JP5721401B2 - 歯科用アルジネート印象材およびこれに用いる基材ペースト - Google Patents
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第一の本発明の歯科用アルジネート印象材は、ゲル化反応剤と難水溶性有機溶媒とを主成分として含む硬化剤ペースト、および、アルギン酸塩と非還元糖と水とを主成分として含む基材ペースト、を有し、アルギン酸塩1質量部に対して、非還元糖が1質量部〜20質量部の範囲内で含まれ、非還元糖が、グリコシド結合によって結合した2個〜10個の単糖分子から構成されることを特徴とする。
第四の本発明の歯科用アルジネート印象材は、アルギン酸塩とゲル化反応剤と非還元糖とを含む粉末成分、および、非還元糖と水とを含む水溶液、を有し、アルギン酸塩1質量部に対して、粉末成分および水溶液の双方に含まれる非還元糖の総量が1質量部〜20質量部の範囲内であり、粉末成分および水溶液の双方に含まれる非還元糖が、グリコシド結合によって結合した2個〜10個の単糖分子から構成されることを特徴とする。
アルギン酸塩としては、従来のアルジネート印象材に利用されている公知のアルギン酸塩であれば特に制限無く利用できる。アルギン酸塩としては、たとえば、i)アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム等のアルギン酸アルカリ金属塩、ii)アルギン酸アンモニウム、アルギン酸トリエタノールアミン等のアルギン酸アンモニウム塩等が挙げられる。これらのアルギン酸塩の中でも、入手容易性、取扱い容易性、硬化物の物性等の観点から、アルギン酸アルカリ金属塩を用いることが好ましい。また、アルギン酸塩は、2種類以上を混合して用いることもできる。
ゲル化反応剤としては、従来のアルジネート印象材に利用されている公知のゲル化反応剤であれば特に制限無く利用できる。ゲル化反応剤としては、一般的には2価以上の金属化合物が利用でき、たとえば、i)硫酸カルシウム2水塩、硫酸カルシウム半水塩、無水硫酸カルシウム等の硫酸カルシウム、ii)カルシウム、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム、鉄、チタン、ジルコニウム、スズ等の2価以上の金属を含む酸化物、iii)前記ii)に示す2価以上の金属を含む水酸化物、などが挙げられる。酸化物および水酸化物の好適な具体例としては、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化スズ、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、水酸化鉄等が挙げられる。
水は、ペーストタイプの場合は、基材ペーストを構成する必須成分として用いられ、粉末タイプの場合は、粉末から混練物を形成する際に用いられる。また、粉末タイプのアルジネート印象材が、粉末と水溶液とから構成される場合は、当該水溶液の主成分として水が用いられる。水としては、水道水、イオン交換水、蒸留水等が利用できる。水の使用量は、混練物を作製した際に、当該混練物中において、アルギン酸塩100質量部に対して、100質量部〜4000質量部の範囲内で用いることが好ましく、500質量部〜2000質量部の範囲内で用いることがより好ましい。
非還元糖としては、還元性を示さない公知の糖類であれば特に制限無く利用できる。ここで、「還元性」とは、アルカリ性水溶液中で、銀や銅等の重金属イオンに対して還元作用を示す性質を意味する。還元性を有する糖類は、重金属イオンに対する還元作用を利用したトレンス試薬、ベネジクト試薬、あるいは、フェーリング試薬によって検出される。これに対して、本実施形態のアルジネート印象材に用いられる非還元糖は、これら試薬で検出できない糖類を意味する。
本実施形態のアルジネート印象材がペーストタイプである場合、硬化剤ペーストの主成分として難水溶性有機溶媒が用いられる。難水溶性有機溶媒は、ゲル化反応剤を含む硬化剤ペーストのペースト化に用いられる。すなわち、この難水溶性有機溶媒は、ゲル化反応剤と混合することで、ペーストを形成する機能を有する。ゲル化反応剤は、一般的に水と反応すると硬化する性質を有するため、ゲル化反応剤をペースト状態で長期にわたって安定的に保存するためには、ペースト化に用いる溶媒としては、含水し難い難水溶性の溶媒、すなわち、難水溶性有機溶媒を用いる。ここで、「難水溶性」とは、温度20℃の水100gに対する溶解度が5g以下の液体を意味する。なお、難水溶性有機溶媒の溶解度は、3g以下が好ましい。難水溶性有機溶媒としては、上記溶解度を示す液体であれば公知の液体が利用できる。このような液体としては、たとえば、炭化水素化合物、脂肪族アルコール、環式アルコール、脂肪酸、脂肪酸塩、脂肪酸塩エステル、疎水性重合体等が挙げられる。以下、これら各種の難水溶性有機溶媒の好適な例を示す。
本実施形態のアルジネート印象材には、以上に説明した各成分以外にも、必要に応じて各種の添加剤を配合することができる。添加剤としては、たとえば、ゲル化調整剤、充填剤、界面活性剤、無機フッ素化合物、アミノ酸化合物、不飽和カルボン酸重合体、香料、着色料、抗菌剤、防腐剤、pH調整剤等が挙げられる。
本実施形態のアルジネート印象材の製造方法としては特に限定されず、本実施形態のアルジネート印象材が市場に提供される形態に応じて公知の製造方法が適宜選択できる。たとえば、本実施形態のアルジネート印象材が、粉末タイプの場合、粉末を構成する各成分を任意の順番で混合・攪拌することで、均一かつムラの無い粉末を得ることができる。また、粉末タイプの本実施形態のアルジネート印象材が、粉末に加えて水溶液も有する場合、水中に、水溶液を構成する水以外の各成分を任意の順番で分散・溶解させることができる。
本実施形態のアルジネート印象材の使用に際しては、一般的に、少なくとも本実施形態のアルジネート印象材から混練物を作製した後、この混練物を専用のトレーに盛りつける。そして、トレーに盛りつけられた混練物を歯牙等の目的物に圧接することで印象を採取する。その後、印象が採取された混練物が硬化して硬化物となった後、この硬化物を基に石膏模型を作製する等の後工程がさらに実施される。ここで、トレーとしては公知のトレーが制限なく利用できるが、一般的には金属製トレーまたはレジン製トレーが利用される。金属製トレーの材質としては、ステンレス、錫合金、アルミニウム、メッキ処理あるいは樹脂コーティングされた黄銅等が挙げられる。なお、本実施形態のアルジネート印象材を用いた場合、混練物は、いずれの金属製トレーにもよく保持される。また、レジン製トレーの材質としてはポリメタクリル酸エステル等が挙げられる。
後述する実施例および比較例のアルジネート印象材の作製に用いた各種原料の略称は以下の通りである。
・ARK:アルギン酸カリウム
・ARNa:アルギン酸ナトリウム
2.ゲル化反応剤
・ZnO:酸化亜鉛
・MgO:酸化マグネシウム
3.非還元糖
・Cdexα:α−デキストリン
・Cdexβ:β−デキストリン
・Hex:n−ヘキサン
5.界面活性剤
・Dec−Gly:デカグリセリルトリオレエート
6.ゲル化調節剤
・P3Na:リン酸三ナトリウム
7.充填材
・MT−10:粒径0.02μmの非晶質シリカ(メチルトリクロロシラン処理物)
8.その他
・FTK:フッ化チタンカリウム
後述する比較例で用いた市販の粉末タイプのアルジネート印象材の略称は以下の通りである。
・粉材A:アルフレックス(モリタ社製)
・粉材B:アローマファインプラス(GC社製)
・粉材C:アルジエース(デンツプライ三金社製)
後述する実施例および比較例のサンプルについての「表面滑沢性」の評価方法および評価基準、ならびに、「適合歪」および「基材ペースト粘度残存率」の評価方法は、以下の通りである。
表面潤沢性の評価は以下の手順で実施した。まず、サンプルがペーストタイプのアルジネート印象材である場合には、予め調整した基材ペーストおよび硬化剤ペーストを、アルジネート印象材自動錬和器APミキサーII(トクヤマデンタル社製)を用いて混錬した。また、サンプルが粉末タイプのアルジネート印象材である場合には、予め、粉末成分を均一な粉末になるまで混ぜ合わせたものを、使用直前に、液成分と混合し、手練和により、均一なペースト状になるまで混錬した。
A:硬化物の表面が濡れているかのような光沢を有し、非常に滑らかである。
B:硬化物の表面に、光沢は見られないが、非常に滑らかである。
C:硬化物の表面に、光沢が見られず、表面がザラザラしている。
D:硬化物の表面が乾燥により干からびており、所々にひび割れが見られる。
適合歪の評価に際しては、図1に示す一対の金型を使用した。ここで、図1に示すように、適合歪の評価に用いた一対の金型は、第一の金型10および第二の金型20からなる。第一の金型10は2つの凹部12R、12Lを有し、第二の金型20は、2つの凸部22R、22Lを有する。また、第一の金型10および第二の金型20は、図1に示すように凹部12Rと凸部22R、および、凹部12Lと凸部22L、が一致するように第一の金型10と第二の金型20とを勘合させた場合、両者は実質的に隙間無く勘合できる寸法精度を有する。なお、凸部22R、22Lの形状および寸法は、ブリッジ冠の作製を想定したものであり、凸部22R、22Lの高さHは10mm、頂部の幅Wは8mmである。
レーザー顕微鏡VK−8700)を用いて測定した。なお、隙間長さの測定は、図2に示すように、(1)凹部12Lの底面と、この底面に対向する凸部32Lの頂面との間において、その両端近傍の2点(図2中の符号A,Bで示す位置)、(2)凸部32Rと凸部32Lとの間の領域において、第一の金型10の表面と、この表面に対向する石膏模型30の表面との間において、その両端近傍の2点(図2中の符号C,Dで示す位置)、および、(3)凹部12Rの底面と、この底面に対向する凸部32Rの頂面との間において、その両端近傍の2点(図2中の符号E,Fで示す位置)、について各々測定した。そして、A点〜F点で測定した6つの隙間長さの平均値を「適合歪」として求めた。なお、図2において、石膏模型30の代わりに第二の金型20を用いた場合に、上述した場合と同様にして求めた「適合歪」は、5.0μmである。
ガラス製ビーカー(容量:300ml)に、調整した基材ペースト(約240ml)を投入した後、このビーカーを、温度を25℃に設定したインキュベーター内に1時間程度放置した。その後、インキュベーター内にて回転式粘度計(RION社製 ビスコテスター VT−04F)を用いて基材ペーストの粘度(初期粘度Vi、Poise)を測定した。次に、初期粘度Viを測定した基材ペーストサンプルを温度を50℃に設定したインキュベーターに保管した。所定の期間経過後、サンプルを取り出し、25℃インキュベーターに1時間放置後、同様の方法で基材ペーストの粘度(V50、Poise)を測定した。なお、所定の期間(1週間または3週間)経過後の基材ペースト粘度残存率は、下式(1)に基づいて求めた。したがって、温度を50℃に設定したインキュベーターに保管しない場合の基材ペースト粘度残存率は、粘度V50が初期粘度Viに限りなく近似した値となるため、100%となる。
・式(1) 基材ペースト粘度残存率(%)=100×[V50/Vi]
(実施例1)
(A)アルギン酸塩として、10gのARK、(C)水として、150gの蒸留水、(D)非還元糖として、60gのスクロースを量りとり、小型混錬器(アイコー産業社製アイコーミキサー)を用いて1時間混錬し、基材ペーストを調整した。次に、(B)ゲル化反応剤として、40gの無水石膏、(E)難水溶性有機溶剤として、20gの流動パラフィンを量りとり、小型混錬器を用いて1時間混錬し、硬化剤ペーストを調整した。得られた各ペーストの全量を、アルジネート印象材自動錬和器APミキサーIIを用いて混錬した。その後、得られた混練物を用いて、表面滑沢性および適合歪を評価した。
アルジネート印象材の組成を、表1に示す内容に変更した以外は、実施例1と同様にして基材ペーストおよび硬化剤ペーストを調整し、混練物を得た。その後、得られた混練物を用いて、表面滑沢性および適合歪を評価した。
(A)アルギン酸塩として、10gのARK、(C)水として、150gの蒸留水、(D)非還元糖として、60gのスクロース、その他成分として、5.8gの珪藻土を量りとり、小型混錬器を用いて1時間混錬し、基材ペーストを調整した。次に、(B)ゲル化反応剤として、40gの無水石膏、(E)難水溶性有機溶剤として、20gの流動パラフィン、その他成分として、1.0gのP3Na、3.2gのDec−Gly、4.4gのFTK、29.2gの珪藻土、及び3.0gのMT−10を量りとり、小型混錬器を用いて1時間混錬し、硬化剤ペーストを調整した。得られた各ペーストの全量を、アルジネート印象材自動錬和器APミキサーIIを用いて混錬した。その後、得られた混練物を用いて、表面滑沢性および適合歪を評価した。
アルジネート印象材の組成を、表1〜表3に示す内容に変更した以外は、実施例5と同様にして基材ペーストおよび硬化剤ペーストを調整し、混練物を得た。その後、得られた混練物を用いて、表面滑沢性および適合歪を評価した。
アルジネート印象材の組成を、表4に示す内容に変更した以外は、実施例1と同様にして基材ペーストおよび硬化剤ペーストを調整し、混練物を得た。その後、得られた混練物を用いて、表面滑沢性および適合歪を評価した。
実施例1〜実施例26および比較例1〜比較例7のアルジネート印象材の組成を、表1〜表4に示す。また、実施例1〜実施例26および比較例1〜比較例7のサンプルの表面滑沢性および適合歪の評価結果を表5および表6に示す。
(実施例27)
(A)アルギン酸塩として、10gのARK、(B)ゲル化反応剤として、30gの無水石膏、10gの二水石膏、4.0gのZnO、および6.0gのMgO、その他成分として、1.0gのP3Na、4.4gのFTK、35gの珪藻土、および3.0gのMT−10を量りとり、均一な粉末になるまで混ぜ合わせ、粉材を調整した。次に、(C)水として、蒸留水150g、および、(D)非還元糖として、60gのスクロースを量りとり、均一な液体となるまで攪拌し、液材を調整した。得られた粉材および液材の全量を、手錬和用カップにとり、均一なペースト状となるまで、混錬した。その後、得られた混練物を用いて、表面滑沢性および適合歪を評価した。
アルジネート印象材の組成を、表7に示す内容に変更した以外は、実施例27と同様にして粉材および液材を調整し、混練物を得た。その後、得られた混練物を用いて、表面滑沢性および適合歪を評価した。
粉材と組み合わせて使用する液材として表7に示す組成の液材を調整した。そして、この液材と、表7に示す市販の粉材からなるアルジネート印象材とを、混合比率が粉材1質量部に対して液材が2.10質量部となるように混練し、混練物を得た。その後、得られた混練物を用いて、表面滑沢性および適合歪を評価した。
アルジネート印象材の組成を、表8に示す内容に変更した以外は、実施例27と同様にして粉材および液材を調整し、混練物を得た。その後、得られた混練物を用いて、表面滑沢性および適合歪を評価した。
液材の組成を、表8に示す内容に変更した以外は、実施例33と同様にして粉材と液材とを混練し、混練物を得た。その後、得られた混練物を用いて、表面滑沢性および適合歪を評価した。
液材の組成を、表8に示す内容に変更した以外は、実施例34と同様にして粉材と液材とを混練し、混練物を得た。その後、得られた混練物を用いて、表面滑沢性および適合歪を評価した。
液材の組成を、表8に示す内容に変更した以外は、実施例35と同様にして粉材と液材とを混練し、混練物を得た。その後、得られた混練物を用いて、表面滑沢性および適合歪を評価した。
実施例27〜実施例35および比較例8〜比較例11について、アルジネート印象材の組成、ならびに、サンプルの表面滑沢性および適合歪の評価結果を、表7および表8に示す。
実施例27〜実施例35では、何れの場合においても、良好な保水性を有しており、印象採得後、長時間放置した場合においても、硬化物の乾燥が抑制されており、良好な印象精度が得られた。これに対して(D)非還元糖を配合しなかった比較例8〜比較例11では、何れの場合においても、印象採得後、30分程度放置すると、硬化物の乾燥によって印象精度が大きく低下した。
(実施例36)
(A)アルギン酸塩として、10gのARK、(C)水として、150gの蒸留水、(D)非還元糖として、60gのスクロースを量りとり、小型混錬器(アイコー産業社製アイコーミキサー)を用いて1時間混錬し、基材ペーストを調整した。
基材ペーストの組成を、表9に示す内容に変更した以外は、実施例36と同様にして基材ペーストを調整した。
実施例36〜39および比較例12〜15の基材ペーストの組成および基材ペースト粘度残存率の評価結果を表9に示す。
12R、12L 凹部
20 第二の金型
22R、22L 凸部
30 石膏模型
32R、32L 凸部
Claims (7)
- ゲル化反応剤と難水溶性有機溶媒とを主成分として含む硬化剤ペースト、および、
アルギン酸塩と非還元糖と水とを主成分として含む基材ペースト、を有し、
上記アルギン酸塩1質量部に対して、上記非還元糖が1質量部〜20質量部の範囲内で含まれ、
上記非還元糖が、グリコシド結合によって結合した2個〜10個の単糖分子から構成されることを特徴とする歯科用アルジネート印象材。 - アルギン酸塩とゲル化反応剤と非還元糖とを含む粉末成分、を有し、
上記アルギン酸塩1質量部に対して、上記非還元糖が1質量部〜20質量部の範囲内で含まれ、
上記非還元糖が、グリコシド結合によって結合した2個〜10個の単糖分子から構成されることを特徴とする歯科用アルジネート印象材。 - アルギン酸塩とゲル化反応剤とを含む粉末成分、および、
非還元糖と水とを含む水溶液、を有し、
上記アルギン酸塩1質量部に対して、上記非還元糖が1質量部〜20質量部の範囲内で含まれ、
上記非還元糖が、グリコシド結合によって結合した2個〜10個の単糖分子から構成されることを特徴とする歯科用アルジネート印象材。 - アルギン酸塩とゲル化反応剤と非還元糖とを含む粉末成分、および、
非還元糖と水とを含む水溶液、を有し、
上記アルギン酸塩1質量部に対して、上記粉末成分および上記水溶液の双方に含まれる上記非還元糖の総量が1質量部〜20質量部の範囲内であり、
上記粉末成分および上記水溶液の双方に含まれる上記非還元糖が、グリコシド結合によって結合した2個〜10個の単糖分子から構成されることを特徴とする歯科用アルジネート印象材。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載の歯科用アルジネート印象材において、
前記非還元糖が、二糖類であることを特徴とする歯科用アルジネート印象材。 - 請求項1〜5のいずれか1つに記載の歯科用アルジネート印象材において、
前記非還元糖が、トレハロースであることを特徴とする歯科用アルジネート印象材。 - アルギン酸塩と、非還元糖、水と、を主成分として含み、上記アルギン酸塩1質量部に対して、上記非還元糖が1質量部〜20質量部の範囲内で含まれ、上記非還元糖が、グリコシド結合によって結合した2個〜10個の単糖分子から構成されることを特徴とする歯科用アルジネート印象材用の基材ペースト。
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