JPH04126228U - 液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は、補正セルに電極を配置し、これを
積極的に利用することにより、駆動デューテイを下げよ
うとする液晶表示装置を目的としている。 【構成】各層で電極格子点が互いに重ならないように各
上下基板を配置すると共に、各層毎にドライブする電極
構造を持つ、上下二層、或いはそれ以上の積層構造に形
成している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、大型表示板において、１画素の面積が比較的大きく、視差による 影響をあまり受けない表示パネル、例えば大型情報パネル等に利用される液晶表 示装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の従来のドットマトリックス液晶表示用の電極構成は、図６〜図７に図示 したように、コモン基板ａとセグメント基板ｂの駆動セルと、コモン基板ａ１と セグメント基板ｂ１の補正セルｄを二層式ＳＴＮ構造にしたセグメント・コモン 電極の二次元格子により構成されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、前記従来の技術では、高密度表示をする場合は、電極構成上の限界か ら駆動の動作責務（デューテイ）が高くなるという問題点がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における液晶表示装置においては、各層で 電極格子点が互いに重ならないように各上下基板を配置すると共に、各層毎にド ライブする電極構造を持つ、上下二層、或いはそれ以上の積層構造に形成してい る。

【０００５】 本考案は、上記従来の技術の問題点に鑑み創案されたもので、補正セルに電極 を配置し、これを積極的に利用することにより、駆動デューテイを下げようとす る液晶表示装置の提供を目的としている。

【０００６】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。第１図から第５図において、表示パ ネルＰは、第１層目Ｂと第２層目Ｃの二層、或いは第Ｎ層目迄の積層構造に構成 されている。（図２参照）。

【０００７】 また、図３に図示したように、各層で電極格子点が互いに重ならないように各 基板を配置すると共に、各層のセル毎にドライブする電極構造を持つように構成 されている。

【０００８】 すなわち、図３、図４は二層式Ｂ／ＷーＳＴＮＬＣＤの場合であり、上側基板 １と下側基板２と、基板４と基板３の各上下基板は、各層で電極が重ならない様 に、配置され、Ｂ／ＷーＳＴＮの補正セル側にも電極を配置し、上下基板で個々 に液晶ドライブさせている。

【０００９】 従って、同一画素数であれば、駆動デューテイは１／２になる。

【００１０】 また、それ以上の積層構造の場合は、Ｎ層の積層構造にし、駆動デューテイは 、１／Ｎに構成されている。

【００１１】 ただし、目Ｙによる視差による表示への影響を大きく受けるので、二層式Ｂ／ ＷーＳＴＮの補正セルを利用する方法や、ガラス三枚構造の二層セル程度にとど めた方がよい。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は、上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。 各層で電極格子点が互いに重ならないように各基板を配置すると共に、各層毎 にドライブする電極構造を持つため、大画面表示等の駆動デューテイを下げるこ とができる。

【００１３】 また、二層式のＢ／ＷーＳＴＮ等の補正セルを積極的に利用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】表示パネルの平面図である。

【図２】ＡーＡ断面図である。

【図３】二層構造の場合の平面図である。

【図４】二層構造の場合の要部断面図である。

【図５】積層構造の場合の要部断面図である。

【図６】従来例の平面図である。

【図７】従来例の側面図である。

【符合の説明】

Ｂ 第１層目 Ｃ 第２層目 Ｎ 第目層目 １ 上側基板 ２ 下側基板 ３ 基板 ４ 基板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】各層で電極格子点が互いに重ならないよう
   に各上下基板を配置すると共に、各層毎にドライブする
   電極構造を持つ、上下二層、或いはそれ以上の積層構造
   に形成して成る液晶表示装置。