JPH11240413A - 自動車用年少者安全座席 - Google Patents
自動車用年少者安全座席Info
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- JPH11240413A JPH11240413A JP10045577A JP4557798A JPH11240413A JP H11240413 A JPH11240413 A JP H11240413A JP 10045577 A JP10045577 A JP 10045577A JP 4557798 A JP4557798 A JP 4557798A JP H11240413 A JPH11240413 A JP H11240413A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車用年少者安全座席の自動車の座席への
取付けに際して、自動車の備付けのシートベルトの長さ
を容易に調節することのできる自動車用年少者安全座席
を提供する。 【解決手段】 自動車用年少者安全座席２の少なくとも
一方の側面に、シートベルトの長さを調節するためのシ
ートベルト調節部材２０が固定されている。
取付けに際して、自動車の備付けのシートベルトの長さ
を容易に調節することのできる自動車用年少者安全座席
を提供する。 【解決手段】 自動車用年少者安全座席２の少なくとも
一方の側面に、シートベルトの長さを調節するためのシ
ートベルト調節部材２０が固定されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車の座席上に
載置され、この座席に備付けのシートベルトを用いて自
動車の座席に固定される自動車用年少者安全座席に関す
るものである。
載置され、この座席に備付けのシートベルトを用いて自
動車の座席に固定される自動車用年少者安全座席に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、自動車に対する安全性の向上に対
する意識が高まりつつある中で、新生児、乳児、幼児、
学童（以下、これらの者を総称して年少者と称す。）を
自動車に乗せる場合、年少者の自動車内での安全性を確
保するための装置として、自動車用年少者安全座席が開
発されている。
する意識が高まりつつある中で、新生児、乳児、幼児、
学童（以下、これらの者を総称して年少者と称す。）を
自動車に乗せる場合、年少者の自動車内での安全性を確
保するための装置として、自動車用年少者安全座席が開
発されている。
【０００３】この自動車用年少者安全座席は、一般に、
自動車に備付けのシートベルトを用いて、自動車の座席
に固定されるものである。したがって、自動車用年少者
安全座席を確実に自動車の座席に取付けることが重要で
ある。
自動車に備付けのシートベルトを用いて、自動車の座席
に固定されるものである。したがって、自動車用年少者
安全座席を確実に自動車の座席に取付けることが重要で
ある。
【０００４】そこで、自動車用年少者安全座席をシート
ベルトを用いて自動車の座席に確実に固定するための補
助器具として、実開平７−３１５２２号公報に開示され
るベルトクリップが挙げられる。
ベルトを用いて自動車の座席に確実に固定するための補
助器具として、実開平７−３１５２２号公報に開示され
るベルトクリップが挙げられる。
【０００５】以下、図５を参照して、上記実開平７−３
１５２２号公報に開示されるベルトクリップを用いた自
動車用年少者安全座席の固定方法について説明する。
１５２２号公報に開示されるベルトクリップを用いた自
動車用年少者安全座席の固定方法について説明する。
【０００６】ベルトクリップ２０は、板状をなし、第１
スリット２１、第２スリット２２および第３スリット２
３を備えている。第１スリット２１、第２スリット２２
および第３スリット２３は、各々の長手方向を互いに同
じ方向に向けながらこの順序で平行に並ぶように配置さ
れている。
スリット２１、第２スリット２２および第３スリット２
３を備えている。第１スリット２１、第２スリット２２
および第３スリット２３は、各々の長手方向を互いに同
じ方向に向けながらこの順序で平行に並ぶように配置さ
れている。
【０００７】また、第１スリット２１、第２スリット２
２および第３スリット２３には、それぞれ、シートベル
ト３を側方から受入れることを可能にするため、切欠２
４、切欠２５および切欠２６が設けられている。
２および第３スリット２３には、それぞれ、シートベル
ト３を側方から受入れることを可能にするため、切欠２
４、切欠２５および切欠２６が設けられている。
【０００８】このようなベルトクリップ２０を用いて、
自動車用年少者安全座席２を自動車の本来の座席に固定
しようとするときは、３点式シートベルト３のタングプ
レート６を自動車用年少者安全座席２の取付面８上を通
過させるとともに、シートベルト３の２枚に重なり合う
第１の部分１４および第２の部分１３を取付面８に位置
させ、タングプレート６をバックル７に設けられた受け
口に結合させることによって、自動車用年少者安全座席
２が自動車の座席に固定される。
自動車用年少者安全座席２を自動車の本来の座席に固定
しようとするときは、３点式シートベルト３のタングプ
レート６を自動車用年少者安全座席２の取付面８上を通
過させるとともに、シートベルト３の２枚に重なり合う
第１の部分１４および第２の部分１３を取付面８に位置
させ、タングプレート６をバックル７に設けられた受け
口に結合させることによって、自動車用年少者安全座席
２が自動車の座席に固定される。
【０００９】このとき、第１の部分１４および第２の部
分１３の両方をベルトクリップ２０を用いて調節するこ
とによりシートベルト３の長さが調節され、自動車用年
少者安全座席２を自動車の座席に確実に固定されるよう
になっている。
分１３の両方をベルトクリップ２０を用いて調節するこ
とによりシートベルト３の長さが調節され、自動車用年
少者安全座席２を自動車の座席に確実に固定されるよう
になっている。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ベ
ルトクリップ２０を用いた自動車用年少者安全座席２の
固定においては、ベルトクリップ２０を用いたシートベ
ルト３の締付け具合の調整の困難さが指摘されている。
ルトクリップ２０を用いた自動車用年少者安全座席２の
固定においては、ベルトクリップ２０を用いたシートベ
ルト３の締付け具合の調整の困難さが指摘されている。
【００１１】上記ベルトクリップ２０を用いた場合、シ
ートベルト３の第１の部分１４と第２の部分１３との長
さを適切な長さに調整することで、確実に自動車用年少
者安全座席２を自動車の座席に固定することはできるも
のの、１つのベルトクリップ２０を用いて、第１の部分
１４の長さと第２の部分１３の長さとを同時に調節する
必要がある。そのため、その長さを調節することが困難
な場合多く、また、車内空間という限られた空間におい
てかかる調節をすることは、不自然な姿勢を取らざるを
得ない場合が多い。
ートベルト３の第１の部分１４と第２の部分１３との長
さを適切な長さに調整することで、確実に自動車用年少
者安全座席２を自動車の座席に固定することはできるも
のの、１つのベルトクリップ２０を用いて、第１の部分
１４の長さと第２の部分１３の長さとを同時に調節する
必要がある。そのため、その長さを調節することが困難
な場合多く、また、車内空間という限られた空間におい
てかかる調節をすることは、不自然な姿勢を取らざるを
得ない場合が多い。
【００１２】一方、上記ベルトクリップ２０は、自動車
用年少者安全座席２とは別個独立したものであるため、
このベルトクリップ２０を紛失してしまう場合がある。
用年少者安全座席２とは別個独立したものであるため、
このベルトクリップ２０を紛失してしまう場合がある。
【００１３】したがって、この発明の目的は、上記課題
を解決するためになされたもので、自動車年少者安全座
席を自動車に備付けのシートベルトを用いて容易に自動
車の座席に固定することができ、また、紛失することの
無いシートベルト調節部材を有する自動車用年少者安全
座席を提供することにある。
を解決するためになされたもので、自動車年少者安全座
席を自動車に備付けのシートベルトを用いて容易に自動
車の座席に固定することができ、また、紛失することの
無いシートベルト調節部材を有する自動車用年少者安全
座席を提供することにある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた自動
車用年少者安全座席においては、自動車に備付けのシー
トベルトを用いて、上記自動車の座席に固定される自動
車用年少者安全座席であって、上記自動車用年少者安全
座席の両側面の少なくとも一方の側面には、上記自動車
用年少者安全座席を、上記シートベルトを用いて上記自
動車の座席に固定する際に、上記シートベルトの締まり
具合を調節するためのシートベルト調節部材が固定され
ている。
車用年少者安全座席においては、自動車に備付けのシー
トベルトを用いて、上記自動車の座席に固定される自動
車用年少者安全座席であって、上記自動車用年少者安全
座席の両側面の少なくとも一方の側面には、上記自動車
用年少者安全座席を、上記シートベルトを用いて上記自
動車の座席に固定する際に、上記シートベルトの締まり
具合を調節するためのシートベルト調節部材が固定され
ている。
【００１５】このように、自動車用年少者安全座席に、
シートベルト調節部材を固定しておくことにより、シー
トベルト調節部材を紛失することがない。したがって、
何時でも自動車用年少者安全座席を自動車の座席に固定
することが可能となる。
シートベルト調節部材を固定しておくことにより、シー
トベルト調節部材を紛失することがない。したがって、
何時でも自動車用年少者安全座席を自動車の座席に固定
することが可能となる。
【００１６】また好ましくは、上記自動車用年少者安全
座席において、上記シートベルトは、上記自動車の座席
の下方側から延びる第１の部分と、自動車側に設けられ
たバックルの受け口に着脱可能に固定されるタングプレ
ートから上記自動車の座席の上方側へ延びる第２の部分
とを有する三点式シートベルトであり、上記自動車用年
少者安全座席は、上記シートベルトの上記第１の部分と
上記第２の部分とを重ね合わせた状態で通すための取付
面を有し、上記シートベルト調節部材は、上記第１の部
分と上記第２の部分の上記取付面を通過した上記第２の
部分までの長さを上記第２の部分を用いて調節するよう
に設けられている。
座席において、上記シートベルトは、上記自動車の座席
の下方側から延びる第１の部分と、自動車側に設けられ
たバックルの受け口に着脱可能に固定されるタングプレ
ートから上記自動車の座席の上方側へ延びる第２の部分
とを有する三点式シートベルトであり、上記自動車用年
少者安全座席は、上記シートベルトの上記第１の部分と
上記第２の部分とを重ね合わせた状態で通すための取付
面を有し、上記シートベルト調節部材は、上記第１の部
分と上記第２の部分の上記取付面を通過した上記第２の
部分までの長さを上記第２の部分を用いて調節するよう
に設けられている。
【００１７】この構成を採用することによって、上記シ
ートベルト調節部材においては、上記取付面を通過した
第２の部分のみによって、シートベルトの長さを調節す
ることが可能となるために、シートベルトの長さの調節
を容易に行なうことことが可能となる。
ートベルト調節部材においては、上記取付面を通過した
第２の部分のみによって、シートベルトの長さを調節す
ることが可能となるために、シートベルトの長さの調節
を容易に行なうことことが可能となる。
【００１８】ここで、上記のようなシートベルト調節部
材を実現するため、以下に示す具体例が用いられる。
材を実現するため、以下に示す具体例が用いられる。
【００１９】まず、上記シートベルト調節部材は、上記
シートベルトの上記第２の部分を折返して二重部分を形
成させた状態において、二重部分の先端部を支持する第
１ガイド部材と、上記第１ガイド部材に対して第１スリ
ットを形成するように所定間隔を隔てて配置される第２
ガイド部材と、上記第２ガイド部材に対して第２スリッ
トを形成するように所定間隔を隔てて配置される第３ガ
イド部材とを含んでいる。
シートベルトの上記第２の部分を折返して二重部分を形
成させた状態において、二重部分の先端部を支持する第
１ガイド部材と、上記第１ガイド部材に対して第１スリ
ットを形成するように所定間隔を隔てて配置される第２
ガイド部材と、上記第２ガイド部材に対して第２スリッ
トを形成するように所定間隔を隔てて配置される第３ガ
イド部材とを含んでいる。
【００２０】また好ましくは、上記第１スリットおよび
上記第２スリットの一方端を開放し他方端を閉じるた
め、上記第１ガイド部材、上記第２ガイド部材および上
記第３ガイド部材の他方端を連結し、かつ、上記第１ガ
イド部材、上記第２ガイド部材および上記第３ガイド部
材と上記自動車用年少者安全座席との間に所定の空間を
形成するためのベース部材とを有している。
上記第２スリットの一方端を開放し他方端を閉じるた
め、上記第１ガイド部材、上記第２ガイド部材および上
記第３ガイド部材の他方端を連結し、かつ、上記第１ガ
イド部材、上記第２ガイド部材および上記第３ガイド部
材と上記自動車用年少者安全座席との間に所定の空間を
形成するためのベース部材とを有している。
【００２１】また、より好ましくは、上記第１ガイド部
材および上記第３ガイド部材の一方端部には凸部が設け
られている。
材および上記第３ガイド部材の一方端部には凸部が設け
られている。
【００２２】また、より好まし他の具体例として、上記
第１ガイド部材、上記第２ガイド部材および上記第３ガ
イド部材の一方端を連結する連結部材と、上記第１ガイ
ド部材、上記第２ガイド部材および上記第３ガイド部材
の他方端を連結し、上記自動車用年少者安全座席との間
に所定の空間を形成するためのベース部材とを有し、上
記第１ガイド部材の中間部分に上記第１スリットに通ず
る開口部が設けられ、上記第３ガイド部材の中間部分に
上記第２スリットに通ずる開口部が設けられる。
第１ガイド部材、上記第２ガイド部材および上記第３ガ
イド部材の一方端を連結する連結部材と、上記第１ガイ
ド部材、上記第２ガイド部材および上記第３ガイド部材
の他方端を連結し、上記自動車用年少者安全座席との間
に所定の空間を形成するためのベース部材とを有し、上
記第１ガイド部材の中間部分に上記第１スリットに通ず
る開口部が設けられ、上記第３ガイド部材の中間部分に
上記第２スリットに通ずる開口部が設けられる。
【００２３】
【発明の実施の形態】以下、この発明に基づいた一実施
の形態における自動車用年少者安全座席の構造につい
て、図を参照して説明する。
の形態における自動車用年少者安全座席の構造につい
て、図を参照して説明する。
【００２４】図１を参照して、自動車用年少者安全座席
２の一方の側面に、シートベルト調節部材２０がボルト
などを用いて強固に固定されている。このシートベルト
調節部材２０を用いて自動車用年少者安全座席２を自動
車の座席に固定しようとするときは、図１に示すよう
に、３点式シートベルト３のタングプレート６を自動車
用年少者安全座席２に設けられた取付面８上を通過させ
るとともに、シートベルト３の２枚に重なり合った第１
の部分１４および第２の部分１３を取付面８に位置させ
る。
２の一方の側面に、シートベルト調節部材２０がボルト
などを用いて強固に固定されている。このシートベルト
調節部材２０を用いて自動車用年少者安全座席２を自動
車の座席に固定しようとするときは、図１に示すよう
に、３点式シートベルト３のタングプレート６を自動車
用年少者安全座席２に設けられた取付面８上を通過させ
るとともに、シートベルト３の２枚に重なり合った第１
の部分１４および第２の部分１３を取付面８に位置させ
る。
【００２５】このとき、シートベルト３の長さ調整は、
シートベルト調節部材２０を用いて、シートベルト３の
第２の部分１３のみを用いて行なう。ここで、図２
（ａ）、（ｂ）を参照して、シートベルト調節部材２０
の構造について説明する。なお、（ａ）は、シートベル
ト調節部材２０の平面図であり、（ｂ）は、（ａ）中Ｘ
−Ｘ′線矢視断面図である。
シートベルト調節部材２０を用いて、シートベルト３の
第２の部分１３のみを用いて行なう。ここで、図２
（ａ）、（ｂ）を参照して、シートベルト調節部材２０
の構造について説明する。なお、（ａ）は、シートベル
ト調節部材２０の平面図であり、（ｂ）は、（ａ）中Ｘ
−Ｘ′線矢視断面図である。
【００２６】このシートベルト調節部材２０は、鋼板な
どを打抜くことにより形成されており、シートベルト３
の第２の部分１３を折返して二重部分を形成させた状態
において、二重部分の先端部を支持する第１ガイド部材
２４と、この第１ガイド部材２４に対して第１スリット
Ｓ１を形成するように所定間隔を隔てて配置される第２
ガイド部材２５と、この第２ガイド部材２５に対して第
２スリットＳ２を形成するように所定間隔を隔てて配置
される第３ガイド部材２６とを有している。
どを打抜くことにより形成されており、シートベルト３
の第２の部分１３を折返して二重部分を形成させた状態
において、二重部分の先端部を支持する第１ガイド部材
２４と、この第１ガイド部材２４に対して第１スリット
Ｓ１を形成するように所定間隔を隔てて配置される第２
ガイド部材２５と、この第２ガイド部材２５に対して第
２スリットＳ２を形成するように所定間隔を隔てて配置
される第３ガイド部材２６とを有している。
【００２７】さらに、第１スリットＳ１および第２スリ
ットＳ２の一方側を開放し、他方端を閉じ、第１ガイド
部材２４、第２ガイド部材２５および第３ガイド部材２
６の他方端を連結し、第１ガイド部材２４、第２ガイド
部材２５および第３ガイド部材２６と自動車用年少者安
全座席２との間に所定の空間（ｈ）を形成するためのベ
ース部材２１とを有している。また、ベース部材２１に
は、シートベルト調節部材２０を自動車用年少者安全座
席２に固定するためのボルト孔２２が設けられている。
また、第１ガイド部材２４と第３ガイド部材２６の先端
部分には、シートベルト３の抜けを防止するための凸部
２４ａおよび２６ａが設けられている。
ットＳ２の一方側を開放し、他方端を閉じ、第１ガイド
部材２４、第２ガイド部材２５および第３ガイド部材２
６の他方端を連結し、第１ガイド部材２４、第２ガイド
部材２５および第３ガイド部材２６と自動車用年少者安
全座席２との間に所定の空間（ｈ）を形成するためのベ
ース部材２１とを有している。また、ベース部材２１に
は、シートベルト調節部材２０を自動車用年少者安全座
席２に固定するためのボルト孔２２が設けられている。
また、第１ガイド部材２４と第３ガイド部材２６の先端
部分には、シートベルト３の抜けを防止するための凸部
２４ａおよび２６ａが設けられている。
【００２８】次に、上述した構成よりなるシートベルト
調節部材２０を用いたシートベルト３の第２の部分１３
の調節について、図３（ａ）、（ｂ）を参照して説明す
る。なお、（ａ）は、図１中Ａで囲まれた領域の拡大図
であり、（ｂ）は、（ａ）中Ｙ−Ｙ′矢視断面図であ
る。
調節部材２０を用いたシートベルト３の第２の部分１３
の調節について、図３（ａ）、（ｂ）を参照して説明す
る。なお、（ａ）は、図１中Ａで囲まれた領域の拡大図
であり、（ｂ）は、（ａ）中Ｙ−Ｙ′矢視断面図であ
る。
【００２９】図３（ａ）、（ｂ）に示すように、シート
ベルト３の第２の部分１３を折返して二重部分を形成さ
せた状態において、二重部分の先端部が第１ガイド部材
２４に支持される。二重部分の自動車の上方側へ延びる
部分１３ａは、第１スリットＳ１を通過し、さらに第２
スリットＳ２を通過するように第２ガイド部材２５およ
び第３ガイド部材２６に巻き掛けられる。一方、第２の
部分１３の車両の下端側へ向かう側１３ｂは、第１スリ
ットＳ１は通過せず、第２スリットＳ２のみを通過する
ように第２ガイド部材２５および第３ガイド部材２６に
巻き掛けられる。
ベルト３の第２の部分１３を折返して二重部分を形成さ
せた状態において、二重部分の先端部が第１ガイド部材
２４に支持される。二重部分の自動車の上方側へ延びる
部分１３ａは、第１スリットＳ１を通過し、さらに第２
スリットＳ２を通過するように第２ガイド部材２５およ
び第３ガイド部材２６に巻き掛けられる。一方、第２の
部分１３の車両の下端側へ向かう側１３ｂは、第１スリ
ットＳ１は通過せず、第２スリットＳ２のみを通過する
ように第２ガイド部材２５および第３ガイド部材２６に
巻き掛けられる。
【００３０】このように、シートベルト３の第２の部分
１３のみをシートベルト調節部材２０に巻き掛けること
により、シートベルト３のシートベルト調節部材２０か
らバックル６を経て自動車の下端側へ向かう部分のシー
トベルトの長さを容易に調節することが可能となる。
１３のみをシートベルト調節部材２０に巻き掛けること
により、シートベルト３のシートベルト調節部材２０か
らバックル６を経て自動車の下端側へ向かう部分のシー
トベルトの長さを容易に調節することが可能となる。
【００３１】なお、シートベルト３のシートベルト調節
部材２０への巻き掛けについては、必ずしも図３
（ａ）、（ｂ）に示す巻き掛け方に限定されるものでは
なく、他の巻き掛けを行なうことによって、シートベル
ト３の長さを調節することができるものであれば、他の
巻き掛けを行なっても何ら問題はない。
部材２０への巻き掛けについては、必ずしも図３
（ａ）、（ｂ）に示す巻き掛け方に限定されるものでは
なく、他の巻き掛けを行なうことによって、シートベル
ト３の長さを調節することができるものであれば、他の
巻き掛けを行なっても何ら問題はない。
【００３２】また、図１に示すように、シートベルト調
節部材２０は、自動車用年少者安全座席２にボルトを用
いて固定されているため、紛失することがない。そのた
め、何時でも、自動車用年少者安全座席２を自動車の座
席にシートベルトを用いて固定することが可能となる。
節部材２０は、自動車用年少者安全座席２にボルトを用
いて固定されているため、紛失することがない。そのた
め、何時でも、自動車用年少者安全座席２を自動車の座
席にシートベルトを用いて固定することが可能となる。
【００３３】また、シートベルト調節部材の構造につい
ては、図２に示すシートベルト調節部材２０の構造に限
定されることなく、たとえば、図４に示す構造からなる
シートベルト調節部材３０を採用することも可能であ
る。なお、（ａ）は、シートベルト調節部材３０の平面
図であり、（ｂ）は、Ｚ−Ｚ′線矢視断面図である。
ては、図２に示すシートベルト調節部材２０の構造に限
定されることなく、たとえば、図４に示す構造からなる
シートベルト調節部材３０を採用することも可能であ
る。なお、（ａ）は、シートベルト調節部材３０の平面
図であり、（ｂ）は、Ｚ−Ｚ′線矢視断面図である。
【００３４】このシートベルト調節部材３０の構造は、
シートベルト３の第２の部分１３を折返して二重部分を
形成させた状態において、二重部分の先端部を支持する
第１ガイド部材３４と、この第１ガイド部材３４に対し
て第１スリットＳ１を形成するように所定間隔を隔てて
配置される第２ガイド部材３５、この第２ガイド部材に
対して第２スリットＳ２を形成するように所定間隔を隔
てて配置される第３ガイド部材３６とを有している。
シートベルト３の第２の部分１３を折返して二重部分を
形成させた状態において、二重部分の先端部を支持する
第１ガイド部材３４と、この第１ガイド部材３４に対し
て第１スリットＳ１を形成するように所定間隔を隔てて
配置される第２ガイド部材３５、この第２ガイド部材に
対して第２スリットＳ２を形成するように所定間隔を隔
てて配置される第３ガイド部材３６とを有している。
【００３５】また、第１ガイド部材３４、第２ガイド部
材３５および第３ガイド部材の一方端を連結する連結部
材３３と、第１ガイド部材３４、第２ガイド部材３５お
よび第３ガイド部材３６と自動車用年少者安全座席２と
の間に所定の間隔（ｈ）を形成するためのベース部材３
１とを有している。
材３５および第３ガイド部材の一方端を連結する連結部
材３３と、第１ガイド部材３４、第２ガイド部材３５お
よび第３ガイド部材３６と自動車用年少者安全座席２と
の間に所定の間隔（ｈ）を形成するためのベース部材３
１とを有している。
【００３６】さらに、第１ガイド部材３４には、第１ス
リットＳ１に通じる開口部３４ａが設けられ、第３ガイ
ド部材３６には、第２スリットＳ２に通じる開口部３６
ａが設けられている。また、ベース部材３１には、自動
車用年少者安全座席２へシートベルト調節部材３０を固
定するためのボルト孔３２が設けられている。
リットＳ１に通じる開口部３４ａが設けられ、第３ガイ
ド部材３６には、第２スリットＳ２に通じる開口部３６
ａが設けられている。また、ベース部材３１には、自動
車用年少者安全座席２へシートベルト調節部材３０を固
定するためのボルト孔３２が設けられている。
【００３７】この構造よりなるシートベルト調節部材３
０を用いても、上述したシートベルト調節部材２０と同
様の作用効果を得ることができる。
０を用いても、上述したシートベルト調節部材２０と同
様の作用効果を得ることができる。
【００３８】なお、上記実施の形態において、シートベ
ルト調節部材は、自動車用年少者安全座席２の一方の側
面に取付けるようにしたが、両方の側面に取付けるよう
にしても何ら問題はない。
ルト調節部材は、自動車用年少者安全座席２の一方の側
面に取付けるようにしたが、両方の側面に取付けるよう
にしても何ら問題はない。
【００３９】したがって、今回開示された実施の形態は
すべての点で例示であって制限的なものではないと考え
られるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではな
くて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と
均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれるこ
とが意図される。
すべての点で例示であって制限的なものではないと考え
られるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではな
くて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と
均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれるこ
とが意図される。
【００４０】
【発明の効果】この発明に基づいた自動車用年少者安全
座席によれば、自動車用年少者安全座席に、シートベル
ト調節部材が固定されているため、シートベルト調節部
材を紛失することがなく、何時でも、自動車用年少者安
全座席を自動車の座席に固定することが可能となる。ま
た、シートベルトの第２の部分のみによって、自動車用
年少者安全座席を自動車の座席に固定するためのシート
ベルトの長さを調節することが可能となるために、シー
トベルトの長さの調節を容易に行なうことが可能とな
る。
座席によれば、自動車用年少者安全座席に、シートベル
ト調節部材が固定されているため、シートベルト調節部
材を紛失することがなく、何時でも、自動車用年少者安
全座席を自動車の座席に固定することが可能となる。ま
た、シートベルトの第２の部分のみによって、自動車用
年少者安全座席を自動車の座席に固定するためのシート
ベルトの長さを調節することが可能となるために、シー
トベルトの長さの調節を容易に行なうことが可能とな
る。
【図１】この発明に基づいた実施の形態における自動車
用年少者安全座席の構造を示す斜視図である。
用年少者安全座席の構造を示す斜視図である。
【図２】（ａ）は、シートベルト調節部材２０の平面図
であり、（ｂ）は、（ａ）中Ｘ−Ｘ′線矢視断面図であ
る。
であり、（ｂ）は、（ａ）中Ｘ−Ｘ′線矢視断面図であ
る。
【図３】（ａ）は、図１中Ａで囲まれた領域の拡大図で
あり、（ｂ）は、（ａ）中Ｙ−Ｙ′矢視断面図である。
あり、（ｂ）は、（ａ）中Ｙ−Ｙ′矢視断面図である。
【図４】（ａ）は、シートベルト調節部材３０の平面図
であり、（ｂ）は、（ａ）中Ｚ−Ｚ′線矢視断面図であ
る。
であり、（ｂ）は、（ａ）中Ｚ−Ｚ′線矢視断面図であ
る。
【図５】従来の自動車用年少者安全座席の全体斜視図で
ある。
ある。
２ 自動車用年少者安全座席 ３ シートベルト ６ バックルのタングプレート ７ バックルの受け口 １３ 第２の部分 １４ 第１の部分 ２０，３０ シートベルト調節部材 ２４，３４ 第１ガイド部材 ２５，３５ 第２ガイド部材 ２６，３６ 第３ガイド部材 ３３ 連結部材 ３４ａ，３６ａ 開口部 Ｓ１ 第１スリット Ｓ２ 第２スリット
Claims (6)
- 【請求項１】 自動車に備付けのシートベルトを用いて
前記自動車の座席に固定される自動車用年少者安全座席
であって、 前記自動車用年少者安全座席の両側面の少なくとも一方
の側面には、前記自動車用年少者安全座席を、前記シー
トベルトを用いて前記自動車の座席に固定する際に、前
記シートベルトの締まり具合を調節するためのシートベ
ルト調節部材が固定されている、自動車用年少者安全座
席。 - 【請求項２】 前記シートベルトは、前記自動車の座席
の下方側から延びる第１の部分と、前記自動車側に設け
られたバックルの受け口に着脱可能に固定されるタング
プレートから前記自動車の座席の上方側へ延びる第２の
部分とを有する、三点式シートベルトであり、 前記自動車用年少者安全座席は、前記シートベルトの前
記第１の部分と前記第２の部分とを重ね合わせた状態で
通すための取付面を有し、 前記シートベルト調節部材は、前記第１の部分と前記第
２の部分の前記取付面を通過した前記第２の部分までの
長さを前記第２の部分を用いて調節する、請求項１記載
の自動車用年少者安全座席。 - 【請求項３】 前記シートベルト調節部材は、 前記シートベルトの前記第２の部分を折返して二重部分
を形成させた状態において、前記二重部分の先端部を支
持する第１ガイド部材と、 前記第１ガイド部材に対して第１スリットを形成するよ
うに所定間隔を隔てて配置される第２ガイド部材と、 前記第２ガイド部材に対して第２スリットを形成するよ
うに所定間隔を隔てて配置される第３ガイド部材と、を
有する、請求項２に記載の自動車用年少者安全座席。 - 【請求項４】 前記第１スリットおよび前記第２スリッ
トの一方端を開放し他方端を閉じるため、前記第１ガイ
ド部材、前記第２ガイド部材および前記第３ガイド部材
の他方端を連結し、かつ、前記第１ガイド部材、前記第
２ガイド部材および前記第３ガイド部材と前記自動車用
年少者安全座席との間に所定の空間を形成するためのベ
ース部材をさらに含む、請求項３に記載の自動車用年少
者安全座席。 - 【請求項５】 前記第１ガイド部材および前記第３ガイ
ド部材の一方端部には凸部が設けられる、請求項４に記
載の自動車用年少者安全座席。 - 【請求項６】 前記第１ガイド部材、前記第２ガイド部
材および前記第３ガイド部材の一方端を連結する連結部
材と、 前記第１ガイド部材、前記第２ガイド部材および前記第
３ガイド部材の他方端を連結し、前記自動車用年少者安
全座席との間に所定の空間を形成するためのベース部材
と、を有し、 前記第１ガイド部材の中間部分に前記第１スリットに通
ずる開口部が設けられ、前記第３ガイド部材の中間部分
に前記第２スリットに通ずる開口部が設けられる、請求
項３に記載の自動車用年少者安全座席。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10045577A JPH11240413A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 自動車用年少者安全座席 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10045577A JPH11240413A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 自動車用年少者安全座席 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11240413A true JPH11240413A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=12723213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10045577A Pending JPH11240413A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 自動車用年少者安全座席 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11240413A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2449417A (en) * | 2007-05-11 | 2008-11-26 | Geoffery Thomas Hoskins | A device for shortening a vehicle seat belt |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP10045577A patent/JPH11240413A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2449417A (en) * | 2007-05-11 | 2008-11-26 | Geoffery Thomas Hoskins | A device for shortening a vehicle seat belt |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041215 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061010 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070306 |