JPH04126875U - 感熱性孔版スタンプカセツト - Google Patents

感熱性孔版スタンプカセツト

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JPH04126875U
JPH04126875U JP3138991U JP3138991U JPH04126875U JP H04126875 U JPH04126875 U JP H04126875U JP 3138991 U JP3138991 U JP 3138991U JP 3138991 U JP3138991 U JP 3138991U JP H04126875 U JPH04126875 U JP H04126875U
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cassette
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鉄治 不破
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ブラザー工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感熱性孔版原紙を用いたスタンプ装置におい
て感熱性孔版原紙を穿孔後にインクを塗布する事なく捺
印できる構成としたスタンプカセットを構成する。 【構成】 インクを含浸したインクパッド6を、熱可塑
性フィルムと多孔性支持体とを接着剤で貼合わせてなる
感熱性孔版原紙7と、インクパッドのインクが透過しな
い弾性膜2との間に挟み込んだ形で枠体3内に入れた状
態でスタンプカセットとした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、赤外線照射やサーマルヘッドにより穿孔される感熱性孔版原紙を用 いたスタンプ装置に関し、さらに詳しくは小型携帯用のスタンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、赤外線照射またはサーマルヘッドによって穿孔できる感熱性孔版原紙が 知られている。この代表的なものは熱可塑性フィルムと多孔性薄葉紙を接着剤を 用いて貼合わせたものである。このような感熱性孔版原紙を用いた小型携帯用の スタンプ装置の一例として、特開昭63−17074号公報に示される装置を図 8に示す。これは、枠体108に穿孔された感熱性孔版原紙110とインク不通 過性のカバーシート112とが互いに重なり合う状態にて装着された孔版印刷用 原板106に、感熱性孔版原紙110とカバーシート112との間にインクを貯 容し、さらにインクを貯容された孔版印刷用原板106をクッション層116と 粘着層118とを有するグリップ部材120を備えた台座114に粘着させ、印 刷用紙に対して押圧する事により孔版印刷を行なうようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の方式では使用者がインクを製版後の感熱性孔版 原紙とカバーシートの間に塗布する必要があり、この作業の間に使用者の手等が インクで汚れたりする。
【0004】 本考案は、上述したような使用者がインクで汚れることがなく、更にはインク を塗布する必要が無い感熱性孔版スタンプカセットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案の熱可塑性フィルムと多孔性支持体とを接着 剤で貼合わせてなる感熱性孔版原紙と、前記感熱性孔版原紙の多孔性支持体側に 配置され、インクを含浸したインクパッドと、前記インクパッドのインクが透過 しない弾性膜とを層状に重ねて枠体により一体とした。
【0006】
【作用】
上記の構成を有する本考案の感熱性孔版スタンプカセットでは、感熱性孔版原 紙を製版装置のサーマルヘッドで熱を印加して穿孔して、スタンプ版を作成した 際、本感熱性孔版スタンプカセットにはインクを含浸したインクパッドが内蔵さ れている為、使用者はインクを塗布する必要がなく手等を汚すことが無い。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。
【0008】 図1は本考案を実施した感熱性孔版スタンプカセットの断面図であり、図2は 斜視図である。
【0009】 本実施例の感熱性孔版スタンプカセット1において、枠体3の上面にはゴム性 の弾性膜2が張り付けられており下面には感熱性孔版原紙(以下、原紙と略す) 7が張り付けられている。前記原紙7は、図7に示すように、熱可塑性フィルム 21と、接着剤層23と、多孔性支持体25とで構成されており、熱可塑性フィ ルム21と多孔性支持体25とは接着剤層23により接着されている。本実施例 では熱可塑性フィルム21は、厚さ2μのポリエチレンテレフタレートフィルム (以下、PETフィルムと略す)であるが、他には例えばポリプロピレン、塩化 ビニリデン−塩化ビニル共重合体等のフィルムが挙げられる。
【0010】 PETフィルムの厚みとしては1μ〜4μが好ましい。1μ未満では製造コス トが高く、また強度も弱く実用的ではない。また、4μ以上では定格が、1mJ /dot程度の一般のサーマルヘッド7では厚すぎて穿孔できない。
【0011】 本実施例の多孔性支持体25は、例えばマニラ麻、こうぞ、みつまた等の天然 繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニト リル等の合成繊維、レーヨン等の半合成繊維を主原料とした多孔性薄葉紙が用い られる。以上の如く構成された原紙7は、図1において、熱可塑性フィルム21 の面が枠体3に対して外側(下側)になるように張り付けられている。
【0012】 インク含浸パッド6は連続気孔からなる多孔質NBR、または多孔質ウレタン に孔版印刷用のインクを含浸したものである。
【0013】 枠体3には、後に説明するスタンプホルダーに取り付けるためのホルダー係合 突起4とホルダー停止突起5が設けられている。
【0014】 次に図3と図4を用いて、本実施例の感熱性孔版スタンプカセット1の原紙7 を製版穿孔した後の、捺印操作について説明する。
【0015】 製版された感熱性孔版スタンプカセット1はスタンプホルダー8に図3の断面 図に示すように取り付けられる。ここで感熱性孔版スタンプカセット1はホルダ ー側係合爪15が感熱性孔版スタンプカセット側係合突起4と係合して固定され る。スタンプホルダー8はグリップ9とスタンプホルダー外枠12とスタンプ押 圧台座13の要素から構成されている。グリップ9はスタンプ押圧台座13と互 いにネジ部16で固定される様になっている。グリップ9にはバネ受け部10が 設けられておりバネ11の伸張方向に対するストッパーとして働く様になってい る。
【0016】 スタンプホルダー外枠12の穴部17に前記グリップ9を貫通させると同時に スタンプホルダー外枠12とバネ受け不0との間にバネ11を装着した状態でネ ジ部16をスタンプ押圧台座13に固定すると、バネ11が伸張方向の力に依っ てバネ受け部10を上方へ押し上げるため、グリップ部9とスタンプ押圧台座1 3は一体としてスタンプホルダー外枠12に対して持ち上げられた状態となる。 スタンプ押圧台座13の下面には押圧弾性体14が張り合わせられている。
【0017】 図4において、紙面上に捺印する際の動作を示している。グリップ9を矢印の 様に押下するとバネ11は圧縮されてスタンプ押圧台座13が下降して押圧弾性 体14が感熱性孔版スタンプカセット1の弾性膜2を押下し感熱性孔版スタンプ カセット1内のインク含浸パッド6を圧縮して原紙7の穿孔部分からインクを紙 面18側へ通過させる。こうして紙面18へインクを転写した後、グリップ9の 押下力を解除するとバネ11がバネ受け部10を押上ることでスタンプ押圧台座 13を上方へ移動させ張り付けられている押圧弾性体14を感熱性孔版スタンプ カセット1の弾性膜2から離間してインクの紙面18への転写が完了する。
【0018】 最後に、感熱性孔版スタンプカセット1の穿孔について図5に説明する。
【0019】 図5は穿孔時の動作を示す断面図である。穿孔はサーマルヘッド29を感熱性 孔版スタンプカセット1の原紙7に押し当てた状態で前記サーマルヘッド29の 穿孔パターンに対応した発熱体30が発熱しながら、矢印方向に図示しない移動 手段で移動して行われる。この時、カセット穿孔保持台26に感熱性孔版スタン プカセット1はセットされ、保持台突起部27に弾性膜2が押し当てられる様に 保持台爪28が感熱性孔版スタンプカセット1をロックする。これに依って感熱 性孔版スタンプカセット1の原紙7側はインク含浸パッド6を介して上方に押し 出される形となり感熱性孔版スタンプカセット1の枠体3にサーマルヘッド29 が干渉する事なく発熱体30の部分が原紙7に押し当てられる。
【0020】 また、穿孔する際にサーマルヘッド29の押し当てに依ってインクパッドが圧 縮されるため、含浸されたインクが穿孔部分から通過してサーマルヘッド29の 発熱体30の周辺に付着してしまう場合が有り得るが、これを避けるために原紙 7の面に熱透過フィルム31を設定してもよい。この時熱透過フィルム31は原 紙7の熱軟化点よりも高い耐熱性を有するものでなければならない。この状態を 図6に示す。
【0021】 以上、本考案はこのような実施例に何等限定されるものではなく、本考案の要 旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したことから明かなように、本考案の感熱性孔版スタンプカセットは 、インクを含浸したインクパッドを、熱可塑性フィルムと多孔性支持体とを接着 剤で貼合わせてなる感熱性孔版原紙と、インクパッドのインクが透過しない弾性 膜との間に挟み込んだ形で枠体内に入れた状態でスタンプカセットにしたので、 穿孔した後でインクを塗布する必要が無く、手などを汚すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案を実施した感熱性孔版スタンプカ
セットを示す断面図である。
【図2】図2はその感熱性孔版スタンプカセットの斜視
図である。
【図3】図3はその感熱性孔版スタンプカセットをスタ
ンプホルダーに装着した状態の断面図である。
【図4】図4はその感熱性孔版スタンプカセットを用い
て捺印している状態を示す断面図である。
【図5】図5はその感熱性孔版スタンプカセットの穿孔
状態を示す断面図である。
【図6】図6はその感熱性孔版スタンプカセットの原紙
の表面に熱透過性フィルムを張り合わせた状態を示す断
面図である。
【図7】図7は感熱性孔版原紙の断面図である。
【図8】図8は従来のスタンプ装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 感熱性孔版スタンプカセット 2 弾性膜 3 枠体 4 ホルダー係合突起 5 ホルダー停止突起 6 インク含浸パッド 7 感熱性孔版原紙(原紙) 8 スタンプホルダー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性フィルムと多孔性支持体とを接
    着剤で貼合わせてなる感熱性孔版原紙と、前記感熱性孔
    版原紙の多孔性支持体側に配置され、インクを含浸した
    インクパッドと、前記インクパッドのインクが透過しな
    い弾性膜とを層状に重ねて枠体により一体としたことを
    特徴とする感熱性孔版スタンプカセット。
JP1991031389U 1991-05-08 1991-05-08 感熱性孔版スタンプカセット Expired - Fee Related JP2577296Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53159711U (ja) * 1977-05-23 1978-12-14

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JPS53159711U (ja) * 1977-05-23 1978-12-14

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