JPS6350342Y2 - - Google Patents

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JPS6350342Y2
JPS6350342Y2 JP1982119708U JP11970882U JPS6350342Y2 JP S6350342 Y2 JPS6350342 Y2 JP S6350342Y2 JP 1982119708 U JP1982119708 U JP 1982119708U JP 11970882 U JP11970882 U JP 11970882U JP S6350342 Y2 JPS6350342 Y2 JP S6350342Y2
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frames
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JP1982119708U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、建造物の内部の足場の構成に最適な
足場構成装置に関するものである。
建造物の内部で高所作業を行うための足場材と
して、既に、脚立、一般にビテイと呼ばれている
パイプ枠足場、ローリングタワー等がある。しか
し、脚立の場合には、これに足場板を渡して使用
するので、高さが2m以上になる場合には危険を
防止する為に何等かの措置が必要になる。また、
パイプ枠を使用した足場の場合には、脚立よりは
安全性が高いが、組立及び移動が面倒であるとい
う欠点、及び高さを1850mm、2750mm、3650mm、
4550mm等のみしか設定出来ないという欠点を有す
る。またローリングタワーは、安全性、昇降設備
は完備されているが、従来のパイプ枠足場と同様
に移動が面倒で且つ高さ調整を細かくすることが
出来ない。
そこで、本考案の目的は、高さ調整を細かく行
うことが可能であると共に組立及び解体が容易な
足場を構成することが可能な足場構成装置を提供
することにある。
上記目的を達成するための本考案は、理解を容
易にするために実施例を示す図面の符号を参照し
て説明すると、複数の高さ位置に外周から中空内
部に至る貫通孔27を有して互いに平行に配置さ
れた一対の下部パイプ28,29と、前記一対の
下部パイプ28,29を相互に連結するための連
結部材30と、前記一対の下部パイプ28,29
に直接又は間接に支持されているステツプ33と
を備えている下枠1と、前記一対の下部パイプ2
8,29内にスライド自在に挿入され且つ互いに
平行に配置された一対のスライド棒35,36
と、前記一対のスライド棒35,36を平行に保
つように前記一対のスライド棒35,36の上部
に結合され且つ足場板材10を支持することがで
きるように形成された水平棒37とを備えた上枠
3と、前記上枠3の前記水平棒37に支持された
回動自在に支持され且つその下端に前記下枠1の
前記ステツプ33に係合する二または部分43を
有している梯子5と、前記一対の下部パイプ2
8,29の貫通孔27に挿入されて前記一対のス
ライド棒35,36を所望高さ位置に保つ固定部
材17,18と、から成る足場構成装置に係わる
ものである。
上記考案によれば、上述の足場構成装置を2つ
用意し、一定間隔に対向配置し、下枠1,2相互
間の間隔を一定に保つために筋違7,8等を配
し、足場板材10を上枠3,4の水平棒37に係
合させることにより、足場を完成させることが出
来る。従つて、足場を容易に構成することが可能
になる。また下部パイプ28,29内に上枠3の
スライド棒35,36をスライドさせることによ
つて高さ調整を行うことが可能であるので、高さ
調整を細かく行うことが可能である。また、下枠
1にステツプ33を設け、上枠3にて梯子5を支
持するので、昇降が容易になる。また、高さ調整
が容易であるので、高さの低い開口部を足場を解
体しないで通過させることが可能である。また、
梯子5は上枠3水平棒37に回動自在に支持され
ているので、上枠3のスライドの時、又は足場の
組立や解体時に邪魔にならない位置に移動させる
ことができる。また、梯子5は水平棒37に対し
て回動自在であつても、下端の二また部分43に
て下枠1のステツプ33に係合させることができ
るので、梯子5の安定化を容易に達成することが
できる。
次に、図面を参照して本考案の実施例に係わる
足場について述べる。
本考案の実施例に係わるスライド足場は、対向
配置された第1及び第2の下枠1,2と、この上
枠1,2にスライド自在に連結された第1及び第
2の上枠3,4と、上枠3,4に装着された第1
及び第2の梯子5,6と、2組の筋違7,8と、
フツク9を有して上枠3,4上に配置された足場
板材10と、上枠3,4にスライド自在に連結さ
れた4本の手摺柱11,12,13,14と、2
本の手摺15,16と、下枠1,2に対して上枠
3,4を所望高さ位置に固定するための第1、第
2、第3、及び第4の固定部材17,18,1
9,20と、上枠3,4に手摺柱11〜14を固
定するための第1、第2、第3、及び第4の手摺
柱固定部材21,22,23,24と、2つの安
全チエーン25,26とから成る。
各部を詳しく説明すると、第1の下枠1は、4
つの高さ位置に貫通孔27を夫々有して平行に配
置された一対の鉄パイプ材からなる下部パイプ2
8,29と、この一対の下部パイプ28,29を
相互に連結するために水平に配された連結部材3
0と、一対のパイプ28,29で支持された2本
の支柱31,32とここに設けられた踏み段即ち
ステツプ33とから成る下部梯子34とを備えて
いる。
第1の上枠3は、一対の下部パイプ28,29
内にスライド自在にその一部が挿入され且つ互い
に平行に配置された一対の鉄パイプ材からなるス
ライド棒35,36と、この一対のスライド棒3
5,36の上部を連結する水平棒37とからな
り、〓字状枠に形成されている。スライド棒3
6,37には第4図に示すような貫通孔38が設
けられ、ピンからなる固定部材17,18がパイ
プ28,29とスライド棒36,37との2つの
貫通孔27,38に挿入され、スライド棒36,
37の高さ方向の位置が固定部材17,18によ
つて決定されている。
第1の梯子5は、2本の支柱39,40と、こ
れに支持されたステツプ41と、支柱39,40
を水平棒37に回動自在に連結する連結部42
と、下端の二また部分43とから成り、第1図で
点線で示すように回動自在であると共に、下端の
二また部分43を下枠1のステツプ33に係合さ
せるように構成されている。
尚、右側の第2の下枠2、第2の上枠4、第2
の梯子6は、左側の第1の下枠1、第1の上枠
3、第1の梯子5を夫々同一に構成されているの
で、同一部分に同一符号を付してその説明を省略
する。
足場板材10は一対の下枠1,2の対向間隔に
ほぼ等しい長さを有し、その両端に設けられた4
つのフツク9を水平棒37に掛けることによつて
安定的且つ着脱自在に取付けられている。筋違
7,8の端部には第5図に示す如く貫通孔44が
設けられ、ここにパイプ7から突出した係合突起
45が挿入されている。従つて、筋違7,8は下
枠1,2に対して着脱自在に連結されている。手
摺柱11,12,13,14は、上枠3,4のス
ライド棒35,36の中にスライド自在であるよ
うに形成され、使用時には第1図に示すように引
き出され、第4図に示す固定方式と同様に設けら
れたスライド棒35,36の貫通孔と手摺柱11
〜14の貫通孔とにピンからなる固定部材21〜
24を挿入することによつて固定されている。各
手摺柱11〜14の頂部には突出部46があり、
この突出部46が手摺15,16の孔47に挿入
されている。従つて手摺15,16は着脱自在で
ある。安全チエーン25,26は手摺柱11〜1
4の突出部46に掛けることによつて取り付けら
れ、左側の手摺柱11と12との間、及び右端の
手摺柱13と14との間を守る。48はピンから
なる固定部材17〜24の紛失を防ぐために、こ
れに連結されたチエーンであり、下枠1,2及び
上枠3,4によつて夫々保持されている。49は
下枠1,2のパイプ28,29の下端のネジ孔に
螺合された高さ微調整用ネジ台である。
尚、本実施例の足場は、高さ1.85mから高さ
2.9mまで、35cm間隔できめ細かく高さ調整する
ように構成されている。また、下枠1,2の高さ
が1.75m、幅が0.762mである。
上述の如く構成された足場で作業する場合に
は、梯子34,5を利用して足場板材10に上
る。また建造物の内部で使用中に開口寸法1900×
800mmのところを移動する場合には、第3図に示
す如く、固定部材17〜24を貫通孔27等から
抜き取り、下部パイプ28,29にスライド棒3
5,36を収容し、且つスライド棒35,36に
手摺柱11〜14を収容し、実質的に下枠1,2
の高さとする。これにより、1900mmの高さの開口
を容易に通過することが出来る。
また、組立てる場合には、下枠1,2から上枠
3,4を引き出して必要な高さに固定部材17〜
20で固定し、また上枠3,4から手摺柱11〜
14を引き出して固定部材21〜24で固固定
し、スライド調整する前又は後に筋違7,8を配
し、また足場板材10、手摺15,16を配して
完成させる。
また上枠3,4を上げ下げする際には、梯子
5,6を外側に開いた状態で行う。
2組以上、組み合せて使用する場合には、第6
図に示すように配置し、左と右の足場板材10の
間に足場板50を配し、安全バンド51でこれを
固定する。
上述から明らかなように本実施例によれば、次
の利点が得られる。
(a) 高さ調整をきめ細かく行うことが出来る。
(b) 梯子34,5が設けられているので、昇降が
容易である。
(c) 梯子5,6は回動自在に水平棒37に装着さ
れているので、上枠3,4のスライドの際、又
は組立時、解体時等に邪魔しない位置に回動可
能である。
(d) 梯子5,6の下端に二また部分43を設けた
ので、これを下の梯子34のステツプ33に係
合させて、上の梯子5,6を安定させることが
出来る。
(e) 下枠1,2と上枠3,4との結合、筋違7,
8の結合、手摺柱11〜14の結合等をピン構
成の固定部材17〜24、係合突起45で行う
ので、組立、高さ調整、解体が容易で、これ等
の専門職が不要となる。
(f) 高さを最低にすることにより、高さ1.9m、
幅0.8mの開口を解体せずに移動することが出
来る。
(g) 足場板材10にフツク9を設け、また上枠
3,4の上に手摺15,16を設けたので、安
全性が高い。
(h) 高さを微調整するネジ台49を設けたので、
床に凹凸があつても安定した状態が得られる。
(i) 2組以上の組み合せも容易である。
以上、本考案の実施例について述べたが、本考
案はこれに限定されるものでなく、更に変形可能
なものである。例えば、下枠1,2のパイプ2
8,29の下に第7図に示す如く、キヤスタ52
を取り付け、移動を容易にしてもよい。また、下
枠1の各パイプ28,29に第8図に示す如くサ
イドブラケツト即ちアウトリガー53を取り付け
てもよい。また下枠1,2上枠3,4等を鉄パイ
プで構成せずに、軽合金パイプで構成してもよ
い。また上枠3,4間に伸縮自在の筋違を取り付
けてもよい。また、固定部材17〜24をボルト
とナツトとしてもよい。また、第1図の第1の下
枠1と上枠3又は第2の下枠2と上枠4のいずれ
か一方のみに梯子34,5,6を設けるようにし
てもよい。またチエーン25,26をロープとし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係わる足場の斜視
図、第2図は第1図の足場の第1の下枠と上枠と
手摺柱とを示す側面図、第3図は第2図の上枠と
手摺柱とを下枠に収容した状態を示す側面図、第
4図は第1図の足場の固定部材による固定状態を
示す拡大断面図、第5図は第1図の足場の筋違の
部分を示す一部切欠側面図、第6図は複数組の足
場を結合した状態を示す正面図、第7図は変形例
のキヤスター部分を示す側面図、第8図は変形例
のアウトリガー部分を示す側面図である。 尚図面に用いられている符号に於いて、1は第
1の下枠、2は第2の下枠、3は第1の下枠、4
は第2の上枠、5は第1の梯子、6は第2の梯
子、7,8は筋違、9はフツク、10は足場板
材、11,12,13,14は手摺柱、15,1
6は手摺、17,18,19,20は第1の固定
部材、30は連結部材、34は下部梯子、35,
36はスライド棒、37は水平棒である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数の高さ位置に外周から中空内部に至る貫
    通孔27を有して互いに平行に配置された一対
    の下部パイプ28,29と、前記一対の下部パ
    イプ28,29を相互に連結するための連結部
    材30と、前記一対の下部パイプ28,29に
    直接又は間接に支持されているステツプ33と
    を備えている下枠1と、 前記一対の下部パイプ28,29内にスライ
    ド自在に挿入され且つ互いに平行に配置された
    一対のスライド棒35,36と、前記一対のス
    ライド棒35,36を平行に保つように前記一
    対のスライド棒35,36の上部に結合され且
    つ足場板材10を支持することができるように
    形成された水平棒37とを備えている上枠3
    と、 前記上枠3の前記水平棒37に回動自在に支
    持され且つその下端に前記下枠1の前記ステツ
    プ33に係合する二また部分43を有している
    梯子5と、 前記一対の下部パイプ28,29の貫通孔2
    7に挿入されて前記一対のスライド棒35,3
    6を所望高さ位置に保つ固定部材17,18
    と、 から成る足場構成装置。 (2) 前記一対のスライド棒35,36は、一対の
    パイプであり且つ前記固定部材17,18が挿
    入される貫通孔38を有するものである実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の足場構成装置。
JP11970882U 1982-08-06 1982-08-06 足場構成装置 Granted JPS5924847U (ja)

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JP11970882U JPS5924847U (ja) 1982-08-06 1982-08-06 足場構成装置

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JP11970882U JPS5924847U (ja) 1982-08-06 1982-08-06 足場構成装置

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Publication Number Publication Date
JPS5924847U JPS5924847U (ja) 1984-02-16
JPS6350342Y2 true JPS6350342Y2 (ja) 1988-12-23

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ID=30274624

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JP11970882U Granted JPS5924847U (ja) 1982-08-06 1982-08-06 足場構成装置

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