JPH04128025U - ワイヤハーネスのプロテクタ - Google Patents

ワイヤハーネスのプロテクタ

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JPH04128025U
JPH04128025U JP4080591U JP4080591U JPH04128025U JP H04128025 U JPH04128025 U JP H04128025U JP 4080591 U JP4080591 U JP 4080591U JP 4080591 U JP4080591 U JP 4080591U JP H04128025 U JPH04128025 U JP H04128025U
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JP
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ground terminal
mounting
wire harness
presser
clamping pieces
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JP4080591U
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祥正 柴田
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大和化成工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付け部14の取付け孔18に対してアース
端子34のボルト挿通孔36を自然に整合させれるとと
もに、このアース端子34の表裏が正しくセットされな
ければ押え蓋22を閉塞できなくして正確な組付け作業
を効率よく行えるようにする。 【構成】 プロテクタ本体10と一体に形成されている
取付け部14は、アース端子34の圧着部分38の保持
が可能な一対の挟持片16と、ボルトが挿通される取付
け孔18と、前記挟持片16の上方の開放面を閉塞可能
な押え蓋22とを備えている。そして前記圧着部分38
を挟持片16で保持したとき、アース端子34のボルト
挿通孔36が前記取付け孔18に整合する。また前記押
え蓋22はその押圧片26の端部26aが圧着部分38
の表面の凹部38aに入り込んだときにのみ前記開放面
の閉塞が実現できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主として自動車の車内に配線されるワイヤハーネスのうち、特に アース線が分岐されるワイヤハーネスのプロテクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のプロテクタの構造は、例えば実開昭62−95414号公報に開示さ れている。この公報ではプロテクタ本体に取付け部が一体に形成され、この取付 け部にはボルトの挿入可能な孔と、ワイヤハーネスから分岐されたアース線の端 子を保持するターミナル保持部とが形成されている。一方、アース線の端子には そのボルト挿通孔の外周部において、前記取付け部の孔に挿入される突起部が一 体に形成されている。 前記アース線の端子は、その突起部を前記取付け部の孔に挿入することで位置 決めされ、かつ取付け部の前記ターミナル保持によって浮き上がりが阻止された 状態でセットされる。そしてこの取付け部は、アース線の端子と共に前記突起部 の先端を車体側の導電性の部分に接触させた状態でボルトにより固定される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記公報の技術においては、プロテクタ本体の取付け部に対してアース線の端 子をセットする際に、この端子の前記突起部を取付け部の孔に挿入しなければ正 確な位置決めが得られない。また作業者が端子の表裏をうっかり間違えてセット すると、端子の突起部が車体側の導電性の部分に接触せず、アース機能が得られ ない場合もある。
【0004】 この考案の技術的課題は、取付け部の取付け孔に対してアース端子のボルト挿 通孔を自然に整合させれるとともに、このアース端子の表裏が正しくセットされ なければ押え蓋を閉塞できないようにすることで、正確な組付け作業を効率よく 行うことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、この考案におけるワイヤハーネスのプロテクタは 次のように構成されている。 すなわちワイヤハーネスを所定の状態に保持するプロテクタ本体と、このプロ テクタ本体と一体に形成されてワイヤハーネスから分岐させたアース線のアース 端子と共に導電性の相手部材に対しボルトで固定される取付け部とを備えたワイ ヤハーネスのプロテクタにおいて、前記取付け部は、前記アース線に対してアー ス端子を結合している圧着部分の保持が可能な一対の挟持片と、前記ボルトが挿 通される取付け孔と、前記挟持片の上方の開放面を閉塞可能な押え蓋とを備えて いる。 そして前記の両挟持片のアース線に沿った方向の寸法は前記アース端子の圧着 部分の同方向の長さとほぼ等しく設定されている。これらの挟持片と取付け孔と は、前記圧着部分を挟持片で保持したときに、このアース端子に形成されている ボルト挿通孔が前記取付け孔に整合するような位置関係に設定されている。また 前記押え蓋は、これと一体に形成されている押圧片の端部が前記アース端子の圧 着部分の表面の凹部に入り込んだときにのみ前記開放面の閉塞が実現できるよう に構成されている。
【0006】
【作用】
前記構成によれば、取付け部の挟持片に向けてアース端子の圧着部分の近傍を ラフに押し込むだけで、この圧着部分が挟持片に導かれて自然に正しく保持され る。そしてこの保持により前記アース端子は、そのボルト挿通孔が前記取付け部 の取付け孔に対して整合された状態に位置決めされる。したがってその後のボル トの締付け作業が簡単となる。 また前記押え蓋は、その押圧片の端部が前記圧着部分の表面の凹部に入り込ん だときにのみ閉塞可能であるため、仮に前記アース端子が裏返しにセットされた 場合は押え蓋を閉塞できず、これによりセットの誤りを知ることができる。
【0007】
【実施例】
次に本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。なお以下の実施例は、自 動車の車内に設けられる各種電気機器のために配線されるワイヤハーネス用のプ ロテクタに本考案を適用したものである。 図2にプロテクタの一部が平面図で示され、図3に図2の正面図が示され、図 4にプロテクタがその関連部材と共に外観斜視図で示されている。これらの図面 において、プロテクタ本体10は合成樹脂などの素材により形成され、図4に示 されているワイヤハーネス30を所定の状態に収納して保持可能である。そして このプロテクタ本体10の側壁の一部には、取付け部14が側方へ一体に張り出 して形成されている。 この取付け部14は、その上面に一体に形成された一対の挟持片16、上下に 貫通して形成された取付け孔18及び前記挟持片16の上方の開放面を閉塞可能 な押え蓋22をそれぞれ備えている。なおプロテクタ本体10の内部と前記取付 け部14とは、このプロテクタ本体10の側壁に形成された分岐スリット12に よって連通している。
【0008】 図4において前記ワイヤハーネス30はアース線32を含んでおり、このアー ス線32の端部にはアース端子34が結合されている。この結合構造は、アース 端子34がアース線32の導線部に対して導電可能に結合された第一の圧着部分 38と、アース端子34がアース線32の絶縁部に結合された第二の圧着部分4 0とからなっている。そして第一の圧着部分38は、その幅が他のどの部分より も小さくなっている。またアース端子34にはボルト挿通孔36が形成されてい る。
【0009】 前記取付け部14の挟持片16は、これらの間に前記アース端子34における 第一の圧着部分38を上方から押し込むことで、この圧着部分38を保持可能で ある。しかも前記アース線32に沿った方向の前記圧着部分38の寸法a(図4 参照)と、これと同方向の挟持片16の寸法b(図2参照)とはほぼ等しく設定 されている。しかもこの圧着部分38を挟持片16で保持することにより、アー ス端子34が取付け部14に対して位置決めされる。この位置決め状態において 取付け部14の取付け孔18にアース端子34のボルト挿通孔36が整合するよ うに、挟持片16と取付け孔18との位置関係が設定されている。
【0010】 前記取付け孔18の内周には金属製のワッシャ20が固定されている。またこ の取付け孔18と前記アース端子34のボルト挿通孔36のそれぞれには、図4 で示されているボルト46の挿通が可能である。なおこのボルト46は、プロテ クタ本体10を取付けるための相手部材である自動車のボデー42に対し、その 孔44に挿通されてナット48により締付けられる。
【0011】 前記押え蓋22は取付け部14の壁部に対しヒンジ部28を介して一体に形成 されている。押え蓋22はこのヒンジ部28によって取付け部14の前記開放面 を閉塞可能であり、この閉塞時には押え蓋22のロック孔23が取付け部14側 のロック爪15に係合する。また押え蓋22の内側面(開放状態での上面)には 平板状の嵌合突起24と押圧片26とがそれぞれ一体に形成されている。これら の嵌合突起24と押圧片26とは、押え蓋22の閉塞時において共に取付け部1 4の両側壁の内側に位置する。そして押圧片26については、その端部26aが 前記挟持片16の間に位置するように設定されている。
【0012】 図1に前記プロテクタ本体10の内部にワイヤハーネス30を納めた状態が示 されている。しかも前記アース線32はワイヤハーネス30から分岐され、プロ テクタ本体10の前記分岐スリット12を通って取付け部14に導かれている。 ここでアース端子34における第一の圧着部分38が前記挟持片16の間に押し 込まれて保持されている。 すでに説明したように、この圧着部分38の寸法aと挟持片16の寸法bとは ほぼ等しく設定されているため、挟持片16に向けてアース端子34の圧着部分 38の近くを押し込むだけで、この圧着部分38は挟持片16に案内されて正確 に保持される。この保持により図1(A)で示されているように、アース端子3 4のボルト挿通孔36が取付け部14の取付け孔18に整合した状態に位置決め される。
【0013】 そこで図4に示されているボルト46を前記アース端子34のボルト挿通孔3 6及び取付け部14の取付け孔18に対して上方から挿入し、かつこのボルト4 6を前記ボデー42にナット48で締付ける。これによってプロテクタ本体10 がボデー42に固定されるとともに、前記アース端子34は取付け部14の前記 ワッシャ20を通じてボデー42に導通したボデーアース状態に保持される。 前記ボルト46を締め付けた後、前記押え蓋22で取付け部14の開放面を図 1(B)で示すように閉塞する。このとき前記押圧片26の端部26aは、図1 (B)から明らかなようにアース端子34における前記圧着部分38の凹部38 aに入り込む。つまりこの状態において押え蓋22は適性に閉塞され、前記ロッ ク孔23がロック爪15に係合する。
【0014】 仮に前記アース端子34が裏返しにセットされたものとすると、前記押圧片2 6の端部26aが圧着部分38の背の部分に当たって押え蓋22を適性に閉塞で きず、ロック孔23をロック爪15に係合させることができない。これによって アース端子34のセットの誤りを知ることができる。したがってアース端子34 が裏返しにセットされたままになって、前記ワッシャ20との導電不良を招くよ うな事態が未然に解消される。
【0015】
【考案の効果】
以上のようにこの考案は、前記取付け部の挟持片に対してアース端子の圧着部 分を、簡単にかつ正しく保持できるとともに、この保持によってアース端子のボ ルト挿通孔を前記取付け部の取付け孔に対して整合させることができ、しかもこ のアース端子の表裏が正しくセットされなければ押え蓋を閉塞できず、もって正 確な組付け作業が効率よく行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロテクタにワイヤハーネスを収納した状態の
平面図及び正面図である。
【図2】プロテクタの平面図である。
【図3】プロテクタの正面図である。
【図4】プロテクタ及びワイヤハーネスを他の関連部材
と共に表した斜視図である。
【符号の説明】
10 プロテクタ本体 14 取付け部 16 挟持片 18 取付け孔 22 押え蓋 26 押圧片 30 ワイヤハーネス 32 アース線 34 アース端子 36 ボルト挿通孔 38 圧着部分 42 ボデー(導電性の相手部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスを所定の状態に保持する
    プロテクタ本体と、このプロテクタ本体と一体に形成さ
    れてワイヤハーネスから分岐させたアース線のアース端
    子と共に導電性の相手部材に対しボルトで固定される取
    付け部とを備えたワイヤハーネスのプロテクタにおい
    て、前記取付け部は、前記アース線に対してアース端子
    を結合している圧着部分の保持が可能な一対の挟持片
    と、前記ボルトが挿通される取付け孔と、前記挟持片の
    上方の開放面を閉塞可能な押え蓋とを備え、前記の両挟
    持片のアース線に沿った方向の寸法は前記アース端子の
    圧着部分の同方向の長さとほぼ等しく設定され、しかも
    これらの挟持片と取付け孔とは、前記圧着部分を挟持片
    で保持したときに、このアース端子に形成されているボ
    ルト挿通孔が前記取付け孔に整合するような位置関係に
    設定されているとともに、前記押え蓋は、これと一体に
    形成されている押圧片の端部が前記アース端子の圧着部
    分の表面の凹部に入り込んだときにのみ前記開放面の閉
    塞が実現できるように構成されていることを特徴とした
    ワイヤハーネスのプロテクタ。
JP4080591U 1991-05-02 1991-05-02 ワイヤハーネスのプロテクタ Expired - Lifetime JP2551069Y2 (ja)

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JPH04128025U true JPH04128025U (ja) 1992-11-20
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011036113A (ja) * 2009-08-06 2011-02-17 Yazaki Corp ワイヤハーネス
JP2012235623A (ja) * 2011-05-02 2012-11-29 Sumitomo Wiring Syst Ltd プロテクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011036113A (ja) * 2009-08-06 2011-02-17 Yazaki Corp ワイヤハーネス
JP2012235623A (ja) * 2011-05-02 2012-11-29 Sumitomo Wiring Syst Ltd プロテクタ

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JP2551069Y2 (ja) 1997-10-22

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