JPH041271A - 合成樹脂の帯電防止方法 - Google Patents

合成樹脂の帯電防止方法

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JPH041271A
JPH041271A JP10174890A JP10174890A JPH041271A JP H041271 A JPH041271 A JP H041271A JP 10174890 A JP10174890 A JP 10174890A JP 10174890 A JP10174890 A JP 10174890A JP H041271 A JPH041271 A JP H041271A
Authority
JP
Japan
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synthetic resin
group
weight
ester
parts
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Pending
Application number
JP10174890A
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English (en)
Inventor
Hironobu Furuya
古谷 啓伸
Takeshi Nagai
健 永井
Koji Sawamura
澤村 孝司
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は合成樹脂の帯電防止方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に合成樹脂は帯電しやすく、帯電によりはこりを吸
着したり、IC回路が破損するなどの問題がある。
従来から合成樹脂の帯電を防止するために種々の帯電防
止剤、例えばN、N−ビス(ポリオキシエチレン)アル
キルアミン、N、N−ビス(ポリオキシエチレン)脂肪
酸アミド、多価アルコールと脂肪酸との部分エステル、
長鎖アルキルトリメチルアンモニウムクロリドなどを合
成樹脂に配合して成形する方法が行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
これらの帯電防止剤は合成樹脂の種類によって帯電防止
効果が不十分であったり、帯電防止剤が成形品の表面に
移行して油性汚染を起こすブリージングの問題があった
そこで、本発明者らは特願平12774号において長鎖
脂肪族第四アンモニウムサルフェートを添加する合成樹
脂の帯電防止方法を提案した。
しかし、この化合物を単独で配合すると合成樹脂の熱成
形中に成形品を着色させる問題があった。
本発明はブリージングを起こさず、成形中に合成樹脂を
着色させない合成樹脂の帯電防止方法を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明は上記課題を解決することを目的とし、その構成
は合成樹脂100重量部に対し式(1)で示す長鎖脂肪
族基四アンモニウムアルキルサルフェートとポリグリセ
リン脂肪族エステルとを、それぞれ0.1〜3重量部配
合すると共に、両配合物の合計が0.02〜4重量部で
あることを特徴とする。
((CH3)Z=N−A〕+  ASO4−・・・・・
・ (1)(式中、Rは炭素数8〜22のアルキル基ま
たはアルケニル基、Aはメチル基またはエチル基である
。) 本発明で用いる長鎖脂肪族第四アンモニウムアルキルサ
ルフェートは長鎖脂肪族ジメチルアミンにジエチル硫酸
或いはジメチル硫酸を反応させれば容易に得ることがで
きる。長鎖脂肪族基は炭素数8〜22のアルキル基また
はアルケニル基で、例えばオクチル基、2−エチルヘキ
シル基、デシル基、Fデシル基、イソトリデシル基、テ
トラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、イソ
オクタデシル基、アイコシル基、トコシル基、オレイル
基、リノール基、リルイル基、エルシル基などが挙げら
れ、これらの混合基であるやし油アルキル基、大豆油ア
ルキル基、牛脂アルキル基、魚油アルキル基なども含ま
れる。
本発明で用いるポリグリセリン脂肪酸エステルは重合度
2〜10のポリグリセリンと炭素数8〜22の脂肪酸と
のエステルであり、このエステルは1分子当たりに少な
くとも平均1個以上の水酸基を有する部分エステルであ
る。例えば、ジグリセリンモノステアリン酸エステル、
ジグリセリンジステアリン酸エステル、ジグリセリンジ
ラウリン酸エステル、ヘキサグリセリンテトラステアリ
ン酸エステル、ヘキサグリセリンモノラウリン酸エステ
ル、ヘキサグリセリンテトララウリン酸エステルなどが
挙げられる。
本発明で対象となる合成樹脂はポリ塩化ビニル、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂、
ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリアセタール、メタクリル樹脂、ポリフェニ
レンエーテルなどが挙げられる。
本発明においては、合成樹脂100重量部に対して長鎖
脂肪族第四アンモニウムアルキルサルフェートとポリグ
リセリン脂肪族エステルとをそれぞれ0.01〜3重量
部、好ましくは0.5〜1.5重量部配合するが、両者
の重量比は30ニア0〜70 : 30の範囲が好まし
い。
本発明においては、合成樹脂100重量部に対して長鎖
脂肪族第四アンモニウムアルキルサルフェートとポリグ
リセリン脂肪族エステルを合計で0.02〜4重量部に
なるように配合するが、0.02重量部未満では両成分
配合に伴う充分な効果が得られず、4重量部を越えると
ブリージングが著しくなる。
本発明の帯電防止方法には長鎖脂肪族第四アンモニウム
アルキルサルフェートとポリグリセリン脂肪族エステル
の他に、従来から使用されている他の帯電防止剤を配合
することもできる。
本発明の方法において、成形品の表面をコロナ、プラズ
マ、火炎等で酸化処理すると帯電防止性は更に向上する
[作用] 本発明は長鎖脂肪族第四アンモニウムアルキルサルフェ
ートの帯電防止効果は優れているが、樹脂に配合加熱中
に着色するという欠点を、ポリグリセリン脂肪族エステ
ルと併用することによって解決したものである。すなわ
ち、長鎖脂肪族第四アンモニウムアルキルサルフェート
の帯電防止効果を維持して、その着色性を除去したもの
である。
[発明の効果] 本発明により、充分な帯電防止効果がありながら、従来
からの問題点てあったブリージングがなく成形加工中に
着色することのない帯電防止方法を提供することができ
る。
(実施例〕 実m二」」− ポリプロピレン(三井東圧化学■製、三井ノーフ゛レン
JHH−G)を170°Cのロールで?容融し、第1表
に示す帯電防止剤を添加して5分間混練した。これをロ
ールから取出して190°Cで厚さ1mmにプレス成形
した。
この成形品を20°C1相対湿度65%の条件下で成形
後3日間、更に成形後30日間放置した後、同一条件下
で表面固有電気抵抗を印加電圧500■で測定し、6個
のデータの平均値を第1表に併記した。表面固有抵抗が
小さい程帯電防止性に優れている。
着色はプレス成形後の色を観察して次の基準で判定し第
1表に併記した。
◎ 帯電防止剤無配合とほとんど同程度の着色○ 淡黄
色 △ 黄色 × 茶色または褐色 ブリージング性は成形後3日間及び30日間放置後、指
先で触れたときの成形品の表面状態を観察して次の基準
で判定し、第1表に併記した。
◎ 指の跡がつかない。
○ 指の跡がごくわずかにつく。
Δ 指の跡がはっきりつく。
X 指の跡が油状の汚れになる。
止較拠土二上1 長鎖脂肪族第四アンモニウムアルキルサルフェートの種
類または量及びグリセリン脂肪酸エステルの種類または
量を、第1表に示すように本発明の範囲外とした以外は
、実施例1と同様に試験を行い、その結果を第1表に併
記した。
第1表から明らかなように、長鎖脂肪族第四アンモニウ
ムアルキルサルフェートの単独配合では成形品の着色が
著しく、ポリグリセリン脂肪酸エステル単独配合では帯
電防止性の改良が不十分である。また、両成分を配合し
てもその量が不適正な場合には充分な効果が得られない
(以下余白) 第  1 表=1 第  1 表 なお第1表中、※印は下記の通りである。
※1: 帯電防止剤の数字はポリプロピレン100重量
部に対する重量部数 ※2: A 大豆油アルキルトリメチルアンモニウムメ
チルサルフェート B 大豆油アルキルジメチルエチルアンモニウムエチル
サルフェート Cヤシ油アルキルトリメチルアンモニ ウムメチルサルフェート ※3:a ヘキサグリセリンモノラウリン酸エステル b ヘキサグリセリンモノステアリン酸エステル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 合成樹脂100重量部に対し式(1)で示す長鎖脂肪属
    第四アンモニウムアルキルサルフェートとポリグリセリ
    ン脂肪族エステルとを、それぞれ0.1〜3重量部配合
    すると共に、両配合物の合計が0.02〜4重量部であ
    ることを特徴とする合成樹脂の帯電防止方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(1) (式中、Rは炭素数8〜22のアルキル基またはアルケ
    ニル基、Aはメチル基またはエチル基である。)
JP10174890A 1990-04-19 1990-04-19 合成樹脂の帯電防止方法 Pending JPH041271A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005239751A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Kanji Hayashi 帯電防止性溶剤系ドライラミネート用接着剤およびこの接着剤によりラミネートされた複合プラスチックフィルム
JP2006117737A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Kaneka Corp ポリエステル樹脂組成物およびそれから得られる成形体
JP2008007651A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Toyo Cloth Co Ltd 帯電防止ハードコート用組成物

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JP2006117737A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Kaneka Corp ポリエステル樹脂組成物およびそれから得られる成形体
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