JPH04124112A - 歯科用印象材 - Google Patents

歯科用印象材

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JPH04124112A
JPH04124112A JP2243494A JP24349490A JPH04124112A JP H04124112 A JPH04124112 A JP H04124112A JP 2243494 A JP2243494 A JP 2243494A JP 24349490 A JP24349490 A JP 24349490A JP H04124112 A JPH04124112 A JP H04124112A
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JP
Japan
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impression
impression material
impressing
gelling agent
pva
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JP2243494A
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Inventor
Noboru Ito
昇 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KONIKA ZERACHIN KK
Original Assignee
KONIKA ZERACHIN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は歯科治療において歯型印象の採取に用いられろ
印象材に関する。
[従来の技術および課M] 歯科用印象材は、歯牙の修復物を作成する時に用いられ
る陰型を形成するための材料であり、口腔内の形態、寸
法、表面の微細な形状を忠実に再現することか必要で種
々の高度な物性か要求される。かかる印象材としては、
従来、寒天を成分とするコロイド系印象材、あるいはゴ
ム系印象材、アルジネートー石膏系印象材なとがあり各
々の特徴を有している。これらのうち、コロイド系印象
材はゾル状態における流動性か良好でかつゲル化後の弾
性に富み、アンダーカットのある歯や歯牙間隙の多い歯
のような偏造部、あるいは精密変を要求する部分の印象
に特に優れている。
しかしながら、寒天を成分とするコロイド印象材による
印象採取は、温度変化を利用するため型取りに熟練を要
し、また印象材の固化に要する時間か長く患咎に苦痛を
与える。さらに、コストが高いLコぬ広く使用されるに
は至っていなし・。
一方、現在、広1用L)ら机てLするアルノイ・−ト印
象材:j、一般にアルキノ酸、フープ、4〜8重看%、
充填材30〜40重研%、硬化剤(石f)1〜2重看%
、水50〜70@量%からCる極めて粘稠なペーストで
ある。しかしながら、かかる印象材中への石膏の分散性
:よ困難で、これを陰型として形成しに石膏陽型の表面
の平滑性は充分てない。
このような問題点を解消するため、寒天、顔料および充
填材tとからなる寒天印象材と、アルギン酸、石膏、顔
料および充填料なとからなるアルノネ−1・印象材とを
組み合ね七で用いる連合印象材か考案されてし)る。こ
の連合印象材を用いると極めて高精(資)て全顎印象を
容易に採取することができるため近年臨床に用いられつ
つある。
この連合印象材は、まず寒天印象材のゾルを治療箇所に
当る欠損歯や歯肉面に流し、これが固化しないうちに予
め冷却したアルジネート印象材をに顎または下顎の全歯
に圧接する。アルジ不−ト印象材の冷却には6水を用い
て練和を行い冷却保持オる。ここにより使用型jにおけ
るアルノ不−ト印象材5つ硬化5゛)遅延をはかると共
に画材接着後の固化時間を短縮する。
かかる家人/アル/ネート連合印象材は型取りの表面か
精密で歯のより戸入り込み構造を有する対象物でム容易
に印象を採取することかできる。
しかしながら、印象材中の石膏硬化は、雌型を採取した
時へては完了しでおらず、これに石膏を注入して得られ
た石膏模型の表面状態は必ずしも充分に平滑ではなL・
0また顔料の凝集か生するなとの問題も生ずる。
このように、歯科用の印象材に必要な特性としては、迅
速、正確に歯型を再現して容易に取り出し可能な弾性を
存すること、また連合印象の場合、印象材と固化材とが
完全に接着し一体化すること、並びに硬化速度を遅延さ
せることなく良好な表面状態の陰型が得られることなと
か挙げられる。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記の課題について鋭意検討を行っ1こ
。その結果、従来印象材に配合されていたアルギン酸・
石膏9代わりにボリヒニルアルコール(以F、PVAと
略記する)およびP〜′Aゲル化削を配合するこ±によ
りかかる問題点か解決し得るとの知見を得て本発明を完
成するに至った。
tなわら、本発明はPVAおよびPVAのゲル化剤を配
合しf二印象材を提供するものである。
本発明の印象材は、従来用いられている寒天のような熱
によるブルーゲル変化を用いた印象剤とは異なり、PV
Aゾル溶液かゲル化剤、例えば硼砂のような塩と化学結
合して増粘ゲル化する性質を用いる。また、アルノ不−
ト印象材のように模型歯型材料でもある石膏を硬化剤と
して使用するものではないため石膏歯型の硬化速度を遅
延させる必要はなく、表面の滑沢な石膏が得られる。ま
た、PVAは温度が低い程、また重合度が大きい程ゲル
化しゃすいか、温度依存性は寒天のように大きくない。
本発明の歯科用印象材においてPVAとそのゲル化剤と
は、(1)同一の剤形中に配合して一剤型として調製し
てもよく、(1;)またPVAを配合しfコ印象材と、
ゲル化剤を配合し1こ固化材とに分離し1=二剤からな
る連合印象材として調製して乙よ11゜ (i)−一剤型P vA印象材 本発明の歯科用印象材のうち、P〜′Aとゲル化剤とを
当初より混合した一剤型の印象材の場合に用いるP V
 Aと15では、ゲル化速度か速すぎな0よう比較的重
合度の低L1約300〜15oOのPVAか好ましい。
重合度か300より小ざいと印象材の粘度か小さくケル
状態の保持か困難であり、上顎の印象採取の場合には胤
れ落ちる恐れがある。
一方、重合度り川500より大きいと短時間にゲル化し
て流動性かなくなり作業性か悪くなる。また、歯牙線間
隙への浸入か困難となり正確な印象か採取かできない。
印象材中におけるPVAの配合量は3〜20重量%、好
ましくは5〜12重量%である。印象材中のPVA配含
量が3重量%より少な0と、粘度か低すぎゲル状態の保
持か困難で印象採取か困難となる。また固形分か少ない
ため寸法変化か太きくtり良好な歯、)印象カー得られ
ない、一方、配合量が20重9%を越えると、前記の高
重合度p vAを用いl二場合と同様帖塵か高くなりす
ぎ正確ワj印象か採取でさζくζる。
一方、P V 、Aの増粘、ゲル化剤としては硼酸、l
または2価の金属の硼酸塩のほか、(NH4)+S O
4、S at S  04、  K 、SOt、  M
g5O*、  AI。
(SO,)3なと従来公知の塩類の1種または2種以上
か用いられてよ0゜−剤型の印象材の場合、ケル化速度
を抑制するため、特に溶解文の小さい二価の金属塩であ
る硼酸マグネ7ウムか好ましい。
これらゲル化剤の組成物中における配合量は、その種類
により異なるか、固化材中のPVA100重量部に対し
て約0.05〜5重lJ部、好ましくは05〜5重量部
である。
(11)連合印象材 これに対して、PVAを配合したP V A印象材と、
そのゲル化剤を配合した固化材との二剤を別々に調製し
、歯の欠損部に順次適用する連合印象材の場合、PVA
印象材に配合されるPV、1ffi合度:ま、1000
〜3000、特に約l000〜2000であるのかfl
l−ましし)−重合度か1000より小さいと印象材、
)粘度か小さくケル抜粋、゛)保持か困難であり、一方
、重合度か3000より大きいと同化前の粘度か高くJ
ハリAぎる。
なお、前記印象材においてP V へ;)配合量は前記
−剤型印象材と同様ケル状態の保Pf、寸法安定性およ
び印象の精密ヴを考虜し、3〜20重量%、好ましくは
5〜12重虫%である。
一方、この場合のP V 、Aの増粘、ゲル化剤として
は前記と同様硼酸、1まt−は2価の金属の硼酸塩、そ
の他の従来公知の塩類か挙げられるか、硼酸マグネシウ
ムまたは硼砂か特に好ましい。
これらゲル化剤は、種々の印象材に配合して固化用印象
材とするのか好都合である。かかる固化用印象材として
は、例えばアルギン酸ソーダを配合したアルノ不−ト印
象材、あるいは平均重合度300〜+ 000の低重合
度のP V Aを含有しに前記(i)の−剤型P V 
A印象材ム゛と、ゲル化剤と優れた相溶性を有する印象
材に配合するのか好ましく、iq記P V A印象I4
<ケル化剤を含まない)との間に優れた接着性か得られ
ろ。
ゲル化剤を固化材、例えばアルノネート印象材に配合す
るには、市販のペースト状印象材100重量部に対し、
硼砂、硼酸などのケル化削約005〜5重Ifを配合す
る。またケル化剤をPVA印象材中に配合する場合は0
5〜5重量部配合することにより充分なゲル強度が得ら
れ、これ以上の添加は経済的でない。
本発明印象材において、−剤型、連合印象材のいずれの
場合も他の成分は、従来公知のものが用いられてよく、
例えば顔料としては酸化鉄(ベノガラ)、群青、亜鉛華
など従来印象材に配合されているものが採用されてよい
。顔料の配合量は、印象材全量に対して約0.1〜10
重量%が好ましい。顔料の配合量がこれより少ないと、
型材部の色が薄く印象の良否判定が困難である。また、
顔料濃度が低すぎるとPVA溶液中の気泡が目立ち好ま
しくない。一方、顔料の配合量は前記範囲を越えても特
に効果はなく、コス)・か増大する。
さらに本発明の印象材には、P V Aゾル印象材と固
化用印象材との間の濡れ性および顔料の分散を改善する
たぬ必要に応して非イオン性、あるいはフッ素系の界面
活性剤なとの添加剤を適宜加え、必要量の精製水を加え
て常法により混合、調製する。
前記PVA印象材と固化用印象材との組み合わせからな
る連合印象材を使用するには、まずPVA印象材の必要
量を欠損歯あるいは歯牙間隙に注射器なとを用いて注入
する。これを速やかに固化用印象材により被覆して一体
化し2〜5分間程度保持することにより歯型印象が採取
される。ついで得られた印象(陰型)に石膏を流し込ん
で歯型模型を製作する。
「実施例〕 つぎに本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
なお、実施例中、配合量はすべて重@部で示す。
実施例! 成    分          配合量粉末PVA 
            10(重合度500、酸化度
883%) 顔料       02 (ヘンカラ 亜鉛華−1,1) 充填剤(珪藻土)30 水                       8
0上記各成分をステンレス容器内で充分混合し、フいて
得らhにペースト状印象材にゲル化剤として硼酸マグネ
シウム粉末20重!部を加え、30〜45秒間よく混合
練和して一剤型のPVA印象材を調製した。これを1〜
3分以内に治療部の歯に圧接し歯型印象を採取した。得
られた印象に石膏を流し込んだところ、表面が平滑で良
好な歯型模型を作製することができた。
実施例2 成    分          配合量粉末PVA 
            I O(重合度l800、完
全鹸化) 顔料                02(群青 亜
鉛華−11) 水                       8
9.8上記各成分をステンレス容器内で充分に混合した
。ついて90℃以上に加熱撹拌して完全に溶解しに後、
常温まで冷却してPVA印象材を得1こ。
一方、固化材として実施例Iにて得られfこP〜′A印
象材を用い、これらを連合印象材として用いた。
前記PVA印象材の必要量を欠損歯あるいは歯牙間隙に
注入し、その上に速やかに固化用印象材で被覆して一体
化し歯型印象を採取した。
このようにして得られた印象に石膏を流し込んだところ
平滑な表面を有する良好な歯型模型を製作することがで
きた。
実施例3 前記実施例2と同様にしてPVA印象材を調製した。別
に市販のペースト状アルジネート印象材(三会工業(株
)製、アルジエースn)100重量部に対し、硼砂50
重量部を練和しゾル状の固化用アルノネート印象材を調
製しf二。
実施例2と同様にして歯型印象を採取したところ、良好
な石膏歯型模型を製作することかでき几。
[発明の効果コ 本発明の印象材は、寒天印象材と同様の正確な印象採取
が短時間で行うことができ、また連合印象材は印象材と
固化材との接着性が良好である。
また、この印象材によれば表面状聾の良好な陰型が得ら
れ、従来方法と同じ操作手順て容易に再現性に優れた歯
型が採取できる。
特許出願人 コニカゼラチン株式会社

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリビニルアルコールおよびポリビニルアルコー
    ルのゲル化剤を含有する歯科用印象材。
  2. (2)ゲル化剤が硼酸、並びに硼酸の一価および二価の
    金属塩から選ばれた少なくとも1種のゲル化剤である前
    記請求項1記載の歯科用印象材。
  3. (3)ポリビニルアルコールとそのゲル化剤とが同一剤
    中に配合されている前記請求項1記載の歯科用印象剤。
  4. (4)ポリビニルアルコールを含有する印象材と、ポリ
    ビニルアルコールのゲル化剤を含有する固化材との組み
    合わせからなる前記請求項1記載の歯科用印象材。
  5. (5)固化材がゲル化剤を含有する固化用アルジネート
    印象材である前記請求項4記載の歯科用印象材。
JP2243494A 1990-09-12 1990-09-12 歯科用印象材 Pending JPH04124112A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012153633A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Dentoro Chem:Kk 歯科用アルギン酸塩印象材
US8906350B2 (en) 2010-01-20 2014-12-09 Gosmile, Inc. Tooth whitening accelerator formulation and method of using the same

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