JPH04127510A

JPH04127510A - トランス

Info

Publication number: JPH04127510A
Application number: JP2247220A
Authority: JP
Inventors: Tetsuji Hiranabe; 平鍋　哲治; Yoshinori Usui; 喜則臼井; Tomio Takayama; 高山　富雄
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1990-09-19
Filing date: 1990-09-19
Publication date: 1992-04-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】概要スイッチング電源等に用いられるトランスに関し、巻線作業を省略することのできる低コストのトランスを
提供することを目的とし、コの字状１次巻線端子の中央水平部分及びコの字状２次
巻線端子の中央水平部分を樹脂モールドで被覆してボビ
ンを形成するとともに、前配置次及び２次巻線端子の中
央水平部分を間に挟むようにして前記ボビンに一対のコ
アを取り付けてトランスユニットを形成し、該トランス
ユニットを第１及び第２導電性パターンを有するプリン
ト配線板に実装して、前記各々の１次巻線端子を第１導
電性パターンで短絡し、各々の２次巻線端子を第２導電
性パターンで短絡して１次側及び２次側巻線を形成して
構成する。

産業上の利用分野本発明はスイッチング電源等に用いられるトランスに関
する。

近年、電源トランスには小型化、低コスト化の他に、高
安全性や自動実装への対応が望まれるようになってきて
おり、これらのニーズに応えてケース入り樹脂充填タイ
プが多く使われるようになってきている。この樹脂充填
型トランスは、樹脂充填により放熱性が良くなるので小
型化でき、過負荷時の異常に対して発煙がなく安全性も
高い。

また、絶縁性の向上により、安全規格にも容易に適合で
きるという特徴を有している。一方、近年の高密度実装
の要請により、電子部品は表面実装型へと転換してきて
おり、電源用のトランスも例外ではなく、小型化及び表
面実装に対応できるトランスの開発が要望されている。

従来の技術第６図は従来の一般的なトランスの斜視図を示しており
、ボビン２に１次用及び２次用巻線４を巻き、一対のＥ
型コア６をボビン２に挿入して金具８で固定している。

プリント配線板には端子１０をスルーホールに挿入して
取り付ける。このトランスは、（ａ）巻線作業が必要、
υ巻線が露出しているため全面洗浄が不可能、（Ｃ）構
造的にコアと巻線がプリント配線板から浮くため金属芯
プリント配線板等を用いた放熱が困難であるという問題
点を有している。

そこで、全面洗浄を可能として半田の濡れ性等を改善す
るとともに、実装後の耐湿性等苓　　するために絶縁性
のプラスチックで端子苓アを含むトランス全体をモール
ド成形した樹脂充填型トランスが提案されている（実公
昭５４−７３２０号）。しかし、この公告公報に記載さ
れたように樹脂でコアを含む部品の全体をモールド成形
すると、樹脂の硬化に伴う応力及び温度変化による膨張
・収縮の応力で特性が劣化してしまうという問題点を有
しているため、コイル巻装体を耐熱性の樹脂モールドで
被覆するとともに、この樹脂モールドを介してコイル巻
装体にコアを組み付けたトランスが実開平１−６７７０
６号に開示されている。

発明が解決しようとする課題上述した公開公報に記載されたトランスでは、コイル巻
装体が樹脂モールド被覆されているため、実装前の全面
洗浄が可能であるという利点を有しているが、巻線作業
が依然として必要であること及び構造的にコアと巻線が
プリント配線板から浮くため、金属芯プリント配線板を
用いた放熱が困難であるという問題点を有している。

本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、巻線作業を省略することのでき
る低コストのトランスを提供することである。

課題を解決するだめの手段数百ｋＨｚで動作するスイッチング電源用トランスは、
１次側及び２次側とも巻線の巻数を非常に小さくするこ
とができる。そこで本発明では、プリント配線板上に１
次側及び２次側巻線の一部を構成する導電性パターンを
設けておき、巻線を有しないトランスユニットをプリン
ト配線板に実装することにより、トランスとして完成す
るようにした。

即ち、本発明では、コの字状１次巻線端子の中央水平部
分及びコの字状２次巻線端子の中央水平部分を樹脂モー
ルドで被覆してボビンを形成するとともに、前記１次及
び２次巻線端子の中央水平部分を間に挟むようにしてボ
ビンに一対のコアを取り付けてトランスユニットを形成
する。そしてこのトランスユニットを、第１及び第２導
電性パターンを有するプリント配線板に実装して、前記
各々の１次巻線端子を第１導電性パターンで短絡し、各
々の２次巻線端子を第２導電性パターンで短絡して１次
側及び２次側巻線を形成する。

作　　　用本発明のトランスは、巻線を有しないトランスユニット
をプリント配線板に実装することにより、１次巻線端子
と第１導電性パターンで１次側巻線を形成し、２次巻線
端子と第２導電性パターンで２次側巻線を形成してトラ
ンスとして完成する。

よって、トランスユニットの製造には面倒なトランスの
巻線工程が必要ではなく、トランス製造の容易化及び低
コスト化を実現できる。

実　　施　　例以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。

第１図乃至第３図を参照すると、１２は本発明のトラン
スユニットを示しており、このトランスユニットは従来
のトランスでは不可欠である巻線を有していない。この
トランスユニット１２は、複数のコの字状１次巻線端子
１４の中央水平部分１４ａ及び複数のコの字状２次巻線
端子１６の中央水平部分１６ａを樹脂モールドで被覆し
てボビン１８を形成し、１次及び２次巻線端子１４．１
６の中央水平部分１４ａ、１６ａを間に挟むようにして
ボビン１８に一対のコア２０ａ、２０ｂを取り付けて構
成される。

第２図から明らかなように、１次巻線端子１４と２次巻
線端子１６とを上下２段にして、且つ１次巻線端子の垂
直端部１４ｂを２次巻線端子の垂直端部１６ｂより外側
にくるように配置している。

ボビン１８上に取り付けたコア２０ａ、２０ｂは、例え
ばポリエステルフィルム等を巻き付けて固定する。第３
図に示されているように、ボビ、ン１８に段部１８ａが
形成されており、この段部１８ａにコア２０ａ、２０ｂ
の凹部２１が嵌まり込むようにしてコア２０ａ、２０ｂ
をボビン１８に取り付ける。

上述のように構成したトランスユニット１２を、第４図
に示すような第１導電性バクーン２８及び同様な第２導
電性パターンを有するプリント配線板２２に、第２図に
示すように実装する。このようにトランスユニット１２
をプリント配線板２２に実装すると、１次巻線端子１４
がプリント配線板２２のスルーホール３０に挿入され、
第４図に破線で示す各々の１次巻線端子１４が第１導電
性パターン２８で短絡されて１次側巻線を形成する。

同様に、各々の２次巻線端子１６が第２導電性パターン
で短絡されて２次巻線が形成される。

トランスユニット１２の一方のコア２０ｂはプリント配
線板２２に密着して実装されるので、プリント配線板２
２に金属芯プリント配線板を使用すると、コア２０ｂを
介してトランス２６の発熱を金属芯プリント配線板２２
に逃がすことができ、放熱効果が期待できる。コア２０
ｂをシリコーンゴム系接着剤或いはエポキシ樹脂系接着
剤２４で固定することにより、−層の放熱効果と確実な
固定を図ることができる。プリント配線板２２のスルー
ホールに１次巻線端子１４及び２次巻線端子１６を挿入
後に、プリント配線板２２の裏面から半田にて挿入部を
固定する。

第５図に示すような表面実装部３２ａを有する端子３２
を採用することにより、表面実装が可能となる。また、
ボビン１８を上下２つに分割して、１次巻線端子１４を
含む第１ボビンと２次巻線端子１６を含む第２ボビンと
することにより、第１ボビン及び第２ボビンに数種類の
ものを用意しておき、その組合せを変えることにより多
種類の電圧変換を容易に達成することができる。

上述した実施例では、１次巻線端子及び２次巻線端子を
上下２段に配置しているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、１次巻線端子及び２次巻線端子を横１列
に整列したような構成であっても良い。

発明の効果本発明のトランスは以上詳述したように構成したので、
巻線作業を省略することができ、低コスト化を実現でき
るという効果を奏する。また、全面洗浄が可能であるた
め、表面実装に対応可能であり、放熱が容易にできるた
め、トランスの小型化、薄型化を達成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の斜視図、第２図は実施例断面図、第３図は実施例分解斜視図、第４図はプリント配線板上の導電性パターンを示す図、第５図は表面実装型の端子形状を示す図、第６図は従来
の一般的なトランスの斜視図である。１２・・・トランスユニット、１４・・・１次巻線端子、１６・・・２次巻線端子、１８・・・ボビン、２０　ａ、　　２０　ｂ・＝ｒア、２２・・・プリント配線板、２６・・・トランス、２８・・・導電性パターン。

Claims

【特許請求の範囲】

１．コの字状１次巻線端子（１４）の中央水平部分（１
４ａ）及びコの字状２次巻線端子（１６）の中央水平部
分（１６ａ）を樹脂モールドで被覆してボビン（１８）
を形成するとともに、前記１次及び２次巻線端子（１４，１６）の中央水平部
分（１４ａ，１６ａ）を間に挟むようにして前記ボビン
（１８）に一対のコア（２０ａ，２０ｂ）を取り付けて
トランスユニット（１２）を形成し、該トランスユニット（１２）を第１及び第２導電性パタ
ーン（２８）を有するプリント配線板（２２）に実装し
て、前記各々の１次巻線端子（１４）を第１導電性パタ
ーン（２８）で短絡し、各々の２次巻線端子（１６）を
第２導電性パターンで短絡して１次側及び２次側巻線を
形成したことを特徴とするトランス。
２．前記コアの一方（２０ｂ）をプリント配線板（２２
）に密着させてトランスユニット（１２）を実装したこ
とを特徴とする請求項１記載のトランス。
３．前記１次巻線端子（１４）及び２次巻線端子（１６
）を上下２段にして樹脂モールドで被覆したことを特徴
とする請求項１記載のトランス。
４．前記ボビン（１８）を上下二つの分割して１次巻線
端子（１４）を含む第１ボビンと２次巻線端子（１６）
を含む第２ボビンとしたことを特徴とする請求項３記載
のトランス。