JPH04127917A - 曲げ加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、アルミニウム等の金属製型材などのワーク
の曲げ加工に使用される曲げ加工装置に関する。

従来の技術 曲げ加工装置にも従来より様々なものが知られているが
、特にワークの長さ方向に曲率半径の異なる複数の曲が
り部を形成したり、またワークを全体として三次元形状
に曲げ加工するなど、複雑な曲げ加工を行う場合に、近
時、マルチベンダーと称される曲げ加工装置が好んで使
用される傾向にある。

この曲げ加工装置は、第２図（イ）に示されるように、
ワーク導通孔（５１ａ　）を有する固定金型（５１）と
、該固定金型（５１）の前方位置に配置されて転向・変
位駆動される同じくワーク導通孔（５２ａ　）を有する
可動金型（５２）と、固定金型（５１）の後方位置に配
置され、後方待機位置から前方に走行駆動されることに
よりワーク（Ｗ、’）の後端部を押して該ワーク（Ｗｎ
）を両金型（５１）　　（５２）のワーク導通孔（５１
ａ　）（５２ｂ　）に強制導通せしめる押し金（５３）
とを有する。そして、押し金（５３）による金型導通孔
（５１ａ　）　　（５２ｂ　）　ヘのワーク（Ｗｆ：り
）強制導通と、可動金型（５２）の転向・変位駆動との
協働によりワーク（Ｗρ）に曲げを付与するものとなさ
れている。

そして、ワーク（Ｗρ）の強制導通を終えた押し金（５
３）を、次のワークの強制導通のために固定金型（５１
）の後方に定められた所定位置（Ｏｏ）に戻して待機さ
せるため、従来のマルチベンダーでは、該位置（Ｏｏ　
）にセンサー（５４）が固定状態に設置され、押し金（
５３）が後方走行駆動中に該センサー（５４）に検知さ
れると、制御部（５５）からの指令信号により押し全駆
動装置（５６）の駆動が停止されて押し金（５３）が該
後方待機位置（Ｏｏ）にて−時的に停止されるものとな
されていた。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のように、押し金（５３）の後方待
機位置か所定の一定位置に固定されていると、第２図（
ロ）に示されるように、短尺ワーク（Ｗ　　）の曲げ加
工を行う場合に、押し金（５３）の走行ストロークが無
駄に長くなって、該ワーク（Ｗ　　）−本当りの加工時
間が長くなってしまうという欠点があった。

この発明は、上記のような従来の欠点を解消し、ワーク
の長さの長短に応じて、その長さに見合った能率的な曲
げ加工を実施することのできるマルチベンダーを提供す
ることを目的とする。

課題を解決するための手段 上記目的において、この発明は、ワーク導通孔を有する
固定金型と、 該固定金型の前方位置に配置され、転向・変位駆動され
る、同じくワーク導通孔を有する可動金型と、 前記固定金型の後方位置に配置され、後方待機位置から
前方に走行駆動されることによりワークの後端部を押し
て該ワークを両全型のワーク導通孔に強制導通せしめる
押し金と、を有する曲げ加工装置において、 ワークの強制導通後に後方に向けて走行される前記押し
金を前記後方待機位置にて停止させ待機せしめる押し金
後方待機位置制御装置か、押し金の後方待機位置を前後
方向において可変設定しうるものに構成されてなること
を特徴とする曲げ加工装置を要旨とする。

作用 上記曲げ加工装置では、押し金後方待機位置制御装置が
押し金の後方待機位置を前後方向において可変設定しう
るものに構成されていることにより、ワークの長さに応
じて押し金の後方待機位置を前後方向において変更する
ことができ、従って、押し金にワークの長さに応じた最
短ストロークの走行駆動を行わせることができる。

実施例 次に、この発明の詳細な説明する。

第１図に示されるマルチベンダーにおいて、（１）は固
定金型、（２）は可動金型、（３）は押し金、（４）は
押し金後方待機位置制御装置である。

そして、押し金後方待機位置制御装置（４）において、
（５）はセンサー　（６）はセンサー走行駆動装置、（
７）は制御部である。

センサー（５）は、近接スイッチによるもので、押し金
（３）の走行経路に沿って前後方向に移動自在に配置さ
れており、その近接位置に押し金（３）か到達した時に
検知信号を出力するものとなされている。

センサー走行装置（６）は、センサー（５）を押し金（
３）の走行経路に沿って前後方向に走行駆動せしめるも
のである。

制御部（７）は、押し金（３）の走行駆動装置（８）の
各種駆動制御を行うもので、その制御の中に、センサー
（５）からの押し全検知信号が入力された時に該走行駆
動装置（８）に駆動停止指令信号を出力し、該走行駆動
装置（８）の駆動を停止せしめる制御を含んでいる。ま
た、この制御部（７）は、センサー（５）の配置位置を
種々変更すべく、センサー走行駆動装置（６）の制御を
も行うものとなされている。

上記構成のマルチベンダーでは、第１図（イ）に示され
るような長尺ワーク（ＷΩ）の曲げ加工を行うに際して
は、予め、センサー（５）の位置を比較的後方の位置に
設定しておく。これにより、該ワーク（Ｗρ）の曲げ加
工中、押し金（３）は、比較的後方の位置（ＯＯ）を後
方待機位置として、その位置ＯＯから前方に走行駆動さ
れてワーク（ＷΩ）を両金型（１）（２）のワーク導通
孔（ｌａ）　　（２ａ）に強制導通せしめ、強制導通後
は後方に走行駆動されて待機位置（Ｏｏ）にて停止され
、その位置（ＯＯ）において次の長尺ワークの曲げ加工
を行うために待機される。

そして、それに引き続き、このマルチベンダーで前記の
長尺ワーク（Ｗ、りよりも短い短尺ワーク（Ｗ　　）の
曲げ加工を行うに際しては、予めセンサー（５）を、第
１図（イ）に示される場合よりも前方の位置、即ち固定
金型（１）と押し金（３）との間に短尺ワーク（Ｗ　　
）をセツティングするのに支障を生じないような可及的
に固定金型（１）側に近い位置に移行し、その位置にセ
ンサー（５）を位置保持する。これにより、該ワーク（
Ｗ　　）の曲げ加工中、押し金（３）は、先はどよりも
前方の位置（０１）を後方待機位置として、その位置（
０１）から前方に走行駆動されて該ワーク（Ｗ　　）を
両全型（１）（２）のワーク導通孔（ｌａ）　　（２ａ
）に強制導通せしめ、強制導通後は後方に走行駆動され
て位置（０１）にて停止され、その位置（０１）におい
て次の短尺ワークの曲げ加工を行うために待機される。

このように、上記マルチベンダーは、センサー（５）の
位置を前後方向において変更しうるようになされ、それ
により押し金（３）の後方待機位置が変更されるように
なされているから、長尺ワーク（Ｗ、りの曲げ加工を行
う場合にはその後方待機位置を比較的後方の位置（００
）に設定する一方、短尺ワーク（Ｗ　　）の曲げ加工を
行う場合にはその後方待機位置を比較的前方の位置（０
１）に設定するというように、押し金（３）にワークの
長さに応じた最短ストロりの走行駆動を行わせるように
することかでき、従って、ワークの長さに応じて、その
長さに見合った能率的な曲げ加工を実施することができ
る。

なお、本発明における押し金後方待機位置制御装置は、
上記のようにセンサー（５）を用いて該センサー（５）
の位置を前後方向に変更せしめることにより押し金（３
）の後方待機位置を制御する構成に限定されるものでは
なく、その他、押し金（３）の走行駆動を数値制御にて
行うようにして、設定すべき数値を種々変更することに
より押し金（３）の後方待機位置を制御する構成等、種
々の構成が採用されうるちのであることはいうまでもな
い。

発明の効果 上述の次第で、この発明のマルチベンダーは、押し金後
方待機位置制御装置が押し金の後方待機位置を前後方向
において可変設定しうるものに構成されているから、押
し金にワークの長さに応した最短ストロークの走行駆動
を行わせることができ、従って、ワークの長さに応じて
、その長さに見合った能率的な曲げ加工を実施すること
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の曲げ加工装置の実施例を示すもので
、同図（イ）は長尺ワークの曲げ加工を行う場合の装置
の状態を示す部分断面平面図、同図（ロ）は短尺ワーク
の曲げ加工を行う場合の装置の状態を示す部分断面平面
図である。 第２図は従来の曲げ加工装置を示すもので、同図（イ）
は長尺ワークの曲げ加工を行う場合の装置の状態を示す
部分断面平面図、同図（ロ）は短尺ワークの曲げ加工を
行う場合の装置の状態を示す部分断面平面図である。 （１）・・・固定金型、（２）・・・可動金型、（ｌａ
）（２ｂ）・・・ワーク導通孔、（３）・・・押し金、
（４）・・・押し金後方待機位置制御装置、 ・・・後方待機位置。 以 上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ワーク導通孔を有する固定金型と、 該固定金型の前方位置に配置され、転向・変位駆動され
   る、同じくワーク導通孔を有する可動金型と、 前記固定金型の後方位置に配置され、後方待機位置から
   前方に走行駆動されることによりワークの後端部を押し
   て該ワークを両金型のワーク導通孔に強制導通せしめる
   押し金と、を有する曲げ加工装置において、 ワークの強制導通後に後方に向けて走行される前記押し
   金を前記後方待機位置にて停止させ待機せしめる押し金
   後方待機位置制御装置が、押し金の後方待機位置を前後
   方向において可変設定しうるものに構成されてなること
   を特徴とする曲げ加工装置。