JPH04123716U - 車両の燃料タンクシール装置 - Google Patents

車両の燃料タンクシール装置

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JPH04123716U
JPH04123716U JP2691691U JP2691691U JPH04123716U JP H04123716 U JPH04123716 U JP H04123716U JP 2691691 U JP2691691 U JP 2691691U JP 2691691 U JP2691691 U JP 2691691U JP H04123716 U JPH04123716 U JP H04123716U
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JP
Japan
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fuel tank
recess
floor panel
disposed
flat surface
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Pending
Application number
JP2691691U
Other languages
English (en)
Inventor
堅 古野
Original Assignee
マツダ株式会社
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料タンクが収容されている凹部上面と燃料
タンクとの間に熱気が侵入しないようにする。 【構成】 車体後部のフロアパネル(リヤフロアパネル
9およびトランクフロアパネル11)に形成され且つ下
向きに開口する凹部12に配設される側面略多角形状の
燃料タンク1と前記凹部12の内面との間に介設される
シール部材14を、前記燃料タンク1の上部における各
側面側平坦面1a,1a・・と前記凹部12内面との間に
配設される側面シール部14a,14a・・と、該側面シ
ール部14a,14a・・のそれぞれの両端に連続し、前
記燃料タンク1の上面側平坦面1bにおける各コーナ部
1c,1c・・を囲繞する位置と前記凹部12内面との間
に配設される上面シール部14b,14b・・とによって
構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、車両の燃料タンクシール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車両に搭載される燃料タンクは、車体後部においてトランクルーム の底面を構成するフロアパネルの下面に配設されるのが通例とされている。
【0003】 そして、この種の燃料タンクは、例えば、実公昭59ー7144号公報に開示 されているように、車室後方の左右両側において車体前後方向に延びる一対のリ ヤサイドフレーム間に配設され、このリヤサイドフレームに支持ブラケット等を 介して支持されており、この燃料タンクの配設位置の前側および後側には、左右 のリヤサイドフレーム間で車幅方向に延びる前側および後側クロスメンバがそれ ぞれ架設され、このことにより燃料タンク配設部位周辺の車体剛性を確保するよ うになっている。
【0004】 上記のような燃料タンク支持構造とする場合、燃料タンクがリヤサイドフレー ムより上位に位置せざるを得ないこととなるところから、フロアパネルを上向き に凹陥させて形成された凹部内に、燃料タンクを収容する構成となる場合がある 。
【0005】 上記のような構成をとる場合、車室後方下面にはサイレンサおよび排気管等の 排気系機器が配置されているため、該排気系機器から生ずる熱気が、燃料タンク が収容されている凹部内に侵入し、燃料タンクと凹部上面との間の空間部に閉じ 込められるおそれがある。すると、該熱気により燃料タンクが温められることと なり、燃料タンク内の温度が上昇することとなる。
【0006】 このような燃料タンク内温度の上昇は、燃料の蒸発量増大の原因となり、その 結果、燃料タンク内の圧力上昇を招くこととなる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような燃料タンク内圧力の上昇を防止することが、解決を要する重要な 課題とされてきている。
【0008】 本願考案は、上記課題を解決すべくなされたもので、燃料タンクが収容されて いる凹部上面と燃料タンクとの間に熱気が侵入しないようにすることを目的とす るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願考案では、上記課題を解決するための手段として、車体後部のフロアパネ ルに形成され且つ下向きに開口する凹部に配設される側面略多角形状の燃料タン クと前記凹部内面との間に介設されるシール部材を、前記燃料タンクの上部にお ける各側面側平坦面と前記凹部内面との間に配設される側面シール部と、該側面 シール部のそれぞれの両端に連続し、前記燃料タンクの上面側平坦面における各 コーナ部を囲繞する位置と前記凹部内面との間に配設される上面シール部とによ って構成している。
【0010】
【作用】
本願考案では、上記手段によって次のような作用が得られる。
【0011】 即ち、燃料タンクと凹部内面との間は、燃料タンクの上部における各側面側平 坦面と前記凹部内面との間に配設される側面シール部と、燃料タンクの上面側平 坦面における各コーナ部を囲繞する位置と前記凹部内面との間に配設される上面 シール部とによって完全にシールされることとなるため、排気系機器等からの熱 気が、燃料タンク上面と凹部上面との間に侵入することはなくなるのである。
【0012】
【考案の効果】 本願考案によれば、車体後部のフロアパネルに形成され且つ下向きに開口する 凹部に配設される側面略多角形状の燃料タンクと前記凹部内面との間に介設され るシール部材を、前記燃料タンクの上部における各側面側平坦面と前記凹部内面 との間に配設される側面シール部と、該側面シール部のそれぞれの両端に連続し 、前記燃料タンクの上面側平坦面における各コーナ部を囲繞する位置と前記凹部 内面との間に配設される上面シール部とによって構成して、排気系機器等からの 熱気が、燃料タンク上面と凹部上面との間に侵入しないようにしたので、燃料タ ンク内の温度上昇が抑制されることとなり、燃料の蒸発量も抑制される結果、安 全性を確保できるという実用的な効果がある。
【0013】 また、本願考案によれば、シール部材における上面シール部が燃料タンク上面 と凹部上面との間に介設されることとなるので、燃料タンク上面と凹部上面との 直接接触を回避するためのクッション材を省略することができるという利点もあ る。
【0014】
【実施例】
以下、添付の図面を参照して、本願考案の好適な実施例を説明する。
【0015】 本実施例の燃料タンク1は、図1および図4に示すような支持構造とされてい る。
【0016】 即ち、燃料タンク1は、車体後部の左右両側に位置して車体前後方向に延びる 一対のリヤサイドフレーム2,2と、該リヤサイドフレーム2,2に跨って車幅方 向に延びる前後一対のクロスメンバ3,4とに囲まれた空間上方に配置されてお り、前記両クロスメンバ3,4の下面に架設された左右一対の支持フレーム5,5 上に載置されることとなっている。符号6は前記支持フレーム5,5間に架設さ れた前後一対の連結部材である。
【0017】 前記リヤサイドフレーム2,2の前端部2a,2aから中央部2b,2bにかけての 部分の上には、車室7とトランクルーム8とを区画するリヤフロアパネル9が取 り付けられており、該リヤフロアパネル9は、車室床面を構成する床部9aと、 該床部9aから斜め後方に立ち上がって後部シート10のシートバック10aの背 面に対応する立ち上がり部9bと、該シートバック10aの上端近傍から後方に略 水平に延びるトレイ部9cとによって構成されている。そして、このリヤフロア パネル9の立ち上がり部9aの下端部に対して前記前側クロスメンバ3が裏打ち 状態で取り付けられている。
【0018】 さらに、前記リヤフロアパネル9の立ち上がり部9bの上下方向中段位置には 、前記トランクルーム8の底面を構成するトランクフロアパネル11が接続され ており、該トランクフロアパネル11は、前記リヤフロアパネル立ち上がり部9 bの中段位置に接合され且つこれから後方に略水平に延びる水平部11aと、該水 平部11aの後端から下向きに屈曲する立ち上がり部11bと、該立ち上がり部1 1bの下端部から車体後部に向けて略水平に延びてスペアタイヤ収納部となる床 部11cとによって構成されている。そして、このトランクフロアパネル11の 立ち上がり部11bと床部11cとのコーナ部分に対して前記後側クロスメンバ4 が裏打ち状態で取り付けられている。
【0019】 上記のようにリヤフロアパネル9の立ち上がり部9bの背面側にトランクフロ アパネル11を接続することによって、リヤフロアパネル9の後方側には、該リ ヤフロアパネル9の立ち上がり部9bと、トランクフロアパネル11の水平部1 1aと、トランクフロアパネル11の立ち上がり部11bと、左右一対のリヤサイ ドフレーム2,2とで囲繞され且つ下面側が開口した所定大きさの燃料タンク収 容用の凹部12が構成されることとなっている。つまり、本実施例の場合、前記 凹部12は、その上面がトランクフロアパネル水平部11aにより構成され、4 側面がリヤフロアパネル立ち上がり部9b、トランクフロアパネル立ち上がり部 11bおよびリヤサイドフレーム2,2により構成された略方形状の空間とされて いるのである。なお、リヤフロアパネル9の立ち上がり部9bの立ち上がり傾斜 に比べてトランクフロアパネル11の立ち上がり部11bの立ち上がり傾斜の方 が大きくされている。
【0020】 上記のようにして構成された凹部12には、その下方の開口端側から燃料タン ク1が挿入配置される。
【0021】 該燃料タンク1は、図2および図3に示すように、前記凹部12の内周面形状 と適合する側面略四角形状の密閉容器とされている。なお、この燃料タンク1の 四つの上部側面1a,1a・・は、上方に向かって内側に傾斜せしめられている。 符号13は燃料タンク1の上下方向中段部位に設けられたフランジ部である。
【0022】 そして、燃料タンク1の上部外周面と前記凹部12の内周面との間に介設され るシール部材14は、合成樹脂製柔軟材からなる紐状体とされており、前記燃料 タンク1の上部における各側面側平坦面1a,1a・・と前記凹部12内面との間 に配設される略U字状の側面シール部14a,14a・・と、該各側面シール部1 4aのそれぞれの両端に連続し、前記燃料タンク1の上面側平坦面1bにおける各 コーナ部1c,1c・・を囲繞する位置と前記凹部12内面との間に配設される略 L字状の上面シール部14b,14b・・とによって構成されている。
【0023】 上記のように構成したことにより、前記凹部12内へ燃料タンク1を挿入配置 した際には、前記シール部材14によって囲まれた空間が凹部12の外方と区画 された状態となる。
【0024】 図面中、符号15は前記リヤサイドフレーム2,2の下側における車幅方向中 央部に配置されたリヤデフ、16は前記リヤデフ15と一方のリヤサイドフレー ム2との間に配設された排気管、17,18は該排気管16に設けられたメイン サイレンサおよびサブサイレンサ、19はサスペンションタワー、20は車輪、 21はスペアタイヤ、22はリヤサイドフレーム2の前端が連結されているサイ ドシルである。
【0025】 上記のように構成したことにより、本実施例においては、燃料タンク1と凹部 12内面との間が、燃料タンク1の上部における各側面側平坦面1a,1a・・と 前記凹部12内面との間に配設される側面シール部14a,14a・・と、燃料タ ンク1の上面側平坦面1bにおける各コーナ部1c,1c・・を囲繞する位置と前記 凹部12内面との間に配設される上面シール部14b,14b・・とによって完全 にシールされることとなるため、排気系機器(具体的には、排気管16、メイン サイレンサ17およびサブサイレンサ18等)からの熱気が、燃料タンク1上面 と凹部12上面との間に侵入することはなくなるのである。従って、燃料タンク 1内の温度上昇が抑制されることとなり、燃料の蒸発量も抑制される結果、安全 性を確保できることとなるのである。
【0026】 本実施例の場合、燃料タンク1の側面形状を四角形状となしているが、その他 の形状(即ち、多角形状)とすることも可能である。その場合、凹部12の内面形 状も燃料タンク1の外周面形状と合致させる。
【0027】 本願考案は、上記実施例の構成に限定されるものではなく、考案の要旨を逸脱 しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の実施例にかかる燃料タンクシール装
置を備えた車両の後部縦断面図である。
【図2】本願考案の実施例にかかる車両の燃料タンクシ
ール装置における燃料タンクとシール部材との組み合わ
せ状態を示す斜視図である。
【図3】本願考案の実施例にかかる車両の燃料タンクシ
ール装置における燃料タンクとシール部材との組み合わ
せ状態を示す平面図である。
【図4】本願考案の実施例にかかる燃料タンクシール構
造を備えた車両における燃料タンク配設部周辺の平面図
である。
【符号の説明】
1は燃料タンク、1aは燃料タンク1の上部側面側平坦
面、1bは燃料タンク1の上面側平坦面、1cは燃料タン
ク1のコーナ部、2はリヤサイドフレーム、9はリヤフ
ロアパネル、11はトランクフロアパネル、12は凹
部、14はシール部材、14aは側面シール部、14bは
上面シール部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部のフロアパネルに形成され且つ
    下向きに開口する凹部に配設される側面略多角形状の燃
    料タンクと前記凹部材内面との間に介設されるシール部
    材が、前記燃料タンクの上部における各側面側平坦面と
    前記凹部内面との間に配設される側面シール部と、該側
    面シール部のそれぞれの両端に連続し、前記燃料タンク
    の上面側平坦面における各コーナ部を囲繞する位置と前
    記凹部内面との間に配設される上面シール部とによって
    構成されていることを特徴とする車両の燃料タンクシー
    ル装置。
JP2691691U 1991-04-19 1991-04-19 車両の燃料タンクシール装置 Pending JPH04123716U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006192947A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Honda Motor Co Ltd 車両用部品の防振支持構造

Cited By (2)

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JP2006192947A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Honda Motor Co Ltd 車両用部品の防振支持構造
JP4648009B2 (ja) * 2005-01-11 2011-03-09 山下ゴム株式会社 車両用部品の防振支持構造

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