JPH041242Y2 - - Google Patents

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JPH041242Y2
JPH041242Y2 JP1986197812U JP19781286U JPH041242Y2 JP H041242 Y2 JPH041242 Y2 JP H041242Y2 JP 1986197812 U JP1986197812 U JP 1986197812U JP 19781286 U JP19781286 U JP 19781286U JP H041242 Y2 JPH041242 Y2 JP H041242Y2
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handrail
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handrail support
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建築工事等で室内外の高所作業を行
うローリングタワーに関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
周知なごとくローリングタワーは、根元にキヤ
スターを配設し、所定の高さまで立上げた枠組の
上部に作業床を取付けた移動式枠組足場である。
このローリングタワーでは、高所作業のために前
記作業床の周囲には当然手摺を設けて安全性を確
保しなければならないが、かかる手摺は従来、該
作業床の周囲に枠組を構成している一部材である
はしご型枠の1つを直接取付けて用いたり、また
最上部のはしご型枠の先端に手摺柱を立上げ、該
はしご型枠若しくは手摺柱の先端又は中間部に突
出されたグラビテイロツク間に手摺柱を掛け渡し
て構成していた。
ところで、該ローリングタワーは作業の内容の
進行に伴つて簡単に移動することができるが、室
内作業等で使用する際に梁や配管が障害となり手
摺の部分に当たつてしまうことがあり、これを回
避するためにその都度手摺を解体し、障害物を通
過すると再び組立てを行うのでは、大変手間がか
かり、取扱いが容易でない。
これを解消するものとして、出願人は先に実願
昭55−110787号(実公昭59−10270号)で手摺支
柱の取付位置を自由に調整できるものを提示し
た。その内容は、第9図に示すように足場1の最
上部の枠の左右先端に、結合片を介して平行に短
管からなる受け管2を取付け、該受け管2に貫通
孔3を形成し、一方、根元部に所定間隔で複数の
係止用貫通孔4,4′,4″……を設けた横向きコ
字形の手摺材5を前記受け管2に挿入し、上記受
け管2の貫通孔3と手摺材の貫通孔4,4′,
4″……の1つを合致させてピン止めするもので
ある。
このようにして必要に応じて、受け管2に対し
て手摺材5を上下にスライドさせ、かつピン止め
することで係止用貫通孔4,4′,4″……のピツ
チで手摺材5の高さを自由に選定でき、適宜上限
位置を低めて障害物を回避するので、その都度解
体、組立を必要としていたタイプと比較すると手
間がかからないものである。
しかし、この第9図に示すものは左右の手摺材
の孔の位置を同時に合わせ、そこにピンを挿入し
なければならないので、一人の作業者が孔の位置
を合わせた状態を保ち、他の作業者がピンを挿入
する必要があり、少なくとも二人の作業者を必要
とする。
仮に一人の者がこれを行うとすれば、片手で位
置を合わせ、他方の手でピンを挿入しなければな
らないので、かなり面倒なことになり、取扱いが
容易でない。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、
一人でも容易かつ迅速に手摺高さの変更ができる
ローリングタワーを提供することにある。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、足場の枠の
最上端に連結ピンを介して立上げる手摺支柱を複
数の分割体からなるものとして、各分割体の端部
に少し細径の板状を突設し、この板体相互を重畳
してリベツトによるピン結合として分割体同士を
折曲可能に連結し、また、該ピン結部を覆う長さ
のサヤ管を、この手摺支柱外側にスライド自在に
嵌着し、この手摺支柱の折曲方向と同方向の手摺
はこれと直交する手摺に回動自在に係合したこと
を足場の枠の最上端に連結ピンを介して立上げる
手摺支柱を複数の分割体からなるものとして、各
分割体の端部に少し細径の板体を突設し、この板
体相互を重畳してリベツトによるピン結合として
分割体同士を折曲可能に連結し、また、該ピン結
部を覆う長さのサヤ管を、この手摺支柱外側にス
ライド自在に嵌着し、この手摺支柱の折曲方向と
同方向の手摺はこれと直交する手摺に回動自在に
係合したことを要旨とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、作業時にはサヤ管がピン結部
を覆うと、複数の分割体からなる折曲可能な支柱
が折曲することをこのサヤ管で阻止されて一直線
状に保たれ、これで手摺が組まれる。また、障害
物の回避を行うには、サヤ管をスライドさせてサ
ヤ管がピン結部を覆わないようにすると支柱自体
が折曲自在となる。足場の短手方向では支柱同士
は手摺で結合されていてこの支柱と手摺が構成す
る四角枠がそのまま倒れ込むことになり、また足
場の短手方向では、手摺支柱の折曲方向と同方向
の手摺は前記手摺に回動自在に係合しているの
で、支柱が倒れ込むことで平行四辺形がつぶれる
ような形となる。
このようにして支柱の上半分が折曲りその分だ
けローリングタワーは低くなるので、配管等の障
害物を回避できる。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案のローリングタワーの実施例を
示す要部の側面図、第2図は同上正面図、第3図
は背面図で、足場1の枠組構造については前記従
来例と同一なので説明を省略する。
足場1の枠の最上端に連結ピン6を介して立上
がる手摺支柱7は、第4図、第5図に示すように
複数の分割体7b,7b′からなり、各分割体の端
部に少し細径の板体7aを突設し、この板体7a
相互を重畳してリベツトによるピン結合とし、分
割体7b,7b′が折曲可能に連結されるものとし
た。
また、逆L字形の切欠き溝8aを上縁に形成し
た短筒で、かつ長さが前記ピン結合部を覆う長さ
のサヤ管8を、この手摺支柱7にスライド自在に
嵌着した。さらに、上部分割体7b側に係止突起
19を突設する。
かかる手摺支柱7に対し、上下2段程度の手摺
を取付けるわけであるが、足場1の短手方向であ
る正面においては、第2図に示すように手摺9,
9は一本の棒体であり支柱7の分割体7b,7
b′はそれぞれ端部を溶接固定する。
一方、この正面と対向する背面においては、第
3図に示すように手摺支柱7は両端及び中央に立
設する3本組みとし、中央の支柱7と一端の支柱
7との間に固設する外管10a,10aと、該中
央の支柱7を貫通しかつ外管10a,10a内に
スライド自在に入り込む内管10b,10bとの
組合わせによる伸縮手摺10,10を設けるもの
とする。他端の手摺支柱7の分割体7b,7b′に
は第8図に示すように短尺水平管15を介して円
形フランジ11を垂直に突設し、第7図に示すよ
うにここに出入口部が拡径し周方向に湾曲するロ
ツク孔12を形成する。これに対し、前記伸縮手
摺10の内管10b,10bの先端にこのロツク
孔12に係合する膨出頭部のロツク突起13を突
設する。
また、足場1の長手方向、すなわち側面側の対
向面に掛け渡す手摺14,14は、第1図に示す
ように前記手摺9又は、手摺10の外管10a及
び円形フランジ11を取付ける短尺水平管15に
掛着可能なフツク14a,14aを設けるととも
に、第6図に示すように該フツク14a,14a
にその開口を閉塞するアームロツク14b,14
bを取付けた。
次に、使用法について説明する。作業時には支
柱7の分割体7b,7b′のピン結部分はサヤ管8
により覆われており、折曲げ不能となつている。
さらに、支柱7の相互は手摺9,10,14で連
結されて固定された状態を保つ。
また、作業員が作業床(図示せず)に出入りす
る際には背面側の手摺10において(第3図参
照)、内管10bを少し軸方向に回転してロツク
突起13をロツク孔12から抜き、さらにこの内
管10bを外管10a側に摺動収納して出入口用
の開口を確保することができる。このように出入
口があると手摺部分をまたいで出入りすることが
なく、安全性が向上する。
ところで、配管や梁などがありローリングタワ
ーの移動に手摺部分が邪魔になる場合には、手摺
14をつけたまま手摺支柱7に嵌まつているサヤ
管8を上方へスライドさせ、上端の切欠き溝8a
に係止突起19を係合させてこれを上部位置に掛
止する。このようにしてサヤ管8を支柱7のピン
結部分からずらせば、支柱7は分割体7b,7
b′が相互に折曲がるようになるので、上部の分割
体7b,7b′の部分を手摺14と共に内側すなわ
ち作業床(図示せず)方向へ倒してやればよい。
その際、支柱7間を連結する手摺9,10もこ
の分割体7bとともに倒れ込むことになる。
このようにして支柱7の上半分が折曲りその分
だけローリングタワーは低くなるので、配管等の
障害物を回避できる。
また、通過後再度手摺を立上げるには、逆の動
作により分割体7bを起こし、ピン結部をサヤ管
8で覆って直立状態とすれば手摺14も元の位置
に復元できる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案のローリングタワー
は、手摺の上半分を簡単かつ迅速に折込めるよう
にしたので、一人でも容易に手摺高さの変更を行
つて上方の障害物を回避することができるもので
ある。さらに、もとの高さに手摺をもどすのも簡
単にでき、作業能率を向上させることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のローリングタワーの1実施例
を示す要部の側面図、第2図は同上正面図、第3
図は同上背面図、第4図は手摺支柱の要部の側面
図、第5図は同上正面図、第6図は側面側手摺の
端部の正面図、第7図は伸縮手摺の結合する支柱
側の部分正面図、第8図は同上側面図、第9図は
従来例を示す正面図である。 1……足場、2……受け管、3……貫通孔、
4,4′,4″……係止用貫通孔、5……手摺材、
6……連結ピン、7……手摺支柱、7a……板
体、7b,7b′……分割体、8……サヤ管、8a
……切欠き溝、9,10,14……手摺、10a
……外管、10b……内管、11……円形フラン
ジ、12……ロツク孔、13……ロツク突起、1
4a……フツク、14b……アームロツク、15
……短尺水平管、19……係止突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 足場の枠の最上端に連結ピンを介して立上げる
    手摺支柱を複数の分割体からなるものとして、各
    分割体の端部に少し細径の板体を突設し、この板
    体相互を重畳してリベツトによるピン結合として
    分割体同士を折曲可能に連結し、また、該ピン結
    部を覆う長さのサヤ管を、この手摺支柱外側にス
    ライド自在に嵌着し、この手摺支柱の折曲方向と
    同方向の手摺はこれと直交する手摺に回動自在に
    係合したことを足場の枠の最上端に連結ピンを介
    して立上げる手摺支柱を複数の分割体からなるも
    のとして、各分割体の端部に少し細径の板体を突
    設し、この板体相互を重畳してリベツトによるピ
    ン結合として分割体同士を折曲可能に連結し、ま
    た、該ピン結部を覆う長さのサヤ管を、この手摺
    支柱外側にスライド自在に嵌着し、この手摺支柱
    の折曲方向と同方向の手摺はこれと直交する手摺
    に回動自在に係合したことを特徴とするローリン
    グタワー。
JP1986197812U 1986-12-23 1986-12-23 Expired JPH041242Y2 (ja)

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JP1986197812U JPH041242Y2 (ja) 1986-12-23 1986-12-23

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Publication Number Publication Date
JPS63102850U JPS63102850U (ja) 1988-07-04
JPH041242Y2 true JPH041242Y2 (ja) 1992-01-16

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JPS60164546U (ja) * 1984-04-10 1985-11-01 清水建設株式会社 移動式作業足場の手摺支持機構

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