JPH04127236U - 脱脂炉 - Google Patents

脱脂炉

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Publication number
JPH04127236U
JPH04127236U JP3103591U JP3103591U JPH04127236U JP H04127236 U JPH04127236 U JP H04127236U JP 3103591 U JP3103591 U JP 3103591U JP 3103591 U JP3103591 U JP 3103591U JP H04127236 U JPH04127236 U JP H04127236U
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JP
Japan
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tray
degreasing
gas
heating chamber
workpiece
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Pending
Application number
JP3103591U
Other languages
English (en)
Inventor
健三 加藤
Original Assignee
セイコー電子工業株式会社
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Publication date
Application filed by セイコー電子工業株式会社 filed Critical セイコー電子工業株式会社
Priority to JP3103591U priority Critical patent/JPH04127236U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バインダーを適用して射出成形した成形部材
の脱脂工程での形状や品質のバラツキを防止する。 【構成】 脱脂を目的とする加熱チャンバー内のトレー
に被処理部材を載置し、加熱チャンバー内に送り込むガ
スの送風方向に対し、直角方向をなす回転軸を設けて、
脱脂処理中にトレーを該軸で回転させることにより、均
等な条件を被処理部材に与え均質な脱脂処理を行うこと
ができる。 【効果】 均質性に優れた脱脂品を得ることによりセラ
ミックス等の射出成形部品であってもニア・ネット・シ
ェイブの可能性を見出すことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はセラミックスの射出成形体の脱脂処理に用いる脱脂炉に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来の脱脂炉の断面図を図2に示す。被処理物1は加熱チャンバー2内にフッ ク4で支持されたトレー3の上にセットする。トレー3は被処理物1の大きさに 合わせて適当な間隔で区切られている。被処理物1はヒーター5により所定の温 度に加熱され、ガス供給装置6に設けられたファン7により送風されるガスによ ってバインダー成分が分解し脱脂される。バインダーの分解ガスは排気装置8に より排出する。ファン7によるガスの加熱チャンバー2内への送風とバインダー 分解ガスの排出が可能なように、炉壁9には多数の小穴が設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構造では加熱チャンバー2内の場所により送風されるガ スの流れ、量が異なるため被処理物1に均一にガスが接しず、被処理物間はもと より被処理物内で脱脂レベルの異なる不均質なものとなってしまう。また、加熱 チャンバー2内の場所による温度差も不均質を起こす一因となっている。近年、 セラミックスの射出成形加工分野においてもニア・ネット・シェイプ化の必要性 が高まっており、この脱脂処理での均質化が重要なポイントとなっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は被処理物を乗せるトレーを、ガスの加熱 チャンバー内への送風方向と直角方向に回転軸を設けて、脱脂処理中にトレーを 回転させることにより、被処理物にガスが均一に接するようにし、また、被処理 物のセット位置による温度差の影響をなくした。
【0005】
【実施例】
以下に本考案の実施例について説明する。図1は本考案による脱脂炉の断面図 である。ガスはファン7により多数の小穴の明いた炉壁9を通過して加熱チャン バー2内に送風される。トレー3はガスの送風方向と直角方向に回転軸をもつ回 転柱10に固定され、回転柱10は必要ならばシール機構10aを介して外部か ら駆動される。トレー3の間隔は被処理物1の大きさにより、ブッシュ11で調 整する。
【0006】 ヒーター5は加熱チャンバー2の上下面に配置した。被処理物1はトレー3の 上に乗せ、図示してない駆動機構によりトレー3を回転させながらヒーター5で 所定の温度に加熱し、ガスをファン7で供給して脱脂処理を行う。ガスは図の右 から左へ流れるため、回転軸に対して右側の被処理物の外周側面1aにはガスは 当るが、内周側面1bはガスが当りにくい。しかしトレー3が回転し回転軸の左 側にきたときは、その逆となるので脱脂処理中は被処理物全体が均一にガスと触 れ、均質な脱脂を行うことができるようになった。加熱チャンバー内の温度差要 因には左右、前後の場所による影響があるが、この点についてもトレー3を回転 させることにより、被処理物が均等に加熱出来るようになり、セット位置による 温度差の影響をなくすことが出来た。
【0007】
【考案の効果】
本考案によれば、トレー3を脱脂処理中に回転させることにより、被処理物1 にガスを均一に供給し、かつ均一に加熱できるので、均質性に優れた脱脂処理を 行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による脱脂炉の断面図である。
【図2】従来の脱脂炉の断面図である。
【符号の説明】
1 被処理物 1a 被処理物の外周側面 1b 被処理物の内周側面 2 加熱チャンバー 3 トレー 4 フック 5 ヒーター 6 ガス供給装置 7 ファン 8 排気装置 9 炉壁 10 回転柱 10a シール機構 11 ブッシュ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱チャンバーと被処理物をセットする
    トレーと加熱チャンバー内にエアー等のガスを送り込む
    ガス供給装置と、加熱チャンバー内のガスを排出する排
    気装置からなる脱脂炉において、ガスの加熱チャンバー
    内への送風方向と直角方向に回転軸を有するトレーを設
    けたことを特徴とする脱脂炉。
JP3103591U 1991-05-07 1991-05-07 脱脂炉 Pending JPH04127236U (ja)

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JP3103591U JPH04127236U (ja) 1991-05-07 1991-05-07 脱脂炉

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JP3103591U JPH04127236U (ja) 1991-05-07 1991-05-07 脱脂炉

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JP (1) JPH04127236U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06116042A (ja) * 1992-10-06 1994-04-26 Ngk Insulators Ltd セラミック成形体の脱脂・仮焼方法
JP2015161474A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 株式会社村田製作所 脱脂処理炉

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06116042A (ja) * 1992-10-06 1994-04-26 Ngk Insulators Ltd セラミック成形体の脱脂・仮焼方法
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