また、この保持具11
は、その取付ベルト14を直接ヘツドレストステ
ー29に巻着することによつてヘツドレスト27
に取付けることができ、同様に使用され、同様の
作用効果を得る。
第3図には、保持具11がハイバツクシート、
すなわちヘツドレスト31がシートバツク32上
部に連続する一体形の車両用シート33のヘツド
レスト31に取付けられた状態が示されている。
この場合、この保持具11はその取付プレート1
3をヘツドレスト31の前面に位置させてその取
付けベルト14すなわち第1のベルト22および
第2のベルト24をヘツドレスト31後部に回し
各ベルト22,24の係止部材21および被係止
部材23を係合させてヘツドレスト31に取付け
られる。そしてこの態様においても前記態様と同
様に補助パツド5を保持してチヤイルドシート1
からの幼児の乗降を容易にする。また、前記各態
様において、バツクル12が取付プレート13に
上下動可能に取付けられているので、補助パツド
5のタング6との係合操作をそのタング挿入口1
5を作業性の良い方向に向けて行なうことができ
る。
尚、本実施例では、パツクル12を取付ベルト
14が取付けられた取付プレート13に固定した
が、バツクル12を直接取付バルト14に固定す
れば、特に取付プレート13はなくともよい。
《考案の効果》 このような本考案によるチヤイルドシート用簡
易保持具は、チヤイルドシートの補助パツドに設
けられたタングを係止するバツクルと、ヘツドレ
ストまたはそのステーに巻着自在な取付ベルトと
を備えた構成となつているので、チヤイルドシー
トが着脱式のヘツドレストを備えたローバツクシ
ートに装着される場合には、そのヘツドレストス
テーに取付けられ、またチヤイルドシートシート
がヘツドレストを一体に備えたハイバツクシート
に装着される場合には、その取付ベルトをヘツド
レストに巻着してヘツドレストに取付けられて、
チヤイルドシートの補助パツドをその下部のタン
グをバツクルに係止してチヤイルドシート上方に
保持することができ、これによりチヤイルドシー
トからの幼児の乗降を補助パツドが邪魔になるこ
となく容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるチヤイルドシート用簡
易保持具の一実施例を示す斜視図、第2図は、同
保持具が車両用シートのヘツドレストステーに取
付けられて、同シートに装着されたチヤイルドシ
ートの補助パツドを保持している状態を示す斜視
図、第3図は同保持具が車両用シートのヘツドレ
ストに巻着されて、同シートに装着されたチヤイ
ルドシートの補助パツドを保持している状態を示
す斜視図、第4図は、従来のチヤイルドシートの
一例を示す斜視図である。 1……チヤイルドシート、4……拘束用ウエビ
ング、5……補助パツド、6……タング、11…
…チヤイルドシート用簡易保持具、12……バツ
クル、13……取付プレート、14……取付ベル
ト、19……長穴(ステー挿通穴)、27……ヘ
ツドレスト、29……ヘツドレストステー、30
……車両用シート、31……ヘツドレスト、33
……車両用シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シート本体の背部に引き出し可能に設けられた
    ウエビングの先端に補助パツドを設け、該補助パ
    ツドの下端部に、前記シート本体の座部に設けら
    れたバツクルに固定して幼児を前記シート本体に
    拘束するタングを設けたチヤイルドシート用簡易
    保持具であつて、前記タングに係合するロツク機
    構を有するバツクルを取付プレートに設け、該取
    付プレートの両側に、一端部に互いに係止部材お
    よび被係止部材を有する一対のベルトの他端部を
    取付けるベルト挿通孔を設けるか又は車両用シー
    トのヘツドレストのステーが挿通可能なステー挿
    通孔を設けて構成し、前記一対のベルトを前記へ
    ツドレストに巻着して互いに前記係止部材および
    被係止部材を介して接続するか前記ステー挿通孔
    に前記ヘツドレストステーを挿通して前記ヘツド
    レストに取付可能としたことを特徴としたチヤイ
    ルドシート用簡易保持具。
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JPH0184249U JPH0184249U (ja) 1989-06-05
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